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*THEXDER 【てぐざー】 |ジャンル|ACT&STG| |対応機種|PC-8001mkII、PC-8801、PC-9801、MZ-2500、X1、FM-7、MSX、&br;IBM-PC、AppleIIGS、Macintosh、ファミリーコンピュータ| |発売元【PC日本版】|アスキー| |開発元【PC日本版】|ゲームアーツ| |発売元【FC】|スクウェア((X1版は同社が開発を担当した。))| |開発元【FC】|ビッツラボラトリー| |発売日|1985年4月| |定価|【PC88】6,800円| |備考|リメイク「テグザーネオ」のPS3版にオリジナル版収録| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| ---- **概要 -軽快な動きのロボットACT&STG。 -ロボットから飛行形態への滑らかな変形が好評だった。 -PC-8801mkIISRのキラータイトルとなった。 **ストーリー 巨大な兵器開発船U・D・S・W-0322レイビナ。ある時、航行中に小惑星を発見する。その小惑星はネディアムと名づけられた。やがて調査のためレイビナは接近を開始する。すると、突如磁力線を受けに捕獲されてしまった。身動きが取れなくなったレイビナは、ネディアムを調査。その結果、磁力線発生装置を発見する。さっそく破壊を試みるがことごとく失敗に終わった。そこでレイビナは開発中の新型兵器ハイパーデュアルアーマー「THEXDER(テグザー)」に、命運を賭けたのだった。 **特徴 -当時としては滑らかな動きをするサイドビューのロボットACT&STG。またSTGでは一般的だった弾ではなく、レーザーでの攻撃が斬新だった。迷路状のステージで、敵を撃破しながら磁力発生装置破壊を目指す。尤もエンディングの無いループゲームだが。 -テクザーはロボット形態と飛行機形態を取る事ができる。この変形がスムーズで、注目点の一つとなった。ロボット自体も滑らかに動く。 --ロボットの状態ではジャンプはできるが空は飛べない。またホーミングレーザーを使う事ができる。 --一方、飛行形態は自由に空を飛べる事ができる。しかし停止はできない。さらに速度がロボット形態より遅く、敵を振り切れない。飛行機形態は壁にぶつかるか、進行方向と逆の操作をした時に自動的にロボット形態へ戻る。 -独特で爽快感のある攻撃、ホーミングレーザー。緊急時のバリア。 --ホーミングレーザーはよく見る弧を描いて追尾するようなものではなく、ロックした相手に直線的に発射されるもの。発射から着弾までのタイムラグが全くなく、敵との間に光る直線が引かれたようになる。&br()レーザーは、画面内にいる前方180度の全ての敵をロックし攻撃する。その方法は、近いものから順次、全ての敵へと発射というもの。このホーミングレーザー、連射速度が非常に速く、まさに敵をなぎ倒すという感じの爽快感があった。ただ、大抵の敵は一撃で破壊できないため、何発かレーザーを当てる必要がある。ここで連射速度の速さがものを言うのだ。しかし、数が多いとさすがに取りこぼす。このため攻略には一度にあまり多くの敵と戦わないようにしたり、いっそ逃げてしまうのも手。また距離が近ければ壁向こうの敵も狙うため、この無駄弾をどう回避するかも考えどころ。&br()このホーミングレーザーはロボット形態でしか発射できない。飛行機形態の場合は、まっすぐ飛ぶレーザーが出るだけである。 --バリアは発動すると一定時間無敵となる。さらにバリアは接触した敵にダメージを与える事ができるが、ダメージを与えるとバリアが減り発動時間が短くなる。 -テクザーはエネルギーが0となると破壊され、ゲームオーバーとなる。 --このエネルギー、ダメージを受ければ当然減るのだが、さらにホーミングレーザーやバリアを使っても減っていく。無駄な攻撃は命取りな訳だ。もっともホーミングレーザーのエネルギー消費量は多くはなく、そう気を使う必要はない。だがバリアは大量のエネルギーを使用するので、使いどころを考えないといけない。&brエネルギーは、エネルギー補充用の敵を破壊する事で補う。この敵をどのタイミングで破壊するかもコツとなる。 -ステージは殺風景な迷路状。 --ブロックで構成されたやや淡白な画面。それが無機質的な雰囲気を出している。 --迷路自体はステージにもよるが、少々複雑。さらに通路の幅が、ロボット形態で入れないほど狭いものがあり、この場合は飛行機形態で進む事となる。飛行機形態はロボット形態より小さく、狭いところでも侵入可能なのだ。ただ飛行形態ではホーミングレーザーが使えないため、攻撃は気休めレベル。この二つの形態を使い分けながら、迷路を潜り抜ける事となる。また罠ともいえる仕掛けもあり、それへの対応も考えないといけない。 --ステージによっては隠しアイテムがある。さらに裏ステージもある。 -敵にはロボットタイプはおらず、体当たりしてくるものばかり。空を飛んでるものと地面を移動するものがいるが、その動きは様々。ステージによってはボスキャラもいる。 -ステージクリアにあまりに時間がかかっていると、どこからともなく大量のミサイルがやってくる。一応攻撃できるが、堅く数も尋常ではないので大抵ここで撃破される。つまりはタイムオーバーという訳だ。 **総評 ロボットゲームと言えるものが数えるほどしか出ていない時代。滑らかに動くその姿と変形は、大きな話題となった((ついでに当時は、変形ロボットが活躍する『超時空要塞マクロス』がブームであった。本作の隠しキャラに「ごめんね人形」と言うマクロスの『ミンメイ人形』をモチーフにしたものまであることから、影響は否定できない。))。またゲーム性もよく、難易度も手ごたえがある程度。ロボット好きにとっては、やっと出た満足できるゲームだった。&br;本作の最初の対応機種PC-8801mkIISRはホビーを主眼に置いたパソコンで、この頃出始めた。そのわずか後に発売された本作は、PC-8801mkIISRのキラータイトルともなった。 **余談 後にスクウェアがファミコンに移植したが、こちらは見事にクソゲーの烙印を押されており、キングスナイトと並んで当時のスクウェアがクソゲーメーカー扱いされる原因ともなっていた。 -クソゲーと呼ばれてしまった理由の一つに、ハード制約の都合上PC版のホーミングレーザーが再現できず、ただの弾になってしまった点がある。そのためレーザーでなぎ倒す爽快感が消え、命中率も悪かった。 **ファイアーホーク 続編として『ファイアーホーク』が存在する。 -(パイロットを含め)テグザーを置き去りにしつつも辛うじてレイピナは地球に帰還。4年後、ネディアムが地球に衝突する軌道で接近。ネディアムを内部から破壊する為に、テグザーの後継機ファイアーホーク部隊が出撃する。その内の1人(主人公)はテグザーのパイロットのフィアンセの女性であった。 -絵は美しくなり、サブウエポンも使えるようになったが、テグザーほどのブームにはなれなかった(決して駄作ではなかったが)。エンディングも存在。
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