リーブラ

リーブラ
LIBRA
登場作品 新機動戦記ガンダムW
艦種 ピースミリオン級宇宙戦艦
全長 約3500m
全高 約1500m
所属 ホワイトファング
武装 ビーム砲
リーブラ砲
艦載機 ガンダムエピオン
ビルゴII
ヴァイエイト
メリクリウス
トーラス
艦長 ミリアルド・ピースクラフト


【設定】

ピースミリオン級2番艦。
OZのツバロフ・ビルモン指揮の下に5人のガンダム開発者が中心となって建造された。
正八面体型のメイン・ブロックの同一平面状の4頂点に菱形のエンジン・ブロック4つを水平に組み合わせた独特な形状となっているが、ピースミリオンと同様に高度に自動化された操縦系やMS格納庫、内部設備を有している。
最大の違いとして単独での十分な迎撃を可能にする多数のビーム砲と、メイン・ブロック底部中央の巨大ビーム砲により、戦略兵器としての攻撃力を有している点。
更にMDを遠隔コントロールするための専用ゼロシステムを管制系に組み込んだ専用制御室を内部に備えている。
名前の由来は天秤座のラテン語読みから。


【武装】

ビーム砲

迎撃や対空防御用にビーム砲が表面に多数設置されており、斉射でアルトロンガンダムを寄せ付けない防御力を見せた。

リーブラ砲

メイン・ブロック底部に砲口がある口径10メートル超の巨大ビーム砲。
リーブラの主砲となる。
宇宙空間から地上を狙撃して島を一つ消し飛ばす威力があるが、砲身が艦体に直結されているため、照準を合わせるには艦自体の向きを調整する必要がある。
更に意図的な構造欠陥として、発射毎に140分以上のチャージ時間と、艦体各所に異常が絶えず発生する様になっている。


【原作の活躍】

OZロームフェラ派のデルマイユ公爵の命で力の象徴及び宇宙政策の要として建造されていたが、建造の現地指揮官でホワイトファングの内通者でもあったセディッチの手引きにより、完成間近でホワイトファングの蜂起により奪取され、そのまま同組織によって完成されて司令拠点兼母艦となった。
同時期に制圧した月面基地から接収した多数のビルゴIIを搭載し、組織の指導者としてガンダムエピオンごとミリアルド・ピースクラフトを迎え入れる。
それからは地球の無人島やトレーズ・クシュリナーダのトールギスIIに向けて主砲を発射してその威力を見せつけた。
最終決戦ではピースミリオンの特攻により主砲を破壊されたが、その質量とジェネレーターの爆発により発生する6000メガトン級の破壊力で核の冬を起こそうと地球に落下させられ、ヒイロ・ユイのウイングガンダムゼロとミリアルドのエピオンの対決の場となった。
その後ピースミリオンの再起動によって大部分の落下は阻止され、なおも分離して落下を続けた一区画も、敗北を認めたエピオンによって内部から動力炉を破壊され、ウイングゼロのツインバスターライフルの直撃によって完全に破壊された。


【艦長】

ミリアルド・ピースクラフト

CV:子安 武人

ホワイトファングの指導者。
完全平和主義を唱えたサンクキングダムの王子であったが、祖国を滅ぼした地球圏統一連合への復讐の為にゼクス・マーキスとして素性を隠し、OZに所属していた。
サンクキングダムでヒイロ・ユイと機体を交換した後に本名のミリアルド・ピースクラフトを名乗り、求心力のある指導者を求めていたカーンズの誘いに乗ってホワイトファングの指導者となる。
ガンダムエピオン非搭乗時はリーブラ艦内で指揮を取っていた。


【搭乗員】

カーンズ・カラント

CV:市川 治

ホワイトファングの創設者。
かつてはコロニー指導者のヒイロ・ユイや同志デキム・バートンらと共にコロニーの独立運動を行っていたが、ヒイロ・ユイが暗殺された事で武闘派路線へと変更。
コロニー落としによる真のオペレーション・メテオを実行に移そうとしたが、5人のガンダム開発者達の裏切りで失敗。
焦ったカーンズは新たにホワイトファングを結成し、セディッチを始めとする同志達を引き連れてリーブラ占拠作戦「アルテミス・レボリューション」を発動させてリーブラの乗っ取りに成功し、続けてOZの最大宇宙拠点であるバルジ改の攻略にも成功する。
その後は士気を高めるべくミリアルドを指導者に迎え、地球そのものの排除を画策するが、いつの間にか指揮権をミリアルドによって奪われてしまっていた。
最後はリーブラの破壊を阻止すべく自らピースミリオンに乗り込むが、爆発に巻き込まれ消息不明となった。
名前の由来はフランス語の「15 (quinze カーンズ)」。

余談だが、放映当時に連載されていた4コマギャグ漫画「がんばれ! ドモンくんW」では何故か語尾が「ざーんす」でクルクル回って踊りながら話すオネエキャラになっていた。ゼクス曰く「顔が怖い」。
髪型で見ようによっては老婆にも見えたからだろうが、あまりに印象が強すぎて読者の中には本編でもこんなイロモノキャラだと勘違いした者もいたらしい。

【原作名台詞】

  • 「我々はコロニーの革命同志『ホワイトファング』だ」
  • 「コロニーの同胞達よ、我々が遂に立ち上がる時が来た! これまで我々に圧政を敷いてきたツバロフは、現在我々の同志が監禁している。もう何者にも従う必要はなくなった。」
    「地球は我々から多くの労力と資源を貪った。だが我々は本来、誰の支配を受ける事なく平等であったはずではないか! 」
    「立ちあがろう、コロニーの民よ! 共に宇宙の平和を築こうではないか!」
    • OZに潜入していた部下達によりツバロフの拘束に成功し、月面基地とリーブラを掌握したカーンズ達ホワイトファング。時は来たとばかりに演説を流し、コロニー市民達を扇動しようとする。


セディッチ

CV:菅原 淳一

ツバロフ配下のOZの将校。
OZでの階級は不明だが、ホワイトファングでは大佐と呼ばれていた。
ツバロフにリーブラ建造の現場指揮を一任されたが、実はホワイトファングの一員で、根っからのコロニー至上主義者の過激派。
立場を利用してリーブラの完成間近にカーンズ達を手引きしてリーブラ奪取に貢献した。
バルジ攻防戦では前線の宇宙船内でMDの指揮を執っていたが、バルジ砲の直撃を受けて戦死した。
名前の由来はイタリア語の「16 (sedici セーディチ)」。


【VS.シリーズの活躍】

ガンダムVSガンダム

『新機動戦記ガンダムW』ステージの背景に写っている。

EXVS.MB

トールギスIIのバーストアタックでリーブラが登場、自機のいる位置に向けてリーブラ砲を発射する。以降のシリーズでも同様。
再現のためかウイングガンダムが毎回焼かれているが、デメリットは無いので気にしなくてOK。
ただしビーム属性なので、MBON以降はその気になればなんとヤタノカガミで反射できるなんたって俺は不可能を可能にする男だからな


【その他の活躍】

SDガンダムGジェネレーション

敵の一大拠点の大型戦艦という立ち位置から、基本的に敵専用機かステージとしての登場ながら、色々トンデモ展開や設定を盛られて登場する事も。
『OVER WORLD』では大量のELSに侵食されたELSリーブラが登場する。攻撃はしてこないが耐久値が高い。

『DS』では平成ガンダムルートのみの登場。デルマイユ公の死により建造が中止されたはずだったが、ホワイトファング…ではなく、
生き延びていたギレン・ザビが接収し極秘裏に完成させており、強化人間レギオン達の母艦となっていた。
対ビーム障壁とPS装甲により鉄壁の防御力を誇っており、自軍部隊は突入作戦を敢行する事になる。
最終的にドクターJの裏工作により破壊され、レギオンの壊滅により敗北を悟ったギレンも潔く散っていった。

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最終更新:2023年11月06日 13:28
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