野辺修光


安全神話崩壊で決着 串間住民投票見送り

 原発の恐ろしさが分かった―。東日本大震災での福島原発事故を受け、
串間市の野辺修光市長は14日、原発住民投票の「見送り」を表明。
推進団体は「伝える言葉がない」と同日で推進活動を中止し、組織を解散した。

 反対団体は新たなまちづくりの方向を探るよう訴える。

 原発立地の是非をめぐり長年揺れ続けた串間。その論争に事実上の
終止符を打ったのは、住民投票ではなく、「原発安全神話」の崩壊だった。




原発市民投票「私の任期中は不可能」 串間市長が答弁

 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、
原発立地の賛否を問う市民投票の見送りを表明した串間市の野辺修光市長は15日の定例市議会本会議で、
「見送りという形だが、私の任期中は不可能に近い状況ではないかと考えている」と述べた。

 児玉征威市議(共産)が「福島原発の事故で、市内に推進の声はなくなった。
市長が公約で掲げた状況になくなった。
現状から見て、市民投票をやめる、中止することを明確にすべきだ」と繰り返し質問したのに答えた。

 市議会はこの日、市民投票の実施経費120万8千円を減額する2011年度一般会計当初予算案の訂正を賛成多数で承認。
これにより、一般会計当初予算案は、総額113億4309万2千円となった。25日に採決される。

 野辺市長は昨年7月の市長選で、原発立地の賛否を問う市民投票の実施を最大の公約に掲げて返り咲いていたが、14日に見送りを表明した。




串間原発住民投票見送り 市長が事実上断念

串間市の野辺修光市長は16日までに、実施を見送った原発立地の是非を問う住民投票について、
「任期中に行うのは不可能に近い」として、事実上断念する考えを明らかにした。 

東日本大震災での原発事故を受け14日、
「市民に不安と混乱を招く」などとして住民投票見送りを表明したが、あらためて実施する可能性については含みを持たせていた。

2011年03月17日宮崎日日新聞


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最終更新:2011年09月06日 17:07
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