パトゥーリア

パトゥーリア
PATULIA
登場作品 機動新世紀ガンダムX
型式番号 MAN-003
全長 617.0m
全高 105.0m
重量 38,800.0t
所属 宇宙革命軍
フォートセバーン
搭乗者 ノモア・ロング
カリス・ノーティラス
エニル・エル
武装 有線ビーム砲
荷粒子砲
特殊装備 フィールド・ジェネレーター
サイコミュ・ダクト


【設定】

宇宙革命軍が決戦兵器として開発したNT専用超大型MA。第7次宇宙戦争の際に地球に降下していたが損傷、落着してフォートセバーンの地下に隠されていた(というより落着地を偽装する目的も有り「上にフォートセバーンという町で蓋をしていた」という方が正しい)。
ロケット型の戦艦に艦橋の代わりに胸像が生えているような姿をしており、攻撃の際は戦艦の様な通常形態から下部の艦船状の部分が中央から2つに開いた攻撃形態に移行する。
遠距離からのビーム攻撃はフィールド・ジェネレーターで防御し、その巨体故の近距離の死角をベルティゴ5機で防衛してもらうという運用が本来のコンセプトとなる。ちなみに劇中のベルティゴはその際の機体の消耗などに備えてパトゥーリア内に格納されていた予備部品から組み上げた機体である。

最大の特徴はその大きさ。
現実に存在する物だと東京スカイツリー(634m)が横になって浮いていると考えればヤバさが伝わるだろうか。きれいに90°開く訳ではないが開いた際は1000mは超える数字になっていると考えられる。
歴代MAでもぶっちぎりの大きさで2位のドッゴーラでも約370mしかない。全高の105mもかなり凄い数字でサイコガンダム約2.5個分で通天閣(108m)と大体同じ高さである。
というか航宙艦船類でもこの大きさに匹敵あるいは上回る物は少なく、ドゴス・ギア級、グワダン級、サダラーン級、スクイード級、ゴンドワナ級くらいしかない。
流石にデビルガンダムコロニーやソレスタルビーイング号の様な移動拠点や機動要塞を兼ねた類とは比較にはならない(ほど小さい)が。

ちなみにこの機体は初代ガンダムのブラウ・ブロがモチーフになっていると言われており、形式番号がほぼ一致している。


【武装】

有線ビーム砲

NT能力によって制御される30基*1の有線ビーム砲。ラフレシアのテンタクラーロッドから鋸部分を省いた物をイメージすると分かりやすいかも。
1発で通常のMSなら破壊可能な威力を持つ。

荷粒子砲

4門設置されている大型砲。劇中では使用されていない。
2門は胸像部に確認できるが残り2門がどこにあるかは不明。

【特殊装備】

フィールド・ジェネレーター

巨大な機体を浮かせるためと、ビーム兵器を無効化する為に設置された装置。
劇中では直しきれなかったのかビームの防御用には使用されなかったが、ボンボン版では防御用にも使用していた。

サイコミュ・ダクト

機体制御の為にNTを入れて生体部品にするカプセル。長時間入れるとNTの精神とパトゥーリアが同化してしまい危険。


【原作内での活躍】

第7次宇宙戦争終戦の4ヶ月前、パトゥーリアとベルティゴ5機による地球降下制圧作戦(ライラック作戦)のためにニュータイプ部隊のベルティゴ5機と共に地球に降下しようとしたが、大気圏突入前の旧地球連邦軍との交戦でニュータイプ部隊は全滅し、パトゥーリアも損傷して大きく予定の軌道から外れて落着した。

その後フォートセバーンの地下に隠されながら修理を終え、NTとして成熟していたカリスを生体ユニットとして取り込んで起動され、フォートセバーンを焼き尽くす凶行に出た。この際カリス本人は抗っていたが少しづつ人間としての自我を失っていった。
フィールド・ジェネレーターが防御用に機能しないながらも止めに入ったフリーデンチームを有線ビーム砲で追い詰めるが、ティファ・アディールとガロード・ランの呼びかけにカリスが反応し自我を取り戻して機能不全になり、ガンダムXディバイダーがその隙にビームカッターで機体の外装を破壊して内部に侵入し、カリスはダクトごと荒々しく取り外されて救助された。
操縦者を失ったパトゥーリアは完全に制御を失い、墜落して沈黙した。


【搭乗員説明】

ノモア・ロング

CV. 中田 和宏

正体は宇宙革命軍のドーラット博士。
ライラック作戦失敗後、作戦のための工作部隊として先に潜入していたエニル・エルの父であるナーダ・エル少将に脱出を助けられ、フォートセバーン市を築いて自ら市長になり、その地下にパトゥーリアを隠して修理しながらニュータイプを作り上げようとしていた。
カリスと市民には平和や世界統一のためと語ってパトゥーリア修復とニュータイプ研究の協力を得ていた様だが、その真の目的は個人的な復讐としての地球人類の粛正であり、戦争の狂気に完全に取り憑かれていた。

宇宙革命軍だったからという理由で父を殺され地球人に恨みを持っていたエニルの協力を得て(ティファも候補として検討していた様だが逃げられたため)カリスを核としてパトゥーリアを起動、操縦し、用済みになったフォートセバーンを手始めとして人類を粛清しようとしたが、フリーデンチームに阻まれた末にカリスを眼前で奪われた事で失敗を確信したのか拳銃で自決した。

とてつもない巨体を隠す土地と空間を用意し、直す資金源として税収に目を付けたのか荒廃した地に都市を築き、市長を勤め上げながら協力も得て機体を直しつつカリスを含む人工NTもほぼ完成させており、動機はともかく個人単位ではかなりの事を成し遂げた人物と言えるだろう。


カリス・ノーティラス

CV. 水谷 優子(TV版)/遠藤 綾(後任)

詳細はこちら。カリスはノモアに生体ユニットとするために作られた人工NTだった。


【ゲーム内での活躍】

NEXT PLUS

本作の追加ステージ、フォートセバーンで背景として登場。
流石に大きさがとてつもないのでCPU参戦も厳しいか。


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズトライ

第11話のニールセンラボのバトルシステムのシミュレートモードで登場。
大量のモックをお供に有線ビーム砲と荷粒子砲でザク・アルヴァルディとザク・クラーケンを砲撃したが、尽く躱されてアルヴァルディのタックルで胸像部をもがれ、クラーケンのファンネルで船体部中央に集中砲火を浴びて爆散した。
アニメ再現なのかフィールド・ジェネレーターが防御用に機能した様子は無かった。


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最終更新:2022年12月20日 21:09
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*1 この数は「一度に展開できる最大数」説あり