秩序

ティエラ・ディマイズに住む者たち。

四阿筈樹(あずまやハズキ)

14歳。髪は紫色。瞳は左が橙色、右が藍色。
右目の視力が弱い。時折、天気や出来事などを予知するが、誰にも言わない。
双子の妹のタマキをとても大切に思っている。幼少の頃は肉体が別々なことに疑問を感じていた。シスコンではあるが、それ以上の感情はない。童顔気味なのがちょっとした悩み。
誰に対しても変わらず優しい態度をとり、双子という事と様相も良いことから学校内ではそこそこ有名で友人も多い。
しかし幼い頃はかなり荒っぽく目付きも悪かった。嫌がらせを受けていたが、タマキへの嫌がらせを行った者たちへの報復だけは怠らなかった。
妹のタマキのことが何よりも大切で、自分の命すらタマキの為なら捨てられる。
時折夢に自分に似た姿のハソウと名乗る者が現れる。起きると忘れるので、話の内容などは憶えていない。今の所実害はない様子。

四阿霊樹(あずまやタマキ)

14歳。髪は紫色。瞳は鴾色。
体力と持久力がまったくない。その代わり、勉強はできる。
家事全般こなせるしっかり者で、何事にも挫けない性格。サクヤに憧れている。
幼少の頃、ハズキと共に陰口や嫌がらせを受けていたが、いつも明るく笑顔で耐えていた。影でハズキが仕返しをしていたことはいまだに知らない。ハズキの性格は、昔から今の様な穏やかで優しい少年だと思っている。
ハズキを何よりも大切に思っている。
両親は生きているが別々に暮らしていて、たまに母親は様子を見に来るが、父親は何をしているのか不明。

朝影中(あさかげカナエ)

15歳。茶黄(オレンジ)。瞳は濃青。
四人兄弟の末っ子。小さい頃に女の子の格好をさせられていて、その時の事を話に出されると怒る。
見かけの割りに運動神経は皆無だが、行動派。家事を率先してするので、家庭内のことは何でもこなせる。
ハズキのことは大切だが、同じくらい家族や友人も大切。
幼い頃ひとり街中へふらふら出て行ってしまう癖があった。その事で家族に心配をかけまくっていた所為か、今でも子ども扱いされっぱなしである。
以外と複雑な家族構成で、周りから見ると異常かもしれない。ので、あまり家族について語らない。

壬キョウ

外見17程。黒髪。瞳は茜色。
ハズキやタマキが危険な出来事に遇うと助けに現われる。そしていつの間にか消える。普段はあまり接触してこない。
ショウ、リョウとは従兄弟という事になっている。現在センシの家に居候中。オウは一応兄。
ユウヤミに酷く執着していて、なかなか表れないからか、嫌がらせにユウヤにちょっかいを掛けまくっている。
高等部七不思議とも言われるくらい長い間何故か学校に在籍している。現在は二年生という事にしているが、授業にはあまり参加しない。普段は保健室や理事長室などで寛いでいる。
老若男女関係なくモテる。

朝影夕夜(あさかげユウヤ)

16歳。髪は櫨染。瞳は翡翠。
中性的な顔立ちをしていて、だいたい学校では男性として、家では女性として暮らしているが、肉体は基本女の姿。
現在の本当の名はユウヤミだが、ユウヤから代わるよう強制され、しぶしぶ名を替え女の姿で生活をしている。なので一部の者を除きユウヤと呼ばれている。
親から、女ならばユウヤ。男ならユウヤミと名付けられる予定だったが、ハッキリしない性別で生まれてきたので、どちらも採用された。
中世的な見た目と転入直後から生徒会長に任命されるという立場から、学校では男女問わず非常に人気が高い。因みに前会長(女子)は副会長としてお供している。性別に関しても学校側に容認されている。
本人もどちらの性別でも気にしない変わった性格なので、性別についてからかっても無意味。
キョウとオウからは時折ヤミヤと呼ばれている。

朝影朔夜(あさかげサクヤ)

17歳。髪は藍墨茶。瞳は濃青。
とても明るく前向き。外見は美人で清楚系。
持病の所為で運動制限されている。無理をすると吐血する。病名は不明で、治る見込みは無いとのこと。しかし死に至る様な病でもないらしい。
昔は、男の子格好をして育てられていて、その時期の所為なのか口調が悪くなる時がある。本人に自覚は無い。以外と暴力的。
高等部の男子達の中でもっとも付き合いたい女子№1に密かに選ばれた。タマキからも憧れられている。
キョウとオウ、ユウヤミからは時折モチヅキと呼ばれている。

壬ショウ

17歳。髪は赤墨、赤紅。瞳は空色。
周りに無口な人が多いからか、無駄に明るく振る舞っている。誰とでも仲良くなるのが得意と豪語している(例外もいる)
医術に長けていて、センシの店でときたま格安で診断をしたり、自ら作った薬を販売している。何故か資格を持っている。
ハズキの目もショウが診療していて、雑談を交わすくらいには仲が良い。
薬の調合などは昔、知り合いに教わったらしい。
学校には自由登校で、ほとんどこない。普段センシの店以外で何処にいるのか謎。

戌介赦人羅(いぬかいシャトラ)

15歳。黒髪黒眼。
隣街に住んでいる。ハズキの友人で、クラスメイト。
ハズキとは中等部一年からの付き合いで、席順が近かったのが仲良くなった理由。さっぱりというかあっさりとした性格。
荒れた街出身だけあって、見た目に合わず喧嘩には強い。
何を考えているか分からない表情で、他人に関心が無い。しかしハズキやカナエを弄るのが楽しいようで、からかっては遊んでいる。

孔子千巳(こうしセンシ)

外見二十代後半。髪は灰銀。瞳は濃い水色。
四阿兄妹の家のご近所さん。街の何処かで喫茶店をしている。キョウやショウも手伝っているらしい。長い間変わらない味と気紛れに新メニューが出るからか、以外と老若男女関係無く人気がある。
ハズキ達が街にやってきた時いろいろと街の事を教え、面倒もよくみていた。
本人曰く、孔子家は特殊な家系らしい。

壬オウ

外見二十代。髪は漆黒。瞳は猩々緋。
神出鬼没なキョウの兄。いつもリョウにベッタリされてる。
人をからかうのが好き。とても謎が多い人物。神出鬼没なくせに、出歩くのは好きではない。
昔から外見が変わってないのに、近所の人達や他の人もその事に疑問を感じていない。
リョウのことは我が子のような可愛がり方をする。というか甘やかしている。

壬霊(みずのえリョウ)

19歳。髪は新橋色・千草色。瞳は水色。
ショウの姉。いつもオウと行動を供にしている。ショウの事はあまり弟と認識していない。別に仲が悪いわけではない。
タマキを名前の漢字が同じということで妹分として可愛がっている。

朝隠紀録(あさかげノリト)

26歳。黒髪。瞳は翡翠。
小等部の理科(科学)と数学の教師。時折歴史等も教えている。
朝隠家長男で、兄妹にとって父親の様な存在。父親が亡くなれば、次期癸家の当主。
親が複雑な関係なので、気を使うのも嫌になり、別に暮らすようになった。一時期妹たちとも別々に暮らしていたが、また同じ家で暮らせるようになりとても喜んでいる。
カナエに髪を切らないでくれと懇願して今の状態にした原因。
妹達の複雑な事情を知っているので、出来ることなら幸せになって欲しいと願っている。

癸巴(みずのとトモエ)

18歳。髪は柳煤竹。瞳は碧黒。
言動が子供っぽい。ユウヤミの言うことなら何でもする。
ハズキをとっても気に入っていて、会うと抱きついたりしている。
キョウのことは嫌いで、よく喧嘩を吹っ掛けているが相手にされてない。
朝影兄妹の従兄弟に当たる。

野々山杉菜(ののやまスギナ)

16歳。髪は黒茶。瞳は金色。
ユウヤミに虐められていた所を助けられ、それ以来行動を共にするようになる。
ユウヤかユウヤミどちらに好意があるのかは秘密らしい。

夕闇(ユウヤミ)

16歳。髪は藤黄。瞳は常磐。
中性的な顔立ちをしていて、表れる時は常に男の姿で表れる。
現在の名はユウヤだが、ユウヤミと名乗っている。なので一部の者たちを除きユウヤミ、キョウからはユウヒと呼ばれている。
スギナを転入頃に助けた事で懐かれた。トモエからも懐かれているが、何故懐かれているかは謎。
一応ユウヤの中に居るが、もっと別の場所で普段は眠っているらしい。本人にも良く分からないとのこと。

チシロ

二十代。薄紫の髪、藍眼。
小中の兼任校医。ノリトの友人。
ノリト、マコラとは他の教師も連れて仕事終わりによく飲みに行っている。

マコラ

二十代。茶髪茶眼。
中等部教師。チシロの飲み仲間。ノリトの同級生でもある。
そろそろ片思い歴六年。

四阿ハナタ

三十代。紺髪橙眼。
タマキたちの母親。
のほほんとした陽気な女性。子供とは別に暮らしてはいるが、度々様子を見に行ってはいる。
シンキとは学生時代の同級生で、卒業後に交流があり結婚に至る。

四阿シンキ

三十代。紫髪茶眼。
タマキたちの父親。
職業不詳で何をしているか不明。現在は遠くに出張中。子供が過ごし易い家に引越し、自分は単身各地を回っている。
一人では家事類が一切できない為、ハナタが家を見ていないと大変な事になる。

癸ツシル

四十代。黒髪。瞳は濃青。
カナエたち兄妹の父親。
癸家の家長。家を継がない子供たちには妻たちの旧姓、朝影を名乗らせている。
正直嫁を二人も貰う破目になって戸惑っていた。しかし押し通された。そして結婚当初は、周りの視線が気になって仕方が無かった。
メイアンの事を愛しているが、伝わらない。レイメイからは同情されている。

癸メイアン

四十代。金髪碧眼。
ノリト、ユウヤの母親。
姉至上主義。旦那にはそれなりに愛はある。子供の次くらいには。
姉が他所に嫁がされることになったので、無理やり自分が嫁ぐ癸家へ一緒に嫁がせる事を両家に承知させる程に姉と離れたくなかったシスコン。常識がおかしい。
子供は平等に二人ずつと言い張ってその通りにした。特に姉の子を可愛がり溺愛している。

癸レイメイ

四十代。オレンジの髪に碧眼。
サクヤ、カナエの母親。
一人で他の家に嫁ぐ予定が、妹の嫁ぎ先へ嫁ぐ破目に。
こんな関係は異常ではないかと不安だったが、数年暮らしツシルとはそれなりに良好な関係を築け、更に数年経って漸く子を儲けた。
なんだかんだで妹には甘いので、この関係を享受している。妹が自分の子を可愛がるので、代わりにメイアンの子を可愛がっている。
最終更新:2015年01月05日 12:43