*GT pro series 【じーてぃー ぷろ しりーず】 |ジャンル|レースゲーム|&amazon(B000LN55MY)| |対応機種|Wii|~| |発売元|エム・ティー・オー|~| |発売日|2007年1月11日|~| |価格|5,800円|~| |ポイント|リメイクながらハードの性能を生かす&br()リアルなレースを期待してはいけない|~| **概要 -Wiiの初期に発売されたレースゲーム。本作の大きな特徴としてリモコンをハンドルに見立て動かす周辺機器「ステアリングアタッチメント」がセールスポイントだった。なお本作は2003年に発売されたゲームキューブ用ソフト『GT CUBE』アレンジ作品である。 **評価点 -Wiiハンドルの先駆けと言える「ステアリングアタッチメント」のアイデアの評価は高い。だがいろいろと問題点もあったので実用性は低かった。結局レースゲーではWiiハンドルが主流になることに(まあ、このハンドルが初期の作品なので後に出た任天堂との周辺機器と比べるのが酷だが)。 -今作の車は全て実際にある車(パッケージを飾る日産を始め、トヨタ、ホンダetc)。しかも身近で知名度も高い一般車や軽自動車まである。 -キッズモードはブレーキなどの操作を簡単に出来、Wiiの操作に慣れない人もやりやすい。 -レースゲーに多い長いロードという欠点は今作にはほぼない。 **問題点 -グラフィックが酷い。アレンジ作品だと考慮しても酷い。車のモデリングはまだマシだが、周りの背景などは全体的にショボイ。ヘタすればDCより少し良い程度ぐらいのレベル。 --まあ元が褒められないレベルなので…。 -リモコン操作は他の周辺機器には対応していない。クラシックコントローラーでの操作を望む声も多いはず。 -日本車のみで外車はない。権利上無理だったのかも…。 -アタッチメントにも問題がある。使いすぎるとリモコンに傷が付く(特に赤外線の部分)。嘘のような話だがamazonのレビューで、そのせいでWii本体の買取を断られたと言う話が…。 -夜のコースが暗過ぎて車のライトの意味がない。 -コースが少なく、それがボリューム不足に繋がっている。意外と致命的。 -BGMが淡白。聞けないレベルではないがレースゲームとしては迫力に欠ける。 -操作方法が統一されていない。所々違うのでめんどくさい。 -全体的にドリフトなどレースゲーに必要な細かい演出も他作品よりやや欠ける。 **総評 -アイデアはハードの性能を生かしていて一部から期待されていたが結局はアレンジ移植に留まっており、内容の改善がされていないので無意味だった。普通の料理を豪華な皿に移し変えても無意味だったということである。だがリベンジはして欲しい意欲的な一作であることも付け加えておく。 -子供向けにはマリオカートWiiがあり、本格的なレースはPS3のグランツーリスモなどがあるので、今作は国産車のレースゲーをしたい人以外にはあまり需要が無いかもしれない。 **余談 -この作品の購入者限定でステアリングアタッチメントを限定発売していた。 //誤字・脱字が多かったのでちょこちょこ修正。