これは、Halo 3で最もクールなフィーチャーかもしれない。マップ・エディターも素晴らしい。4人協力プレーも大きなプラスだ。しかし、Forgeは、Halo 3の無限の可能性を感じさせてくれる。Games Conventionにおいて、BungieのBrian Jarrard氏が、Halo 3の一風変わったマップ・エディターForgeを見せてくれた。それ以外にも、見た事のない要素を幾つか公開してくれて、キャンペーンのスコア・システムに付いても教えてくれた。まずは、Forgeについて話さねばなるまい。

Forgeは、他のゲームについているようなマップ・エディターではない。この編集ツールでは、地形を変えたり大きなオブジェクトを動かす事は出来ず、Bungieが設置した場所に固定されたままだ。その代わりにForgeでは、Halo 3世界に用意された武器やオブジェクト、車両、スポーン・ポイント、ツールを設置する事が出来る。もし特定の場所に火炎放射器が必要だと感じたら、Forgeがその願いをかなえてくれる。もし一方のチームのスポーン・ポイントを小さなビルの中に集中させたかったら、Forgeが実現してくれる。同様に、各オブジェクトを設置するのにはお金がかかり、例えば銃は$2、車両は$40といった具合だ。

非常にシンプルだが、更に奥は深い。

Forgeはマルチプレー・ゲームでもある。8人まで同時にForgeセッションに参加出来る。編集モードに入ると、そのプレーヤーはモニターになる。この段階では攻撃に対し無防備となり、攻撃も出来なくなるが、あらゆるオブジェクトを追加したり動かしたり出来るようになる。敵が設置したオブジェクトを削除する事も可能だ。Warthogに向かって行く敵が見えるか?パッ!Warthogはもう存在しない。Jarrard氏によるとマップごとの通貨の制限は2チーム共有との事で、次々と味方の為にオブジェクトを追加し、敵のオブジェクトを削除していくやり取りは非常に緊張感がある。

当然聞いてみたが、誰かが乗っている車両を削除したり、一連のワープ・ノードの終点を削除して敵をその中間に閉じ込めるといった事は出来ないという。だが、一見出来そうにないクールな事も出来る。フュージョンコイルを充分な高さから落とせば良い感じの爆発を起こせるし、テレポーターを空中に引っ張っていけば、仲間が空中から飛び出してくるというサプライズを演出する事も出来る。選択肢は正に無限だ。あまりに収拾が付かなくなったら、パーティー・リーダーがエディット出来る人間を制限する事も可能だ。

Forgeのデモンストレーションでは、これまで公開されていない要素も見る事が出来た。Brian Jarrard氏が様々な武器や車両をマップ上に出現させてくれた。まずは、今では公開済みの、Warthogを真っ二つに出来るというBrute Chopperだ。クール。そして次が、Brute版Warthogと言えるProwlerだ。滑らかかつセクシーで、4人まで同時に乗る事ができるという。

次に、Flamethrowerという火炎放射器を初めて見る事が出来た。炎は非常にクールで、数秒間地面で燃え続ける。射程距離はあまり長くないので、相手が通常武器を使用してきた場合は効果的ではないだろう。Fire Bombのナパーム弾の様なエフェクトも見る事が出来た。SpikerとShotgunを混ぜ合わせたようなMaulerは、非常に強力だ。Bruteの近接攻撃用武器となるGravity Hammerは、殴り版のPlasma Swordのような武器だ。一発で相手を倒せるし、衝撃波も作り出す事が出来る。車両が近すぎれば、Gravity Hammerで吹き飛ばす事が可能だ。

様々なツールも勿論ある。設置可能なカバー・アイテムに、Plasma Shieldがある。これは強力な武器で撃たれると破壊されてしまうが、中からの銃弾は突き抜け外からの銃弾は跳ね返す。強烈な閃光を放つFlareは、周辺の敵の目を見えなくする効果がある。

それだけじゃない。

マップ上の武器配置以外もエディット出来る。ルールをエディットして、独自のゲーム・タイプを作る事が可能となっている。確かに、Haloでも出来た事だが、今回は少し違う。想像可能なオプション全てがエディット可能なのだ。重力、全ての行動1つ1つへのスコア、リーダーが得られるステイタス変更のルール設定、その他様々な勝利条件が、リストをスクロールしていく時に見る事が出来た。もしオリジナルのルール・セットが人気となれば、グローバル・マッチメイキング・リストに加えてもらえるという。

独自のパワー・アップすら作る事が可能だ。見た目がブルーになり通常の2倍ダメージに耐えられるオーバーシールドが欲しい?簡単に作ってForgeステージに放り込む事が可能だ。ダメージに攻撃、重力にスピード、ヘルス回復、シールド・エフェクトなど様々な要素を1つのパッケージに詰め込んでゲームで使用する事が可能となっている。

まだ終わりじゃない。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年12月09日 22:18