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CUDAプロファイラ
CUDA toolkitにはコマンドラインベースのプロファイラが用意されている. これを用いることによって, コアレスアクセスやバンクコンフリクトの回数など, 性能を左右する値を調べることができる. 以下, Linux(bash)環境を想定.
まず, 環境変数を設定する.
export CUDA_PROFILE=1
export CUDA_PROFILE_CONFIG=prof.conf
CUDA_PROFILEの0,1でプロファイリングしない, するを指定. CUDA_PROFIILE_CONFIGにはプロファイラの設定が書かれたファイルの名前を指定.
例えば, 以下の記述がされたprof.confを用意する.
gld_coherent
gld_incoherent
divergent_branch
warp_serialize
設定ファイルにはプロファイリングするイベントを指定する. 例えば, 以下のようなイベントを観測できる. ただし, 同時にプロファイリングできるのは4種類まで.
timestamp |
経過時間 |
gld_coherent |
グローバルメモリからコアレスでロードされた回数 |
gld_incoherent |
コアレスされなかったロード回数 |
gst_coherent |
グローバルメモリにコアレスでストアされた回数 |
gst_incoherent |
コアレスされなかったストア回数 |
divergent_branch |
divergeブランチの回数 |
warp_serialize |
バンクコンフリクトの回数 |
あとはプログラムを実行するとプロファイリング結果である, cuda_profile.logというファイルが生成される.
最終更新:2010年06月13日 20:09