【ミリマスSS】周防桃子「ひとつ咲き続ける花」
執筆開始日時
2018/06/26
概要
-----桃子の目の前には二つの大きな顔。
-----いつだか、どこだか、わからないけど、
-----でも、それは確かな桃子の記憶。
-----ふっと風が吹く、驚いて目を瞑る。
-----その一瞬で、全部消える。
-----やっぱり、また、ひとりぼっち。
キューって胸がしめつけられて、その痛さで目がさめた。ほっぺに冷たさを感じて、それを温めるように手のひらでゴシゴシと強めにこする。
窓の外はごきげんな青空。うん、いい天気だね。バーカ！！！そんな悪口も言っちゃいたくなるくらいサイアクな朝。せっかくの日曜なのに。
ドタドタと足音を立てて洗面所に行く。バシャバシャとワザと水の音を立てて大げさに顔を洗う。シーンと静かな家の中を少しでも音で満たす。
ささっと準備をして、リビングには目もくれずに玄関に向かう。はやく家を出て、桃子の『イエ』に行かなくっちゃ。
桃子「うぁ...まぶし...」
暗い家から出ると、日差しの眩しさに少しくらっとした。
タグ
^周防桃子 ^豊川風花 ^馬場このみ ^天海春香 ^高坂海美 ^福田のり子
まとめサイト
最終更新：2020年03月26日 18:25
