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「走り屋ハルヒ」(2007/01/12 (金) 02:05:31) の最新版変更点
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<div class="main">
<div>キンッ シュッシュ ジジジ……<br>
「フゥー…街乗りバイクねぇ……ふふっ…とんでもねぇじゃじゃ馬じゃねぇか」<br>
夜の峠。一人の男が煙草をふかし呟いた。<br>
「バリオスか……なかなかのバイクだな」<br>
その男の名は【禁則事項】皆からは"キョン"の愛称で呼ばれている。普段は締まりのない平凡な学生を演じているが、夜になると毎晩峠に通い詰め、その腕を磨いている。<br>
「それにしても今日はアイツ遅いな……」<br>
この事を学校内で知っているのは彼が所属する団の団長だけだ。<br>
</div>
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<div>……フォォォォオオン……ォォン
フォァアァォ!!<br></div>
<br>
<div>「おっ来たか」<br>
段々と近付いてくるエキゾーストノート。<br>
ファァアアン!!ァァン!!<br>
「遅いな」<br>
「ちょっとヤボ用があってね」<br>
「お前のFZR、また何処か弄ったのか?」<br>
「わかる?スプロケ変えてみたのよ」<br>
「加速型にしたのか。なかなかいい選択だな」<br>
「でっしょー?って、あんたなんかバイク自体変わってるじゃない!!……ふーん、バリオスねぇ。NSRどうしたの?」<br>
「ちょっとな。スープラと戦った時に焼き付いちまってさ」<br>
</div>
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<div>
「最初はオーバーホールして直そうかと思ったんだがバイク屋のオヤジが「新しいバイク買った方が安上がりだぞ」っていうもんだからさ。俺もそろそろ買い替え時かな~とか思ってたし」<br>
「それでコレにしたんだ?」団長。涼宮ハルヒはまじまじとキョンのバイクを見ている。<br>
</div>
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<div>
「ああ、他にもCBRとかも在ったんだがな。たまには250CCもいいかと思ってさ」<br>
「レプリカ至上主義のあんたにしては珍しいじゃない」<br>
「で、どうなのよ?やっぱパワーないから走りづらいとかない?」<br>
「確かに上の伸びは400の方が良いだろうが発進加速は負けてないぜ」<br>
ま、軽いのもあるしな。とキョンは続ける。<br>
「じゃぁやってみる?」<br>
「負けた方が缶コーヒー奢りでどうだ?」<br>
「のった!!」<br>
言うが早いかハルヒは愛機FZRに跨る。そのカウルには"SOS団☆団長"のステッカー。<br>
「やれやれ。本当勝負ごとが好きな奴だ」<br>
キョンもバリオスに跨りそう呟く。<br></div>
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<div>
ハルヒ先行でスタート。軽い身のこなしで次々とコーナーをクリアしていく。キョンも負けず劣らずのコーナリングを見せている。<br>
「流石だなハルヒ。だがまだまだ甘いぜ」<br>
まずかに膨らんだFZRの内側にバリオスが入り込む<br>
「くっ!!やるわね……」<br></div>
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<div>
素早くバンクさせ、ステップから火花を散らしながらコーナーを曲がっていく鉄馬達。<br>
「侮れないわね。キョン。」<br>
ヘアピンが終わると長い直線が伸びている。<br>
「直線勝負ならFZRに分があるわよ!!」<br>
猛烈な加速でキョンをパスし、ハルヒが前に出る。<br>
「さすがに直線じゃぁちょっと頼りないか……もうすぐゴールのスタンドになる。それまでに何とかしないとな……」<br>
その時2台のバイクの間に割って入る黒いZXR。<br>
「「なんだ!!」」<br>
突然の乱入者に両者共驚きを隠せない。シールドから覗くその顔には見覚えがあった。<br>
「フフッ僕にだまって涼宮さんと夜の営みとは……お仕置が必要ですね」<br>
「こ、古泉!!!?」<br>
「いきますよキョンたん!!!オナニー小説でホッシューレ!!!!!」<br>
「アッー!!!ホッシューレだけは!!ホッシューレだけは!!!」<br>
</div>
<br>
<div>保守<br></div>
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