タルヴィ・アストウィーザート
自身が行うすべての挙動を螺旋軌道でしか成さない代わりに、螺旋軌道による攻防全ての威力や精度が跳ね上がる
万象削る螺旋の剣。
この戒律によってタルヴィードが繰り出す攻撃は全て巻き技となっており、移動も総て螺旋軌道を描かなければならない。
スィリオスが
聖王領の民を昏睡させた際、ふらふらと左右に動いて民の様子を窺っていたのはこの戒律に起因する。
ある種の遠回りを課すこの戒律は明朗闊達なタルヴィの性格とは合わないが、それによって縛りの難度が上がっているため戒律の威力も向上している。
ザリチェードの
我力を上乗せした『
渇望の槍』とは総合的な威力はほぼ互角。
第一の戒律『
殲くし滅ぼす無尽の暴窮』は
魔王バフラヴァーンへの敬意の表れでしかなく、この戒律こそタルヴィード固有の戒律であり、こちらの方がより凶悪。
この戒律は殺傷範囲が広くなってはいるが、思考までは迂遠(螺旋)の軌道をなぞらないので剣の軌道上にあるものを無差別に巻き込んでしまう。
つまり第一戒律が相互認識した者と全力で戦うのに対し、第二戒律は認識していないモノも含めて全てを殺してしまうため、二つの戒律は矛盾した多重禁忌となっている。
かつてタルヴィは弱者はただの肉としか見ていなかったが、バフラヴァーンに敗北し、羽虫であろうとも全力で戦う姿に感銘を受けその戒律を矛盾していながらも己に課した。
タルヴィードは多重禁忌による矛盾を
我力で抑え込む(攻撃の威力はそのままに、衝撃のみを消すことで認識しない存在に対する無差別な殺戮を封じる)ことで破戒を防いでいる。
これによって選択した片方の戒律は強化できるが、もう片方の戒律は大幅に効果が劣化してしまう現象が起きている為、いいとこ採りは不可能。選択した方の威力は大幅に上がるものの扱いを間違えば自滅する。
また、我力でも矛盾を完全には抑え込むことは出来ていないために熱望の剣は
「相互認識した相手には限界を超えて絶大な威力を発揮するが、それ以外の外野や意識外から突然割り込んで来た者などに対しては威力が大幅に減少してしまう」という奇形的な変質をしてしまっている。
通常時は『
殲くし滅ぼす無尽の暴窮』による永久機関化を優先している為、『
殲くし螺旋する熱望の剣』の効果は著しく劣化した状態で発現している。
この戒律の真価を見て生きている者は
暴窮飛蝗の面々以外には存在せず、真価を発揮した巻き技は軌道上のあらゆるものを滅ぼす度外れた威力になる。
現在タルヴィードは矛盾を我力で完全に抑え二つの戒律を両立させることを目標にしている。つまり場に存在するすべての者を強制的に自分へ向かせつつ、その全員を同時に認識して一網打尽にするということ。
備考
元ネタは死の悪魔「アストー・ウィーザートゥ」か。
アンラ・マンユが創り出した悪魔の中で比類なき存在であるとされており、人が事故死、非業の死を遂げるのはこの悪魔が原因であるという。
関連項目
- 飛竜昇天破やれそうな戒律 -- 名無しさん (2020-05-22 18:52:29)
- 1個目の戒律はバフラへの敬意ってのが好き。どっちの暴窮も -- 名無しさん (2020-05-22 19:09:08)
- コレタイマンになるまでハザフルマで頑張ってから満を持して解禁とかそういう感じなんだろうか -- 名無しさん (2020-06-18 15:13:54)
- 戦ってる時点でどっちも運用してるけど割合を変えるのかね -- 名無しさん (2020-06-18 17:26:22)
- 武というよりは舞、舞踊だな。しかし何故螺旋軌道を? -- 名無しさん (2020-07-07 19:58:27)
- ↑中心には大好きなバフラヴァーンがいて欲しいんじゃね? -- 名無しさん (2020-07-07 20:03:16)
- ↑この戒律はパフラヴァーンと出会う前に定めてるので違う -- 名無しさん (2020-07-07 20:06:51)
- ↑3 困難な縛りをかければ効果が跳ね上がるから。スプンタさんのと同じ理由 -- 名無しさん (2020-07-07 22:06:51)
- ↑4なんだァてめえ… -- 名無しさん (2020-07-07 22:08:26)
最終更新:2022年01月29日 09:01