ヴァイオリンが紫の暗い光に包まれると、光の粒となって額のジェムへ吸いこまれていく。そして残された弓は、通常の倍ほどの長さへと伸びた。
ぱし、と弓を左手に持ち替えると、右手できりりと引く。するとひとりでに、矢の形をした紫の光が番えられて。]
――灼熱の魔弾《バーニング・アロー》ッ!!!
わが操るは神の炎の熱。
清き熱霧をもって、我は汝を戒めん。
[両手から熱い霧が湧き起こってくる。これを敵に纏わりつかせれば、持続的にダメージを与えることが可能という算段である]
しばしの間、熱き霧をその身に浴びよ。
ヒートフォッグ・カラミティ!
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