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宝くじの記憶抹消

最終更新:

hiroki2008

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宝くじの記憶抹消



当初キョンがリアル世界の未来に出現するプロットもあった
時系列の調整で没になった



長門が俺の後ろからズボンのベルトを引っ張った。だから用があるときは袖を引いてくれと。
「あなたの記憶からある情報を消したい」
「何の情報だ?」
「サッカーくじの当選番号」
チッ、知ってやがったのか。
「個人の利益のために未来で得た情報を利用することは禁止されている」
「一度くらい大目に見てくれよ。SOS団の活動資金にしたいんだよ」
「だめ。例外は許されない」
しょうがねえな。まあ金に有り余ってるとハルヒがろくな使い道を考えつかないとも限らんしな。
「記憶を消すってどうやるんだ。まさか脳を手術したりしないだろうな」
「こう……」
長門は両手で俺の頭を抱えて「少しかがんで」と言った。俺は言われるままに頭を長門の顔に近づけた。
長門の暖かい唇を額に感じた。
レーザー照射かなんかやるのかと思った。

ええと……何を忘れたんだ俺。


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