15 名前:近接最強決定戦!(1/13) :2011/02/08(火) 20:33:26 ID:???
ストーカー「さあ、近接戦最強を決めるガンダムバトルロイヤル!ルールは簡単、射撃とビット系禁止!
      MFは参加禁止ですが、腕自慢が集まり、嫌が応にも胸は高鳴ります!」
東方不敗(解説)「ちなみに、実況・解説席の音声は『』で表記する」
ストーカー「それでは、ガンダムファイト、レディ・ゴー!!」

刹那(ダブルオー)「ライザー……ソード!!」
ミハエル「ビームサーベルだと!?うわあああっ!?」
ストーカー『おおっと、いきなり反則スレスレのビームサーベルだ!』
東方不敗『先手必勝、猛者揃いを一気に殲滅するには、確かに有効ぞ。だが……』
ゼクス「クアンタと違い、この機体は粒子チャージまでのロスがある!」
五飛「ソードビットのおかげで、貴様はダブルオーにせざるを得なかった!俺達の勝ちだ!」
東方不敗『時節を誤ったな』
ブシドー「待て!」
ゼクス「グラいやブシドー!?何故止める!?」
ブシドー「例えあのような武器を使ったとしても、私は万全の敵に勝利を収めたいのだよ!」
五飛「それが貴様の正義か、面白い!」
ストーカー『どうやら、ダブルオーガンダムを無視して戦いを進める模様!』

アムロ(ガンダム)「刹那、会場の雰囲気に助けられたか……そこ!」ブゥン
ブリング「くっ……!」
アムロ「GNフィールドか……それなら、こっちにも手はあるぞ!」
 ブリングのガラッゾをフィールドごと蹴り飛ばすアムロ。そのまま盾を構え突進する
ブリング「く……フィールド再展開!」
アムロ「やっぱりな、甘い!」
ストーカー『なんと、GNフィールドに押しつけたシールドをビームサーベルで破壊し、
その衝撃でGNフィールドを破った!』
ブリング「しまった!?」
アムロ「今だ、うおおおっ!」
 ドカーン

アムロ「まったく、俺は格闘よりじゃあないんだがな……」

16 名前:近接最強決定戦!(2/13) :2011/02/08(火) 20:34:14 ID:???
シン「デスティニーの射撃武器を全部取っ払って参加したけど……相手が化け物ばっかだしなあ。
   まあ善戦できれば御の字かな」
 ザシュッ
シン「!? 腕がやられた!? しまっ……!」
 ドカーン

デュオ「さ、この調子でいこうぜ!」
ニコル「乱戦になったら勝てる確率が減りますからね、僕達が組んで正解ですよ」
デュオ「奇襲で削って最後は2対1、俺達だけになったら適当に戦って賞金は山分け。」
ニコル「ブリッツのバッテリーはデスサイズヘルから供給出来ますから、まず勝てますよ」

アスラン(インジャ)「シンがやられたか……くっ!?」
アリー(アルケー)「あれを避けるとはな、なら、正面から行くぜ!」
アスラン「バスターソード……ビームサーベル1本じゃ受けきれない!」
アリー「おいおい、両腕塞いで大丈夫か!?」
アスラン「俺の武器は……ここにもある!」
 脚サーベルで突き崩そうとするアスラン
アリー「こっちにもあんだよ!」
アスラン「脚にビームサーベル!?退いたら負ける……!」
アリー「面白れえぞ、ガンダム!」

アレルヤ「アレルヤです……変形も出来ないのに、なんでキュリオスで参加してるんでしょうか……」
カトル「よそ見してていいんですか!?」
アレルヤ「くっ!?」
カトル「パイロットは確か……短期戦を挑みます!」
アレルヤ「サンドロックカスタムの動きが変わった!まさか!?」
カトル「持って下さいよ……ゼロシステム!」
アレルヤ「トランザム……いや、僕だけだと読まれる……どうする、ハレルヤ!?」
ハレルヤ「決まってんだろ、反射と思考の融合だ!」
アレ・ハレ「「トランザム!」」

ザビーネ「みんな、派手にやっているな」
キンケドゥ「兄弟が何人か参加してるから出たくなかったんだけど……」
トビア「まあ、優勝者以外は顔が出ないんだから気にしちゃダメだって!」

ブシドー「なんと!その武器、私のセンチメンタリズムを激しく刺激する!」
ロウ(赤枠)「2重の意味で嫌な奴に遭っちまったな……」

17 名前:近接最強決定戦!(3/13) :2011/02/08(火) 20:35:20 ID:???
ブシドー「甘いぞ少年!そんな逃げ腰で、私を越えられるものか!」
ロウ「もうそんな年じゃねえよ!くそ……刃の劣化もあるし、ここは逃げたいが……」
ブシドー「生憎、私は追跡体質でね……む!?」
ロウ「おわっ!?」ドカーン

デュオ「グrブシドーを仕留め損ねた!なんで分かったんだよ……」
ニコル「こっちも、とどめは刺し損ねました」
デュオ「ここで正面切るのはまずい、離脱する!」
ニコル「ええ、そうしましょう!」

ブシー「水を差されたか……一撃離脱、徹底しているな」
ロウ「ガーベラも無事だ、まだ生きてる。さすが世界一悪運の強いジャンク屋だ……だが……」
ブシドー「……少年、私は傷ついた者を倒す趣味は無い」
ロウ「な……!?」
ブシドー「万全の相手との勝利でなければ、意味が無いからだ」
ロウ「ふざけんなよ!」
ブシドー「なんと!?」
ロウ「どうせこのままなら、俺は誰かにやられる。なら、その想いを継ぐのが男だろうが!
   俺を倒して、その分まで勝ってみせようって気持ちはお前に無いのかよ!」
ブシドー「ふ、そう言われては、反論出来ん。少年、その遺志、確かに受け取った!」
ロウ「いや、もうツッコまねえからな!」
 ドカーン

ルナマリア(ソードインパ)「派手にやってるわねー、きゃあっ!?」
グライフ「外したか……だが、次は無い!」
ルナ「ちょ、ちょっと速くない!?」
グライフ「いちいち対応してくれる……白い死神の餌食になるが良い」
ルナ「勝たなきゃ……来る!」
グライフ「死ね!」
 ザシュッ

グライフ「馬鹿な……カウンターだと……!?」
ドカーン
ルナ「あなたが白なら、私は赤なのよ!」

18 名前:近接最強決定戦!(4/13) :2011/02/08(火) 20:36:47 ID:???
アムロ「……ヒートロッドはどうしたんです?」
ノリス「貴様こそ、ガンダムハンマーを出したらどうだ?」
アムロ「ロッドがハンマーで壊されるのが怖いんでしょう?」
ノリス「ハンマーを絡め取られる事に怯える男が、何を言っている」
ストーカー『こちらは静かな攻防が続いています』
東方不敗『互いの手を読み切っているから、迂闊には動けんな』

カトル「まさか……ゼロシステムが敗れるなんて……」
アレルヤ「ゼロシステムを使えるだけじゃ、超兵、いや、僕達の連携の差は埋められない。
     乗っていたのがヒイロ君だったら、僕達が負けていたよ……」
カトル「機械を人間が使うか、2人の人間の融合か、この差は……大きかったですね……」
 ドカーン

アレルヤ「僕らをターゲットにしている人はいない。ここは待機を
ハレルヤ「さあ、どんどん行くぜ、次はあいつらだ!」
アレルヤ「え!?ちょっと……待っ……」
アムロ「ん? この脳量子波は……」
ハレルヤ「うおおおおおっ!」
ノリス「あれは……!」
アムロ「見える、ガンダムハンマー!」ブゥン
ハレルヤ「のわああっ!?」
 ドカーン
ノリス「戦況が動いた。今だ!」
 一気に詰め寄るノリス
アムロ「しまった!? キュリオスの撃墜に集中したせいで……!」
ノリス「強敵を感じ取る能力が命取りだ!」
 ドカーン
アムロ「くそ……やられたか」
ノリス「その犠牲、無駄にはしないぞ……」

ハレルヤ「はあ、しくじったぜ……」
アレルヤ「さすがにあの2人に割って入るのは無理だよ……ハレルヤ」

19 名前:近接最強決定戦!(5/13) :2011/02/08(火) 20:38:24 ID:???
アスラン「うおおおおっ!」
アリー「なかなかやるじゃねえか!ちっ、ファングさえ使えりゃ……!」
アスラン「こっちだってリフターを飛ばせないんじゃ……!」
アリー「お互い様か!」
アスラン「くっ、バスターソードを攻撃に使われたら、こっちは防がざるを得ない……
     そうさせない為には、ひたすら押すしかない!」
アリー「確かに、この猛攻は厄介だ。だがな、後ろに気を付けた方がいいんじゃないのか!?
    なあ、ステルスのガンダムさんよ!?」
アスラン「何っ……ぐあっ!?」
アリー「ははは、正直者とはやりやすいな!」
アスラン「くそ……リフターが犠牲になってくれたか!」
アリー「警察代表のメンツが掛かってんだ、勝たせてもらうぜ!」
アスラン「警察代表の戦い方じゃないでしょ!」パリーン
アリー「そういう事は勝ってから言えよ!」
 バスターソードで吹き飛ばされるインジャ
アスラン「く……あれに対抗する武器があれば……あれは!?」ダッ
アリー「何だぁ?そのまま逃げちまうのか?そうはいくかよ!」

アリー「敵に背を向けたまま逝っちまいな!」
アスラン「逃げたわけじゃない!」
 ガキーン
アリー「な……コイツは……!」
アスラン「最初にライザーソードの巻き添えになったスローネツヴァイのバスターソードだ!
     ……そして、あなたの機体には手持ちのビームサーベルが無い!」
アリー「この距離じゃあGNフィールドも張れねえ……これが狙いか!?」
アスラン「うおおおおっ!!」
 ドカーン
アスラン「はあ……はあ……やった……!」

ノリス「敵の反応は……む?」
ラル「ノリスか……どうだ、我々で組まんか?」
ノリス「お受けします。この先、単独で戦うには厳しい」

刹那「ようやく……粒子量が戻った……あれは!?」
ゼクス「君と戦いたいと言いながらすぐに放置してどこかに行った男の代わりに、君を守りながら待っていた」
刹那「ゼクス・マーキス……」
ゼクス「さあ、始めようか!」

22 名前:近接最強決定戦!(6/13) :2011/02/08(火) 20:55:40 ID:???
刹那「全力で行く!トランザム!」
ゼクス「それでなければ面白くない!」
刹那「エピオン……近接特化のガンダム……!だが、貴様がどんな機体だろうと、ここは俺の距離だ!」
ゼクス「ならば私も応えねばならん!」
刹那「ヒートロッドとビームサーベルの2段構えか!」
 フッ
ゼクス「量子化した!? 甘い!」
 ザシュッ
刹那「何!?」
ゼクス「エピオンの予測を読み、背後にではなく超近距離ワープを使うのは良い考えだ。だが、私はそれすら越えている!」
刹那「く……俺は……まだ!」
 ドカーン

ゼクス「ふふ、システムへの対応も、経験の差という訳だ……! だが、最後に傷を負ってしまった。
    長くは戦えんな……」
ゼクス「しかし!」
 ザシュッ
デュオ「ぐあっ!?」
ニコル「くっ……」
ゼクス「卑怯者の存在は、排除せねば……な……」
 ドカーン

キンケドゥ「兄弟が全滅したか。これで少しは戦いに集中できるよ」
ザビーネ「そう言ってるなら少しは手伝え!」
トビア「これで互角なんですから……なんでこんなに強いんだよ!」
ルナ「2機いっぺんなんて聞いてないわよ……!」
キンケドゥ「分かった分かった、それじゃ、行くか!」
ザビーネ「トビア、名乗るから少し持ちこたえてくれ!」
トビア「ええ!?」

ザビーネ「デュアル・クロスボーンウェイブ!!」
ザビーネ「って私だけ言ってどうする!?」
キンケドゥ「さすがに恥ずかしいよ!」
ザビーネ「……フッ、まあいい、私達が優勝したらちゃんと言ってもらうからな!」
キンケドゥ「何も聞こえなかった!」
ルナ「3人がかりは卑怯でしょー!!」
 ドカーン

23 名前:近接最強決定戦!(7/13) :2011/02/08(火) 20:56:26 ID:???
ティエリア(セラヴィー)「見ろ!阿修羅6刀流!」シャキーン
ソシエ「凄い凄い!じゃあ私は……カプル玉!」コロン

ティエリア「……はあ、僕は接近戦は得意じゃないんだが」
ソシエ「スメラギさんがたくさん出場すればどれかは勝てるって出したんでしょ?諦めなさいよ、女々しいわね」
ティエリア「女々しい……? 僕は男性だ!」
ソシエ「設定なら性別なんて無いはずなのに」

ノリス「レーダーの乱れ……ふふふ、見つけたぞ!」
ソシエ「ちょっと見つかっちゃったわよ!何とかしなさい!」
ティエリア「僕が!? ぐうっ!」
ノリス「GNフィールドか。面白い!」
ラル「だが、我々に勝てるかな!?」
ティエリア「バズーカ戦法は使えない……なら!」
ソシエ「フィールドを盾にして、私がハンマーで攻撃するのね!えいっ!」ブゥン
ノリス「闇雲に振り回しても、意味が無いぞ!」
ティエリア「ただ振り回すだけだと思うな!」
 カプルの振り回したハンマーの鎖を、セラヴィーのGNフィールドが押して軌道を曲げる
ラル「ふ、楽しませてくれる。だが甘いのだよ!」
ティエリア「しまった!?」
ノリス「1つ!」
 ヒートロッドでももの腕をもぎ取られるセラヴィー
ラル「お嬢ちゃんには、ここで退場してもらう!」
ソシエ「きゃあ!」
ティエリア「ソシエ!?ぐっ……!」
ノリス「2つ!貴様を、シールド発生機にする!」
ティエリア「そうはさせない、まずはソシエを……トランザム!」
 一気にノリスのグフに詰め寄る
ラル「ぬおおおっ!?」
ティエリア「このまま押し切る!」
ノリス「背後が留守だぞ!」
ティエリア「ソシエ、僕ごと倒せ!」
ソシエ「……分かったわ!たあああっ!」ブゥン
ラル「何だと!?」
ノリス「自分を犠牲にするとは……やる!」
 ドカーン

24 名前:近接最強決定戦!(8/13) :2011/02/08(火) 20:57:56 ID:???
ティエリア「……まあ、トランザムの機動性でギリギリ回避した訳だが」
ソシエ「そうよねー。そういう作戦だったし」
ティエリア「だが、腕を2本奪われたのは予定外だった」

ザビーネ「そして、我々の襲撃も予定外という訳だ!」
キンケドゥ「はじめに言っておくが、あれはやらないからな!」
ソシエ「なんにもしてくれない奴らに負けるわけ無いじゃない!ねえティエリア!?」
ティエリア「……何かを期待した目で見られても困る」
ソシエ「何よー!やりなさいよー!」ブンブン
ティエリア「こ……こら、ハンマーを振り回すな!」
ザビーネ「……なんか喧嘩し始めたぞ?」
キンケドゥ「……チャンスだ!」
テ・ソ「「キラン」」
 バシィッ!
キンケドゥ「受け止めた!?」
ザビーネ「罠だったか……!」
ティエリア「なんとかソシエをフリーにしたいが……!」
ソシエ「無茶言わないでよね……!」
キンケドゥ「でも、こっちにはフリーなのがいるんだよ!」
 ドカーン

ティエリア「僕達がやられた!?」
ソシエ「あーん」
トビア「隠れてて正解だったぜ!」

??「ほう、バトルロイヤルとはいえ、試合でこの戦術とは……感心しないな」
ザビーネ「貴様は……!」
ブシドー「手助けが遅れた様だ。だが、彼らの分までかたきは取らせてもらう」
キンケドゥ「ミスター……ブシドー!」
ブシドー「その名、私も辟易しているよ。君達の様に怪盗を名乗っているわけでも無いのでね」
トビア「こんなところで警察と戦うなんてね……!」
ブシドー「私は警察では無い!名も無き一介の武人だよ……」


アスラン「残りは僕達とクロスボーン、それにグラ……ブシドーさんだけなんですよ!?戦ってる場合じゃないでしょう!?」
五飛「ふん、俺なら奴らをまとめて倒してみせる!それが正義というものだ!」
アスラン「く……倒すしか……無いのか……!」

26 名前:近接最強決定戦!(9/13) :2011/02/08(火) 20:59:55 ID:???
五飛「うおおおっ!」
アスラン「ドラゴンハングの攻撃……リフターを失った俺には避ける速度は出せない……!」
五飛「俺の仲間はゼロシステムに頼った!それは正義ではない、だから勝つ道を選べなかった!!
   俺は違う!俺の力で、勝利を……正義を選んでみせる!」
アスラン「くっ……!」
 ツヴァイのバスターソードでドラゴンハングを迎撃するインジャ
五飛「拾った武器で、勝てるものか!」ドカーン
アスラン「しまった!足が!?」
五飛「バスターソードを捨てろ!他人の装備で得た勝利に、正義など無い!」
アスラン「違う!この戦いはバトルロイヤル……勝者が敗者の想いを継ぎ、全員の想いを継いだ人間が勝ち残る!
     この剣はミハエルの残した想い……それを手にする事で、俺はミハエルの想いを受け継いだ!」
五飛「何だと!?」
アスラン「1人で戦うのが貴様の正義なら……俺の正義は……皆の力だ!」
 ザシュッ
五飛「ぐっ……ナタクのハングがやられたか……なら、槍を出すしかないな」
アスラン「お互い、次が最後だ!行くぞ五飛!」
五飛「……来い!貴様の正義、そして俺の正義……どちらが正しいのか教えてやる!」
アスラン「うおおおおっ!」
五飛「おおおおっ!」
 ドカーン

アスラン「相撃ち……か……」
五飛「皆の力も等しく正義、か……さすがはヒタイダーの……リーダー……だ……」


ブシドー「ふむ、試合の場である事が残念だ……」
トビア「嘘……だろ……!?」
ザビーネ「私とトビアが……一瞬で……!?」
キンケドゥ「なぜ俺を残した!?」
ブシドー「単純に手合わせ願いたかったのだよ。今、残っているMSは私と君だけだ。
     ……つまり、一騎討ち、という訳だ」
キンケドゥ「2人とも、武器を借りるぞ……!」
ブシドー「では始めようか、キンケドゥ・ナウ!」
キンケドゥ「いつでも来い……ミスター・ブシドー!」
ブシドー「グラハム・エーカー警視正ではなく、1人の名も無き武人として……いざ尋常に、勝負!」
キンケドゥ「負けるかよ!」

いったん休憩です

28 名前:近接最強決定戦!(10/13) :2011/02/08(火) 21:22:07 ID:???
ブシドー「まずは、その布を脱いではどうだ!?スサノオの前では、シールドの役目は果たさんよ」
キンケドゥ「そっちこそ、仮面を外したらどうですか!」
 激しくぶつかり合う2機
キンケドゥ「パワーじゃこっちが不利か……なら!」
 ヒートタガーで斬りつけるクロスボーン
ブシドー「仕込み刀とは、やるではないか!」
キンケドゥ「避けた!?だが……シザーアンカー!」
ブシドー「GNフィールド!」

ブシドー「防いだ瞬間に距離を取ったか……動作が制限されてあの動き、速い!」
キンケドゥ「トランザムを使わないと、追いつけないんじゃないですか……!?」
ブシドー「誘おうというのか?その手には乗らんさ……」
キンケドゥ「なら、使わないといけなくしてやる!」
ブシドー「望むところだ少年!」
キンケドゥ「うおおおっ!」
ブシドー「ブランド・マーカーか!?いや、違う!」
 マントに隠していたX2のショットランサーを一瞬で引き抜くクロスボーン
キンケドゥ「防がれた!?」
ブシドー「その通りだ、覚悟!」
 ザシュッ

ブシドー「……この手応え、本体は無事とみえる」
 スサノオがX字に切り裂いた空間には、ABCマントだけが残っていた
ブシドー「ふふ、姿を見せたらどうだ?」
 散ってゆくABCマントの後ろから、クロスボーンが姿を現す
キンケドゥ「小細工は効かない。その身に噛みしめましたよ……」
ブシドー「そう言いながら、マントの影から私を貫こうとしたのは誰かね?」
キンケドゥ「あなたこそ、そうした俺を斬ろうとした」
ブシドー「……ようやく、柔肌を晒す気になったか、ガンダム!」
キンケドゥ「第2ラウンドと行きましょうか……!」

29 名前:近接最強決定戦!(11/13) :2011/02/08(火) 21:23:07 ID:???
ブシドー「我が剣、ソウテンの冴えを見よ!」
キンケドゥ「ムラマサブラスターでも押されるのか!? なら手数で圧倒する!」
 ヒートタガーで斬り払うや否や、ブランド・マーカーとの同時攻撃に移行するクロスボーン
ブシドー「さすがに捌ききれんな……距離を取る!」
キンケドゥ「させるか!」
ブシドー「隙は与えんという事か……!」
キンケドゥ「この武器じゃあGNフィールドは破れない!どこまでも喰らいつきますよ!」
ブシドー「それが望みならば、応えねばなるまい!」
 機体に急制動を掛け、慣性で更に距離を詰めるスサノオ
キンケドゥ「何!?」
ブシドー「抱きしめたいな、ガンダム!」
キンケドゥ「くそ……ブランド・マーカーで背中を!」
ブシドー「そうはさせん!ぬおおお!」
 スサノオはクロスボーンの両腕を掴むと、一気に押し戻し、壁にそのまま突進する

キンケドゥ「くっ……バーニアは……無事か……!」
ブシドー「横たわる義賊の姫……麗しいものがある」
キンケドゥ「まだまだ余裕かよ……いや、こっちも相当のダメージを与えたはず……」
ブシドー「これだけで逆転出来たとは思わんよ」
キンケドゥ「今度はこっちが叩きつけてやる!」
ブシドー「さすがに、あれを続けられては勝てんな……」
キンケドゥ「何度でも喰らいついて、斬撃の嵐を浴びせてやる!」
ブシドー「だが、私にも勝利を託された戦友がいる!」
キンケドゥ「あの機体の光は……」
ブシドー「刮目せよ!我が盟友が造りし奥義、トランザム!」
キンケドゥ「速……くうっ!?」
ブシドー「凌ぐか!」
キンケドゥ「それでも喰らいつく……シザーアンカー」
ブシドー「甘い!」
キンケドゥ「斬り払われた!?ぐあっ!
      く……ビームザンパーが……!」
ブシドー「勝負あったぞ、キンケドゥ! 斬り捨て御免!!」
 ザシュッ

30 名前:近接最強決定戦!(12/13) :2011/02/08(火) 21:24:01 ID:???
ブシドー「……これは!?」
 ブシドーが見たのは、ソウテンに斬られて消えてゆく、クロスボーンの形をした光の粒だった
キンケドゥ「うおおおっ!」
ブシドー「く……機体のパワーが上がっている!?だが!」
 ザシュッ
ブシドー「また消えた!?手応えはあるが……まさか、質量を持った残像だとでもいうのか!?」
キンケドゥ「落ちろおっ!」
ブシドー「くっ……やってくれる!」
 ザシュッ
ブシドー「面白い……少年が敗れた今、これとやりたかった!」
キンケドゥ「こうなったら我慢比べだ!」
ブシドー「トランザムが切れるのが先か!」
キンケドゥ「クロスボーンの装甲が剥がれきるのが先か!」

キンケドゥ「これで攪乱する!」
ブシドー「レーダーには複数の機影……だが!」
 ガシイッ
キンケドゥ「読まれてましたか……!」
ブシドー「何度も言ったはずだ。心眼を鍛えた私に、そのような手は通用しない!」
キンケドゥ「だったら、この手は通用しますか!?」
 スラスターを全開放し、組み合ったままスサノオを押しつける
ブシドー「意趣返しという訳か……勿論、付き合う気は無い!」
 そのままムラマサブラスターを叩き斬るスサノオ
キンケドゥ「俺もですよ!」
ブシドー「急旋回で離脱しただと!?だが、武器も無しにソウテンの斬撃を凌げるか!」
キンケドゥ「やってみせる!」

ザシュッ

キンケドゥ「賭けに……勝った!」
ブシドー「ブランド・マーカーで白羽取りだと!?」
キンケドゥ「なんとおおおっ!」
 バキッ
キンケドゥ「俺達は勝たなくちゃいけない!勝たなければ名乗れない!それが、海賊だ!」
 ドカーン

31 名前:近接最強決定戦!(13/13) :2011/02/08(火) 21:24:47 ID:???
ストーカー「……では、表彰式です。ですが……」
ブシドー「ははは、勝者が逃げてしまっては、絵にならないな」
ストーカー「いいんですか?棄権であなたが優勝でも良いんですよ?」
ブシドー「私に勝利を受け取る資格は無いさ。それに……」
 ドカーン
アムロ「停電!?」
デュオ「それに発咳性の煙幕も……げほっげほっ!」
ラル「換気急げ!」

ティエリア「ふう、やっと収まった……」
係員「な……無いぞ!」
アムロ「どうしたんだ!?」
係員「優勝者に送る商品と賞金が無い!」
 ハラリ
アムロ「……これは」

 勝者の権利として、賞金と商品は頂いていく キンケドゥ・ナウ

ストーカー「そんなあ、表彰式が……」
ブシドー「まあ、こんなところだ。はっはっは……!」

ブシドー「キンケドゥ・ナウ……流石は我が宿敵の兄といったところか……
     今回は不覚を取ったが、次に会った時は、こうはいかんぞ……!」

 おわり

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最終更新:2015年01月01日 20:24