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*白銀 うさぎ:[[へぽP]]プロデュース #contents() **第 9F:RP  TOP☆IDOL。  数々のアイドルが、様々な分野の能力と鎬を削り、頂点を目指す。  その頂点は、アイドル界において最高の栄誉と呼ぶにふさわしい。  その会場。 「……すげぇ熱気だな」 「そりゃな。みんな、この日のためにレッスンとオーディションを重ねてきたんだ。  アイドルとして素養と、積み重ねてきたもの、全てが今日試される」  いつもバカばかりやっているPもアイドルも、この日ばかりは緊張の色が隠せない。 「しっかし、俺なんかがトップ取れるのかなぁ」 「概算だが、成功率でも聴くか?」 「……その物言いじゃ、失敗する可能性も無くはない、って所か」 「まぁそうだな、『無くはない』…うん、その言い方は実に的を得ているな」 「うわぁ、プロデューサーとは思えねぇ台詞だ。励ますとかないのかよ」  ぶー、と口を尖らせたアイドルに、Pは笑った。 「下手に励まして、油断されても困るしさ。ただ、悪くない成功率だとは見ているのは本当だよ」 「まぁ、油断できねぇ相手ばかりなのは確かだな。へっ、いわば、ヒーロー最大の窮地って所か……」 「この会場にいる全てのアイドルが強敵(ライバル)だ。これまでのオーディションで、おそらく最も厳しい戦いになるだろう…」 「なら、手ぇ貸してくれよ、兄ちゃん」  飛び上がったアイドルが、プロデューサーの両手をひっつかむ。  二人の手はどちらも汗が滲んでいたが、それが少しずつ暖かくなっていく。  にっ、と笑うアイドル。 「ちょっとだけ、力を借りてくぜ。兄ちゃん。なんたって、強敵だらけだからな。一人だけじゃ分が悪い」 「……悪いが、『ちょっとだけ』はお断りだ」  両手を両手でしっかり握り返したPは、アイドルの目を正面から見た。 「ケチくさい事言わないで、全部持ってけよヒーロー。  僕たちは……二人で一人だ」 「そのセリフ、ずっと待ってた!!」  ぱぁっと、アイドルの顔に笑顔が咲いた。  本番を告げる声が聞こえる。 「それじゃ、行くぜプロデューサー。なんたって俺たちは――」 「ああ、行こうかうさぎ。なんたって僕たちは――」 『二人で一人のヒーローだ!』  ヒーローの両手が、打ち鳴らされた。 **第 9F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ : 白銀 うさぎ コンディション判定 95% 1d100 -> 14 = 14 アイドルが朝の挨拶をしています。 「へへっ、いまから武者震いがするぜ!」 強がってますが、さすがに緊張しているようです。 レッスンイベントはボーカルレッスンを選択。 ボーカルレッスン95%でダイスロール。 [mihaDice] 四方 無畏@ : ボーカルレッスン95%でダイスロール。 1d100 -> 10 = 10 成功しました。 TOP☆IDOLには直接関係ないレッスンをするのを最初は渋りましたが、逆に気分転換になると思ったのか、真剣に打ち込んでいます。 予想以上にレッスン効率がいいくらいで、ちょっとだけ笑ってしまいました。 オーディションイベントはTOP☆IDOLを選択。 カリスマ  9(C10)差分-1 40+15%で判定となります。 トーク  13(T10)差分3 80+15%で判定となります。 ルックス  13(L10)差分3 80+15%で判定となります。 [mihaDice] 四方 無畏@ : カリスマ  9(C10)差分-1 40+15%で判定となります。 1d100 -> 42 = 42 [mihaDice] 四方 無畏@ : トーク  13(T10)差分3 80+15%で判定となります。 1d100 -> 21 = 21 [mihaDice] 四方 無畏@ : ルックス  13(L10)差分3 80+15%で判定となります。 1d100 -> 62 = 62 大成功しました! アイドルの頂点、すなわち「トップアイドル」を決めるオーディションが、開催されました。 右を向いても左を向いても強力なライバルたちに囲まれ、絶体絶命のアイドル。 だが白銀うさぎは、ただのアイドルではない。ヒーローアイドルである! 逆境を力に変え、今舞台に上がります…… 結果は、書くまでもないでしょう。 ランクBのため5d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@NWでの花見についてはこちらまで : ファン増加判定 5d100 -> 68 + 8 + 30 + 93 + 78 = 277 ファンが277名増加しました。大歓声がアイドルを包んでいます。 **第10F:RP 「うーん」 「あんまり乗り気じゃなさそうだな、トップアイドル」 「茶化さないでよ、兄ちゃん」 見事トップアイドルの座を勝ち得たアイドルだったが、 それを記念したファーストシングルの発売は難航していた。 「基礎は十分出来てるって、レッスンの先生も言ってたじゃないか」 「でもさ、何か俺の歌が金取れるレベルだとは思えないんだよな…」 「じゃあ、どのレベルの歌ならお金を取っていいんだ?」 「…それは、うーん、やっぱり、何かあるんじゃないのか」 「無いよ。そんなもん。そりゃ、売れる売れない、はあるだろうけどさ。  歌の上手い下手なんか、大した問題じゃないのさ」 プロデューサーは強調する。 「素人が歌ったって、気持ちのこもった歌は世界だって救えるんだ」 アイドルは首を傾げるばかりだったが、何か通じるものはあったようだ。 **第10F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ : 白銀 うさぎ コンディション判定 100% 1d100 -> 72 = 72 アイドルが朝の挨拶をしています。 「おはよーっス!」 ファーストシングルの収録にやる気満点です。 レッスンイベントはダンスレッスンを選択。 [mihaDice] 四方 無畏@ : ダンスレッスン100%でダイスロール。 1d100 -> 41 = 41 成功しました。 TOP☆IDOLとなっても、なお慢心せずにレッスンに打ち込んでいます。 プロデューサーとしては、立派になったアイドルをみて、胸にジンとくるものがあります。 オーディションイベントはファーストシングル発売を選択。 ボーカル  5   (V2)差分3  80+20%で自動成功となります。 ルックス  13  (L2)差分11 160+20%で自動成功となります。 成功しました。 ようやく、と言ってもいいファーストシングルですが、驚くほど飛ぶように売れています。 流石のTOP☆IDOL、話題性もたっぷりといったところでしょう。 アイドルも自身の思わぬ売り上げに、照れるやら自信をもつやらです。 ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 伏見堂 : ファン増加判定 7d100 -> 93 + 84 + 36 + 22 + 47 + 27 + 89 = 398 ファンが398名増加しました。ファーストシングルを聞いてファンになったようです。 **第11F:RP 「おーい、休憩時間だ……おい大丈夫か」 「だいじょぶだいじょぶ…ライブまで時間ねぇし」  そういうアイドルの顔は、明らかに精細を欠いている。  昨今のダンスレッスンは、それほどに過密かつ過酷なものになっている。  本来は、ボーカルレッスンと同じく、基礎的なものに終始する予定だった。  ダンスの基礎やイロハ、そういうものを身につければ十分という考えだったのだ。  それに反発したのが、当のアイドルだった。 『とりあえず型にはまって、それっぽく見えるだけのダンスでライブなんかやっていいのかよ!』  …そんなわけで、基礎から理論、発展、応用、実用までに至る長い過程を、短い期間の中に詰め込んで学び取る、そんな茨の道をアイドルは選択している。  結果として、日常全てがダンス漬け、寝ても覚めてもダンスと言うような昨今だ。  これでは、崖の上から岩を落とす特訓と、どちらが厳しいかと言う話になりそうだった。 「お前のその姿勢は、プロデューサーとしても感銘を受ける。しかし、体壊しちゃなんにもならないんだぞ」  ソファーに寝かせたアイドルにタオルをかけ、飲み物を渡しながら、Pは困ったように言った。 「それで、アイドルの道が閉ざされたら馬鹿みたい、ってか?」 「それだけじゃない。アイドルの道のためだけに、こんな無茶を続けてたら、お前の人生全部に禍根を残しかねない」  アイドルはまだ成長期だ。体に限界以上の負担がかかれば、人生を左右する大きな怪我や故障にも繋がりかねない。  健康チェックは毎日欠かさず行うようにしているが、それでもPからすれば現状の無理は不安だった。  だからこうして毎日つきっきりで、レッスンに付き添い、観察監視を行っている。  大きなトラブルが起こる前に止める。たとえアイドルの道を断念することになろうとも、それが大人としての責任だと思っていた。 「心配してくれて嬉しいけど、ごめん、俺馬鹿だから。今全力出しておかないと、絶対後で後悔するんだ」  そんな心配を受け止めながら、アイドルはそれでも笑って、立ち上がる。 「もし兄ちゃんが本当にダメだと思ったら、止めてくれよ。信頼してる」 「……判った」 「もし何かそれでもトラブったら、最悪兄ちゃんにもらってもらうから深く考えなくてもいいぜー」 「…………あぁ……ああ!?」  真剣に悩むPをよそに、けらけら笑って、アイドルは駆けていった。その心配を吹き飛ばすように。 **第11F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@風邪ぶり返して再ダウン中 : 白銀 うさぎ コンディション判定 100% 1d100 -> 4 = 4 アイドルが朝の挨拶をしています。 「兄ちゃん、おはよっ! へへ、元気だぜ!」 今日も元気一杯です。 レッスンイベントはダンスレッスンを選択。 [mihaDice] 四方 無畏@風邪ぶり返して再ダウン中 : ダンスレッスン100%でダイスロール。 1d100 -> 53 = 53 成功しました。 日常の全てをダンスと化す激しいレッスンを繰り広げています。 今はじっとアイドルを見守り続けています。 オーディションイベントはファーストライブを選択。 同系統3回連続選択によりやる気-10 ボーカル  6  (V3)差分3 80+10%で判定となります。 カリスマ  10  (C3)差分7 120+10%で自動成功となります。 [mihaDice] 四方 無畏 : ボーカル  6  (V3)差分3 80+10%で判定となります。 1d100 -> 95 = 95 中間判定です。 初のライブ――TOP☆IDOLとなった少女でも、やはり直接の群集の前に立つことは緊張を強いられたのでしょう。 ダンスに集中しすぎたのか、声が思ったほど、伸びません。 何処か焦りがちになり、アイドル本人にとっても、完璧とは言いがたいステージになってしまいました。 終了後、ステージ袖でぐっ、と唇を噛んで涙をこらえていました。 ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 伏見堂 : ファン増加判定7d100 -> 6 + 13 + 24 + 26 + 9 + 33 + 28 = 139 ファンが139名増加しました。思ったほど伸びませんでしたが、それでも必死なうさぎの姿を彼らは好いています。 **第12F:RP 「どうだ、調子?」 「うーん、まぁまぁ。だいぶ休めたし」  ファーストライブから数日。  ダンスレッスンは引き続き行われていたが、それも休養を挟みながらのものとなっていた。  厳しいレッスンの合間の、骨休め。Pが半ば強制的に休ませたようなものだ。 「しかしクイズ大会なぁ。兄ちゃんは賞品、貰えたら何が良い?」 「お前が貰うんだろ」 「別に欲しいものないしなぁ」  平和な一時。  この時がアイドルとPにとって、束の間の、そして最後の休息であった。 **第12F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ : 白銀 うさぎ コンディション判定 90% 1d100 -> 74 = 74 アイドルが朝の挨拶をしています。 「今日のクイズ、ばっちり勝ち残ってやるぜ!」 クイズに関してはかなり自信満々です。 レッスンイベントはダンスレッスンを選択。 ダンスレッスン90%でダイスロール。 [mihaDice] 四方 無畏@ : ダンスレッスン90%でダイスロール。 1d100 -> 86 = 86 中間判定です。 結構引きずっているようで、レッスンにも精彩を欠いています。 しかたないので途中で切り上げてゆっくり話をしました。 オーディションイベントはアイドルクイズ大会を選択。 トーク 14  (T10)差分 4 90+5%で判定となります。 ダンス  6+1(D10)差分-3 20+5%で判定となります。 [mihaDice] 玄霧弦耶@全力で荷造り中 : トーク 14  (T10)差分 4 90+5%で判定となります。 1d100 -> 49 = 49 [mihaDice] 玄霧弦耶@全力で荷造り中 : ダンス  6+1(D10)差分-3 20+5%で判定となります。 1d100 -> 91 = 91 成功1、失敗1で中間判定です。 多くのアイドルが出る、アイドルクイズ大会・・・ 「ノワル・ブラン」「アリシア・F・リンネ」といったアイドルたちとの対決になったわけですが… ノワルがうっかり「テレビでは言ってはいけないネタ」を言ったお陰で、うさぎの調子がまるくずれ。 引っ張られる感じでアスレチッククイズなどでずっこけ、アリシアに負けてしまいました…… ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@全力で荷造り中 : ファン増加判定 7d100 -> 85 + 10 + 43 + 65 + 53 + 95 + 86 = 437 ファンが437名増加しました。ある意味お宝映像に、ファンも微妙な顔です **第13F:RP 「あー、暇だなぁ」 アイドル生活が始まって初めての、完全なオフ日になっている。 無理がたたって健康状態悪化と診断され、平日は日常生活に戻らされている。 「あー、ちくしょー、悔しいな」 ごろごろ。嵐のようなアイドル生活に比べ、日常がなんと平穏で平凡な事か。 もっと努力すれば、良い結果があっただろうか。こればっかりは判らない。 なので、口とは裏腹に、そこまで後悔と言うのは湧いてこないのだ。敗北感は、どうしても拭えないが。 「まぁ、アイドルに人生掛けてた奴もいるだろうしなぁ。そんな奴に俺が勝っちゃうのも、それはそれで何かおかしい気がするし」 携帯音楽プレイヤーを外す。 中に入っているのは、次に発売する予定のシングルのデモテープだった。 「しかしこう兄ちゃんと顔を合わせないのも珍しいな…まぁそりゃそうか。休みなんだし」 おそらくこんなアイドル生活は、もう長くはない。 例えばその後は役者になったり、歌手になったり、アイドルとしてチヤホヤされる時代は終わって、一流のプロの道を歩んでいく。 いや、もしかしたら、このまま何事もなく、元の生活に戻ってしまうかもしれない。 白銀のうさぎに与えられたのは、そんな一抹の寂しさと、不安だった。 「兄ちゃんどうしてっかなぁ」 「おーい、おとなしく元気にしてるかー」 「って、そこで何で来るんだよ兄ちゃん!?」 がばぁ。 「へ、週末のオーディションの日程が決まったから伝えに……来ちゃ不味かったか?」 「いや、人が珍しくセンチな気分に浸ってるんだからそこは空気読んで!」 「……からけ」 「読めてねぇー!?」 アイドルの人生は短く、その先に何があるのかは、まだ何も判らない。 しかし。この数カ月の二人が、白銀のように眩く輝いていた事だけは、偽りの無い事実だった。 **第13F:結果 [mihaDice] 風杜神奈@暁の円卓 : 白銀 うさぎ コンディション判定 85% 1d100 -> 44 = 44 アイドルが朝の挨拶をしています。 「にーちゃーん、なんつーか暇なのはしょうに合わなねーよー」 なんだかそわそわしながらいっています。 レッスンイベントはリフレッシュを選択 最近の騒動に心を痛めているようで、みなが無事なように祈っているようです。 オーディションイベントはシングルCD発売を選択。 カリスマ10 (C4)差分6 110+5%で自動成功となります。 ボーカル 6 (V4)差分2  70+5%で判定となります。 [mihaDice] 風杜神奈@暁の円卓 : ボーカル 6 (V4)差分2  70+5%で判定となります。1d100 -> 23 = 23 成功しました 二曲目ともなるとある程度の心得は得たようで、前回よりは楽に録音できたようです。 致命的に音をはずすこともなく、これなら中々の売り上げを見せることでしょう。 ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@むぅん : ファン増加判定 7d100 -> 76 + 12 + 78 + 2 + 73 + 38 + 23 = 302 ファンが302名増加しました。元気な姿を見れてファンも安心したようです。 **第14F:RP 「プロデューサー、辞めるんだって?」  セカンドシングルの売上も上々、コンサートツアーの日取りも決まり、と言う所で、アイドルがそう切り出した。 「……まだ、本決まりってワケじゃ無いけどね。どうしてもって言われたら、続けるかもしれない」 「……そっか」 「そういうお前も、アイドル、続けるつもりないんだろ?」 「……うん、まぁ」 お互い、なんとなく察していた話であった。直接こういった話をしていたわけでもないし、ケンカしたわけでもないのだが。 「怒られっかな」 「まだ16の女の子の人生、他人が決めちゃいけないだろ。  なんとなくわかる気はするが、一応教えてくれるか?」 「辞める理由? そうだな。何となく、来れるところに来たから、かな」  そう言ってアイドルは空を見上げた。満足そうな表情だった。 「俺さ。アイドルなんかなれないと思ってたし、興味もなかった。でもやってみたら面白かったし、歌売出したり、CM出たり、オーディションやったりさ……何だ、やってみりゃ、色々出来るじゃん、って」  頭をかいたアイドルは、軽くため息をついて続ける。 「まぁ、このままアイドル続けてるのも、面白いとは思うんだけどさ」 「それより面白いことでも、見つかったか」 「いや、やりたい事が見つかったんだ」  そうしてアイドルは胸を張って。 「俺、やっぱ、ヒーローになる」 「……最初に戻っちまったなぁ」  苦笑せざるを得ないPに、アイドルは真剣な顔で首を横にふった。 「違うよ兄ちゃん。俺、アイドルやってなきゃ、いつまでもヒーローに憧れてただけだったんだ。だからきっと、あのままじゃ、ヒーローの真似をしてただけなんだよ。だから…」 「兄ちゃんが俺に、アイドルになる道と、ヒーローになる勇気をくれたんだ。一応アイドルにはなれたからさ。次はもう一個の方、達成してこないと、貰ったもんが無駄になっちまうだろ?」  Pはどういう顔をしたらいいか表情に困った。 「あ、いけね、ボイストレーニングの時間だ、行ってこねぇと」  走り出したアイドルの背中を見送ったPは、ようやく笑いを漏らした。 「……全く。言いたいことだけ言って、行っちまうんだな、お前は」  さて、自分とアイドルの進退も含めて、社長に報告しないといけない。そうしたらコンサートスタッフとの調整を進めて、それから……。  それからは、自分一人で歩き出そうと、プロデューサーは思った。   /*/ **第14F:結果 [mihaDice] 風杜神奈@暁の円卓 : 白銀 うさぎ コンディション判定 100% 1d100 -> 66 = 66 アイドルが朝の挨拶をしています。 「へへ、なんだかシンミリしてきたな!」 それでも元気に笑うのが彼女らしいです。 レッスンイベントはボーカルレッスンを選択。 [mihaDice] 風杜神奈@暁の円卓 : ボーカルレッスン100%でダイスロール。1d100 -> 23 = 23 成功です。 普段よりも好調といって差し支えないでしょう。確かな熱唱を披露してくれました。 ヒーローになる。その決意はいまの彼女にとっては良い方向に働いているようです。 オーディションイベントはコンサートツアーを選択。 カリスマ 10  (C6)差分4 90+20%で自動成功となります。 ボーカル  7+2(V6)差分3 80+20%で自動成功となります。 ダンス   7  (D6)差分1 60+20%で判定となります。1d100 -> 50 = 50 大成功です! 全国各地を廻るコンサートツアー。初めて故に戸惑う事も多かったのは確かです。 ですが、それもプロデューサーの献身的なサポートが全てを乗り越えさせてくれました。 ゴール。其れが見えたからこそ、普段よりも力強く駆け抜けれたのかもしれません。 ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 伏見堂 : ファン増加判定 7d100 -> 41 + 64 + 2 + 1 + 15 + 96 + 19 = 238 ファンが238名増加しました。辞めないでくれー、とはファンの叫びです。
*白銀 うさぎ:[[へぽP]]プロデュース #contents() **第 9F:RP  TOP☆IDOL。  数々のアイドルが、様々な分野の能力と鎬を削り、頂点を目指す。  その頂点は、アイドル界において最高の栄誉と呼ぶにふさわしい。  その会場。 「……すげぇ熱気だな」 「そりゃな。みんな、この日のためにレッスンとオーディションを重ねてきたんだ。  アイドルとして素養と、積み重ねてきたもの、全てが今日試される」  いつもバカばかりやっているPもアイドルも、この日ばかりは緊張の色が隠せない。 「しっかし、俺なんかがトップ取れるのかなぁ」 「概算だが、成功率でも聴くか?」 「……その物言いじゃ、失敗する可能性も無くはない、って所か」 「まぁそうだな、『無くはない』…うん、その言い方は実に的を得ているな」 「うわぁ、プロデューサーとは思えねぇ台詞だ。励ますとかないのかよ」  ぶー、と口を尖らせたアイドルに、Pは笑った。 「下手に励まして、油断されても困るしさ。ただ、悪くない成功率だとは見ているのは本当だよ」 「まぁ、油断できねぇ相手ばかりなのは確かだな。へっ、いわば、ヒーロー最大の窮地って所か……」 「この会場にいる全てのアイドルが強敵(ライバル)だ。これまでのオーディションで、おそらく最も厳しい戦いになるだろう…」 「なら、手ぇ貸してくれよ、兄ちゃん」  飛び上がったアイドルが、プロデューサーの両手をひっつかむ。  二人の手はどちらも汗が滲んでいたが、それが少しずつ暖かくなっていく。  にっ、と笑うアイドル。 「ちょっとだけ、力を借りてくぜ。兄ちゃん。なんたって、強敵だらけだからな。一人だけじゃ分が悪い」 「……悪いが、『ちょっとだけ』はお断りだ」  両手を両手でしっかり握り返したPは、アイドルの目を正面から見た。 「ケチくさい事言わないで、全部持ってけよヒーロー。  僕たちは……二人で一人だ」 「そのセリフ、ずっと待ってた!!」  ぱぁっと、アイドルの顔に笑顔が咲いた。  本番を告げる声が聞こえる。 「それじゃ、行くぜプロデューサー。なんたって俺たちは――」 「ああ、行こうかうさぎ。なんたって僕たちは――」 『二人で一人のヒーローだ!』  ヒーローの両手が、打ち鳴らされた。 **第 9F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ : 白銀 うさぎ コンディション判定 95% 1d100 -> 14 = 14 アイドルが朝の挨拶をしています。 「へへっ、いまから武者震いがするぜ!」 強がってますが、さすがに緊張しているようです。 レッスンイベントはボーカルレッスンを選択。 ボーカルレッスン95%でダイスロール。 [mihaDice] 四方 無畏@ : ボーカルレッスン95%でダイスロール。 1d100 -> 10 = 10 成功しました。 TOP☆IDOLには直接関係ないレッスンをするのを最初は渋りましたが、逆に気分転換になると思ったのか、真剣に打ち込んでいます。 予想以上にレッスン効率がいいくらいで、ちょっとだけ笑ってしまいました。 オーディションイベントはTOP☆IDOLを選択。 カリスマ  9(C10)差分-1 40+15%で判定となります。 トーク  13(T10)差分3 80+15%で判定となります。 ルックス  13(L10)差分3 80+15%で判定となります。 [mihaDice] 四方 無畏@ : カリスマ  9(C10)差分-1 40+15%で判定となります。 1d100 -> 42 = 42 [mihaDice] 四方 無畏@ : トーク  13(T10)差分3 80+15%で判定となります。 1d100 -> 21 = 21 [mihaDice] 四方 無畏@ : ルックス  13(L10)差分3 80+15%で判定となります。 1d100 -> 62 = 62 大成功しました! アイドルの頂点、すなわち「トップアイドル」を決めるオーディションが、開催されました。 右を向いても左を向いても強力なライバルたちに囲まれ、絶体絶命のアイドル。 だが白銀うさぎは、ただのアイドルではない。ヒーローアイドルである! 逆境を力に変え、今舞台に上がります…… 結果は、書くまでもないでしょう。 ランクBのため5d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@NWでの花見についてはこちらまで : ファン増加判定 5d100 -> 68 + 8 + 30 + 93 + 78 = 277 ファンが277名増加しました。大歓声がアイドルを包んでいます。 **第10F:RP 「うーん」 「あんまり乗り気じゃなさそうだな、トップアイドル」 「茶化さないでよ、兄ちゃん」 見事トップアイドルの座を勝ち得たアイドルだったが、 それを記念したファーストシングルの発売は難航していた。 「基礎は十分出来てるって、レッスンの先生も言ってたじゃないか」 「でもさ、何か俺の歌が金取れるレベルだとは思えないんだよな…」 「じゃあ、どのレベルの歌ならお金を取っていいんだ?」 「…それは、うーん、やっぱり、何かあるんじゃないのか」 「無いよ。そんなもん。そりゃ、売れる売れない、はあるだろうけどさ。  歌の上手い下手なんか、大した問題じゃないのさ」 プロデューサーは強調する。 「素人が歌ったって、気持ちのこもった歌は世界だって救えるんだ」 アイドルは首を傾げるばかりだったが、何か通じるものはあったようだ。 **第10F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ : 白銀 うさぎ コンディション判定 100% 1d100 -> 72 = 72 アイドルが朝の挨拶をしています。 「おはよーっス!」 ファーストシングルの収録にやる気満点です。 レッスンイベントはダンスレッスンを選択。 [mihaDice] 四方 無畏@ : ダンスレッスン100%でダイスロール。 1d100 -> 41 = 41 成功しました。 TOP☆IDOLとなっても、なお慢心せずにレッスンに打ち込んでいます。 プロデューサーとしては、立派になったアイドルをみて、胸にジンとくるものがあります。 オーディションイベントはファーストシングル発売を選択。 ボーカル  5   (V2)差分3  80+20%で自動成功となります。 ルックス  13  (L2)差分11 160+20%で自動成功となります。 成功しました。 ようやく、と言ってもいいファーストシングルですが、驚くほど飛ぶように売れています。 流石のTOP☆IDOL、話題性もたっぷりといったところでしょう。 アイドルも自身の思わぬ売り上げに、照れるやら自信をもつやらです。 ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 伏見堂 : ファン増加判定 7d100 -> 93 + 84 + 36 + 22 + 47 + 27 + 89 = 398 ファンが398名増加しました。ファーストシングルを聞いてファンになったようです。 **第11F:RP 「おーい、休憩時間だ……おい大丈夫か」 「だいじょぶだいじょぶ…ライブまで時間ねぇし」  そういうアイドルの顔は、明らかに精細を欠いている。  昨今のダンスレッスンは、それほどに過密かつ過酷なものになっている。  本来は、ボーカルレッスンと同じく、基礎的なものに終始する予定だった。  ダンスの基礎やイロハ、そういうものを身につければ十分という考えだったのだ。  それに反発したのが、当のアイドルだった。 『とりあえず型にはまって、それっぽく見えるだけのダンスでライブなんかやっていいのかよ!』  …そんなわけで、基礎から理論、発展、応用、実用までに至る長い過程を、短い期間の中に詰め込んで学び取る、そんな茨の道をアイドルは選択している。  結果として、日常全てがダンス漬け、寝ても覚めてもダンスと言うような昨今だ。  これでは、崖の上から岩を落とす特訓と、どちらが厳しいかと言う話になりそうだった。 「お前のその姿勢は、プロデューサーとしても感銘を受ける。しかし、体壊しちゃなんにもならないんだぞ」  ソファーに寝かせたアイドルにタオルをかけ、飲み物を渡しながら、Pは困ったように言った。 「それで、アイドルの道が閉ざされたら馬鹿みたい、ってか?」 「それだけじゃない。アイドルの道のためだけに、こんな無茶を続けてたら、お前の人生全部に禍根を残しかねない」  アイドルはまだ成長期だ。体に限界以上の負担がかかれば、人生を左右する大きな怪我や故障にも繋がりかねない。  健康チェックは毎日欠かさず行うようにしているが、それでもPからすれば現状の無理は不安だった。  だからこうして毎日つきっきりで、レッスンに付き添い、観察監視を行っている。  大きなトラブルが起こる前に止める。たとえアイドルの道を断念することになろうとも、それが大人としての責任だと思っていた。 「心配してくれて嬉しいけど、ごめん、俺馬鹿だから。今全力出しておかないと、絶対後で後悔するんだ」  そんな心配を受け止めながら、アイドルはそれでも笑って、立ち上がる。 「もし兄ちゃんが本当にダメだと思ったら、止めてくれよ。信頼してる」 「……判った」 「もし何かそれでもトラブったら、最悪兄ちゃんにもらってもらうから深く考えなくてもいいぜー」 「…………あぁ……ああ!?」  真剣に悩むPをよそに、けらけら笑って、アイドルは駆けていった。その心配を吹き飛ばすように。 **第11F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@風邪ぶり返して再ダウン中 : 白銀 うさぎ コンディション判定 100% 1d100 -> 4 = 4 アイドルが朝の挨拶をしています。 「兄ちゃん、おはよっ! へへ、元気だぜ!」 今日も元気一杯です。 レッスンイベントはダンスレッスンを選択。 [mihaDice] 四方 無畏@風邪ぶり返して再ダウン中 : ダンスレッスン100%でダイスロール。 1d100 -> 53 = 53 成功しました。 日常の全てをダンスと化す激しいレッスンを繰り広げています。 今はじっとアイドルを見守り続けています。 オーディションイベントはファーストライブを選択。 同系統3回連続選択によりやる気-10 ボーカル  6  (V3)差分3 80+10%で判定となります。 カリスマ  10  (C3)差分7 120+10%で自動成功となります。 [mihaDice] 四方 無畏 : ボーカル  6  (V3)差分3 80+10%で判定となります。 1d100 -> 95 = 95 中間判定です。 初のライブ――TOP☆IDOLとなった少女でも、やはり直接の群集の前に立つことは緊張を強いられたのでしょう。 ダンスに集中しすぎたのか、声が思ったほど、伸びません。 何処か焦りがちになり、アイドル本人にとっても、完璧とは言いがたいステージになってしまいました。 終了後、ステージ袖でぐっ、と唇を噛んで涙をこらえていました。 ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 伏見堂 : ファン増加判定7d100 -> 6 + 13 + 24 + 26 + 9 + 33 + 28 = 139 ファンが139名増加しました。思ったほど伸びませんでしたが、それでも必死なうさぎの姿を彼らは好いています。 **第12F:RP 「どうだ、調子?」 「うーん、まぁまぁ。だいぶ休めたし」  ファーストライブから数日。  ダンスレッスンは引き続き行われていたが、それも休養を挟みながらのものとなっていた。  厳しいレッスンの合間の、骨休め。Pが半ば強制的に休ませたようなものだ。 「しかしクイズ大会なぁ。兄ちゃんは賞品、貰えたら何が良い?」 「お前が貰うんだろ」 「別に欲しいものないしなぁ」  平和な一時。  この時がアイドルとPにとって、束の間の、そして最後の休息であった。 **第12F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ : 白銀 うさぎ コンディション判定 90% 1d100 -> 74 = 74 アイドルが朝の挨拶をしています。 「今日のクイズ、ばっちり勝ち残ってやるぜ!」 クイズに関してはかなり自信満々です。 レッスンイベントはダンスレッスンを選択。 ダンスレッスン90%でダイスロール。 [mihaDice] 四方 無畏@ : ダンスレッスン90%でダイスロール。 1d100 -> 86 = 86 中間判定です。 結構引きずっているようで、レッスンにも精彩を欠いています。 しかたないので途中で切り上げてゆっくり話をしました。 オーディションイベントはアイドルクイズ大会を選択。 トーク 14  (T10)差分 4 90+5%で判定となります。 ダンス  6+1(D10)差分-3 20+5%で判定となります。 [mihaDice] 玄霧弦耶@全力で荷造り中 : トーク 14  (T10)差分 4 90+5%で判定となります。 1d100 -> 49 = 49 [mihaDice] 玄霧弦耶@全力で荷造り中 : ダンス  6+1(D10)差分-3 20+5%で判定となります。 1d100 -> 91 = 91 成功1、失敗1で中間判定です。 多くのアイドルが出る、アイドルクイズ大会・・・ 「ノワル・ブラン」「アリシア・F・リンネ」といったアイドルたちとの対決になったわけですが… ノワルがうっかり「テレビでは言ってはいけないネタ」を言ったお陰で、うさぎの調子がまるくずれ。 引っ張られる感じでアスレチッククイズなどでずっこけ、アリシアに負けてしまいました…… ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@全力で荷造り中 : ファン増加判定 7d100 -> 85 + 10 + 43 + 65 + 53 + 95 + 86 = 437 ファンが437名増加しました。ある意味お宝映像に、ファンも微妙な顔です **第13F:RP 「あー、暇だなぁ」 アイドル生活が始まって初めての、完全なオフ日になっている。 無理がたたって健康状態悪化と診断され、平日は日常生活に戻らされている。 「あー、ちくしょー、悔しいな」 ごろごろ。嵐のようなアイドル生活に比べ、日常がなんと平穏で平凡な事か。 もっと努力すれば、良い結果があっただろうか。こればっかりは判らない。 なので、口とは裏腹に、そこまで後悔と言うのは湧いてこないのだ。敗北感は、どうしても拭えないが。 「まぁ、アイドルに人生掛けてた奴もいるだろうしなぁ。そんな奴に俺が勝っちゃうのも、それはそれで何かおかしい気がするし」 携帯音楽プレイヤーを外す。 中に入っているのは、次に発売する予定のシングルのデモテープだった。 「しかしこう兄ちゃんと顔を合わせないのも珍しいな…まぁそりゃそうか。休みなんだし」 おそらくこんなアイドル生活は、もう長くはない。 例えばその後は役者になったり、歌手になったり、アイドルとしてチヤホヤされる時代は終わって、一流のプロの道を歩んでいく。 いや、もしかしたら、このまま何事もなく、元の生活に戻ってしまうかもしれない。 白銀のうさぎに与えられたのは、そんな一抹の寂しさと、不安だった。 「兄ちゃんどうしてっかなぁ」 「おーい、おとなしく元気にしてるかー」 「って、そこで何で来るんだよ兄ちゃん!?」 がばぁ。 「へ、週末のオーディションの日程が決まったから伝えに……来ちゃ不味かったか?」 「いや、人が珍しくセンチな気分に浸ってるんだからそこは空気読んで!」 「……からけ」 「読めてねぇー!?」 アイドルの人生は短く、その先に何があるのかは、まだ何も判らない。 しかし。この数カ月の二人が、白銀のように眩く輝いていた事だけは、偽りの無い事実だった。 **第13F:結果 [mihaDice] 風杜神奈@暁の円卓 : 白銀 うさぎ コンディション判定 85% 1d100 -> 44 = 44 アイドルが朝の挨拶をしています。 「にーちゃーん、なんつーか暇なのはしょうに合わなねーよー」 なんだかそわそわしながらいっています。 レッスンイベントはリフレッシュを選択 最近の騒動に心を痛めているようで、みなが無事なように祈っているようです。 オーディションイベントはシングルCD発売を選択。 カリスマ10 (C4)差分6 110+5%で自動成功となります。 ボーカル 6 (V4)差分2  70+5%で判定となります。 [mihaDice] 風杜神奈@暁の円卓 : ボーカル 6 (V4)差分2  70+5%で判定となります。1d100 -> 23 = 23 成功しました 二曲目ともなるとある程度の心得は得たようで、前回よりは楽に録音できたようです。 致命的に音をはずすこともなく、これなら中々の売り上げを見せることでしょう。 ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@むぅん : ファン増加判定 7d100 -> 76 + 12 + 78 + 2 + 73 + 38 + 23 = 302 ファンが302名増加しました。元気な姿を見れてファンも安心したようです。 **第14F:RP 「プロデューサー、辞めるんだって?」  セカンドシングルの売上も上々、コンサートツアーの日取りも決まり、と言う所で、アイドルがそう切り出した。 「……まだ、本決まりってワケじゃ無いけどね。どうしてもって言われたら、続けるかもしれない」 「……そっか」 「そういうお前も、アイドル、続けるつもりないんだろ?」 「……うん、まぁ」 お互い、なんとなく察していた話であった。直接こういった話をしていたわけでもないし、ケンカしたわけでもないのだが。 「怒られっかな」 「まだ16の女の子の人生、他人が決めちゃいけないだろ。  なんとなくわかる気はするが、一応教えてくれるか?」 「辞める理由? そうだな。何となく、来れるところに来たから、かな」  そう言ってアイドルは空を見上げた。満足そうな表情だった。 「俺さ。アイドルなんかなれないと思ってたし、興味もなかった。でもやってみたら面白かったし、歌売出したり、CM出たり、オーディションやったりさ……何だ、やってみりゃ、色々出来るじゃん、って」  頭をかいたアイドルは、軽くため息をついて続ける。 「まぁ、このままアイドル続けてるのも、面白いとは思うんだけどさ」 「それより面白いことでも、見つかったか」 「いや、やりたい事が見つかったんだ」  そうしてアイドルは胸を張って。 「俺、やっぱ、ヒーローになる」 「……最初に戻っちまったなぁ」  苦笑せざるを得ないPに、アイドルは真剣な顔で首を横にふった。 「違うよ兄ちゃん。俺、アイドルやってなきゃ、いつまでもヒーローに憧れてただけだったんだ。だからきっと、あのままじゃ、ヒーローの真似をしてただけなんだよ。だから…」 「兄ちゃんが俺に、アイドルになる道と、ヒーローになる勇気をくれたんだ。一応アイドルにはなれたからさ。次はもう一個の方、達成してこないと、貰ったもんが無駄になっちまうだろ?」  Pはどういう顔をしたらいいか表情に困った。 「あ、いけね、ボイストレーニングの時間だ、行ってこねぇと」  走り出したアイドルの背中を見送ったPは、ようやく笑いを漏らした。 「……全く。言いたいことだけ言って、行っちまうんだな、お前は」  さて、自分とアイドルの進退も含めて、社長に報告しないといけない。そうしたらコンサートスタッフとの調整を進めて、それから……。  それからは、自分一人で歩き出そうと、プロデューサーは思った。   /*/ **第14F:結果 [mihaDice] 風杜神奈@暁の円卓 : 白銀 うさぎ コンディション判定 100% 1d100 -> 66 = 66 アイドルが朝の挨拶をしています。 「へへ、なんだかシンミリしてきたな!」 それでも元気に笑うのが彼女らしいです。 レッスンイベントはボーカルレッスンを選択。 [mihaDice] 風杜神奈@暁の円卓 : ボーカルレッスン100%でダイスロール。1d100 -> 23 = 23 成功です。 普段よりも好調といって差し支えないでしょう。確かな熱唱を披露してくれました。 ヒーローになる。その決意はいまの彼女にとっては良い方向に働いているようです。 オーディションイベントはコンサートツアーを選択。 カリスマ 10  (C6)差分4 90+20%で自動成功となります。 ボーカル  7+2(V6)差分3 80+20%で自動成功となります。 ダンス   7  (D6)差分1 60+20%で判定となります。1d100 -> 50 = 50 大成功です! 全国各地を廻るコンサートツアー。初めて故に戸惑う事も多かったのは確かです。 ですが、それもプロデューサーの献身的なサポートが全てを乗り越えさせてくれました。 ゴール。其れが見えたからこそ、普段よりも力強く駆け抜けれたのかもしれません。 ランクAのため7d100します。 [mihaDice] 伏見堂 : ファン増加判定 7d100 -> 41 + 64 + 2 + 1 + 15 + 96 + 19 = 238 ファンが238名増加しました。辞めないでくれー、とはファンの叫びです。 **最終データ~エンディング L:キャラクター名 = {  t:名称 = 白銀 うさぎ  t:要点 =完成された幼女体型,ヒロイック, ボーイッシュ  t:年齢 =  16  t:評価 = {   t:ルックス ←  10+1+1+1+2   t:カリスマ ←  4+1+1+1+1+1+1+1   t:スタイル ←  10+2   t:トーク ←  2+2+3+2+3+1+1   t:ダンス ←  2+2+2+1+1   t:ボーカル ← 2+1+2+1+1+2  }  t:ステータス = {   t:やる気 ← 100   t:遅刻カウント ← 1   t:ドタキャンカウント ← 0   t:経過フェーズ ← 14   t:ファン人数 ← 823531   t:アイドルランク ← A  }  t:特記事項 = {   レッスン連続成功:2   やる気100継続:1  }   t:プロフィール = { 『奇跡的な幼女体型』を誇る美少女。時々小学生に間違われるが、16歳。 スタイルの高さは、幼女として完成されたスタイルだから……と言う事らしい。 外見に反して男の子のような性格で、正義感が強く、曲がった事が嫌い。ある意味フィーブル的な気質に溢れている。ヒーロー作品が好きで、日曜日の朝は早起きしてTVの前に正座する。 本人は未熟な体型や性格を欠点と思っており、アイドルなんて考えても居なかったが、偶然出会ったへぽPと意気投合し、ヒーローのように希望の灯を点すアイドル、と言う道を示された。    t:アイドル候補生の自己紹介文 ← { 『白銀(シロガネ)うさぎ、プロデューサーにスカウトされて、この道に入りました。 ……昔から背はちんちくりんだし出るところ出てないし、小学生に間違われる自分が、アイドルに向いてるとはとても思えないんだけど、 でも、人から評価されたのは素直に嬉しいし、やれることは全力でやるつもりです。』   }  t:経歴 ={   00:有名・スカウトでデビュー 成功   01:L アイドル登竜門 1位(合格)   02:遅刻   03:S 撮影会 成功   04:L 写真集発売 成功   05:S CM出演 成功   06:S アイドル水着大会 成功 ◎   07:S CM出演 成功   08:T バラエティ番組ゲスト出演   09:C TOP☆IDOL 成功 ◎   10:V ファーストシングル発売 成功   11:V ファーストライブ 中間   12:T アイドルクイズ大会 中間   13:V シングルCD発売 成功   14:C コンサートツアー 成功   }  } } ○ラストライブ L:ラストライブ・ランクA = {  f:名称 = ラストライブ・ランクA(芸能イベント)  f:要点 = マイク,数え切れないファン,街頭TVの特番  f:周辺環境 = ドーム会場  f:リクエスト = {   *リクエスト1:なし,なし   *選択条件:アイドルランクA  }  f:リザルト = {   アイドル。あなたはその意味するところを体現することに成功した一握りの人間である。そして……   } } ○特別エンディング L:モデル転身・特殊エンド = {  f:名称 = モデル転身・特殊エンド(芸能イベント)  f:要点 = コレクション,美しい衣装の数々,注目の的  f:周辺環境 = 舞台の上  f:リザルト = {   あなたは世界に名だたるモデルたちの中に飛び込んだ。今や、あなたこそが流行の発信源である。……―Fin-   *付与される称号 ← ”トップモデル”  } }

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