194 名前:ガンダム、星の海へ 1/4 :2011/05/17(火) 04:46:49.82 ID:???
一機のMSが、広大な宇宙をたゆたっていた……

ゼフィランサス「宇宙ゴミ多すぎっ
        こっちは地上用なのよっ。掃除くらいしておきなさいよっ」

ストーカー「さあ、やってまいりました!
      このデブリだらけの宇宙空間で、果たして、どのような戦いがおこなわれるというのでありましょうかっ
      ガンダムヒーローたるヒタイレッドVS、EX-Sに搭乗する、コウ・ウラキ・ガンダムの、戦いです!
      (選手入場の演出、中略)さあ、それでは参りましょう、ガンダムファイト~
      レディ、ごおおお!」

コウ  「デブリのせいでレーダーがほとんど意味をなさないな。感覚だけが頼りか」
ALICE(EX-Sにコウを乗せてる)「条件はあっちも同じよ。気をしっかりもって」
マリオン(EX-SにEXAMシステムが入ってる)「発見と同時に攻撃よ。サポートするからね!」

アスラン「どれがどれだか……。いちいちデブリか目標かを調べていたら、キリがないぞ」
ELS   「生体反応見えちゃうから、僕は分かってるんだよね~」
アスラン「言うなよ。それを言うのは卑怯だ。絶対に、言うなよ?」
ELS   「6時の方向にコウがいるね」
アスラン「言うなって言っただろ!」
ELS   「え。そういうのって、言えっていう意味なんでしょ?」
アスラン「ったく。見つけちゃったら、やるしかないじゃないか……」
ELS   「さすが。容赦ないね」
アスラン「おまえの仕業だろ!」

ALICE  「熱源っ! 全開で右へ回避して、コウ!」
コウ   「うおっ」(ビーム光線が、すぐ左腋を通り抜けていく)
マリオン 「さあ来たっ。コウ、やるしかないよ!」
コウ   「いや、そもそもさ。なんで僕はアスランと戦うことになってるんだ?」
ALICE  「この期に及んで、まだ言うの!」
マリオン「アスランに勝てたら、ガトーと挑戦できる権利が得られるんだよ?
     やるしかないでしょ? ガトー超えするためにも!」
コウ  「なんか、いいように操られてるような気がするなぁ……って、来た!」

ストーカー「試合開始直後から、いきなり接敵っ。交戦状態に入りましたぁ~!
      おおっと!
      EX-S、まるでファンネルのような武器を使って、ジャスティスを攻撃しております!
      面食らったのかヒタイレッド。後退して距離を取りました~!」

アスラン 「あれか。NTでなくとも操れるという遠隔操作可能な兵器はっ。厄介だな」
ELS    「NT反対派の猛撃に耐えつつ、ジェネラル・レビルがNTたちの可能性を信じ、
      なんとかして作り上げた代物だね
      インコム仕様だから有線を斬っちゃえばいいけんだけど、それって実際は、できることじゃないよね」
アスラン 「これじゃあ、νガンダムと代わりないぞっ」
ELS    「でも所詮はνガンダムには及ばない。ここでくじけるの?」
アスラン 「EXAMシステムを使ってきてるぞ! これでもνガンダムに劣るってのか!」
ELS    「そうだったね。しかも賢い人工知能が二人もついてるんだった」

195 名前:ガンダム、星の海へ 2/4 :2011/05/17(火) 04:47:30.78 ID:???
ストーカー「圧倒的であります! コウ・ウラキが操るEX-Sガンダム!
      アスラン・ザラ搭乗のジャスティスガンダムを、まったく寄せつけません!
      その戦いぶりは、まさに獅子奮迅!」

ALICE  「凄い。私のポテンシャルをここまで引き出してくれるなんて///」
マリオン 「ALICEが女の顔になってるぅ~♪」
コウ   「油断してるんじゃないっ。ジャスティスの位置をいちいち見失ってたら、
      攻撃のしようがないんだっ。常に敵の位置を特定するようにしろ!」
マリオン 「私はそういったことまでするように作られてないっぽいの
      攻撃性を重視してる感じだから」
コウ   「だったら今からできるようになれ」
ALICE&マリオン「や~ん、ご主人様ぁ~♪ もっと頑張るから、私たちを引き出して~♪」

ELS   「EXAMシステムが、再起動したよ」
アスラン「嘘をつくなっ。こんな短期間でできるわけないだろっ」
ELS   「でもしてるんだ」
アスラン「何が起こってるっていうんだ!」
ELS   「コウ・ウラキ。侮れない人物のようだね。彼とも、分かり合ってみたい」
アスラン「是非そうしろ。そして俺から出て行け」
ELS   「えー、切ないよー。もっと優しくしようよ。君の右腕は、僕の巣なんだから♪」
アスラン「俺が幸せに生きられるスレって、ないんですか?」

ストーカー「おおーっと、さすがはプラントの赤服でもあるヒタイレッド!
      EX-Sの猛攻をパターン化したのか? きっちりと回避をこなしております!」

コウ   「さすがだっ。そう簡単には当たってくれないか! なら、これはどうだっ」
アスラン 「ちぃっ。コウさんの操縦技術が、ここまで高いとは!
      基礎に忠実だからこそできる応用っ
      くそ、MSをここまで使いこなすのか、この人は!」

ストーカー「ん? おっと、あれはなんだ?
      宇宙ゴミ……のようではないようです。動いています!
      あれは──、GP01っ
      ゼフィランサスだ!」

コウ   「何っ!?」

196 名前:ガンダム、星の海へ 3/4 :2011/05/17(火) 04:48:09.84 ID:???
ゼフィランサス「見つけた。あそこにコウがいる! やっと彼に逢える!」

ストーカー「生体反応はないようです。ですが、なぜか動いております!
      ん? なんだこれは? 少々お待ちください。
      ──双方、ただちに試合を終了してください!
      観客の皆様は、係員の誘導に従い、速やかに避難をお願いします!」

コウ   「なんだ?」
アスラン 「停戦命令?」

ALICE   「そっち、聞こえてます? どうもザクっぽいのが、いろいろと来てるみたい」
ELS    「聞こえてるよ。こっちでも確認した。あれはウォーリアタイプのようだね」
マリオン  「悪いけど、こっちはコウを守るのでギリギリだから、そっちはそっちでやってね」
ELS    「了解。お互い生き長らえてたら、分かり合おうね」
ALICE   「それは無理。私たちはセレーネのお蔭で楽しく生きてるんだもの」
マリオン  「そうそう♪」
ELS    (´・ω・`)

コウ    「識別信号、赤! 来るぞ、アスラン!」
アスラン  「はい! 凄い数だっ。よし、これらは俺が受け持ちますっ
       コウさんは、観客がいる観戦用コロニーの防衛を、お願いします!」
コウ    「一機で大丈夫なのかっ!?」
アスラン  「お客さんこそ、守らないといけないでしょうっ。そちらを頼みます!」
コウ    「分かった! お、通信だ。ええと、刹那からだな。なんだ?
       俺たちは、ガンダムだ、だそうだ。なんだってんだよ、こんなときに……」
アスラン  「あはは。行きましょう!」
コウ    「デブリを有効に使っていこう。そうすれば、こんな不利だって跳ね返せるはず!」
アスラン  「了解です!」

ストーカー 「なんということでしょうか!
       今まで敵味方として戦い合っていたコウとアスランが、手を取り合い、
       乱入してきたザクウォーリアたちと交戦を始めましたー!
       いったい、何が起こっているというのでありましょうかあぁ~!!」

197 名前:ガンダム、星の海へ 4/4 :2011/05/17(火) 04:48:47.59 ID:???
イザーク「アスラン貴様っ。裏切るのか!」
アスラン「イザークっ。どうしてこんなことをする!」
イザーク「議長の命令に従わない者など、すべてが悪だろうがあ! フサフサなんだぞ!」
アスラン「おまえはラルさんのグフ好き同盟にいるはずだろ!」
イザーク「好きで参加しているんじゃない!」
ディアッカ「悪いなアスラン。消し炭になってくれ」
アスラン「ディアッカもか! ダメだ、回避が間に合わない!」(直撃コース)

ディアッカのザクが放つ砲撃が、突如、切り裂かれた!

ディアッカ「何!」
イザーク 「何が起きた!」

刹那  「GNソードだ。俺はガンダムだ。ヒタイレッドと共闘できる幸せを今、俺は今!
     全身で、噛み締めている! ガンッダアアアアム!!
     ヒタイレッド、ここは請け負った。今こそ正義を示すんだ!」
アスラン「えーっと……」

グラハム「ハロ長官の命により、ガンダム町の平和を守るため、我々も防衛任務に就く!
     抱き締めたいなあ、ヒタイレッド。正義のヒーローよ!」
シロー 「コウ、生きてるか!」(機体は想像にお任せ)
コウ  「うわ~、また無茶な改造して出撃したのか……。この人くらい滅茶苦茶な人はいないだろ」

ALICE  「いけないっ。ゼフィちゃんが的になってるわ!」
コウ  「くそ、なんでこんなとこに来てるんだ。行くぞ!」
マリオン「コロニーの防衛はどうするの?」
ユウ(ジェガン搭乗) コクコク『行け、と言っているらしい』
マリオン「ユウ、ありがとう。私たち、……行くね!」

ゼフィランサス「あんもうっ。雑魚のくせに数ばっかり多いんだからあ
        ザクは雑魚の文字変換だって、分かってなのよ、こいつらは!」

いろんなザクさんたち、いろいろと怒ったご様子で、GP-01へ向かってくる

ゼフィランサス「きゃあああ。ち、ちょっと。私は宇宙では上手く動けないんだから、
        少しは手加減しなさいよっ。い、いやっ。痛いっ。来ないでっ
        え、ザクⅢまでいるの? ビーム砲なんて、撃っちゃラメええ!
        ああんっ、貫かれるうぅ!」

ステイメン  「お姉さまを犯すなんて、許さないんだからあああ!」(全弾発射)
ゼフィランサス「どうして来たのよ!」
ステイメン  「宇宙ではお姉さまはロクに動けないもの。それでもご主人様のところに行くんだって、
        そういう頑張る姿を見たら、妹として、助けたくなるじゃない!」

コウ    「……この状況は、なんだってんだ?」
ALICE    「うん、なんか、上手いこといったんじゃない?」
マリオン  「デンドロビウムの火力って、ホント怖いね」

後に、宇宙用として、GP-01Fbが誕生したのだそうな

アスラン 「敵として出てきたザクとかは?」
ELS    「ゼフィちゃんの献身こそが肝なんだろうから、突っ込んじゃいけないんでしょ」
アスラン 「それでいいのかよ」
ELS    「いいんじゃない?」

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最終更新:2015年03月06日 19:16