ゾロリのゆっくり虐待スレ 過去ログ参

[123]夢色大将軍ゾロリ
【舌に訊け】

 とある森。

「ゆゆーん! まりさはかりのてんさいなんだぜ! きょうもごはんたくさんとったのぜ!」

 まりさは得意の狩りで、食料を大量に手に入れました。手はありませんが。

「ただいまなのぜ!」

「まりさおかえり!」

「おちょうしゃんおきゃえり! れいみゅ、いいこにしてちゃよ!」

 家には愛する妻とかわいい子供。帽子からご飯を出して、家族に成果を見せます。

「わあ、すごいね!」

「ごちそうだにぇ!」

「みんなでおなかいっぱいになるんだぜ!」

「「「いただきまーす!!!」」」

 もぐもぐ。
 むしゃむしゃ。
 ごくりごくり。

 満腹になったら、家族みんなでころころしたりすりすりしたりします。温かな体温、柔らかな肌はとてもゆっくりできます。
 彼らはそのまま、眠りについてしまいました。

―――――

 目の前には、おいしそうなご飯がある。舌を伸ばし、舐めて、そこで気付く。

―――――

「おちょうしゃんやめちぇぇぇぇぇぇぇ!? れいみゅをたべにゃいでぇぇぇぇぇぇ!」

 れいむは、子供の泣き叫ぶ声で跳ね起きました。まだ覚醒しきらない頭を振って、状況の確認をします。そこには、信じられない、否、信じるべきではない光景がありました。
 まりさが、子供の赤れいむを押さえつけてその小さな体にかじりついているのです。まりさは恐ろしい形相をしていました。目は血走り、汗をだらだら流して、必死に子供を食べています。

 れいむは、これは悪い夢なのだと思いました。しかし、いつまで経っても悪夢は終わりません。そのうちに、まりさが大きなゲップをしました。赤れいむは、もういませんでした。地面にこびりついた餡子の染みだけが、赤れいむの生きた証でした。
 まりさは、れいむに向かって言いました。

「れいむもしっているはずなのぜ。あのあじを、においを、しっているはずなのぜ……」

 れいむには、まりさの言いたいことがわかりませんでした。

「わからなければ、それでもいいのぜ」

 まりさは、猛然とれいむに飛びかかってきました。体の半分ほどを喰われたとき、ようやくれいむは思い出しました。
 あの味を、匂いを。

―――――

 れいむたちにはたくさんの子供がいました。ある夜、悪いことをした赤ちゃんたちを外に出して、お仕置きをしました。次の日の朝、その赤ちゃんたちは死んでいて――――。


      完
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10/10 16:59 W52SH(e)

[124]朔
>>123
何処かで見た気がする…

羊たちの沈黙?
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10/10 23:31 920P(s)

[125]夢作ゾロリ
【ぱちゅりーとお姉さんとすぃー】

 すぃー。
 四角い板に車輪が付いただけのそれは、ゆっくりの自動車だった。
 エンジンもハンドルもない。燃料を容れるところも存在しない。強いてあげれば、乗車するゆっくりの感情と思考が燃料であり、またハンドルである。
 すぃーは一定数以上の群れに自然発生するが、適当な板におもちゃの車輪を付けたものでもすぃーとなる。要は、ゆっくりが「これは自分が乗って動かせるものだ」と認識できればよいのだ。

―――――

 ここはすぃー教習所。といっても建物が並んでいたりきちんと整備された道路があるわけではなく、適度に開けた場所に石や木の枝をそれっぽく置いただけの簡素なものである。 曲がり角や障害物の傍には教官のゆっくりがおり、各場所で運転のチェックをする。

 しかし、何故これほどまでに整った設備が形成されたか。それには、このような背景がある。

―――――

 この群れにすぃーが発生して間もない頃は、事故も少なかった。だが、次第にすぃーが数を増やしてくると、速度の出し過ぎや不注意などでの事故が多発するようになった。
 すぃーにより群れの行動範囲は広がったが、その弊害として、轢かれたり撥ねられたりして命を落とすゆっくりが出てきたのだ。
 長ぱちゅりーは、教習所を設立して筆記と実技の学習およびテストを行い、合格した者に免許を発行することにした。
 反対意見もあったが、みすみす仲間を事故で死なせるわけにはいかない。群れのゆっくりの大半は、長ぱちゅりーの案に賛同した。

 かくして、
「免許を持たずにすぃーを運転したゆっくりは群れを追放」というルールが作られ、教習所は開始された。

―――――

 すぃーは操作の簡単な乗り物だ。思考によって動く乗り物だから、性格の穏やかな者や思慮深い者が乗れば安全な運転になる。が、凶暴だったり浅慮な者が乗れば暴走をしかねない。そのための教習所であり、そこには以下のカリキュラムがあった。

1.操作や交通ルールの筆記学習

2.事故の対処の仕方、応急処置の実技学習

3.すぃーに乗り実技指導

の三つである。1から段階をおいて学習させることにより、安全を徹底させる。三つともそれぞれ一日をかけての勉強であり、勉強嫌いの者はそれだけで免許を取得できないが、もとよりそんな者に免許を与える意義はない。
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10/11 20:53 W52SH(e)

[126]夢作ゾロリ
 受講料は果実や昆虫などの食料、もしくはすぃー用道路整備の労働でもよしとされた。

 教官は長ぱちゅりーが選出した優秀なゆっくりたちであり、彼らと長ぱちゅりーが最初期に免許を取得したゆっくりである。
 教官ゆっくりの持つ色付きのどんぐりが認可の証で、三つの色付きどんぐりを持った者が長ぱちゅりーのテストを受け、合格と見なされた者に長ぱちゅりー手書きの免許証が手渡される。群れのゆっくりにとって、権威ある長ぱちゅりーから直々に渡される免許証とは栄誉の証であり、また信頼を置けるゆっくりであることを証明するものであった。

―――――

「れいむ、長であるぱちゅりーの質問にしっかり答えてね。 ……すぃーにのるときに確認することは?」

「まわりをみて、ほかのすぃーがきていないか、ちかくにだれもいないか、しっかりかくにんするよ!」

「坂道をくだるときはなにをするのかしら?」

「おりますよー! っておおきいこえでいって、さかみちのさきのすぃーやゆっくりにしらせるよ!」

「すぃーを運転するときにこころがけることはなに?」

「あんぜんうんてんだよ! いくらいそいでいても、すぴーどをだしすぎてはいけないし、つねにまわりにちゅういしなきゃだめだよ!」

「……むきゅ! 合格よれいむ! 免許証さんをあげるわ!」

「ゆわーい!」

―――――

 長ぱちゅりーは満足していた。すぃーの発生と、それに伴う事故の発生には戸惑ったものの、教習所の設立によりかなり改善された。
 ほとんどのおとなのゆっくりはすぃー免許証を持ち、群れの発展に多大な貢献をしていた。
 すぃー用道路と歩行ゆっくり用道路はきれいに分けられ、標識も見やすく設置されている。

「お姉さん、ぱちゅりーがんばったよ……」

 長ぱちゅりーは、かつての飼い主の顔を思い出していた。

―――――

 長ぱちゅりーは、子供のときに親に捨てられた。赤ゆっくりの頃から聡明で、たびたび両親に意見したため、
「生意気だ」
と疎まれたのだ。両親は自分たちよりも知能の高い子供に嫉妬していたのだ。
 運動が得意ではない長ぱちゅりーにとって、一匹になることは死と直結していた。途方に暮れた長ぱちゅりーを見つけて拾い育ててくれたのが、お姉さんだった。

 お姉さんは長ぱちゅりーの聡明さとかわいらしさに惹かれ、長ぱちゅりーはお姉さんの優しさに懐いた。
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10/11 20:54 W52SH(e)

[127]夢作ゾロリ
 お姉さんはドライブが好きで、長ぱちゅりーも連れていってくれた。
 窓を開けると、涼やかな風が肌をなぶる。残像となって揺らめく景色のなかに、黒い陰が見えた。
 お姉さんとの楽しい生活は、不意に終わりを告げた。
 衝撃が全身を突き抜け、空気がうなりをあげて、お姉さんと長ぱちゅりーは空を舞った。
 飛び出してきた大型の車とぶつかり、一人と一匹は路上に投げ出されたのだ。
 ゆっくりである長ぱちゅりーは体が軟らかい。衝撃を上手く吸収し、なんとか命を留めた。しかし、人間のお姉さんは違った。あらぬ方向に曲がった手足、裂けた衣服の奥からは血が流れている。助からないと一目でわかった。
 それでも、お姉さんは気力を振り絞って長ぱちゅりーに言葉を遺した。

「お姉さん、ずっと一人だったんだけどね……ぱちゅりーがきてから、寂しくなくなったんだよ。……私はお父さんとお母さんに見捨てられちゃったけど……ぱちゅりーはかわいいし、あたまがいいから……。また、家族みんなと仲良くなれるよ」

 眼は虚ろに、光は薄くなる。深く息をついて、押し出すようにして言葉を紡ぐ。

「ごめんね……二人で、ずっとゆっくりしようねって言ったのに、約束破っちゃったね……。ごめんね……また、会えたら」

 何も見えなくなった瞳を動かし、震える唇でもう一度、約束する。

「……今度は絶対……ずっと、一緒に………………」

 それきり、お姉さんは動かなかった。長ぱちゅりーがいくら声をかけても、約束の言葉を繰り返しても、お姉さんの大好きなお菓子を分けてあげると言っても、笑ってくれなかった。

―――――

 お姉さんの家族は顔を真っ赤にして泣いていた。見捨てられてなんかいない。自分も、そうだろうか。家族は、待ってくれているだろうか。
 お姉さんは白い煙になって真っ青な空に昇っていった。
 瞼の裏でほがらかに笑うお姉さんと再会を約束して、群れのある森へと帰っていった。

―――――

 それから紆余曲折があった。両親と和解し、群れをまとめ、制度を作る。優秀さを古老のゆっくりに認められ、初代の長となった。
 忙しさのなかで、お姉さんとの思い出も悲しみもしだいに薄れていった。

 すぃーは危険な乗り物だが、悪いことばかりではない。注意するべき点を熟知していれば、事故は未然に防げる。
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10/11 20:56 W52SH(e) [128]夢作ゾロリ
 それでも、避けられない不幸というものはある。背負わねばならない悲しみもある。だから、長ぱちゅりーは自分のように悲しむゆっくりも人も少なくなればいいと思う。
 零が無理だとしても、限りなくその近くへ。
 長ぱちゅりーは今日もせっせと、免許証発行の準備をする。
 頑張る長ぱちゅりーの姿を見て、後ろでお姉さんが笑っている。そんな気がして振り返ってみても、そこには誰もいなかった。

―――――

《すぃー運転免許証》

 むきゅ!
 合格おめでとう! 
 あなたは長ぱちゅりーが認めたゆっくりよ!
 
 急がず焦らず、ゆっくり運転していってね!!!


      完
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10/11 20:57 W52SH(e)

[129]通過
イイハナシダナー(;ω;`)
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10/11 23:03 W62P(e)

[130]通りすがり
虐待から離れてる気がするけどこういう方が楽しめるから複雑
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10/11 23:07 W61CA(e)

[131]名無しの名無し
たまにはこういう感動作品もいいね。
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10/11 23:22 W63CA(e)

[132]エルザス
教習所はこれをパンフにして配布すべき。感動した
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10/12 00:13 URBANO BARON(e)

[133]無色ゾロリ
【内と外】

 ケージには、給水器、餌箱、回し車が取り付けられている。
 このなかで、ゆっくりを一匹飼うことにした。

―――――

 ゆっくりペットショップで生まれたての赤れいむを購入した。ゲスでも優秀でもないやつだ。

「れいみゅはれいみゅだよ! おにいしゃんとずっとゆっくりしゅるよ!」

 はきはきと喋る赤れいむ。自分の未来は希望に満ちていて、飼い主は優しいと思い込んでいる。

「ここがれいむのおうちだよ」

「ゆわーい! れいみゅのおうち!」

 自分一匹だけの居場所を与えられて喜んでいる。動物にとって、快適な環境はそれだけで幸福を感じさせる。ここは雨風がしのげるばかりではなく、外敵すらも存在しないのだ。

「ぐーるぐーるしゃんがありゅよ! ゆっゆっゆっ!」

 回し車を気に入ったようだ。掛け声を発して、懸命に跳ねている。
 餌箱に成長抑制剤入りの餌を入れ、ケージの扉を閉めた。 
―――――

「ゆっくりのひー♪ まったりのひー♪」

 成長しない身体を疑問に思うことはない。なにしろ、周りに同種の他の個体がいないのだ。成長に伴う性徴、生殖器の発達も阻まれるために、子孫を作る本能も発生しない。
 赤れいむは、いつまでも赤れいむだった。

 好きなときに食事をして、お腹がいっぱいになったら眠り、飽きたら歌を唄ったり回し車で運動する。運動して喉が渇いたら、給水器から水を飲む。またご飯を食べて、寝て……。同じように、何度も。
 なにも疑問に思うことはない。
 外の世界のことなど、赤れいむは何も知らなかった。知らないものは、いつまでも知らないままでいた。

―――――

 ある日、お兄さんが言った。

「お外に行きたいかい?」

 赤れいむは迷うことなく返答した。 
「いきたくにゃいよ! おしょとにはわるいゆっきゅりたちがたくしゃんいるんだよ!」

 知らないはずなのに、外は危険だと言う。
 その答えは当たり前のものかもしれない。生きるのに最高の環境が揃っている今の状態よりも、もっと楽しく平穏な世界があるだろうか? 
 いや、存在しない。篭った状態を最良だと思うからこそ、外は危険だと思わねばならなかった。

「じゃあ、さようなら」

 赤れいむをケージから取り出し、窓から外へ。

 悲鳴が聞こえる。

家のなかには、お兄さんの笑い声だけが響いていた。


      完
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10/12 23:47 W52SH(e)

[134]神 長門
ペットが喋るという願望は願望で終わって欲しいものだ
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10/12 23:52 biblio(e)

[135]ほそかわ
久々にシニカルな作品
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10/14 00:13 W54S(e)

[136]通過
>>133
やべえ気分高揚してきた
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10/14 00:19 W62P(e)

[137]名無しの名無し
大事に育ててから、一気に絶望に転落させるとは……
死ぬ前にお兄さんに対してゆっくりが何を思ったのかと思うと興奮してしまう。
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10/14 01:55 W63CA(e)

[138]SD大好き
外に行くと言ったらお兄さんは何をしたのだろうか。
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10/14 06:21 SH01B(i)

[139]無上大将軍ゾロリ
【命の価値と意味】

「ばんごはんはかまきりさんといもむしさんだよ!」

「ゆわーい! れいみゅばったしゃんだいちゅきだよ!」

「まりちゃはいもむししゃんをたべるにょぜ!」

「おちびちゃんたち、ごはんはたくさんあるからあわてないでたべるんだぜ!」

 家族はとてもゆっくりしていた。両親のれいむとまりさによく似た子供たちは素直でかわいらしい。住み処は丘に横穴を開けたもので、中は広く快適だった。藁を敷き詰め、寝る場所はふかふかだ。ご飯を食べてお腹がいっぱいになったら、みんなそれぞれに追いかけっこしたりすりすりしたりする。
 やがて、一匹、また一匹と眠りにつく。
 二度と醒めぬ、永遠の眠りに墜ちていく。

―――――

 異臭がした。
 強く吹く風。ひどく甘い、むせ返るほどのにおいが鼻につく。
 眼を開けた。
 そこにあったのは、安らかに寝息をたてる大切な家族の姿……などではなく。

「ゆわぁぁぁぁぁ! まりさ! おちびちゃんたち! どぼぢでじんでるのぉぉぉぉぉぉ!?」

 中身の餡子を撒き散らした家族の惨たらしい死体だった。 風が吹き込んでいたのは、壁が半壊したせいだった。
 あちこちに飛び散ったリボンや帽子に、微かな面影を感じた。

「おや、起きたみたいだね」

 見上げると人間がいた。口の周りに餡子が付いている。紛れも無い、家族のものだ。

「にんげぇぇぇん! おまえがれいむのかぞくをころしたのかぁぁぁ!」

 れいむは激昂した。対称的に、人間は飄々と笑っている。酷薄な笑みだった。

「おいしかったよ。まあ、途中で味に飽きちゃって潰して遊んだりしたけどね」

 捕まえて喰っただけなら、餡子は飛び散らない。

「ゆぎぃぃぃ! ゆるさないよ! れいむたちだっていきてるんだよ!」

 れいむは、人間を許さない。大切な家族。温かで幸せな家庭を踏みにじった悪魔を睨みつける。 
 憎しみが黒い渦になって、れいむの心を飲み込んでいく。

「あははっ。それだよ、それ。その言葉を聞きたくってきみを生かしておいたんだ」

 口元を舌でぺろりと舐めて、人間は言う。

「……で。それがどうしたの?」

 それがどうしたの?
 それがどうしたの?
 それがどうしたの? 

 人間の言葉の意味がわからない。何を言っているのだこいつは、とれいむは思った。
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10/14 09:04 W52SH(e)

[140]無上大将軍ゾロリ
「れいむはボクをどうしたいかな? 殺したい?」

 混乱は深まる。自分は、どうしたいのか。死んでしまった家族は、もう生き返りはしないのだ。ならば、せめて命を奪って償いをさせたい。

「……ころすよ! にんげん、おまえはいきていちゃいけないよ! かぞくのかけがえのないいのちをうばったおまえを、ゆっくりしないでころすよ!!」

 人間は、先程よりももっと酷薄な笑みを浮かべていた。唇の端は吊り上がっている。瞳は氷の刃のようにきらめいている。視線は、刺し貫くように鋭い。

「かけがえのない命、か。面白いことを言うね。それは確かにきみたちにとってはそうなのだろう。しかし、だ。ボクにはわからない。何故なら、種類も違えば思想も知能も異なるからだ。……この辺りもまだ、進化には至らないようだね」

「な、なにをいって……ゆぎゅぶ!?」

「ごめんね。もう少し程度の高い返答を期待していたのだけれど、これでは足りないよ。……くすっ……『かけがえのない命』はいとも簡単に壊れてしまうね」

 薄れてゆく意識。 白い靄。
 家族が、れいむを優しく迎えた。

―――――

「所長。知能上昇に伴う感情の操作と思考経路の解明の件ですが」

 研究員の一人が声をかける。ボクは機嫌が良くなかったから、テキトーに返事をして追い返した。 
 忙しく走り回る多数の研究員たちの姿を見て思う。彼らは、なんのために生きているのだろうか。必死になって頑張って苦労して……最後は灰になるだけなのに。

「所長、環境部と繁殖部が臨時の会議を行いたいと言っていますが……」

「ボクは旅行中だよ」

「しかし緊急の案件でありまして……」

「左遷、減給……」

「し、失礼しました……」

 どうせなら、本当に旅行に行こうかな。素敵な出会いをして、大切な家庭とやらを築いて、子供をつくって、おいしい食事を用意してあげようか。

「でも、ボクみたいな捻くれ者を拾ってくれる人なんかいないよね……」

 一生をかけて、意味を見出だすことは可能なのか。
 価値に気付いて、他のものを護ることはできるだろうか。

「ああ、ブチ殺したくなってきた」

 手に入れるまで、何度も壊して壊して壊しまくるのもいいよな、なんて考えてしまうのだった。


      完
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10/14 09:13 W52SH(e)

[141]通過
俺こういう奴好きだわ
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10/14 11:15 W62P(e)

[142]ゾロリズム
【猫と饅頭】

 放課後。
 俯いて家路についていたときだった。

「ゆっくりしていってね!!!」

 電柱の陰から、なにかが飛び出してきた。それは奇妙な丸い物体で、人語を操っている。言うなれば、人間の頭部そのままだ。弾力のありそうな肌は饅頭っぽい。
 生首饅頭はなにが楽しいのか、ぴょんぴょんと跳ねて近づいてくる。

「おねえさんはゆっくりできるひと?」

 答えに窮する。いきなり生首に話しかけられて戸惑わない人はいないだろう。ゆっくりできるひと、の定義もよくわからない。
 まあ、無視をするのも気が引けるし、とりあえずはこの生物を観察してみようという興味が湧いた。

「多分、ゆっくり……できるひとだよ。ねえ、あなたのお名前はなんていうのかな」

 生首はにへらと笑った。

「れいむはれいむだよ! ゆっくりできるおねえさんはいいひとだよ!」

 生首にいい人と言われてもなんだかなぁ。

「れいむ、ね。私の名前は中野梓だよ」

 喋る生首饅頭に自己紹介をする女子高生、私の名前は中野梓。

「ゆゆーん! あずさおねえさんだね!」

 梓お姉さんか。悪くない。兄弟姉妹のいない私にとって、お姉さんなんて呼び方は新鮮で魅力的な響きに聞こえる。

 話を聞くと、れいむは自分を飼ってくれる人を捜しているらしい。

 うちの両親はいつも帰りが遅いし家を空けることもしょっちゅうあるから、寂しさを紛らわす意味でれいむを飼うことにした。
 ……別に、お姉さんと呼ばれたくて家に招いたわけではない。

―――――

「「ゆっくり! まったり! みんなだいすきゆっくりらいっふぅー!」」

 れいむが私の家にきて数日が過ぎた。食事やトイレの躾は言えばできたから問題ない。なにより活発で騒がしく、寂しさを感じさせないれいむの存在は、私のなかで大きくなっていた。
 今日も一緒に唄って遊んでいた。曲名は「ゆっくりライフ」。生きる喜びと楽しさを伝える歌……はおおげさだけど、意味合いとしてはそんな感じだ。

「おうたはゆっくりできるね!」

「そうだね。れいむはうたがじょうずだね」

「ゆわーい! おねえさんにほめられたよ!」

 跳ね回って喜びを全身で表す。
 今はもう見られないあの人のはしゃぐ姿と、儚く過ぎ去った日々を思い出す。

 少しだけ、涙がこぼれた。
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10/15 00:37 W52SH(e)

[143]ゾロリズム
―――――

 平沢唯は、不慮の事故で亡くなった。誰もが自らの耳を疑い、そして否定した。唯が、唯先輩が、唯ちゃんが、お姉ちゃんが死ぬはずがない。
 安らかな眠りも、別れの言葉もなく。死んだという事実だけが私たちを打ちのめした。
 太陽を失った草木は萎れ、やがて枯れていく。律先輩も澪先輩もムギ先輩も憂も私も、みんな同じように静かに枯れていった。

 唯先輩が亡くなってから、私はほとんど部活に顔を出さなくなった。時間だけが過ぎる。
 いつしか心に空いた穴は塞がった。そう、思い込んだ。いつまでも悲しんではいられない。忘れるのではなく、刻みつける。笑顔を思い出せる、それだけでいいと思った。

 しかし、憂も先輩たちも違った。憂は学校に来なくなり、先輩たちは抜け殻になっていた。

「唯先輩の分まで生きましょう」。そんなことは言えない。私は、無神経になれなかった。
 
 止まった時間のなかで、唯先輩は悲しく笑っている。

「あずにゃん、元気出して。抱きしめてあげるから」

 体に感じる温もりは、二度と戻らない。

―――――

「おねえさん……? どうしたの?」

「あ、ごめんね。なんでもないよ」

 なんでもないはずがない。でも、私は生きている。生きてしまっている。

「かなしいときは、すーりすーりだよ!」

 れいむが私の体に擦り寄る。ほのかに感じる体温が、ひどく懐かしい。唯先輩がいなくっても、私にはれいむがいる。代用品、なんて言い方は嫌だけど。今はただ、誰かの温もりが欲しかった。

「おねえさんはあまえんぼうさんだね! 」

「うん。甘えん坊だよ。一人じゃ、なにもできないんだ」

「おねえさんにはれいむがいるよ!」

 うれしかった。
 今度、ちゃんとみんなで集まろう。そのときには、れいむも連れて行こう。


―――――

 こんにちは、平沢唯です! 「私」は死んじゃったけど、私はいつでもみんなの近くににいます。
 私は「私」じゃないけど、私なんだよ。たまにでもいいから、思い出してくれたらうれしいな。

―――――

「ゆっくりゆっくり! まったりまったり! あまあまはおかずだよ~!」

「おいおい、なんだよそれ」

「まるで唯ちゃんみたいね」

「あはは、そうだな」

「れいむ、ほっぺにクリームついてるよ。ほら」

「ゆゆーん! みんなだいすきっ! だよ!」


      完
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10/15 00:39 W52SH(e)

[144]通りすがり
不覚
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10/15 00:43 W61CA(e)

[145]シン
たまにいい話書いてくるから困る
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10/15 00:46 BRAVIA&#174(e)

[146]ゾロリズム
もうダメだネタ切れだ

誰かリクエストでもなんでもいいから素材をくれ
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10/15 00:47 W52SH(e)

[147]神 長門
>>146
所長が部下からリコールされて研究所をおいだされて、行き倒れてたところをゆっくりに助けれれられるが、やっぱりゆっくりを殺して結局野垂れ死ぬか、ゆっくりにフルボッコ
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10/15 01:01 Windows(PC)

[148]辰之助
このサクサク読める感じが良いんだろうな

>>146
千と千尋の神隠しに出てくるゆっくりで書いてくだしあ><

#速さが足りない
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10/15 01:02 SH01A(i)

[149]
>>146
秋っぽいのでいいんじゃね?
栗とか団栗とか中身を栗餡にされるとかゾウムシに卵産みつけられるとか
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10/15 03:01 CA002(e)

[150]祖露理大帝ゾロリ
【ゆんとれいむの餡隠し】

「れいむぅ? ふん、饅頭のくせに良い名だね」

 老婆はねめつけるようにれいむを見る。

「いいかい? 今からお前の名は『ゆん』だ。 わかったら返事をしな! 『ゆん』!」

「ゆっ、れいむはれいむだよ!」

「いや、『ゆん』だって言っただろうが!」

「れいむはれいむなんだよ! ゆぷぷ、おばあさんはそんなこともわからないの? ぼけちゃったんだね、かわいそうだよ!」

「……お~の~れ~! ファイアー……ボール!」

 老婆は手に力を溜め、一気に放つ。熱の塊が、目にも留まらぬ速さで飛んでいく。

「ゆわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 あわや直撃、れいむ……もといゆんは爆裂して命を散らす……はずであったが。

「ゆんは……渡さん……」

 突如、熱球を阻む者が現れた。赤く光る球は、黒い体に飲み込まれていく。

「お前は……孤独の神、カオナシか」

「ゆんは……わしのものだ……ばばあ、どきな」

「うちの従業員を連れていく気か……たとえ神とて、横暴は許さん!……オオオぉぉぉぉ!」

「ゆわぁぁぁ、す、すごいパワーだよ」

「戦闘力がどんどん上がっていく……一万、十万、五十万……馬鹿な、百万だと!?」

「喰らえ! デスボール!」

「くっ……魔貫光殺砲!」

 ドギャァァァァァァァァァ!!
 世界は爆発に包まれた。 

―――――

「おとうさん、おかあさん……」

「なにやってるのぜ、れいむ」

「れいむ、はやくしてね」

「……うん!」


    おしまい
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10/15 04:20 W52SH(e)

[151]祖路里ゾロリ
(´・ω・`)……なんだこれ
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10/15 04:23 W52SH(e)

[152]神 長門
>>151
どうせなら19XX年世界は核の炎に包まれたのほうが

核戦争後ゆっくり
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10/15 04:52 biblio(e)

[153]辰之助
>>151
うん、なんかゴメン

>>152
ヒャッハー(°∀。)

ゆっくりは消毒だぜー!!
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10/15 07:07 SH01A(i)

[154]通過
>>150
wwクwwソwwwwwワwwロwwwwwwwタwwwwww
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10/15 07:11 W62P(e)

[155]Ξ
>>149
寄生いいね
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10/15 12:31 W53H(e)

[156]騎聖ゾロリ
【餡寄生虫】

 ユクリヤドリムシ。ゆっくりに寄生する新種の寄生虫は、そう名付けられた。 体長は様々で、宿主の体格によって左右される。外観は白っぽい紐だ。体表にはざらざらとした吸着器があり、ここからゆっくりの餡子を吸って糧とする。
 侵入経路は多い。水中や果実の中でも生存するため、知らぬうちに摂取している場合がほとんどだ。
 このユクリヤドリムシ、たいていの場合は宿主を死に致らしめることはない。宿主を殺してしまえば、自分も生きてはいけなくなるからだ。しかし、このような事例もあった。

―――――

「おにいさん……さむいよ……たすけて……。れいむ、いいこにするから……たすけてね……」

 このれいむには意図的にユクリヤドリムシを寄生させてある。
 本来なら、ユクリヤドリムシは宿主のゆっくりに対して積極的に健康を害したり気分を悪くさせることはない。むしろ体内の異物や不純物を取り除くのだが、このユクリヤドリムシは違うらしかった。
 黒い体のそれを、私は
「キョウアクユクリヤドリムシ」
と名付けた。

「おに……さ……たす……け……」

 れいむは肌がぼろぼろになって、ひどく痩せていた。
 そして。

「ゆぎっ!?」

 一際高く鳴いて、れいむは死んだ。
 キョウアクユクリヤドリムシはやがて体外へ脱出し、他のゆっくりに寄生する。

―――――

 ここは平和なゆっくりの群れ。みんな仲良く楽しく過ごしている。

「ねえしってる? ありすのきいたはなしだと、さいきんへんなしにかたをするゆっくりがいるんだって」

「ぱちゅりーはもりのけんじゃよ。しんそうをかいめいす……むきゅ?」

「どうしたの?」

「なんだか、おなかがむずむずするわ……」

「あれ? そういえば、ありすもなんだか……」

―――――

 増えすぎたゆっくりの駆除対策として、ユクリヤドリムシ(総称)は一役買った。あちこちにばらまかれた寄生虫は、ゆっくりたちの夢も幸せも吸い尽くした。

―――――

「みゃみゃぁぁぁ! しにゃにゃいでにぇ! れいみゅをおいていきゃにゃいで!」

「ごめ……おちび……ちゃ……」

「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「まりさはつよいんだぜ! むしさんはたべられるのぜ!」

「ぱちゅ……は……もり……けんじゃ……」

―――――

「ワレハユクリヤドリムシ……アマアマヲスイツクスモノナリ……」


     完
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10/15 18:22 W52SH(e)

[157]地球人格(秋)
寄生虫は本当にコワいよ

ぱちゅりーとありすは動物の餌食になる運命なのか
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10/15 23:08 W61P(e)

[158]Ξ
>>156
ハリガネムシの方か

書いてもらって何だが自分は寄生蜂がいいな
ゆっくりの皮膚を破って出てくる感じ
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10/15 23:43 W53H(e)

[159]mol
初カキコです。


ゆっくり三分クッキングなどはどうでしょうか?
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10/16 23:57 W61P(e)

[160]武職ゾロリ
>>159
以前どっかで書いたのがあるから探してみるね
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10/17 03:13 W52SH(e)

[161]ゾロ・リンド
発見!
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10/17 23:20 W52SH(e)

[162]冷酷なる料理人ゾロリ
【ゆーピー3年クッキング】
~おいしいぜんざいの作り方~

1.ゆっくりを捕まえよう

彼らはどこにでもいます。
近くの公園や河原、林の中や路地裏をお探しになってください。
街中のゆっくりは人間の怖さを知っている者が多く、警戒心の強い個体は隠れていたりしますが……。

「オラァッ!クソゆっくり出てこいや!」

所詮はゆっくりなので、その辺のダンボールを蹴っ飛ばせば驚いて飛び出してくるでしょう。
路地裏のダンボール=ゆっくりの巣だと思ってください。

「ゆゆっ!れいむはれいむだよ!おにいさんやめてね!……ゆぐ!」

うるさいので口にテープでも貼っておくか、
「とうめいなはこ」にブチ込んでおきましょう。
ちなみに
「とうめいなはこ」は私の経営するショップで小・中・大・特大の四種類をリーズナブルなお値段で取り揃えております。

2.おかざりを取ろう

今回捕まえたゆっくりたちは家族でした。
番いのれいむとまりさ、子供の赤れいむが三匹と赤まりさが四匹。
かなりの大所帯です。
子供がこれだけいたら、親のれいむとまりさは子育てが大変です。
でも、もう大丈夫。
その苦労も今日で終わります。




「ゆゆん……れいむぅ、まりさはれいむのことあいしてるんだぜ……ゆぴー……」

かわいい寝言です。
熟睡しています。
さっきまでぎゃんぎゃん喚いていたのですが、やはりこいつらは馬鹿というか餡子脳というか……。
ああ、潰してえ。
……じゃなかった、ぜんざいですよね。
スタッフの視線が私を刺しますが私は負けずに自分のペースで番組を進めます。

騒ぐとうるさいので寝てるうちにおかざりを取っちゃいます。
ポイ、ポイ、ポイと。

「ゆっ……?あれ、おにいさん……。ゆゆゆ!れいむのうるとらきゅーてゅくるなおりぼんさんがああああ!?」

あ、起きちまった……。

「れいむぅ、うるさいんだ……ぜ!?ゆわああああああ!まりさのおぼうしさんどこにいったんだぜえええ!?」

うるせえ。

「みゃみゃとぱぱがうるちゃいよ……。ゆ!?れいみゅのあかとしろのまっちがうちゅくしいおりぼんさんがあああ!?」

ぴーちくぱーちく。
箱の中は阿鼻叫喚。
ゆっくりにとっては地獄絵図。
ゆっくりのステータスの象徴たる
「おかざり」
が無いゆっくりは、人間界で言うところのブサメンとか池沼に相当する。

つまりは画面の前のおまえらのことだ。
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10/17 23:22 W52SH(e)

[163]殺人ドール
ワクワクo(^ー^)o
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10/17 23:24 P03A(i)

[164]ゲスゾロリ
恐ろしいですよね、目覚めたら自分が考えられないほどに不細工になっているのですから。
んだよ、見てんじゃねえよ。チッ。

3.ミキサーにかける

ここでいよいよこいつらをミキサーにかけます。
ああ、もちろんミキサーにかける前に水でゆっくりを洗ってね?
池沼のおまえらでもまさかそれくらいはできるよね?

「ゆぴぁぁ!ちゅめたいよおお!みゃみゃちゃすけてえええ!」

「ゆぶぶぶ!ぐるじいよ……やべで……」

「ゆぼっ!ごぼぼ…………ぷはっ!もうやべで……ごぼぼ」

汚れを落としたら、特製ゆっくりミキサーにポイ。

んじゃ、親れいむからいきましょうか。

「ゆっ?……やめてね、ここやだよ!きらきらさんがこわいよ!」

本能的にミキサーの刃が自分にとって危険なモノだとわかるようです。
そんなことは知ったこっちゃないけど。
無慈悲な刃の回転スイッチ、オン♪

「ゆぎゅごばじゅびゅッ…………」

おお、哀れ哀れ。
一瞬にしてれいむはどろどろの液体に
大☆変☆身☆

「ゆわああああああ!れいむうううううう!?」

「みゃみゃぁぁぁ!?れいみゅのみゃみゃがぁぁぁ!」



「まりちゃのみゃみゃがどろどろになっちゃったぁぁぁ!?ゆびゅぇぇぇ!」

んー、良い泣き声だ。胸が震えてよだれが出ちゃうくらいにハートフルでビューティフルなハーモニィ。

「ゆぐっ!ゆるさないぜ!まりさはれいむのかたきをとるぜ!」

あらあら、まりさったら番いを殺されてかわいそうに。
……威嚇のつもりなのか、体に空気を溜めて膨らんでみせる。

「ゆふふ!まりさをおこらせたらおにいさんなんかいちころなんだぜ!」

そんなことをしてる暇があったら逃げりゃいいのに。

「ゆぷぷ!まりちゃのおちょうちゃんはちゅよいのじぇ!」

うん、まりちゃのおちょうちゃんは勇敢だね。馬鹿だけど。
……え?なに?
もう尺が無い?
しょうがねえなあ。

「ゆわあああ!?」
「ゆぴゅっ!」
「れいみゅおうちかえりゅぅぅ!」
「まりちゃのおぼうちどこぉぉぉ!?」

残り全部のゆっくりをミキサーにドボン。もちろん中にはまだれいむ「だった」ものが入ってます。
スイッチオン!

「ゆぎゅおびゃ」
「ゆんがぷっ」
「じゅぱゆぎゃ」
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10/17 23:26 W52SH(e)

[165]クズゾロリ
斬られて、潰されて、砕かれる。
そこは密室。
そこは地獄。
そこは悪魔の園。

連なる刃は、限りなく深い黒に染まる。

額を断たれ、頬を引き裂かれ、背をえぐられる。

彼らのレクイエムは機械の作動音。
賛歌は苦痛の悲鳴で、楽奏は連刃の擦れ合いだ。

彼らは見た。
目の前で、兄弟姉妹が無残な姿になってゆくところを。
最後の愛を呟く暇も無く、彼らは

「ぜんざい」

になった。

―――――

はぁーい!
みんなのアイドル、虐待鬼威惨快穴ゾロリだよ☆
画面の前の不細工池沼クソムシども、最後まで見てくれたかな?
みんなもこれで、おいしいぜんざいが食べられるネ!
やったネ☆

♪ゆーピー3年クッキング♪

明日も見てネ!


      完
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10/17 23:28 W52SH(e)

[166]カスゾロリ
(;^ω^) こ れ は ひ ど い
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10/17 23:31 W52SH(e)

[167]地球人格(愚)
鬼畜系アイドル…(・∀・)イイネ!
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10/17 23:37 W61P(e)

[168]通過
ゾクゾクするわぁ(ウットリ
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10/17 23:57 W62P(e)

[169]乃人
やべっ、ちょっと出たわ
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10/18 00:05 W54S(e)

[170]エルザス
>>165だけ他と調子が全然違うのが気になる
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10/18 00:12 URBANO BARON(e)

[171]名無しの名無し
ぜんざい万歳 イヤッッホォォォオオォオウ!
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10/18 00:49 W63CA(e)

[172]ミャンマー
もっとだ
もっと書いて下さいお願いします
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10/18 01:15 SH903i(i)

[173]神 長門
饅頭潰しただけじゃぜんざいにならないと思うんだ…


ゆっくり踊りぐい
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10/18 03:28 biblio(e)

[174]たかあき
いつも楽しみに見てます

釣りの餌にされるゆっくりなんて見てみたいです
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10/18 08:11 SH005(e)


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最終更新:2010年10月28日 18:01
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