ドム

「ドム」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ドム」(2023/08/13 (日) 13:50:16) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

|>|CENTER:ドム&br()DOM| |登場作品|[[機動戦士ガンダム]]| |型式番号|MS-09| |全高|18.6m| |重量|62.6t| |所属|ジオン公国軍| |搭乗者|ガイア&br()オルテガ&br()マッシュ| |武装|胸部拡散ビーム砲&br()ヒート・サーベル&br()360mmジャイアント・バズ| ---- *【設定】 ツィマッド社が開発したジオン公国軍の局地用重MS。 当初は飛行型MSを目指したが、グフ試作実験機とプロトタイプドムの開発を経て、技術力不足により脚部に内蔵されたホバーによる高速移動を有する機体へと変更されて完成した。 飛行能力の搭載は見送られたが、重装甲と高機動の両立を実現した。 本機はジオンの(と言うより昔の宇宙世紀の)MS設計思想の1つである「推進部の露出を極力控え装甲で耐える」を重視した機体の1つであり、盾を持っていないのはその為。 「一撃で戦艦を沈める」360mmジャイアント・バズや、ヒート・サーベルなどの強力な武器を有する他にグフと同様に120mmザク・マシンガン等の他機体の武装を装備したりもする。 機体性能そのものは極めて優秀であり、宇宙用に改造した[[リック・ドム]]やドワッジ、[[ドライセン]]など、モビルスーツの進化と共に「ドム系」と呼ばれる機体群や系譜を確立した。 直接の関係はないが、連邦軍の[[ガンダム試作2号機]]も本機を参考にしている。 小説版では[[ゲルググ]]が登場しない為か、本機がジオン汎用機で初のビーム兵器搭載MSという扱いになっている。 ---- *【武装】 **胸部拡散ビーム砲 左胸部に内蔵されたビーム砲。攻撃力は無く、威嚇や幻惑用とされる。 要は単なる目眩し用だが、効果的なタイミングだった事もあってあのアムロをも一瞬怯ませる事に成功させている。 元々はビーム兵器を稼働させるための経路だったが、充分な出力を得られなかったため変更されたらしい。 **ヒート・サーベル 背部に背負う白兵戦用武装。白熱化によって敵を溶断する。消耗が激しく使い捨てらしい。 他のヒート系よろしくビーム・サーベルとも渡り合える。 **360mmジャイアント・バズ 360mm口径のロケット弾を発射する装弾数10発のバズーカ。 一年戦争で使用されたMS用携行装備としては最大級の火力とされる。 ---- *【劇中での活躍】 ランバ・ラル隊に支給される予定だったが、マ・クベの策略で支給されなかった。 その後、「黒い三連星」ことガイア、マッシュ、オルテガの3名からなるドム3機のチームを組み、[[ホワイトベース]]隊に戦いを挑む。 ホバー移動による高機動を生かした3機による「ジェット・ストリーム・アタック」という戦術で[[ガンダム]]とアムロを苦しめるもあと一歩及ばず、逆にマッシュを撃墜され、劇場版ではその戦闘で、TV版では直後のオデッサ防衛戦で部隊を全滅されてしまう。 その後は他の量産型モビルスーツともども「3分も経たずに全滅した12機のリック・ドム」に代表されるような、典型的な「やられメカ」となってしまった。 ---- *【搭乗者(パイロット)】 **ガイア CV. 政宗 一成(テレビ版) / 徳丸 完(劇場版・特別版) / 一条 和矢(THE ORIGIN) ジオン軍のエース部隊「黒い三連星」チームリーダー。 フルネームはA・ガイア(THE ORIGINではミゲル・ガイア)。 登場当時の階級は大尉であり、オルテガやマッシュと共にチームを組み戦果を挙げてきた。 本編登場前は教導隊の教官として宇宙で新米兵士たちに指導していた。 開戦時のルウム戦役には、レビル将軍を捕虜する戦果を挙げた。 ガンダム追撃の任を受け、当のガンダムと対峙するとパイロットがニュータイプであるとすぐに見抜き、ジェット・ストリーム・アタックを仕掛けるが1回目は凌がれ、2回目は自機を踏み台にされて破られ、三連星のひとり、マッシュが撃破されてしまう。 TV版では戦闘後に敵討ちを誓うが、直後のオデッサ防衛戦でオルテガ機も撃破され、その後[[Gスカイイージー>Gファイター]]からガンダムを蹴り落とし尻餅をついたガンダムにヒート・サーベルを突き立てようと飛びかかるが、カウンターでコクピットにビーム・サーベルを突き立てられ、2人に詫びを入れながら彼も後を追う様に戦死してしまった。 劇場版では1度目の戦闘の最後にガンダムに斬りかかったが、やはりコクピットにビーム・サーベルの直撃を受け、ガンダムの活躍に驚愕しながら戦死した。 ***【原作名台詞】 -「あのパイロットめ、只者じゃないぞ…」(アニメ第24話) --アニメ第24話にて。 -「オルテガ、マッシュ!モビルスーツにジェット・ストリーム・アタックをかけるぞ!」 ---アニメ第24話にて、言わずと知れた台詞で黒い三連星を象徴する名場面。しかし、アムロにはすんでのところで躱されてしまい… --近年では「ガイア、マッシュ、オルデガ、奴にジェット・ストリーム・アタックをかけるぞ!」と改変されて使われることも。詳しくは余談にて。 -「おああ!俺を踏み台にしたァ!?」 --この直後、マッシュ機がビーム・サーベルを突き立てられ撃墜されてしまう。 -「マッシュの魂よ、宇宙に飛んで、永遠に喜びの中に漂い給え…」 --アニメ第25話にて。 -「マッシュ…オルテガ…すまん…」 --アニメ第25話にて。 ---- **オルテガ CV. 二又 一成(テレビ版) / 仲木 隆司(劇場版) / 松本 大(特別版・ゲーム作品) / 松田 健一郎(THE ORIGIN) ジオン軍のエース部隊「黒い三連星」の一員。 三人の中で一番の巨漢であり、ジェット・ストリーム・アタックの後衛担当。 ガンダムとの初戦闘時ではガンダムを仕留められなかったものの、[[ミデア]]を撃墜した。 劇場版ではガンダムを狙おうとしたのだろうか、ガイア機を斬るガンダムの側で一瞬足を止めた所をセイラのコア・ブースターにメガ粒子砲で撃墜された。 TV版ではオデッサ防衛戦でGスカイイージーに搭乗したガンダムにジャンプして斬りかかるが、すれ違い様にビーム・サーベルを胴に叩き込まれ、そのまま機体を両断されてしまった。 ---- **マッシュ CV. 永井 一郎(テレビ版) / 佐藤 正治(ゲーム作品) / 土屋 トシヒデ(THE ORIGIN) ジオン軍のエース部隊「黒い三連星」の一員。 隻眼の男で、ジェット・ストリーム・アタックの中衛担当。 TV版、劇場版のいずれもガンダムとの初戦闘時での2回目のジェット・ストリーム・アタック時にビーム・サーベルをコクピットに突き刺され、そのまま機体を縦割りにされてしまう。黒い三連星の中で最初の戦死者となった。 ---- *【ゲーム内での活躍】 **連邦VSジオンシリーズ 連邦VSジオン時代では、他の機体にはないホバーによる慣性移動が特徴の機動重視タイプのMS。当初のコストは225。最高コスト帯の機体(375)とはギリギリで組めないという微妙なコストで、武装もクセが強くやや扱いづらいMSであった。本機のジャイアント・バズはバズーカ系としては珍しく一発ダウンではなく、クロス連携が可能。連邦側で進行すると中盤で登場するCPUのドム3機は異様な強さを誇り、多くのプレイヤーの壁となった。 サシの対人戦に於いては、鬼性能の連続ステップでダメージを取るのがメンドクサイ相手の印象があった。 **エゥーゴVSティターンズシリーズ エゥーゴVSティターンズになると他の旧世代MS同様コストが下がり200に。[[Zガンダム]]や[[ジ・O]]といった最高コスト機とも組める様になったが、同じコスト帯にシステムや性能上明らかに上位の[[ネモ]]、[[メタス]]、[[ガザC]]がいた為出番は殆ど無かった。ちなみに前作と同じく、宇宙の場合はリック・ドム扱いになるが性能は変わらない。 **連合VSザフトシリーズ ドムは勿論いないが、オマージュ機体であるドムトルーパーがIIで参戦した。特格でピョン格としてオルテガハンマーを再現。BDは高速でBZ、BMG、格闘いずれも悪くはないが、当時数少ない地走機で癖が強く、上昇性能とステップ性能が悪く、格闘硬直が大きく単機火力も低めだったため格闘で切り込める機体ではなかったため、高機動を活かした射撃で片追いしつつ時折スクリーミングニンバスで攻めるといった、支援機としての運用で輝く機体だった。 **ガンダムVSガンダム コスト1000の機体として登場。パイロットは黒い三連星を代表してガイア。 アシストとしてマッシュ機、オルテガ機を召喚し「ジェット・ストリーム・アタック」を再現する事が出来る。 使いこなせれば(攻撃限定で言えば)コスト1000に持たせて良いアシストでは無いと言える位凶悪だが、特性の関係上結果的にコスト1000のアシストという領域は出ていない。 おまけに、敵との距離が近いと勝手に突撃してしまうため、距離調節が難しい。 メイン、地上BD、ステップはコスト1000にしては優秀な方だが、継戦能力と空中での機動力がかなり悪い。 特に上昇速度はガンタンク並と絶望的で、ステージによってはどんなに頑張っても相方がよほど意識してこちらに来てくれない限り空気確定というステージに非常に左右され易い機体である。 基本はやはりジェットストリーム・アタックによる攻撃及び撹乱。 9回も使えた為、余程長時間生き延びない限り使い切れないので実質使い放題も同然だった。 **ガンダムVSガンダムNEXT アシストの使用回数が5回とほぼ半減。短時間で撃破された場合を除き、攻めているとあっという間に無くなってしまうので注意。 低コストの中では割かし火力はあるほうでアシストのバズ2回から通常格闘やメインだけでも十分。 使い手も2作通して少ない部類であったことはほぼ間違いないが、それは一方で対策されてないということでもあり、 なめてかかると意外な火力と機動力、奪ダウン力による分断に苦戦させられる。 上記のように自分で使うと勝手に突撃しうまく使用できないアシストだが、CPUのドムが複数現れると弾幕を貼られ、苦戦する。 [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]に本機のオマージュである「ドムトルーパー」なる機体が登場しており、[[キラ・ヤマト>ストライクフリーダムガンダム]]や[[ムウ・ラ・フラガ>アカツキ]]にドムトルーパーと誤認されている。 **EXVS.シリーズ CPU専用機として登場。 NEXTの流用でガイアの声が入っている時もある。 本作からガンダムにはガイアにした踏み台が出来るようになったので、原作再現が可能になった。 また、NEXT PLUSモード同様に、SEED DESTENYの再現ミッションではドムトルーパーの代わりとして出ることも。 なお、各VS.シリーズで登場する武器の拡散ビーム砲だが、ビームとは名ばかりの目眩まし(至近距離の敵機を一時的にダウンさせる程度)であり、全然役に立たない。 **GUNDAM VERSUS ガンダムVSガンダムNEXT以来のプレイアブル機体として復活。コストは200。 デフォルトパイロットはガイアだが、条件を満たせばオルテガやマッシュも選択可能となる。 担当声優は全員『THE ORIGIN』版。 武装はザク・マシンガンが追加され、GVSの名物バズ投擲も追加。 拡散ビーム砲もあるが相変わらず使いにくい性能。 ストライカー呼び出しに伴いアシストが削除される傾向にあるが、ドムは特例としてアシスト呼び出しがあり、ドムを2体呼び出す。追従と突撃&バズ、バズ連携攻撃の3種類。 本作でのみ遊べる3on3で全員ドムにして全員で追従アシストを呼び出すと見た目がすごいカオスになる。 近接戦なんてしようものならどの2機のドムが自分のかわからなくなってしまうだろう。 ストライカーにもドムがいるので同時使用すればガイア、マッシュ、オルデガ、謎のもう1人の夢(?)の4人が再現可能となる。 なお、CPU仕様のドムは[[リック・ドム]]がその役割を担うようになった。 ---- *【勝利・敗北ポーズ】(ガンダムVSガンダム、NEXT) **勝利ポーズ 虚空に向かってバズーカで弔砲を放つ。 地球連邦軍の一大反攻作戦「オデッサ作戦」前(厳密に言えば作戦自体は既に始まっている)にガイアとオルテガが戦死したマッシュの魂を弔う為に行った。 **敗北ポーズ 片膝をつき、サーベルを地面に突き立てる。 *【勝利・敗北ポーズ】(GUNDAM VERSUS) **勝利ポーズ 通常時:バズーカを構える ドム呼び出し時:左右にドムが2体いる状態でサーベルを構える **敗北ポーズ うつ伏せに倒れた状態から爆散する。ガイア機の最後のシーンの再現 ---- *【その他の活躍】 **ガンダムビルドファイターズトライ 第1話でガンプラ初心者の主人公カミキ・セカイが初めて触るガンプラとして、優勝トロフィーの中から登場。 VSシリーズのGガンダム系の機体のようにホバーではなく地面を走ったり、ミヤガのAEUイナクトとのバトルでは回し蹴りや白刃取り、正拳突きを披露したうえ、ドムの中から本作の主役機[[ビルドバーニングガンダム>トライバーニングガンダム]]が現れるなど話題を呼んだ。 なお、ビルドバーニングガンダムは第7回ガンプラバトル世界大会優勝者であるイオリ・セイが第11回世界大会で使用したガンプラを改修したもので、ドムの外装を被せた上で聖鳳学園のガンプラバトル部室内の優勝トロフィーの中に隠されていた。 **スーパーロボット大戦 ジェット・ストリーム・アタックは合体攻撃として採用されているが、作品によってはドムの発展型である[[ドライセン]]で行う事もある。 『α』では[[リック・ドムII]]に搭乗し、熟練度次第でボイス付きで主人公に対して行う。 なお、これは3回連続でイベント戦闘が発生するだけのもので、場合によっては完全回避される。ドリームキャスト版では合体攻撃になった。 黒い三連星が登場しない作品でもこの戦法は有名らしく『T』ではジオン残党軍の&s(){ヒート・サーベルしか持たない}ドワッジが、『30』ではシミュレーション内の[[ギラ・ドーガ]]が、『X-Ω』では黒い三連星を騙るティターンズ兵達の[[ガンダムMk-II>ガンダムMk-II(ティターンズ)]]がイベントでジェット・ストリーム・アタックを繰り出している。 ---- *【余談】 黒い三連星やジェット・ストリーム・アタックは多くの作品に影響を及ぼし、同じガンダムシリーズでもドムトルーパーや[[トライスター>ジェスタ]]、[[ファントム3>ダナジン]]など、黒い三連星を意識したチームが登場している。 また、1983年に放送された富野由悠季監督によるアニメ『聖戦士ダンバイン』にはガイア似のガラミティ・マンガン、マッシュ似のニェット、オルテガ似のダーによる「赤い三騎士」と呼ばれる黒い三連星のセルフパロディキャラが登場している。 「トリプラー」というジェット・ストリーム・アタック風の連携攻撃を得意とし、元ネタ同様に踏み台にされた。 これ以外にも多数の作品、果ては特撮でもジェット・ストリーム・アタックを彷彿とさせる攻撃を行う敵も現れた。 近年のネットでは「&bold(){ガイア!} マッシュ! オルテガ! 奴にジェット・ストリーム・アタックをかけるぞ!!」と&bold(){謎の4人目}が発言しているような使い方をされ、「お前誰だよ」と突っ込まれるパロディネタも存在する。 真面目な話、もしこの1人がジェット・ストリーム・アタックに加わっていたらガンダムがマッシュのドムにサーベルを刺した時に一撃食らわせられてアムロを倒せたかもしれない。 ----
|>|CENTER:ドム&br()DOM| |登場作品|[[機動戦士ガンダム]]| |型式番号|MS-09| |全高|18.6m| |重量|62.6t| |所属|ジオン公国軍| |武装|胸部拡散ビーム砲&br()ヒート・サーベル&br()360mmジャイアント・バズ| |搭乗者|ガイア&br()オルテガ&br()マッシュ| ---- *【設定】 ツィマッド社が開発したジオン公国軍の局地用重モビルスーツ。 当初は飛行型MSを目指したが、グフ試作実験機とプロトタイプドムの開発を経て、技術力不足により脚部に内蔵されたホバーによる高速移動を有する機体へと変更されて完成した。 飛行能力の搭載は見送られたが、重装甲と高機動の両立を実現した。 本機はジオンの(と言うより昔の宇宙世紀の)MS設計思想の1つである「推進部の露出を極力控え装甲で耐える」を重視した機体の1つであり、盾を持っていないのはその為とされている。 「一撃で戦艦を沈める」360mmジャイアント・バズや、ヒート・サーベルなどの強力な武器を有する他にグフと同様に120mmザク・マシンガン等の他機体の武装を装備したりもする。 機体性能そのものは極めて優秀であり、宇宙用に改造した[[リック・ドム]]やドワッジ、[[ドライセン]]など、モビルスーツの進化と共に「ドム系」と呼ばれる機体群や系譜を確立した。 直接の関係はないが、連邦軍の[[ガンダム試作2号機]]も本機を参考にしている。 小説版では[[ゲルググ]]が登場しない為か、本機がジオン汎用機で初のビーム兵器搭載MSという扱いになっている。 ---- *【武装】 **胸部拡散ビーム砲 左胸部に内蔵されたビーム砲。攻撃力は無く、威嚇や幻惑用とされる。 要は単なる目眩し用だが、効果的なタイミングだった事もあってあのアムロをも一瞬怯ませる事に成功させている。 元々はビーム兵器を稼働させるための経路だったが、充分な出力を得られなかったため変更されたらしい。 **ヒート・サーベル 背部に背負う白兵戦用武装。白熱化によって敵を溶断する。消耗が激しく使い捨てらしい。 他のヒート系よろしくビーム・サーベルとも渡り合える。 **360mmジャイアント・バズ 360mm口径のロケット弾を発射する装弾数10発のバズーカ。 一年戦争で使用されたMS用携行装備としては最大級の火力とされる。 ---- *【原作の活躍】 ランバ・ラル隊に支給される予定だったが、マ・クベの策略で支給されなかった。 その後、「黒い三連星」ことガイア、マッシュ、オルテガの3名からなるドム3機のチームを組み、[[ホワイトベース]]隊に戦いを挑む。 ホバー移動による高機動を生かした3機による「ジェット・ストリーム・アタック」という戦術で[[ガンダム]]とアムロを苦しめるもあと一歩及ばず、逆にマッシュを撃墜され、劇場版ではその戦闘で、TV版では直後のオデッサ防衛戦で部隊を全滅されてしまう。 その後は他の量産型モビルスーツともども「3分も経たずに全滅した12機のリック・ドム」に代表されるような、典型的な「やられメカ」となってしまった。 ---- *【搭乗者】 **ガイア CV:政宗 一成(テレビ版) / 徳丸 完(劇場版・特別版) / 一条 和矢(THE ORIGIN) ジオン軍のエース部隊「黒い三連星」チームリーダー。 フルネームはA・ガイア(THE ORIGINではミゲル・ガイア)。 登場当時の階級は大尉であり、オルテガやマッシュと共にチームを組み戦果を挙げてきた。 本編登場前は教導隊の教官として宇宙で新米兵士たちに指導していた。 開戦時のルウム戦役には、レビル将軍を捕虜する戦果を挙げた。 ガンダム追撃の任を受け、当のガンダムと対峙するとパイロットがニュータイプであるとすぐに見抜き、ジェット・ストリーム・アタックを仕掛けるが1回目は凌がれ、2回目は自機を踏み台にされて破られ、三連星のひとり、マッシュが撃破されてしまう。 TV版では戦闘後に敵討ちを誓うが、直後のオデッサ防衛戦でオルテガ機も撃破され、その後[[Gスカイイージー>Gファイター]]からガンダムを蹴り落とし尻餅をついたガンダムにヒート・サーベルを突き立てようと飛びかかるが、カウンターでコクピットにビーム・サーベルを突き立てられ、2人に詫びを入れながら彼も後を追う様に戦死してしまった。 劇場版では1度目の戦闘の最後にガンダムに斬りかかったが、やはりコクピットにビーム・サーベルの直撃を受け、ガンダムの活躍に驚愕しながら戦死した。 ***【原作名台詞】 -「あのパイロットめ、只者じゃないぞ…」(アニメ第24話) --アニメ第24話にて。 -「オルテガ、マッシュ!モビルスーツにジェット・ストリーム・アタックをかけるぞ!」 ---アニメ第24話にて、言わずと知れた台詞で黒い三連星を象徴する名場面。しかし、アムロにはすんでのところで躱されてしまい… --近年では「ガイア、マッシュ、オルデガ、奴にジェット・ストリーム・アタックをかけるぞ!」と改変されて使われることも。詳しくは余談にて。 -「おああ!俺を踏み台にしたァ!?」 --この直後、マッシュ機がビーム・サーベルを突き立てられ撃墜されてしまう。 -「マッシュの魂よ、宇宙に飛んで、永遠に喜びの中に漂い給え…」 --アニメ第25話にて。 -「マッシュ…オルテガ…すまん…」 --アニメ第25話にて。 ---- **オルテガ CV:二又 一成(テレビ版) / 仲木 隆司(劇場版) / 松本 大(特別版・ゲーム作品) / 松田 健一郎(THE ORIGIN) ジオン軍のエース部隊「黒い三連星」の一員。 三人の中で一番の巨漢であり、ジェット・ストリーム・アタックの後衛担当。 ガンダムとの初戦闘時ではガンダムを仕留められなかったものの、[[ミデア]]を撃墜した。 劇場版ではガンダムを狙おうとしたのだろうか、ガイア機を斬るガンダムの側で一瞬足を止めた所をセイラのコア・ブースターにメガ粒子砲で撃墜された。 TV版ではオデッサ防衛戦でGスカイイージーに搭乗したガンダムにジャンプして斬りかかるが、すれ違い様にビーム・サーベルを胴に叩き込まれ、そのまま機体を両断されてしまった。 ---- **マッシュ CV:永井 一郎(テレビ版) / 佐藤 正治(ゲーム作品) / 土屋 トシヒデ(THE ORIGIN) ジオン軍のエース部隊「黒い三連星」の一員。 隻眼の男で、ジェット・ストリーム・アタックの中衛担当。 TV版、劇場版のいずれもガンダムとの初戦闘時での2回目のジェット・ストリーム・アタック時にビーム・サーベルをコクピットに突き刺され、そのまま機体を縦割りにされてしまう。黒い三連星の中で最初の戦死者となった。 ---- *【VS.シリーズの活躍】 **連邦VSジオンシリーズ 連邦VSジオン時代では、他の機体にはないホバーによる慣性移動が特徴の機動重視タイプのMS。当初のコストは225。最高コスト帯の機体(375)とはギリギリで組めないという微妙なコストで、武装もクセが強くやや扱いづらいMSであった。本機のジャイアント・バズはバズーカ系としては珍しく一発ダウンではなく、クロス連携が可能。連邦側で進行すると中盤で登場するCPUのドム3機は異様な強さを誇り、多くのプレイヤーの壁となった。 サシの対人戦に於いては、鬼性能の連続ステップでダメージを取るのがメンドクサイ相手の印象があった。 **エゥーゴVSティターンズシリーズ エゥーゴVSティターンズになると他の旧世代MS同様コストが下がり200に。[[Zガンダム]]や[[ジ・O]]といった最高コスト機とも組める様になったが、同じコスト帯にシステムや性能上明らかに上位の[[ネモ]]、[[メタス]]、[[ガザC]]がいた為出番は殆ど無かった。ちなみに前作と同じく、宇宙の場合はリック・ドム扱いになるが性能は変わらない。 **連合VSザフトシリーズ ドムは勿論いないが、オマージュ機体であるドムトルーパーがIIで参戦した。特格でピョン格としてオルテガハンマーを再現。BDは高速でBZ、BMG、格闘いずれも悪くはないが、当時数少ない地走機で癖が強く、上昇性能とステップ性能が悪く、格闘硬直が大きく単機火力も低めだったため格闘で切り込める機体ではなかったため、高機動を活かした射撃で片追いしつつ時折スクリーミングニンバスで攻めるといった、支援機としての運用で輝く機体だった。 **ガンダムVSガンダム コスト1000の機体として登場。パイロットは黒い三連星を代表してガイア。 アシストとしてマッシュ機、オルテガ機を召喚し「ジェット・ストリーム・アタック」を再現する事が出来る。 使いこなせれば(攻撃限定で言えば)コスト1000に持たせて良いアシストでは無いと言える位凶悪だが、特性の関係上結果的にコスト1000のアシストという領域は出ていない。 おまけに、敵との距離が近いと勝手に突撃してしまうため、距離調節が難しい。 メイン、地上BD、ステップはコスト1000にしては優秀な方だが、継戦能力と空中での機動力がかなり悪い。 特に上昇速度はガンタンク並と絶望的で、ステージによってはどんなに頑張っても相方がよほど意識してこちらに来てくれない限り空気確定というステージに非常に左右され易い機体である。 基本はやはりジェットストリーム・アタックによる攻撃及び撹乱。 9回も使えた為、余程長時間生き延びない限り使い切れないので実質使い放題も同然だった。 **ガンダムVSガンダムNEXT アシストの使用回数が5回とほぼ半減。短時間で撃破された場合を除き、攻めているとあっという間に無くなってしまうので注意。 低コストの中では割かし火力はあるほうでアシストのバズ2回から通常格闘やメインだけでも十分。 使い手も2作通して少ない部類であったことはほぼ間違いないが、それは一方で対策されてないということでもあり、 なめてかかると意外な火力と機動力、奪ダウン力による分断に苦戦させられる。 上記のように自分で使うと勝手に突撃しうまく使用できないアシストだが、CPUのドムが複数現れると弾幕を貼られ、苦戦する。 [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]に本機のオマージュである「ドムトルーパー」なる機体が登場しており、[[キラ・ヤマト>ストライクフリーダムガンダム]]や[[ムウ・ラ・フラガ>アカツキ]]にドムトルーパーと誤認されている。 **EXVS.シリーズ CPU専用機として登場。 NEXTの流用でガイアの声が入っている時もある。 本作からガンダムにはガイアにした踏み台が出来るようになったので、原作再現が可能になった。 また、NEXT PLUSモード同様に、SEED DESTENYの再現ミッションではドムトルーパーの代わりとして出ることも。 なお、各VS.シリーズで登場する武器の拡散ビーム砲だが、ビームとは名ばかりの目眩まし(至近距離の敵機を一時的にダウンさせる程度)であり、全然役に立たない。 **GUNDAM VERSUS ガンダムVSガンダムNEXT以来のプレイアブル機体として復活。コストは200。 デフォルトパイロットはガイアだが、条件を満たせばオルテガやマッシュも選択可能となる。 担当声優は全員『THE ORIGIN』版。 武装はザク・マシンガンが追加され、GVSの名物バズ投擲も追加。 拡散ビーム砲もあるが相変わらず使いにくい性能。 ストライカー呼び出しに伴いアシストが削除される傾向にあるが、ドムは特例としてアシスト呼び出しがあり、ドムを2体呼び出す。追従と突撃&バズ、バズ連携攻撃の3種類。 本作でのみ遊べる3on3で全員ドムにして全員で追従アシストを呼び出すと見た目がすごいカオスになる。 近接戦なんてしようものならどの2機のドムが自分のかわからなくなってしまうだろう。 ストライカーにもドムがいるので同時使用すればガイア、マッシュ、オルデガ、謎のもう1人の夢(?)の4人が再現可能となる。 なお、CPU仕様のドムは[[リック・ドム]]がその役割を担うようになった。 ---- *【勝利・敗北ポーズ】(ガンダムVSガンダム、NEXT) **勝利ポーズ 虚空に向かってバズーカで弔砲を放つ。 地球連邦軍の一大反攻作戦「オデッサ作戦」前(厳密に言えば作戦自体は既に始まっている)にガイアとオルテガが戦死したマッシュの魂を弔う為に行った。 **敗北ポーズ 片膝をつき、サーベルを地面に突き立てる。 *【勝利・敗北ポーズ】(GUNDAM VERSUS) **勝利ポーズ 通常時:バズーカを構える ドム呼び出し時:左右にドムが2体いる状態でサーベルを構える **敗北ポーズ うつ伏せに倒れた状態から爆散する。ガイア機の最後のシーンの再現 ---- *【その他の活躍】 **ガンダムビルドファイターズトライ 第1話でガンプラ初心者の主人公カミキ・セカイが初めて触るガンプラとして、優勝トロフィーの中から登場。 VSシリーズのGガンダム系の機体のようにホバーではなく地面を走ったり、ミヤガのAEUイナクトとのバトルでは回し蹴りや白刃取り、正拳突きを披露したうえ、ドムの中から本作の主役機[[ビルドバーニングガンダム>トライバーニングガンダム]]が現れるなど話題を呼んだ。 なお、ビルドバーニングガンダムは第7回ガンプラバトル世界大会優勝者であるイオリ・セイが第11回世界大会で使用したガンプラを改修したもので、ドムの外装を被せた上で聖鳳学園のガンプラバトル部室内の優勝トロフィーの中に隠されていた。 **スーパーロボット大戦 ジェット・ストリーム・アタックは合体攻撃として採用されているが、作品によってはドムの発展型である[[ドライセン]]で行う事もある。 『α』では[[リック・ドムII]]に搭乗し、熟練度次第でボイス付きで主人公に対して行う。 なお、これは3回連続でイベント戦闘が発生するだけのもので、場合によっては完全回避される。ドリームキャスト版では合体攻撃になった。 黒い三連星が登場しない作品でもこの戦法は有名らしく『T』ではジオン残党軍の&s(){ヒート・サーベルしか持たない}ドワッジが、『30』ではシミュレーション内の[[ギラ・ドーガ]]が、『X-Ω』では黒い三連星を騙るティターンズ兵達の[[ガンダムMk-II>ガンダムMk-II(ティターンズ)]]がイベントでジェット・ストリーム・アタックを繰り出している。 ---- *【余談】 黒い三連星やジェット・ストリーム・アタックは多くの作品に影響を及ぼし、同じガンダムシリーズでもドムトルーパーや[[トライスター>ジェスタ]]、[[ファントム3>ダナジン]]など、黒い三連星を意識したチームが登場している。 また、1983年に放送された富野由悠季監督によるアニメ『聖戦士ダンバイン』にはガイア似のガラミティ・マンガン、マッシュ似のニェット、オルテガ似のダーによる「赤い三騎士」と呼ばれる黒い三連星のセルフパロディキャラが登場している。 「トリプラー」というジェット・ストリーム・アタック風の連携攻撃を得意とし、元ネタ同様に踏み台にされた。 これ以外にも多数の作品、果ては特撮でもジェット・ストリーム・アタックを彷彿とさせる攻撃を行う敵も現れた。 近年のネットでは「&bold(){ガイア!} マッシュ! オルテガ! 奴にジェット・ストリーム・アタックをかけるぞ!!」と&bold(){謎の4人目}が発言しているような使い方をされ、「お前誰だよ」と突っ込まれるパロディネタも存在する。 真面目な話、もしこの1人がジェット・ストリーム・アタックに加わっていたらガンダムがマッシュのドムにサーベルを刺した時に一撃食らわせられてアムロを倒せたかもしれない。 ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。