都市には3種類の市民が居住します。
平民は食料、騎士は食料+娯楽、貴族は食料+娯楽+宗教
彼らの満足度を満たさなければ犯罪や放火、破産など途端に詰みゲ状態になります。
食料満足度を与えるのは精肉所、パン焼き場、農民市場、そして漁場。ですが前者3つが圧倒的に利用する機会が多いでしょう(漁場は埠頭限定+港や造船所の利用が多い…)。
これらは平民より騎士を配置することをお勧めします。満足度が高くなるだけではなく、生産されるソーセージやパンの量も増えるからです。この2つはかなり儲かる交易品にもなってくれます(Tips参照)。
ただ騎士を呼ぶには商品が必要、加えて商品生産には平民の食料満足度50以上が必要なので初っ端から騎士の配置は難しい。
従って最初は平民で肉屋etc稼働→騎士にモード変更が無難。手の空いた平民は他の仕事へ。
ユリウス家であればファミリーの才能の「人々のためのパン/肉」が特に優秀。
小麦農場と養豚場がそれぞれ30ずつ食料をふるまうので、隣り合う機会の多い両者で合わせて60の食料が出ます。これに騎士の農民市場40を加えるだけで、そのエリアの満足度は100になります。
娯楽満足度を与えるのは劇場、闘技場、酒場、宿屋など。
劇場は建物が大きいものの、満足度50を与えしかも比較的広範囲なので便利。ユリウス家ならファミリー才能「俳優」で満足度が100になります。
基本娯楽は劇場で賄うと良いでしょう。ただし資源の大理石確保が必須になります。その他は狭いスペースで娯楽を確保したいときなどにどうぞ。
宗教満足度は神殿で確保しますが、マルス、ヴェスタ、ユピテルは研究しないと建設できません。
また神殿はデナリウス稼ぎの最有力候補でもあります。
初期から建てられるサトゥルヌス神殿は平民で稼働可能、加えて3つ建てればデナリウスが倍増するなどかなりお勧めです。省スペース設計なので場所をとらないのも嬉しいところ。
騎士を呼びつけて平民を肉屋などから解雇→サトゥルヌスで稼働などの連携を狙うとよいでしょう。
ただしサトゥルヌス単体では宗教満足度が低く、デナリ額も伸び悩みがちです。
例えばマルス/ヴェスタ神殿を中心に置き、その周囲3か所にサトゥルヌスを等間隔に配置するとかなりの効果が期待できます。ただマルス神殿は騎士でも稼働できるもののコストは高い…
貴族はどの神殿にも配置でき、また生産する満足度も当然高くなります。貴族の配置は基本的には神殿で充分でしょう。
フラウィウス家であればファミリー才能「安い住宅」でヴィラのコスト削減+「衣服/オリーブの供給」で維持コストが大理石のみになり、貴族が呼びやすいので是非活用しましょう。
建設才能の「最高神祇官」があれば満足度は倍増します。が、どのみち獲得は終盤以降の模様。
各ファミリーの性格とその固有の才能について考察します。
ローマ正規軍 兵舎、士官学校で募兵、どの兵士も維持に鉄が必要
兵舎
・ハスタティ…兵舎を建設するだけで雇用できる歩兵。雇用費500は全兵士の中でもかなり安い部類。ヘルスが低いので正面切って突撃をさせるにはやや不安が残るが、安さを頼りに数を揃えて対抗できるのも強み。トリアリイのように頑強なユニットの援護で使用すると一番効果的かもしれない。経験値獲得スピードが訓練、戦闘問わず他の兵種2倍。
特殊技能:ピルム槍――4倍のダメージを与える投げ槍。60秒ごとに使用可。使い勝手がかなり良いが、飛び道具なのでトリアリイの大盾などには効かない。
・弓兵…地域資源:武器必要。ハスタティ同様、こちらも雇用費は750と良心的。また維持用の鉄も3と少ない。軽装備、低ヘルスなので、ハスタティのように前線を張らせるのは完全に無理。交戦している部隊の頭越しに間断なく射撃させよう。また、地味に敵兵の士気を削ってくれるだけでなく、高レベルの兵を攻撃すると2倍の経験値を得るため、ハスタティほどではないが成長も早い。
特殊技能:火矢――建物に2倍、部隊に4倍のダメージを与え、部隊を高確率で衰弱させる。移動中の敵に当てようとするよりも、交戦が始まって足が止まっているところに食らわせると効果大。
・騎士…地域資源:馬必要。最初の交戦で敵に4倍のダメージ。武装、ヘルスともにそこそこ高いが、意外と打たれ弱い。側面に移動させて横槍を入れるか、敵の弓兵やカタパルトの掃討が適任。ただ性能の割りに雇用費1200はやや高い気が…
特殊技能:機動力――移動が格段に早くなる。75秒ごとに使用可脳。敵部隊に使用してもダメージが増えたりはしない。目的地の遠さに制限はなく、どんなに遠くてもフルスピードで向かう。
士官学校 戦闘タブで士官学校の研究が必要
・トリアリイ…主力。雇用費が1200とやや高いが、士官学校があれば研究・エリア資源も不要ですぐに募兵が可能。また重武装、高ヘルス、さらに特殊技能と、レベルが1上がるごとに10のヘルスが追加されるので、先陣を切らせるのに最適。軍に1部隊居るだけでも安定性が増し、2~3部隊揃えてハスタティや弓兵などに援護させると磐石。
特殊技能:大盾――いわゆる「テストゥードー(亀甲隊形)」。隊形を組むと飛び道具攻撃が一切効かなくなる。ただし接近戦やカタパルトの一撃を食らえば普通に損害が出る上、この隊形を組んでいる間は移動速度が格段に落ちて攻撃も出来ない。しかし、トリアリイは耐性に優れているので、敵に弓兵が居れば囮として一部隊この隊形で移動させ、早々に射撃隊を敗走させたら隊形を解除して戦闘に参加させよう。
・近衛兵…戦闘タブで「近衛兵」の研究が必要。また地域資源:武器も必要。破格の雇用費2200は伊達ではなく、高攻撃・防御力もさることながら、相手から食らったダメージの50%を敵に返すので相当タフ。しかし、研究に雇用費に武器工房に、と雇用までの道のりが結構長い。敵に回ると厄介な兵種その1。
特殊技能:ときの声――相手に一声浴びせると同時に直ちに衰弱させる。近衛兵のダメージ1.5倍返しと相まって効果絶大。衰弱は戦闘が終わってから時間を置いて回復させるしかない。
支援軍 それぞれ戦闘タブで研究しないと建設できない
ケルト支援軍 維持にワインが必要
・高地連隊兵…ハイランダー。見た目に反してトリアリイに迫るヘルスを持ちながら、雇用費は600とかなり安い。が、その反面意外なことに攻撃力はハスタティにも劣る12。戦闘では高い耐性のおかげでかなり粘ってくれるが、決定打に劣る。安さを武器に数で勝負。
特殊技能:戦争の精神――10秒間攻撃しない代わりに、周りの自軍の兵の士気を回復させる。イマイチ使いどころがない。
・ガリア狂戦士…地域資源:革必要。衰弱した敵に2倍のダメージを与える。こちらはハスタティよりヘルスも攻撃力も少し高い程度。ヘルスは20、攻撃力は2だけ高い。ただしそれを反映してか、雇用費は800とやはり安い。ぶっちゃけ名前負けしている感がなくはないが…
特殊技能:流血の欲求――20秒間2倍のダメージを与える。ペナルティも特にないので積極的に使おう。
ゲルマン支援軍 維持にオリーブ油が必要
・女弓兵…雇用費が1400とかなり高いが、性能は強力。攻撃力は数字だけ見れば弓兵より2高いだけだが、相手の武装を無視してダメージが通るので結構な損害を与える。また、正規軍の弓兵と異なり武器のようなエリア資源が不要なのも嬉しいところ。地味にヘルスも弓兵の2倍近くあり、弓兵としては耐性に優れる。ただし接近戦はもちろん苦手。
特殊技能:待ち伏せ――敵の視界から消えるが、こちらは動くことが出来ない。攻撃を命じると姿を現して、4倍のダメージを与える。待ち伏せ中は動けない上、射程内でも自分から攻撃もしないので正直使いづらい。普通に射撃させるだけでも充分強力。
・チュートン騎兵…地域資源:馬必要。雇用費はやはり高く1800。攻撃力は騎士より5高い19。ほぼトリアリイ並み。敵に回すと厄介な兵種その2。高い攻撃力に歩兵の倍近い攻撃速度(騎士も同じだが)の上、特殊技能で範囲攻撃が出来るので、低い耐性にもかかわらずしぶとい上に結構な痛手を被る。こちらが運用する上では、騎士より更に耐性が低いので、やはり正面切っての突撃はあまりお勧めできない。
特殊技能:踏みつけ――目的地まで近くの敵全てにダメージを与える範囲攻撃をしながら疾走。大軍相手なら更に強力。これだけでもそこそこ損害を与えるが、発動後に敵陣の只中で孤立無援にならないように注意。
アフリカ支援軍 維持に商品が必要
・ヌビア戦士…黒人軍団。投槍で戦うハスタティと弓兵の中間のような兵。どちらかといえばハスタティ寄りか。攻撃力とヘルスはハスタティに劣る癖に、値段は倍の1000。兵が死ぬときに3倍のダメージを与えるらしいが…あまり実感が湧かない。飛び道具なので大盾状態のトリアリイには歯が立たない。
特殊技能:スピアーズの雲――4倍のダメージを与える。ハスタティのピルムとほぼ同じだが、こちらは同時に敵を衰弱させる。
・ベルベル騎兵…地域資源:革が必要。ラクダ騎兵。武装では劣るがヘルスは騎士より高く、耐性としてはあまり変わらないか。攻撃力はちょっとだけ(1)騎士より高い。同数のハスタティと戦うといい勝負だろうか。雇用費は騎士より安く1000.
特殊技能:お金の誘惑――250デナリウス払うことで士気が回復する。イマイチ使いどころに困るような。近衛兵のときの声で衰弱したときに使えなくもないが…そもそもベルベル騎兵じゃ近衛兵に敵わないし。
・戦闘象…地域資源:革が必要。いわずと知れた象さん部隊。性能はやはり最凶レベル。圧倒的な攻撃力300にヘルス3000。攻撃、耐性の高さ、そして特殊技能のおかげで範囲攻撃も出来るのでまさに強力。雇用費も破格の3000。とはいえ、1部隊に4頭しか居ないので、部隊のヘルス合計は意外と高地連隊兵なんかと変わりなかったり。強力なのは確かだが無敵でもない。使用する側にとっても頼もしいユニットではあるが、高い雇用費だけでなく雇用維持に商品30ユニットを消費してしまう。商品は騎士の配置や交易品としての価値も高く、なにより増産がしづらいので、むしろこちらのほうが雇用に大きく響くものと思われる。言うまでもなく敵に回すと厄介なユニットその3。
特殊技能:ストンプ――範囲攻撃。チュートン騎兵の踏みつけとは異なり、こちらはその場で止まって踏み砕く。弓兵などにクリーンヒットさせると、ストンプ一撃であっという間に部隊が解散する…。再度使用するには80秒とやや時間がかかる。
闘技場 維持に鉄が必要
・剣闘士…雇用費が最安の350とまさに格安。武装0でヘルスもハスタティより明らかに低いが、攻撃力は戦闘象を除けば最高の29。耐性こそ低いものの、高い攻撃力に任せて攻撃すればハスタティくらいは圧倒できる。複数居るとトリアリイを用意していても苦しいかもしれない。
特殊技能:自由――30秒間不死身になる代わりに、時間がたつと解散。解散するのは同じだから、敗走するまでコキ使ったほうが良いかもしれない。
・セクトル…戦闘タブで「セクトル」の研究が必要。最初に加えられた攻撃をかわして無効にする。武装は2と低いが、攻撃は24と近衛兵並み、さらにヘルスは近衛兵の3倍以上の687。タフさと攻撃力がウリだが、攻撃速度が24と若干遅いのが欠点か。雇用費も1800とやや高い。
特殊技能:死の命令――30秒間、2倍のダメージを与え、2倍のダメージを喰らう。セクトルの耐性を以っても、流石に2倍ダメージはやや辛いか。普通に攻撃させたままでも強いし。弱った敵へのトドメの一撃にはいいかもしれない。