ハルヒと親父 @ wiki

そのとき親父-書きは何を思ったか(その28)?

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haruhioyaji

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あいつについてあたしが話せる2、3の事項  二人は暮らし始めました−--わるいゆめ


 「あいつについて、あたしが話せる2,3の事項」のきっかけになった、ポクロウタさんの1枚絵から連作の4コママンガに生まれていたので、それに更にインスパイアーされて、「二人は暮らし始めました−わるいゆめ」はできました。

 なので、この二つは基本的にはと同じ話(消失トラウマのキョン)です。 
 キョンの受けは同じ「ありがとな」ですし。

 ただ時間を経て、二人の関係が「いまいち辺りをはばかる男女交際」から「同棲」へと移っているので、シチュエーションが違う、受け返しも違う、互いの理解の深さが違うものになってます。

 頭を叩(はた)いても腕に抱かれても目を覚まさないキョンが、ハルヒのティア・ドロップには目が覚めたり、「泣いてなんかいない」というハルヒにt対するキョンの受け返しが妙に「男前」なところなど、短いのに細かいポイントが満載です(って自分で言うな)。

 あと言うとしたら、団長のぶつくさ(一人称)は掘り下げ甲斐があるなあ、と。
 解釈が違う、整合性がない、こんなこと団長は言わないし考えない、などツッコミがあるかもしれませんが、今回はこれでいいんです(キッパリ)。

 「2,3の事項」では、いつかの七夕の夜、東中のグランドに描かれたのと同じメッセージが、違う意味でハルヒからキョンに発せられます。
 孤独な少女が言う「あたしはここにいる」は、「あたしを見つけて!」の言い換えです。
 しかし、少女は彼に見つけられ、そして彼を見つけてしまいました。

「あたしはここにいる」


 その後、付け加えられた(あるいは付けかえられた)のは、おそらくは「あんたもここにいる」もしくは「あんたとここにいる」という事実です。

 彼女がどこまで彼の胸中を、そしてそのトラウマの真相を捉えているのか、知るよしもありませんが、彼女が正しい選択を行ったことは彼の反応を見ればわかります。












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