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<div class="main"> <div>鶴屋「みんなおはようにょろ!」<br> 黒みくる「何がにょろだよきもっ!男に色目つかってんじゃねえぞ?」<br> 鶴屋さんのスモークチーズ弁当はその場でみくるによってゴミ箱にすてられた。クラスメイト「かわいそうめがっさブサブサがww」<br> 鶴屋「…にょろ~」みくる、鶴屋さんの髪をつかむ<br></div> <br> <div> みくる「次変な喋り方したらみくるビームで腹に風穴あけんぞコラ?」<br> みくるは鶴屋さんの腹をフックで殴った。<br> 鶴屋「ぐっ…ふ!い…い、いた…い、にょ…」<br> みくる「喋り方直せやめがっさブサブサ!」<br> みくるは椅子で鶴屋さんの体を鶴屋さんが吐くまで殴り続けた。<br> </div> <br> <div> みくるが…こんなに変わってしまったのはいつからだろう…鶴屋さんは壁に頭を叩きつけられながら思った。<br> そう、あれは一年前…私達が二年生のころだった。あの頃は楽しかった。…キョンくんがいじめによって死ぬまでは。<br> </div> <br> <div> 私が異変にきづいたのはキョンくんがSOS団のみんなと一緒に帰る所をみなくなった頃だ。キョンくんは変わっていた。<br> 目は虚ろで話しかけても笑ってはくれたが目が死んでいた。<br> 私はある日そんなキョンくんをつけてみようと思った。<br></div> <br> <div> キョンくんはその日も部活に参加せず、すぐに帰った。ハルにゃん達も始めは止めたりしていたが、<br> キョンくんが暫く休ませてくれと頭を下げたためみんな気がかりではあったがキョンくんには触れなかった。私は帰るキョンくんの後ろから尾行した。<br> </div> <br> <div> キョンくんは角を曲がる。私も気づかれないように暫くしてから角から頭を出した。<br> …そこにはみなれない制服の生徒5人に囲まれたキョンくんの姿があった。その生徒達は明らか普通とは違う空気だった。一人が言った<br> 「今日もお金はもってきたんだろ?もってきてなかったらお前んちの家族どうなるかわかんだろ?(笑」<br> </div> <br> <div> キョンくんはこういった。「家族や俺の友達には手をださないでくれ!」<br> 一人が言った。「金さえあればなww」 キョン「すっ…すまない!金は昨日でつきたんだ!もう金はこの財布で全部なんだ!」<br> 男A「…じゃあとりあえず財布みせろや」<br> 男は財布をとると中をみた。そして怒鳴った。<br></div> <br> <div>A「てめえ12円っておちょくってんのかあ!」<br> B「はあ?おい根暗ァ!ざけてんじゃねえぞおカス!」<br> キョン「ふっ…ふざけてなんかいない!誓う!これが全部なんだ!」<br> C「アー…?取りあえずコイツ潰してさらに金とろうぜ?」<br> 一斉にヤンキーはキョンくんを羽交い締めにすると、腹や顔を殴りはじめた。<br> </div> <br> <div> A「気付かれるといけないっていうから顔だけは勘弁してやってたのに粋がりやがってよぉ!糞が!」<br> B「ムカつくペットだな?あ?んだよその目つきはよ?殺すぞガキィ!」<br> …私はキョンくんのとこへ出ていって助ける勇気はなかった。武道は習ってはいた。<br> しかし体が凍ったように動かなかったんだ。私は何もできずただただ泣いてた。<br> </div> <br> <div> 一人が言った。「もう使えないからこいつ消しちゃわね?今更サツとかにチクられたら困るしな。金ねえんだったらただのサンドバッグじゃんw」<br> B「それもそうだな…おし。てめえ死ねw死んで許し請えw」一人が角材のようなものでキョンくんの頭を殴りはじめた。<br> 私は泣きながら叫びかけていた「キョ…キョンく…うぅ…」その時キョンくんが倒れながら急に頭を持ち上げ、血まみれになりながら叫んだんだ。<br> キョン「!俺はいい!逃げろ!早くSOS団を!」<br> ヤンキーが一斉に振り向く。<br></div> <br> <div>A「おい!誰かいんぞ!捕まえろ!」<br> 一人が叫ぶ。急に私の体が動くようになった。私は走り出しながら一瞬キョンくんを振り返った。<br> キョンくんは最後にこういった。全力で。<br> 「あなたがっ…!気づいてくれて…俺嬉しかったんです!誰にもいえなくて…それでもあなたはっ!気づいてくれた!ハルヒたちに伝えてください!たのしかっ・・」<br> </div> <br> <div>キョンくんの涙と血が散った。<br> Eがその場に角材をもっていたのが最後にみえた。 私は泣きながらヤンキーから逃げ切り、泣きながら文芸部室に駆け込んだ。<br> みんな唖然としていた。古泉くんはすぐに機関に連絡をとり、ハルにゃんと長門っちと古泉くんはすぐにいまさっきの場へ走っていった。<br> </div> <br> <div> ヤンキー達は機関の手によってすぐに捕まった。キョンくんはすぐに病院に運ばれたが…死んでしまった。脳死らしかった。<br> ハルにゃんは部活にも学校にもこなくなった。長門っちと古泉はハルにゃんが閉鎖空間をつくりだそうとするのをとめるので精一杯で学校にこなくなった。<br> </div> <br> <div> 私は何度もハルにゃんの家へいったけどハルにゃんは最後行ったときこう言ってたな。<br> 「あんたのせいよ!ぅっ…うっ…あんたが早く何とかしてたらキョンは助かったのよ!あたしの所にはもう来ないで!あんたなんかの声はききたくもない!」<br> 「でもっ…!」<br> 「はやくいかないと殺すわよ!」扉の向こうで何かが割れるおととハルにゃんの叫び声が聞こえた。<br> 私の周りが変わってしまったんだ。でもみくるは…私の事を見捨てないよね? あの時みくるは学校にいなかったんだ。私が部室に駆け込んだとき。<br> </div> <br> <div> 次の日。私が学校にいくとみくるは机にうつ伏せになっていた。「お…おはよみくる?」<br> その瞬間信じられない言葉が聞こえた。「だまれ!人殺し!」<br> クラスがシン…とした。「み…みくる?どうしたっさ?」私の声は震えていた。「私あの日用事があって早く帰ったのよ…<br> みくるは続ける。<br> 「そしたらあんたが泣きながら壁から頭だしてなんかみてるのが見えた。<br> 私はそこへ向かったわ…そしたらあんたが急に走り出してあとからヤンキーみたいなのが追いかけてくのが見えたの…キョンくんの叫び声が聞こえたわ。<br> あんたに見捨てられたキョンくんの声が!<br></div> <br> <div>みくるの声は震えていた。<br> 「あんたはキョンくんがやられてんのをずっと楽しく見物してたの!?あんたはキョンくんの助けを無視して逃げ出したの!?」<br> 「ちっ…ちがうっさ!」<br> パアンッ!私の頭がぐらっと揺れた。ああ…みくるは私のこと嫌いになっちゃったのかー。涙が流れた。<br> </div> <br> <br> <div> みくるは泣いていた。そして私を殴りながら続けた。<br> 「こっの!人殺し!人殺しぃ!うっ…うっ…キョンくんを返してよ!痛いでしょ!?これがあの時の見殺しにされたキョンくんの痛みだよ!見殺しにした人殺し!かえせ!キョンくんをかえせえええ!」<br> みくるは変わってしまった。<br></div> <br> <div> 私はやり返せなかった。みくるの「これがキョンくんの痛み」という言葉があたしを縛りつけ、私は何もできなかった。<br> それからというもの私は朝みくるに話しかけると必ずみくるに殴られる。蹴られる。みくるがあの時泣いて、クラスメイトも私が悪いと思っている。<br> </div> <br> <div> じゃあ話しかけなければいいじゃないかと思うかもしれない。違う。これは罪滅ぼしなんだっ。<br> キョンくんを見捨てたあたしの罪滅ぼし。キョンくんは最後SOS団に感謝してた。感謝してたSOS団の仲間を傷つけることはできない。<br> 殴られることが罪滅ぼし。<br></div> <br> <div>そして…いつかキョンくんに許してもらうんだっ。<br> みくるやキョンくんやハルにゃんがいつ許してくれるかわからないけど…私は今日も明日もずっとずっと…罪滅ぼしができたとみんなに許されるまで殴られ続ける。<br> それがあたしの使命だから…。<br></div> <br> <br> <div>&lt;END&gt;<br></div> </div> <!-- ad -->

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