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質問は以下のコメントフォームからどうぞ。 ウェブ上のニュース記事やブログで書かれていた事等についての質問等は、リンクの記入もお願いいたします。 専門性をある程度持っている石油開発と地球科学に関しての質問に関してはFAQ回答においてお答えいたしますが、それ以外の部分についてはこちらでのクイック回答でご勘弁頂いております。 #pcomment(reply) 意外とログの容量が少ないのですね。急遽、コメント欄をもう一つ追加してみました。以降は下のコメント投稿欄からお願いします。 - テストです。 -- いやひこ (2010-07-01 18:11:45) - HHさんのケーシングに関する質問、大変重要な質問なのですが、鋼管表面の砂による浸食に関して、十分な情報が見つかっておりません。とりあえずは、「もしも裸孔になっていたら」「裸孔にはなっていなくても、どこかに穴が開いていたら」というシナリオに関して、後々何か書いてみようと思います。 -- いやひこ (2010-07-01 19:17:38) - ご専門でないことを承知で伺いますが、なぜリグは沈没したのでしょうか。Stabilityを保つLowerHullおよびColumnには大きなダメージがなかったように見えます。あと、ケーシングに何らかの大きなダメージがあれば、不完全なセメンチングも助けて地層圧がケーシングが破壊し、坑井が塞がったりはしないのですか。 -- DHD (2010-07-02 02:29:39) - 何故リグは沈没したかですか。盲点の質問でした。というのは、原油があふれ出て爆発炎上し続けている状況で浮遊していられる構造物がこの地球上に存在しているとは思っていなかったもので。そうですね、最初の爆発の衝撃では船体への致命的なダメージはなかったかと思います。しかし、エンジン付近での発火が事実であれば、リグの燃料にも引火しますので、火の海です。フロート部分は原則延焼の影響は最低限になるように設計しているとは思いますが、各種のパイプなど鉄が使われている以上、導熱発火(conductive ignition)は至る所で起こるでしょう。その環境下で2日か3日浮遊していたのだから、むしろ、何故2日以上沈まなかったのかを専門の方に聞いてみたかったりもします。お答えになっていないのがお恥ずかしい限りです。 -- いやひこ (2010-07-02 05:38:59) - 次にケーシングの話。週末でもまとめて書くつもりですが、既に最下部の油層から油が噴出している状況で、井戸が閉じる可能性はありません。単純に井戸内の圧力が、上の地層の圧力より高いからです。油の勢いが十分に弱まるほどに油層の圧力が下がった後であれば、塞がり始める可能性はあります。しかし今の流量を見る限りでは、逆に油が井戸の裸になっている部分から途中の地層を割り開いて、途中の地層に流れこむ、もしくは井戸のケーシングの外側から噴出す方がありえるシナリオです。あまりいいシナリオではありませんが。 -- いやひこ (2010-07-02 05:42:55) - 仮にこのまま油田が止められなかった場合のシミュレーションを公表しているサイトはないのでしょうか?シャレにならなすぎて公開できないレベルなんでしょうか。。どの位の量の原油が海に溶け込んでも大丈夫なのか・・・最早人間の知恵の及ぶ話ではないのかもしれませんが・・・ -- Coward (2010-07-02 19:30:24) - 海に出てしまってからの原油の拡散は専門外ですので自信をもってお答えは出来ませんが…。例えば、このニュースを和訳してみるのはいかがでしょう。http://www.ens-newswire.com/ens/jun2010/2010-06-03-02.html キール大学の海洋研究というのは、名が知られています。彼らの報告は、それなりに信じてみていいんじゃないかと思います。ただし、十分なデータがなければ、「ガービッジイン・ガービッジアウト」という言葉の通り、ごみのようなインプットから出た結論は、ごみであるという原則があります。現時点での信頼性の高いシミュレーション結果というものは、見つからないのではないかと思います。 -- いやひこ (2010-07-02 21:19:35) - ところで、「事故原因」のページの中の「5つの質問」の解説について、詳細な解説が欲しいという方はいるのでしょうか。その場合は個別ページにして、解説を用意してみようかとも思っています。 -- いやひこ (2010-07-02 22:03:28) - ほかのところから井戸を作っていき原油をとってしまうのはむりなのでしょうか?すこしでも流出量は減らないのでしょうか? -- 名無しさん (2010-07-03 22:23:48) - 髪の>毛を集めて作ったマットで、油を吸着させて除去する -- 名無しさん (2010-07-03 22:32:09) - 間違えました。髪の毛集めるよりは着古しのウール製品のほうが集まりそう。 -- 名無しさん (2010-07-03 22:33:47) - 名無しさんの「ほかのところから井戸を作る」について。はいその通りです。近くからくみ上げれば圧が減ります。昔のリリーフ井戸はそうやっていました。FAQ回答ページのリリーフ井戸の説明のページをご参照ください -- いやひこ (2010-07-04 02:30:19) - ウール製品について。着古しの、というのはポイントかもしれませんね。重要なのは、どれだけ油を選択的に吸着するかですし、一度油まみれになった吸着剤は現実的には燃やして処理するよりなさそうなので、数が稼げた方がいいかもしれません。ウールがどれだけ単体の性能で髪の毛製のネットより優れているかは、ちょっとわかりません。面目ない。 -- 名無しさん (2010-07-04 03:11:07) - 台湾製大型原油回収船について詳細がわかりましたらよろしくお願いします -- 派遣社員 (2010-07-05 08:06:35) - 中和剤として使用されている薬剤の毒性が高いと言う話を聞きました。 -- 名無しさん (2010-07-06 21:34:02) - 途中送信してしまいました。 -- 名無しさん (2010-07-06 21:34:28) - また・・・orz この薬剤の毒性や考えられる影響などご存知のことがありましたら教えていただきたいです。 -- 名無しさん (2010-07-06 21:35:31) - すいません、分散剤に関しては専門知識を有しておりません…。一つ知っているのは、エクソンバルディーズ号の原油流出事件で、この薬剤と同じシリーズの製品を使っている事です。そういう意味では、実績のある薬剤です。しかし、石油開発のスペシャリスト達にも、この類の薬剤のリスキングを正確に出来る人間はほとんどいませんから、適切ではない薬剤を選んでしまっている可能性はあります。 -- いやひこ (2010-07-07 22:28:20) - 原油回収船に関して。これまた専門外ですが、http://www.cnn.co.jp/usa/AIC201007040010.htmlのニュースを見た所感だけ。一日辺りの処理量50万バーレルという数値をどう理解するかがキーかと思います(心臓のように循環とかいうのは、混合流体のプロセシングでは普通の事なので)。 私は正直いって、油が50万バーレルではなく、50万バーレルの油交じりの海水を処理できる、という読み方が正しい気がしています。何故かといいますと、既存の石油生産施設でさえ、一日の油に混じった海水の処理能力は数万バーレルがいいところです。しかもそれは、パイプに入ってお行儀よく流れ込んでくる油と水の混合物に対して。海面にうすーく広がってる油に対しては、よりいっそう難しいのではと思います。 -- いやひこ (2010-07-07 22:36:01) - コメントありがとうございます。同じ印象をもってます。海底1500メートルから流出してる1日1000万リットルの原油が海中で拡散し海面に到達した初期の時点でいったいどれくらいの面積拡がるものでしょうか。 -- 派遣社員 (2010-07-08 09:13:39) - 難しいご質問です。面積について考察するには、海中でトラップされてしまう原油成分がどれだけあるかと、原油の油膜はどの程度の厚さになるかという情報が最低限必要です。例えばこちらのページhttp://www.pcs.gr.jp/doc/jmousse/mousemechanism.htm#OLE_LINK6の情報によりますと、イラニアンヘビーの原油が流出した場合、その油膜の厚さは時間経過にしたがって薄くなる、という調査結果があるそうです。流出直後(100秒後)では3ミリ、しかし一万秒(3時間弱でしょうか)では0.1ミリと、30倍もの差があります。この厚さは拡散モデルによるという事なので、平面上でどれだけの密度を持って油が浮上してきたか、つまり油の分散と、海流による移流的な拡散も考慮に入れなければなりません。 -- いやひこ (2010-07-08 15:45:34) - て、長々と能書きを書いてしまいましたが、ご質問に対してお答えするとしますと、100m3程度の重い油でさえ10数分で1mm以下の厚さにまで薄くなるということは、より軽く滑らかなメキシコ湾の油であればより薄くなる事が予想されます。仮に初期の油膜の厚さが1mmだとします。現在の海中への流出量が25000バーレル(50000バーレル噴出して25000バーレル回収)とすると、1日2キロ四方(4000万平方メートル)という事になります。ところが実際には1500mもの水塊の中での分散と海流の影響、波、風による攪拌が伴いますので、……20キロ四方(厚さ0.01mm以下)くらいには拡がってしまうのではないかと思います。 -- いやひこ (2010-07-08 15:47:33) - ただし、上記の計算はどんぶり勘定もいいところなので、あまり信じないでください。スケールのイメージはだいたいこれくらいというご理解でよろしくお願いいたします。 -- いやひこ (2010-07-08 15:51:10) - あれ、私書き間違えてますね?2キロ四方は400万平方メートルですね。25000バーレルは4000立米なので、その後の計算自体はあってるかと思います。どんぶり勘定は変わりませんが。 -- いやひこ (2010-07-09 16:00:41) - BP社がフタの取り付けに成功したようですね。意外に簡単にやってました。 -- 派遣社員 (2010-07-14 11:08:22) - とりあえず検査は延期のようですね。怪しい感じです。 -- トルマリンゴ (2010-07-15 03:53:55) - すいません、ちょっと忙しい状況です。さて、新しい蓋というか…これは、蓋と呼ぶにはかなり大掛かりな装置ですね。事故からもうすぐ3ヶ月ですが、おそらくデザイン製造に使えたのは2ヶ月程度だったかと思うと、これはかなりスゴイものです。http://www.nytimes.com/interactive/2010/05/25/us/20100525-topkill-diagram.html?ref=us 説明にもありますが、これは簡易版のBOPともいえるものです。ごく普通のBOPでさえ、発注してから受け取るまでは半年以上はかかるものを、特注のオリジナルデザインで仕上げているというのは脅威です。これがしっかり機能するようであれば、深海掘削に関する新しい技術がリアルタイムで確立されたに等しい事であり、不謹慎ではありますが少し興奮しております。 -- いやひこ (2010-07-15 15:45:13) - BPのライブビデオ横の説明によると、内部のバルブがしっかり機能していないんで、修理作業中のようですね。井戸からも退かしたように見えます。やはりそう簡単にはいきませんか…。 -- いやひこ (2010-07-15 15:56:15) - やはり水漏れを止めるのは元栓をするしかないようですね。 -- 派遣社員 (2010-07-19 15:59:41) #comment() &counter()
質問は以下のコメントフォームからどうぞ。 ウェブ上のニュース記事やブログで書かれていた事等についての質問等は、リンクの記入もお願いいたします。 専門性をある程度持っている石油開発と地球科学に関しての質問に関してはFAQ回答においてお答えいたしますが、それ以外の部分についてはこちらでのクイック回答でご勘弁頂いております。 #pcomment(reply) 意外とログの容量が少ないのですね。急遽、コメント欄をもう一つ追加してみました。以降は下のコメント投稿欄からお願いします。 - テストです。 -- いやひこ (2010-07-01 18:11:45) - HHさんのケーシングに関する質問、大変重要な質問なのですが、鋼管表面の砂による浸食に関して、十分な情報が見つかっておりません。とりあえずは、「もしも裸孔になっていたら」「裸孔にはなっていなくても、どこかに穴が開いていたら」というシナリオに関して、後々何か書いてみようと思います。 -- いやひこ (2010-07-01 19:17:38) - ご専門でないことを承知で伺いますが、なぜリグは沈没したのでしょうか。Stabilityを保つLowerHullおよびColumnには大きなダメージがなかったように見えます。あと、ケーシングに何らかの大きなダメージがあれば、不完全なセメンチングも助けて地層圧がケーシングが破壊し、坑井が塞がったりはしないのですか。 -- DHD (2010-07-02 02:29:39) - 何故リグは沈没したかですか。盲点の質問でした。というのは、原油があふれ出て爆発炎上し続けている状況で浮遊していられる構造物がこの地球上に存在しているとは思っていなかったもので。そうですね、最初の爆発の衝撃では船体への致命的なダメージはなかったかと思います。しかし、エンジン付近での発火が事実であれば、リグの燃料にも引火しますので、火の海です。フロート部分は原則延焼の影響は最低限になるように設計しているとは思いますが、各種のパイプなど鉄が使われている以上、導熱発火(conductive ignition)は至る所で起こるでしょう。その環境下で2日か3日浮遊していたのだから、むしろ、何故2日以上沈まなかったのかを専門の方に聞いてみたかったりもします。お答えになっていないのがお恥ずかしい限りです。 -- いやひこ (2010-07-02 05:38:59) - 次にケーシングの話。週末でもまとめて書くつもりですが、既に最下部の油層から油が噴出している状況で、井戸が閉じる可能性はありません。単純に井戸内の圧力が、上の地層の圧力より高いからです。油の勢いが十分に弱まるほどに油層の圧力が下がった後であれば、塞がり始める可能性はあります。しかし今の流量を見る限りでは、逆に油が井戸の裸になっている部分から途中の地層を割り開いて、途中の地層に流れこむ、もしくは井戸のケーシングの外側から噴出す方がありえるシナリオです。あまりいいシナリオではありませんが。 -- いやひこ (2010-07-02 05:42:55) - 仮にこのまま油田が止められなかった場合のシミュレーションを公表しているサイトはないのでしょうか?シャレにならなすぎて公開できないレベルなんでしょうか。。どの位の量の原油が海に溶け込んでも大丈夫なのか・・・最早人間の知恵の及ぶ話ではないのかもしれませんが・・・ -- Coward (2010-07-02 19:30:24) - 海に出てしまってからの原油の拡散は専門外ですので自信をもってお答えは出来ませんが…。例えば、このニュースを和訳してみるのはいかがでしょう。http://www.ens-newswire.com/ens/jun2010/2010-06-03-02.html キール大学の海洋研究というのは、名が知られています。彼らの報告は、それなりに信じてみていいんじゃないかと思います。ただし、十分なデータがなければ、「ガービッジイン・ガービッジアウト」という言葉の通り、ごみのようなインプットから出た結論は、ごみであるという原則があります。現時点での信頼性の高いシミュレーション結果というものは、見つからないのではないかと思います。 -- いやひこ (2010-07-02 21:19:35) - ところで、「事故原因」のページの中の「5つの質問」の解説について、詳細な解説が欲しいという方はいるのでしょうか。その場合は個別ページにして、解説を用意してみようかとも思っています。 -- いやひこ (2010-07-02 22:03:28) - ほかのところから井戸を作っていき原油をとってしまうのはむりなのでしょうか?すこしでも流出量は減らないのでしょうか? -- 名無しさん (2010-07-03 22:23:48) - 髪の>毛を集めて作ったマットで、油を吸着させて除去する -- 名無しさん (2010-07-03 22:32:09) - 間違えました。髪の毛集めるよりは着古しのウール製品のほうが集まりそう。 -- 名無しさん (2010-07-03 22:33:47) - 名無しさんの「ほかのところから井戸を作る」について。はいその通りです。近くからくみ上げれば圧が減ります。昔のリリーフ井戸はそうやっていました。FAQ回答ページのリリーフ井戸の説明のページをご参照ください -- いやひこ (2010-07-04 02:30:19) - ウール製品について。着古しの、というのはポイントかもしれませんね。重要なのは、どれだけ油を選択的に吸着するかですし、一度油まみれになった吸着剤は現実的には燃やして処理するよりなさそうなので、数が稼げた方がいいかもしれません。ウールがどれだけ単体の性能で髪の毛製のネットより優れているかは、ちょっとわかりません。面目ない。 -- 名無しさん (2010-07-04 03:11:07) - 台湾製大型原油回収船について詳細がわかりましたらよろしくお願いします -- 派遣社員 (2010-07-05 08:06:35) - 中和剤として使用されている薬剤の毒性が高いと言う話を聞きました。 -- 名無しさん (2010-07-06 21:34:02) - 途中送信してしまいました。 -- 名無しさん (2010-07-06 21:34:28) - また・・・orz この薬剤の毒性や考えられる影響などご存知のことがありましたら教えていただきたいです。 -- 名無しさん (2010-07-06 21:35:31) - すいません、分散剤に関しては専門知識を有しておりません…。一つ知っているのは、エクソンバルディーズ号の原油流出事件で、この薬剤と同じシリーズの製品を使っている事です。そういう意味では、実績のある薬剤です。しかし、石油開発のスペシャリスト達にも、この類の薬剤のリスキングを正確に出来る人間はほとんどいませんから、適切ではない薬剤を選んでしまっている可能性はあります。 -- いやひこ (2010-07-07 22:28:20) - 原油回収船に関して。これまた専門外ですが、http://www.cnn.co.jp/usa/AIC201007040010.htmlのニュースを見た所感だけ。一日辺りの処理量50万バーレルという数値をどう理解するかがキーかと思います(心臓のように循環とかいうのは、混合流体のプロセシングでは普通の事なので)。 私は正直いって、油が50万バーレルではなく、50万バーレルの油交じりの海水を処理できる、という読み方が正しい気がしています。何故かといいますと、既存の石油生産施設でさえ、一日の油に混じった海水の処理能力は数万バーレルがいいところです。しかもそれは、パイプに入ってお行儀よく流れ込んでくる油と水の混合物に対して。海面にうすーく広がってる油に対しては、よりいっそう難しいのではと思います。 -- いやひこ (2010-07-07 22:36:01) - コメントありがとうございます。同じ印象をもってます。海底1500メートルから流出してる1日1000万リットルの原油が海中で拡散し海面に到達した初期の時点でいったいどれくらいの面積拡がるものでしょうか。 -- 派遣社員 (2010-07-08 09:13:39) - 難しいご質問です。面積について考察するには、海中でトラップされてしまう原油成分がどれだけあるかと、原油の油膜はどの程度の厚さになるかという情報が最低限必要です。例えばこちらのページhttp://www.pcs.gr.jp/doc/jmousse/mousemechanism.htm#OLE_LINK6の情報によりますと、イラニアンヘビーの原油が流出した場合、その油膜の厚さは時間経過にしたがって薄くなる、という調査結果があるそうです。流出直後(100秒後)では3ミリ、しかし一万秒(3時間弱でしょうか)では0.1ミリと、30倍もの差があります。この厚さは拡散モデルによるという事なので、平面上でどれだけの密度を持って油が浮上してきたか、つまり油の分散と、海流による移流的な拡散も考慮に入れなければなりません。 -- いやひこ (2010-07-08 15:45:34) - て、長々と能書きを書いてしまいましたが、ご質問に対してお答えするとしますと、100m3程度の重い油でさえ10数分で1mm以下の厚さにまで薄くなるということは、より軽く滑らかなメキシコ湾の油であればより薄くなる事が予想されます。仮に初期の油膜の厚さが1mmだとします。現在の海中への流出量が25000バーレル(50000バーレル噴出して25000バーレル回収)とすると、1日2キロ四方(4000万平方メートル)という事になります。ところが実際には1500mもの水塊の中での分散と海流の影響、波、風による攪拌が伴いますので、……20キロ四方(厚さ0.01mm以下)くらいには拡がってしまうのではないかと思います。 -- いやひこ (2010-07-08 15:47:33) - ただし、上記の計算はどんぶり勘定もいいところなので、あまり信じないでください。スケールのイメージはだいたいこれくらいというご理解でよろしくお願いいたします。 -- いやひこ (2010-07-08 15:51:10) - あれ、私書き間違えてますね?2キロ四方は400万平方メートルですね。25000バーレルは4000立米なので、その後の計算自体はあってるかと思います。どんぶり勘定は変わりませんが。 -- いやひこ (2010-07-09 16:00:41) - BP社がフタの取り付けに成功したようですね。意外に簡単にやってました。 -- 派遣社員 (2010-07-14 11:08:22) - とりあえず検査は延期のようですね。怪しい感じです。 -- トルマリンゴ (2010-07-15 03:53:55) - すいません、ちょっと忙しい状況です。さて、新しい蓋というか…これは、蓋と呼ぶにはかなり大掛かりな装置ですね。事故からもうすぐ3ヶ月ですが、おそらくデザイン製造に使えたのは2ヶ月程度だったかと思うと、これはかなりスゴイものです。http://www.nytimes.com/interactive/2010/05/25/us/20100525-topkill-diagram.html?ref=us 説明にもありますが、これは簡易版のBOPともいえるものです。ごく普通のBOPでさえ、発注してから受け取るまでは半年以上はかかるものを、特注のオリジナルデザインで仕上げているというのは脅威です。これがしっかり機能するようであれば、深海掘削に関する新しい技術がリアルタイムで確立されたに等しい事であり、不謹慎ではありますが少し興奮しております。 -- いやひこ (2010-07-15 15:45:13) - BPのライブビデオ横の説明によると、内部のバルブがしっかり機能していないんで、修理作業中のようですね。井戸からも退かしたように見えます。やはりそう簡単にはいきませんか…。 -- いやひこ (2010-07-15 15:56:15) - やはり水漏れを止めるのは元栓をするしかないようですね。 -- 派遣社員 (2010-07-19 15:59:41) - すみません、7月3日「ほかの場所から井戸を掘って圧力を抜くのはだめなのか」という質問がありました。FAQ回答のリリーフ井戸のところをご覧ください。昔のリリーフ井戸はそういう方法もとっていました。 -- いやひこ (2010-07-23 16:42:03) #comment() &counter()

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