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不条理日記」(2007/01/12 (金) 04:12:58) の最新版変更点

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<div>○月×日 晴れ<br></div> <br> <div>部室にいったら、みくるちゃんしかいなかった。<br> 蛇がとおらせてくださいときた<br> いいよと返事したら 部室の入り口から入って窓から出て行った<br> 40分くらいかかった、随分長い蛇だ<br> お礼に抜け殻をくれた それをみて<br> そういえば、みくるちゃんに人魚姫をやらせればよかったと思いついた<br> この夏もいっかいぐらいみんなで海にいってもいいかな<br></div> <br> <div>そうそうみくるちゃんは気絶してました。<br></div> <hr> <div>○月×日 雨<br></div> <br> <div>部室にいったら、古泉君しかいなかった<br> 悪い拳銃と若い拳銃と年老いた拳銃の話をきいた<br> 悪い拳銃にいいなづけをさらわれた若い拳銃は、年老いた拳銃の元で修行にはげみ見事悪い拳銃からいいなづけを救い出すという涙なくしては聴けない話だった、次回の映画の原作につかおう、原作に古泉君の名前をクレジットするのをわるねいように<br> 古泉君のアルバイトの話もきいた、結構いろいろなことをやっているらしい、前回の映画のDVDの独占販売契約を締結した、初回特典は 古泉一樹官能写真集にすることがきまった<br> </div> <br> <div>明日はれたら撮影をしよう。<br></div> <hr> <div>○月×日 くもり<br></div> <br> <div> 部室にいったら、お客がきていた、生徒会の黄緑とか薄紫とかゆう人だ<br> 人の名前を覚えるのは苦手だ、前に会ったような気もするが気のせいだろう<br> 最近、生徒会目安箱で大活躍なので、ちょっと気に障る<br> しゃくにさわるので、暗殺のため、茄子に味噌をつけてだしてあげた<br> これは致死率100%だとある相談室にかいてあった<br> 本を読むのもためになる<br></div> <br> <div> 有希は用心のためか口にしなかったようだ、あなどれない<br> </div> <hr> <div>○月×日 飴<br></div> <br> <div>部室にいったら有希しかいなかった<br> 何を読んでいるかとたずねたら「生首の飼い方」だった<br> ふーん、有希ってSF小説以外に実用書も読むのがちょっと意外だった<br> そういえば、最近生首がいるような小川や用水路が少なくなってきている<br> </div> <br> <div>ちかいうちのSOS団で探しに行こう<br> その前に「生首の飼い方」を有希から借りておく必要があるわね<br> 忘れないように<br></div> <hr> <div>○月×日 晴れ午後から槍<br></div> <br> <div>部室にいったら、キョンしかいなかった<br> 話かけても返事がないので、よくみたら抜け殻だった、そうかキョンも一皮向けたのね<br> あまりに綺麗な抜け殻だったので、家のもってかえってきた<br> 結構大きいのでそのうち邪魔になるかもしれないけど、しばらく窓辺においておこう<br> そういえば、中身はどこにいったのだろう<br> まあ、明日本人に聞けばいいや<br></div> <br> <div> 今日は思わずいいものが手にはいったので、気分がいい<br></div> <hr> <div>○月×日 ハレ<br></div> <br> <div> 部室にいったら、シャミセンがコタツにはいっていた、昨日は槍がふって暑かったけど、今日はこたつが恋しい、<br> シャミセンとキョンのことをいろいろ話す、どうたらアイツは、ロリコンらしい、有希を変な眼でみるのもそのせいだろう、シャミセンと今後の善後策を協議し、後日キョン妹を交えた対策を検討することにする、多分、首まで地面に埋めとけはいいんだろう 1週間くらい。<br> 最近馬を結構みかける、まだ渡りの季節でもないのに、あちこちで群れている、あまりたくさんでいるのを見ると少し怖い、部室の窓に古泉君でもぶるさげてようかしら<br> </div> <hr> <div>○月×日 あれ<br></div> <br> <div> 今日は休み、不思議探索もなし、いつも組み分けでつかっている楊枝のストックが少なくなくなってきたので、また手配をする、実はあの楊枝はそんじょそこらの楊枝ではないのだ<br> 誰あろう、名人 23代目 市村権左ェ門の削り出しし軸に、これも 人間国宝である 5代目 猫又三郎衛門の細工したくぼみ がついた一品である<br> 今から注文してどのくらいで出来るかな、前は半年かかってしまったけど<br> </div> <hr> <div>○月×日 星<br></div> <br> <div>部室に いったら、わたしがいた<br> 探したの 帰りましょう わたしがいった<br> でも 抜け殻をおいたまま キョンがいないの <br> 古泉君もぶるさげたままだし、楊枝の注文もまだなの わたしは答えた<br> </div> <br> <div> 探したわ わたしのこと こんなことろにいるとは思わなかった<br> わたしといっしょに 一つになりましょう<br></div> <br> <div>わたしたちは互いにだきあった<br></div> <br> <div> 問題ない 有希の声でわれにかえった、部室には有希しかいなかった<br> </div> <hr> <div>○月×日 月夜<br></div> <br> <div>部室にいったら 誰もいなかった<br> 最近だれもいなくなったような気がする<br> 寂しくなって、家に戻った<br></div> <br> <div>夜になって、寝室に人影<br> なんかなつかしいような、それでいてつめたいような<br> 寂しいわたしは、一緒に一夜を明かした<br></div> <br> <div>眼が覚めると、また一人だった<br></div> <br> <div> 朝、天気予報で、昨夜一晩、月が消えていたという話をしている<br> </div> <br> <div>どうやら、昨晩きたのは、月だったらしい<br></div> <br> <div>置手紙を見つけた、来月になったらまたくるらしい<br> 子供をよろしくってどうゆうことよ!<br></div> <hr> <div>○月×日 腫れ<br></div> <br> <div>朝起きると、日本が水没していた<br> ただし、水深は10センチぐらい<br> 長靴を買っておけばよかった<br> 不思議なことに、坂の下でも坂の上でも水深はほぼ同じ<br> 水が地面にはりついているよう<br> 歩くのも、車も別段支障ない<br> ただ 足がふやけそうなのが気持ち悪い<br></div> <br> <div>天気予報によれば、月はまだ行方不明らしい<br> みつけたらとっちめてやる<br></div> <br> <div> 天気がよくなったので、今日は つるしていた古泉君をとりこみに部室へいこう<br> </div> <br> <div>そういえば、キョンはどこいったのだろう<br> 会いたいな<br></div> <hr> <div>○月×日 霧<br></div> <br> <div> 朝眼が覚めると 霧だった、部屋の中まで真っ白の乳白色<br> 視覚が完全にとざされた中 雨の音だけが聞こえる<br></div> <br> <div>雨の音は、胎児が聞く母親の心臓の音<br> だから、日曜日の朝 雨の降る日には、深い眠りについてしまう<br> </div> <br> <div>昔 狐から聞いた言葉がよみがえる<br></div> <br> <div>外にでれないので、今日はお休み<br></div> <br> <div> そういえば、月のやつから連絡こないけどどうなっているんだろう<br> </div> <hr> <div>○月×日 晴れ<br></div> <br> <div> 部室にいったら、有希とみくるちゃんと古泉君がいた、古泉君はしばらくつるしていたので、少し平らくなっていた、もう夏の終わりなので、みくるちゃんには、人魚姫をやってもらうことにした、有希はあいかわらず本を読んでいる<br> でも 今日もキョンはいない<br></div> <br> <div> 天気予報でまた月が行方不明だと話していると 外から問いかける声がする<br> 月が学校のプールに浮いていた<br> 新月の時しか人型になれないのをわすれていたらしい<br> なさけないやつ<br> そう、子供ができるっていったいなによ、心当たりがないわけでもないけど<br> 月がゆう ほら 生まれる<br> すると私のおなかのあたりから明るい光が輝きだした、星がうまれた<br> </div> <br> <div> 月と私たちの子供の星は、有希がもとあった場所にもどしてくれた<br> </div> <br> <div> 夜そらを見て 月の周りを小さい星がまわっているのがみえたら、それが<br> 私の子供です<br></div> <hr>

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