アヘッド・サキガケ

アヘッド近接戦闘型(サキガケ)
AHEAD CLOSE COMBAT TYPE(SAKIGAKE)
登場作品 機動戦士ガンダム00
型式番号 GNX-704T/AC
全高 21.1m
重量 72.3t
所属 アロウズ
搭乗者 ミスター・ブシドー
武装 GNバルカン
GNショートビームキャノン
GNビームサーベル
GNシールド


【設定】

地球連邦政府直轄独立治安維持部隊「アロウズ」の擬似太陽炉搭載型モビルスーツ。
アロウズの主力MSアヘッドのカスタム機の一つで、ミスター・ブシドー専用機となっている。
正式名称は「アヘッド近接戦闘型」だが、「サキガケ」の開発コードを持つ。
接近戦に特化したカスタマイズがされており、射撃武装は最低限を除いて排され、格闘時の両腕の可動域を確保するため、通常機では横向きの背部GNバーニアが縦向きに配置されている。
更に稼働時間低下と引き換えに擬似GNドライヴが高出力化されており、高機動化やGNビームサーベルの高出力化に繋がっている。
パイロットが左利きのため、左利き用に武装配置とOSも変更されている。
また、ブシドーの意見(趣味)を取り入れて設計されているとされ、鎧の立物を模した頭部の大型クラビカルアンテナ、胴丸状の胸部装甲、そして胴の左側に装備された日本刀のような専用デザインの二振りのGNビームサーベルなど、戦国時代の鎧武者のような外観となっている。


【武装】

GNバルカン

速射式の小型ビーム砲。
原型機と同様に頭部に内蔵されている。
牽制・迎撃用に残されたと思われる。

GNショートビームキャノン

背部GNバーニアに各1門を内蔵する。
射程は短く、接近戦に移行するための牽制用とされる。

GNビームサーベル

左腰かGNシールドの裏に装備される専用の大型ビームサーベル。
刀身に日本刀の様な反りが入っており、柄も日本刀を意識したデザインとなっている。
ダブルオーガンダムのシールドをあっさり両断する程の高出力を誇る。

GNショートビームサーベル

GNビームサーベルと同じような趣で小型化させ、脇差を思わせる専用ビームサーベル。
左脇に装備されるがあくまで予備といった扱いらしく、大型ビームサーベルを失った時のみ使用された。

GNシールド

表面にGNディフェンスロッドが設置され、右腕に装備される専用シールド。
裏側に稼働時間延長用のGNコンデンサーが搭載されている。


【原作の活躍】

刹那・F・セイエイの駆るダブルオーガンダムのアロウズ航空母艦への攻撃に割り込む形で初登場。
数撃を交えたが、カタロンの割り込みもあって直ぐに両軍撤退となった。

カタロンの秘密基地襲撃作戦にも出撃したが、カタロンやソレスタルビーイングと交戦する事なくワンマンアーミーの特権を利用して一人離脱した。

ソレスタルビーイング襲撃作戦時にはミスター・ブシドーの技量もありダブルオーを圧倒。
しかし一時トランザムを起動されて左腕を斬り飛ばされるなど窮地に陥るが、ダブルオーのGNドライヴがトランザムに耐えきれずオーバーロードによる機能不全を起こし海面に不時着。
そこにビームサーベルを突き付けたが、お互いに万全な状態できちんと決着を付けたいブシドーはトドメを刺さずに撤退した。

その後はブシドーがマスラオに乗り換えた事で出番を終えた。
搭乗者を変えて使われ続けたアヘッド脳量子波対応型(アヘッド・スマルトロン)と違って一切出番は無かったが、やはり扱い難かったのだろうか。


【搭乗者】

ミスター・ブシドー

CV:中村 悠一

地球連邦軍独立治安維持部隊アロウズに所属するパイロット。
陣羽織を羽織って仮面を付けている謎の軍人で、ガンダムと渡り合える腕前を持つ数少ない人物。
ガンダムエクシアと因縁があったようで、ダブルオーガンダムのパイロットがエクシアのパイロットであると即座に見抜き、それ以降は少年こと刹那・F・セイエイとダブルオーを執拗に狙う。
ガンダムマイスターの中でも刹那に対する執着は特に強く、友軍にも一騎打ちさせるよう念押しする程。

司令部から独自行動の権限を直接付与されており、指揮官であるカティ・マネキンの指示ですら不服とあらば覆すことも可能。
権限を主にガンダムと戦うために部隊指揮から独立した単独行動を取るために使っていた。
この権限は後にブシドーだけでなくリヴァイヴ・リバイバルなどのイノベイド達もライセンスとして所有している事が明かされた*1

ただ現地指揮官にそれなりに協力的だったイノベイド勢と異なり、ガンダムに拘るブシドーは「(カティからの指揮に従う要請に対して) 断固辞退する」、「(作戦中に一人離脱する理由として) 興が乗らん」、「(ダブルオーは自分が倒したいので) 干渉、手助け、一切無用」、「(ダブルオーを眼前で見逃した事に怒るアロウズ隊員に対して) 聞く耳持たぬ」など、かなり傍若無人に振る舞っていた*2

【原作名台詞】

  • 「その剣捌き…間違いない、あの時の少年だ…なんという僥倖! 生き恥を晒した甲斐が、あったというもの!」
    • ダブルオーガンダムとの初戦闘時の台詞。

  • 「私は司令部より、独自行動の免許を与えられている。つまりはワンマンアーミー…たった一人の軍隊なのだよ。」
    • 部隊指揮官となったカティの要請を「断固辞退する」と拒絶しながら。真っ当に従軍し続けて来た自負のあるカティは当然良い顔はしなかった。

  • 「興が乗らん!」
    • カタロン基地襲撃の作戦行動中に離脱を宣言した際に、何故と問われて。オートマトンまで使う一方的な殲滅が気に入らなかったのか、それとも介入しに来たガンダムの中にダブルオーの姿が無かったからだろうか。それとも両方か。

  • 「肩に動力のある2個付きのガンダムは、私が相見える。干渉、手助け、一切無用!」
    • ソレスタルビーイング襲撃作戦前のブリーフィングにてカティのプラン説明に割り込みながら。カティは咎めようとしたが、同席していたバラック・ジニンの「ライセンス持ちの実力を拝見したい」という建前半分嫌味半分のフォローで事なきを得た。
      かつては単独でガンダムに立ち向かおうとした部下を制したものだが…作戦前に宣言しておけばセーフという事なのだろうか?

  • 「なんと…機体が万全ではないとは…ならば斬る価値も無し!」
    • トランザムにGNドライヴが耐え切れず着水して動きを止めたダブルオーにビームサーベルを突き付けながら。この直後に作戦領域を独断で離脱する。散々の振る舞いからのこれには同部隊員から「いくら何でも勝手が過ぎる!」と憤慨されていた。
      ライバルと決着をつけたいがために自軍の最新技術を横流ししたどこぞの赤い人を彷彿とさせる。


【VS.シリーズの活躍】

ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS

セカンドシーズン最後の機体であるスサノオを差し置いてNEXT-PLUSモードでCPU専用機として登場。
通常のアヘッドと異なり射撃武装はないがGNビームサーベルをブンブン振り回して来る。
なお、本機は様々な呼び名を持つが本作では「アヘッド・サキガケ」名義となっている。


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最終更新:2023年09月28日 14:36
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*1 リボンズの個人的な指示を優先して遂行するため

*2 与えたリボンズとしては「ガンダムと真っ向から戦える技量がある数少ない腕利きである」ため、許容範囲だった模様。