628 名前:ベイビー・パニック1/7 :2011/05/24(火) 22:46:01.96 ID:???
シロー「た、ただいま。」
ロラン「お帰りなさいシロー兄さ……」ガタッ
アムロ「どうしたロラン!な、なにっ!?」
シーブック「な、なんとぉー!」
ウッソ「おかしいですよシロー兄さん!」
赤ちゃん「パ~パ。」


アムロ「人身売買の組織を摘発したら赤ん坊が居て、身元が解るものが何も無かったと。」
セレーネ「他に誰か居なかったの?」
シロー「署内は男の独り身ばっかりだし、カレンには懐かずに泣いてばっかりだったんだ。
数多くの兄弟が居て子育て経験豊富なガンダム家なら大丈夫だろうと。」
シュウト「ねぇねぇこの子なんて名前なの?」
シロー「名前か。身元不明だからなぁ。」
キラ「シロー兄さんの隠し子だからアマダで良いよね。」
シロー「なっ!?別にこの子は隠し子じゃないだろ!だが……アマダなら良いか。よろしくなアマダ。」
アマダ「タァ~。」

629 名前:2/7 :2011/05/24(火) 22:47:09.85 ID:???
アマダ「ア~ゥ?」
刹那「ガンダァァァァム!制作途中のガンプラがめちゃくちゃに。」
コウ「塗装したガンプラをなめなかっただけ良かったよ。」

アマダ「キャッキャッキャッ!」
ウッソ「キーボードの上で遊んじゃだめですよ!」
キラ「ダメー!そのボタン押したらデータが飛ぶっ!」

アマダ「ウ~」
マイ「おやおや参りましたね。ヅダイムマシンの設計図の上に乗られてしまいました。
ん?そうか、この回路が不要だったのか!隠れたおかげで新たな発見がありました。」

アマダ「zzzz」
ガロード「最悪だ。ルチルさん経由で手に入れたティファのイルカと遊んでる写真がヨダレまみれに。」

セレーネ「さぁ、抱っこしてあげるわよ。私って母性あるものね。」
アマダ「ウェ~ン、ウェ~ン。」
ロラン「よしよし、ちょっと待ってて下さいね。ん~オムツみたいですね。今取り替えますよ。」
セレーネ「……私って、私ってorz」

シロー「皆、すまん。」

630 名前:3/7 :2011/05/24(火) 22:48:05.41 ID:???
翌日

シロー「おはようございますハロ長官。」
ハロ長官「おはようシロー君。おっ例の赤ちゃんも一緒かね。」
シロー「はい。親御さんがいつ引き取りに来るのかわかりませんし(昨日家で大暴れしたからなぁ)。」
ハロ長官「ということで君しばらくデスクワークね。子守するんだし。」
シロー「えぇっ!?まだ人身売買事件の残党が捕まってませんし俺は現場に……。」
ハロ長官「おんぶひも背負ってEz-8で戦うつもり?無理があるよ。」
シロー「はぁ。了解しました。シロー・アマダ、子守とデスクワークに専念します。」


アマダ「パーパ。」
ハロ長官「…私にもだっこさせてもらえないかね?子ども好きなのでな。ほ~らたかいたか~い!」
アマダ「ウェェェェン!ウェェェェン!」
ハロ長官「むぅ。泣かれてしまったか。ほら~怖がることないんだよ~。」
シロー「……(その顔であやされても余計怖がるだけなんじゃ。)」

632 名前:4/7 :2011/05/24(火) 22:52:29.47 ID:???
シロー「はぁ、デスクワークか。……仕方ないこの子の親を捜すためにも頑張ろう。」
ミケル「シロー刑事、アイナさんが来てますよ。」
シロー「何っ!アイナが?まずいぞこの状況は。」

アイナ「シロー、お弁当を持って来たのですが。」
アマダ「ア~ゥ?」
アイナ「……いったいどういうこと」バタッ
シロー「あぁ、アイナ!」
以下事情説明中

アイナ「そうだったのですかシロー。どことなくシローに似てたものですからびっくりしました。」
アマダ「マ~マ。」
アイナ「あらあら。」
シロー「ハハハ、この子の親に似てるのかな。俺もパ~パって言われたよ。」
アイナ「ねぇシロー。私がこの子を預かりましょうか?」
シロー「えっ、良いのかいアイナ。」
アイナ「はい、シローの家は大変そうですし、朝になったらお送りします。」
シロー「助かるよアイナ。」

633 名前:5/7 :2011/05/24(火) 22:53:35.79 ID:???
ギニアス「……(泡を吹いて倒れている。)」
ノリス「これはこれは可愛い赤ちゃんですね。」
アイナ「しばらくこちらで預かることになりました。お世話は私がしますから大丈夫です。」
ノリス「かしこまりました。ギニアス様、お気を確かに。」

ギニアス「奴との息子だったら即座に解剖しておるところだったわ。」
ノリス「サハリン家の跡取り息子だとしてもですか?」
ギニアス「うぅ~む。」

アイナ「粉ミルクが欲しいのですね。待ってて下さい。」
アマダ「マ~マ。」
アイナ「ウフフ……いつかシローとも。」

ノリス「あやしている姿を見るとアイナ様のお母様を見ているようですな。」
ギニアス「ふん!思い出したくもないわ。」

634 名前:6/7 :2011/05/24(火) 22:54:37.57 ID:???
ハロ長官「シロー刑事、緊急事態だ。先日の人身売買組織の残党が空港を占拠したようだ。
人手が足りない。08小隊も出動してくれ。赤ちゃんは署員が頑張ればなんとかなるだろう。」
シロー「了解しました。もしかしたら手掛かりが掴めるかも知れません。頑張るからなアマダ。」
アマダ「パ~パ。」


テロリストA「リーダーを解放しろ。さもなくば空港を爆破するぞ。」
シロー「ウォォ!一気にスピード解決ダァーッ!」
カレン「隊長気合い入ってるね。」
サンダース「援護のしようがありませんな。」

テロリストB「馬鹿な。こっちは最新鋭のMS揃いだぞ。警察の旧式の機体で勝てるはずなど。」
シロー「アマダのためにも俺は頑張る!」
テロリストC「くっ、降参だ。なんて鬼刑事だ。」

635 名前:7/7 :2011/05/24(火) 22:56:53.98 ID:???
シロー「えっ!親が見つかった!?」
ハロ長官「ちょうど君らが出動した後に来てね。DNA照合の結果親だと確認されたよ。」
シロー「じゃあアマダは今どこに?」
ハロ長官「帰るころじゃないのかな。」
シロー「アマダァァァァァァァァ!!」


???「…兄さんの実験に巻き込まれるなんて災難だったな。」
???「でもこの時代の…ローに助けて貰って良かったですね。」
???「帰ろうか俺達の時代に。」
???「えぇ。」
アマダ「バ~ァ」


シロー「ハァハァ……いないか。アマダ、良かったんだよなこれで。元気でな」


シロー「ただいま。」
ロラン「お帰りなさい。事件解決したんですね。」
シロー「あぁ、アイナには感謝しないとな。」

マイ「今戻りました。ヅダイムマシンの基礎理論が完成して制作に入れそうです。まずは物から。やがては人です!」
シン「分解したまま戻れなそうなんだけど。」

おしまい

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最終更新:2015年03月15日 21:34