【ミリマス】33分探偵ナンナン 黄昏島殺人事件
執筆開始日時
2020/10/05
概要
次回予告なんてなかったので初投稿です。
ーー目を覚ますと、そこには水と、砂と、空があった。
鼻腔をくすぐる潮の香り。どうやらここは海岸らしい。
「………ここ、どこ?」
声は出た。おそらく生きている。
しかし、この場所に見覚えがない。まさか記憶喪失?
ここはどこ?知らない。私は誰?私はカワイイカワイイ野々原茜ちゃん。
うん、記憶喪失ではない。単に知らない場所なだけだ。
記憶を手繰り寄せる。嵐。高波。転覆する船。離れていく親友の手。
つまるところ、これは……
「…遭難かぁ」
知らない場所なのも道理だ。生きていることが奇跡とさえ言える。
しかし、ここでただじっと甲羅干ししていても文字通り干からびてしまう。
水なら目の前にいくらでもあるが、飲みようがない。
一度濡れて生乾きになった制服と下着しかない今は蒸留装置なんて高尚なものも作れない。
まずは食糧と水分、それに日光や風雨を凌げる拠点が必要だ。
ここが人の住んでいる文化的な場所ならいいんだけど、そんな希望的観測は持たない方がいいだろう。
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最終更新:2020年10月14日 21:52