129 名前:花見1/2 :2011/04/27(水) 14:15:14.90 ID:???
ネーナ「そうだ花見行こう!」
ルナマリア「え、どうしたの急に?おかしくなった?」
マリナ「いつもの事よね」
ネーナ「ちょっと!?マリナさんまで!」
マリナ「ふふ、冗談よ冗談。でもいいわね。せっかくの春なんだし」
メイリン「私も賛成…かな。たまにはみんなで遊びに行きたいな」
ルナマリア「じゃあ言い出しっぺが荷物運びね。あんたの改造ドライならいっぱい荷物載るでしょ」
ネーナ「おっけ!」


マリナ「それではみんな…いつもご苦労様。今日はいっぱい食べてゆっくり楽しみましょう」
ネーナ「ふぁーいほへおいひいひょえはえほほえほ」
ギリ「食べながら喋るな!それにこの弁当は全部僕が作ってきたんだぞ!ちゃんと味わって食べろ!」
ネーナ「ははひゃいほおいわあいお!」
ギリ「いや聞けよ…」
ルナマリア「でもさ…残念だけど見事に桜散ってるね」
ネーナ(モグモグ)チラッ
メイリン「大雨降った後だしね…でも綺麗な花見たかったなぁ」
ネーナ(モグモグ)チラッ
マリナ「時期も少し遅かったかも。こんな事ならもう少し早く来てればよかったわね」
ネーナ「(ゴックン)そうだ、良い事思いついた。ちょっと待ってて」
メイリン「え?」

ルナマリア「ドライなんか動かして…何する気だろ…」
ネーナ『いっくよ~!GN粒子最大散布!』
ルナマリア「も、もしかして…あの赤い粒子が花のつもり…かな」
メイリン「多分そうだね…確かに綺麗だけど…桜ってピンクだよね。これ真っ赤なんだけど…」
ルナマリア「いちいちポーズまで決めちゃって…」
ネーナ『どお~?それっぽく見える~?』
ルナマリア「うん…桜っぽくはないけど、まあ十分綺麗よー!」
ネーナ『いぇ~~~い!』


ゲモン「おうおうおうおう!お前か今わけのわからねぇことしやがったのは!」
ネーナ「…え?」
ヤザン「ああ…間違いないな。こいつの出す妙な粒子が電波障害引き起こしてやがるんだ」
ミケロ「おかげで携帯が繋がらなくなったじゃねーか!」
ゲモン「コンパニオンちゃん呼ぼうと思ってたのによ!どうしてくれんだよ」
ミケロ「代わりにお嬢ちゃんが酒注いでくれんのか?えぇおい?」
ゲモン「おおそいつぁいいな!何なら他にも色々サービスしてくれていいんだぜ?ふひひ」
ヤザン「まあちょいとガキくせぇけどなかなかの上玉だな」
ネーナ「ちょ、ちょっと…ヤダ…!はなしてよ…!」

メイリン「うわ…お姉ちゃんどうしよ…あれ絶対ヤクザだよ…」
ルナマリア「と、とりあえず助けなくちゃ…ってあんなのどうすれば…」
マリナ「私行ってくる」

130 名前:花見2/2 :2011/04/27(水) 14:20:38.54 ID:???
マリナ「あの…ごめんなさい。うちの子がご迷惑をおかけしたようで…」
ネーナ「マリナさん!」
ゲモン「おお、こりゃまた美人さんの登場だ」
ミケロ「いやいや謝ってくれなくたって結構だ。ちょいと俺達の相手をしてくれりゃいいんだよ」
マリナ「そんな…」
ヤザン「いちいち呼ぶ手間が省けてラッキーだったぜ」
ギリ「おい…オッサンらいい加減にしろよ」
ネーナ「ギリ…」
ゲモン「ああん?何だこのガキ」
ミケロ「男に用はねぇよ!怪我したくなかったら引っ込んでろ」
ギリ「嫌だね…そいつはな、馬鹿でアホでワガママで、ついでに自分勝手なところがあって、
   いつも何かやらかしちゃ人に迷惑かけてばかりいたりするけどな、」
ネーナ「いや…そこまで言う?」
ギリ「でもそんな自己中スイーツ女でもたまには人のためにと思って何かするんだよ。今のだってそうだ」
ゲモン「俺達のためにはなってねーだろうが!」
ヤザン「おいお前、威勢がいいのは結構だが相手を選んだ方がいいぞ」
ギリ「悪かったな…僕もそんなに賢い方じゃないんだ。まあ迷惑かけたのは事実だしあいつが謝る。それで手打ちでいいだろ?」
ネーナ「え…でも…」
ギリ「でもじゃない。いいから謝れ」
ネーナ「う…ごめんなさい」
ヤザン「…………」
ギリ「…………」
ヤザン「チッ やめだやめだシラけちまった。おい行くぞお前ら」
ゲモン「なんだよ、ここでやめるのかよ?」
ヤザン「いいから来いっつってんだろ。女子供相手にムキになってたなんて噂が拡がっちゃ恥かくのは俺達だろうが」
ミケロ「…わかったよ、しょうがねぇな」
ヤザン「それから小僧、そんなおっかない目してばかりじゃ女にモテねぇぞ」
ギリ「…目つきの事ならあんたには負けるよ」
ヤザン「ハハハ!そりゃそうだ。本当に生意気なガキだな、たいしたもんだ。じゃあまたな」
?

ルナマリア「いや~、ごめんごめん!大丈夫だった?」
ネーナ「も~!今度何か奢ってよ」
マリナ「ほんとに大丈夫?怪我してない?」
ネーナ「だ、大丈夫だってば!そんな大げさな……ところでギリ?」
ギリ「何だよ?さっきの事なら言い過ぎだとは思ってないからな」
ネーナ「そうじゃなくてさ…その…えっと…あ、ありがとね」
ギリ「うわっ…いきなり何だよ気持ち悪いな!」
ネーナ「えーっ!ひどくない!?せっかくお礼言ってあげてるのに!」
ギリ「それが似合わないって言ってるんだ。お前はいつも通り減らず口をたたいてればいいんだよ」
ネーナ「はいはい。あーもう!ほんと可愛くないなぁ」
ギリ「だれも可愛がってくれとは言ってない!」
?
ルナマリア「まーた始まったよ」
メイリン「でもさっきのギリ君、少しかっこよかったよね」
ルナマリア「そう?…うん…まあ意外と熱いとこあるみたいね」
メイリン「二人とももうちょっと素直になれば面白いのに」
ルナマリア「そんな器用な奴らじゃないのは見てればわかるでしょ」
メイリン「うん、まあね」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2015年02月16日 20:29