マップ情報

各地の特徴、戦術のコツなど。実際のマップについてはゲーム内を参照。


地球

地域によって水が多かったり、山が多かったりがすさまじい。重要拠点は個別に、そのほかは必要なものについては個別に解説する。

あ行

アフリカ
解説:3地区に分かれる。いずれも多くは砂漠と山で占められており、移動適正が悪いと非常に難渋する。また、周りには海が広がっている。降下ではアフリカ1に降りる。ジオン第1部ではドダイが無いと大量の潜水艦を放置しての占領狙いになりやすいため注意。アフリカ2だけは海中拠点があるので注意。
背景:一年戦争における激戦地。北部ではオデッサを北に構えるジオン軍と、そこを南、そして地中海から進軍する連邦が熾烈な戦いを繰り広げた。ジオンにとって忠義が疑われた存在である外人部隊はここに積極的に投下されている。戦後は(連邦の支配が届かない地域が多かったことから)ジオン残党が各地に潜伏しており、このゲームでもジオン系勢力が蜂起するとことあるごとに持っていかれる。
アメリカ
解説:ここではニューヤークとキャリフォルニアの間について解説。ほぼ平地と山、一部五大湖の水があるが大きな問題ではない。2次降下でここに降りることになるジオン初期では移動に苦労しない数少ない地域。地味に生産が高い。
背景:宇宙世紀においても世界の穀倉地帯の一端を担っていた。コロニー落としでの被害も大きくなかった。なお、デラーズの真の目的はここをつぶすことである。
アラビア
解説:各大陸のハブとして重要。砂漠と山だらけだが中央の拠点は簡単に補給が途絶するため攻めやすい。足の速い部隊がいない場合、敵航空機が山間部に逃げると面倒なので気をつけたい。
背景:ジオン第1次降下ではこの地域の油田も主要目標であった。オデッサで敗北した後、各方面から迫る連邦に対してジオンは、ここの南端にあるアデン宇宙港に宇宙帰還への望みをかけることになった。
インドヨウ
解説:名前に反して陸地(マダガスカル島)が大きく、拠点の多くもここに設置されているため陸上戦力は重要。2方面で重要拠点と接する激戦区で、連邦第1部ではここが戦闘状態になるとだいぶ面倒くさいことになるので注意。
背景:作品で取り上げられたことはほぼ無い地域。一年戦争では制海権は最後までジオンが握っていたが、マダガスカルについては連邦領のままであった。
オーストラリア
解説:2地域。砂漠と山、荒野と平地が広がる荒涼とした地域。トリントン基地の生産が低いこととあいまってそれほど重要ではない地域ではある。どちらも海が広がるが実は一箇所も海洋拠点が無いため、速攻が必要で無い場合は占領狙いも楽。一方、防衛では海上に逃げられないという裏返しでもあるため注意。
背景:コロニーの落ちた地。一年戦争最大の被害地域のひとつである。この大陸での戦いは「コロニーの落ちた地で」において詳しく描写されている。
オデッサ
解説:重要拠点。資源が極めて大きく重要。地形としては山だらけで中央は平地。侵入路はあちこちあるのだがどこも山が多く、強いて言えばロシア側が会敵が早い。中央と西側をつなぐ部分に平地があるのだが大部隊を動かすには細すぎて補給面でも面倒なため、ヨーロッパ側しか使えない場合は下側から。
背景:一年戦争の天王山、オデッサの戦いが行われた黒海沿岸の地域。ここでのジオンの敗北は、一年戦争の勝ち負けをほぼ決定することになった。このゲームではアフリカと並んでジオン系蜂起でもっていかれる地域。

か行

カザフスタン
解説:ユーラシアの真ん中にある地域。平地が多いため移動は楽。ハブ地域だが周囲はオデッサを除いてすべて通常エリア。ただし何せ隣接地域が多いため取り合いになりやすい。戦力を消耗してまで守る価値があるかは微妙(移動も別ルートが使える)。
背景:一年戦争の第1次降下の目的は、実はオデッサではなくこちらにあるバイコヌール宇宙基地である。当地はジオンが確保できた最大規模の宇宙港であったため、ジオンはなんと終戦までこの基地を(多大な流血をもって)維持している(このとき、周りの地域はすべて連邦が奪還しており、まさに意地といってもよい)。オデッサの敗残部隊も多くはこの基地での宇宙帰還への望みをかけて敗走している。
カナダ
解説:2地域。見た目と裏腹にほとんどが水と山で、さらにそれが島状になっており恐ろしく攻めにくい。どちらも重要拠点に接しており、ジオンの第2次降下ではこことメキシコをどうするかが問題となる。攻め落としても利益は薄いので、逆に陸上兵力が動けなくなることを利用して戦闘状態で放置するのもあり。
背景:作品で取り上げられることはほとんど無いが、一年戦争では、アメリカを占領するジオンと、こちらを保持する連邦とで戦線が作られていた。
キャリフォルニア
解説:重要拠点。海に面しているが海洋拠点は無い。とにかく地上は山ばかりで、山適正が無いMSは本当にきつい。水対策をしておけばハワイからのほうが楽。ジオン第1部では潜水艦がいる場合は占領狙いで。
背景:一年戦争ジオン軍の地上における最大拠点。第2次降下での主要目標であった。連邦との攻防戦は熾烈を極めると連邦側は予想していたが、ジャブロー攻略戦にここの戦力が多く裂かれていたため大きく弱体化しており、12月初旬には連邦に奪還されている。
キリマンジャロ
解説:重要拠点。アフリカの重要拠点で海洋基地がひとつある点に注意。中心部に山岳がありその周囲は平地が多い。西側の湖が結構邪魔。どこが攻めやすいという侵入路は無いのだがジオン第1部で使うことになるであろう北側は、南からの援軍が来ると移動がとても面倒なので注意。
背景:一年戦争時には大きな基地があったような描写は無いが、グリプス戦役でティターンズの地上最大の拠点となっていた。ジオン系勢力が蜂起すると必ずといっていいほど持っていかれるためよく戦場になる。


さ行

ジャブロー
解説:重要拠点。とにかく生産が高い。南米に位置しており密林に覆われ、さらにそのあちこちを川が分断しているため、水適正の無いMSは双方とも移動に難渋する。水陸両用MSが使えるジオンは大西洋側からが良い。歩きと航空がメインの場合は南米側から。なお過去作と異なりジャブロー中央エリア周辺の川の、戦略ラインが通っているヘクスが陸地となっている。この変更により「川の向こう岸からアプサラス等で焼き殺すハメ技が通用しなくなった」「水中部隊による中央エリア包囲が困難になった」と、過去作以上に防衛側が有利なマップとなった。(このヘクスを使って北側から中央エリアに向かおうとしても川を渡るまでにガンタンクなどの集中砲火を受けるので、侵攻側の軍には何の得もない)
背景:地球連邦軍の司令部がおかれている。アマゾン川流域の地下施設なのだがこの作品では地上のみ。ジオン軍は会戦時にいたるまでこの基地の詳細な場所を特定できず、コロニーによる殲滅を狙ったが失敗。ジオンがこの基地の場所を発見したのは戦争後期で、すでに疲弊しきっていたジオン軍はもてる限りの兵力でここを攻撃したが敗北している。そんな難攻不落の要塞だが、グリプス戦役では核でかなりの箇所が吹き飛ばされてしまった。余談だが、このゲームの初代では本当に地下で、航空系は進入できないマップだった。


た行

タイセイヨウ
解説:2箇所。上はベルファスト、南はジャブローに接している。完全に水だけのマップであり、陸上兵力は置いてあっても出れない。水は地形適正の都合上、敵味方ともに展開が速いため注意。連邦はここを取られるとジャブローとベルファストが分断されてしまう。ジオンでは、接する重要拠点をなかなか取れないことから、早期にここをとるかどうかは考えどころ。
背景:一年戦争では大西洋も類に漏れずジオンの制海権下にあった。アメリカが陥落した際にはこの大西洋ルートを通ってアフリカに逃げ込んだ部隊も多い。ファーストではWB隊がここを通っておりマッドアングラー隊と戦闘が行われている。
タイヘイヨウ
解説:名前とは裏腹に、実際にはニュージーランド周辺。島は二つに分かれているが海洋拠点が多く陸上だけでは孤立しやすい。なお、戦闘開始と同時に南米側から来た援軍は北側に取り残される形になる。ジオンではここに連邦製MSを集めて占領狙いをやると面白いことになったりする。
背景:この地域もやはりジオンの制海権下にあった。特に太平洋地域はミッドウェイ海戦で一気にミリタリーバランスがジオンに傾いていたこともあり、終戦時でもアフリカまでの航路が生き残っていた。
チュウゴク
解説:連邦で始めるとまず最初に戦闘になる地域。とにかく隣接地が多く援軍でもこようものなら長期化してしまうため、一気に攻め落としたい。陸上は下に山、上に荒地が広がっている。戦車は輸送機に積まないと戦闘すら間々ならないことになるので注意。
背景:第08MS小隊の後半はこの地域での戦闘である。最後の戦いが行われたのはヒマラヤのラサ付近とされる。
東南アジア
解説:インド、インドシナ、インドネシアの3インド。陸地は全体的に森が多い。インドは北部のヒマラヤを越えれば後の移動は楽。インドシナは山と水が多く、水に沿って移動したほうが侵攻は楽。インドネシアは典型的な海洋地域で、陸地は山が多い。航空機に逃げ回られると厄介なのでこちらも航空機の用意を。インドを除いて重要度はそれほど高くない。
背景:公式では、実は第3次降下作戦はここが目標だった。目的はやはり資源。この地域はジオンに最後まで占領されていた地域のひとつでもある。余談であるがニューギニア島はこのゲームのどのマップにも入ってなかったりする。
トリントン
解説:重要拠点。オーストラリア3地域のうちひとつだが、山だらけになっている。また、オーストラリアで唯一海洋拠点がある点も注意。重要度もそれほど高くないのだが、太平洋側から攻めると航空戦が、上から攻めるといきなりの総力戦になる。ただし上は(用兵上の都合で)使うことは少ないかも。
背景:現実の世界とはまったく地形が異なっている、コロニーの落ちた地。トリントンはその地域にある「小規模基地」である。近くの大規模基地への支援基地という表向きの面と、核貯蔵施設という裏の面を持つ、実はオーストラリア屈指の重要拠点だったりした。

な行


南米
解説:2地域。ジャブローに接する重要な地域ではある。どちらも東側に山を抱え、ほかは森ばかり。海も一部あるのだが範囲は狭い。ナンベイ2は攻め込まれた場合、水陸両用MSならば西に逃げて海にもぐったり拠点に乗っかったりで時間稼ぎが可能。同様の方法で膠着させることもできる。
背景:南米はジャブローを擁している重要地域だったが、北米との戦線はメキシコにあったため一年戦争でも大きな戦いはおきなかった。なお、オリジンではジオンはクスコなど南米の北東部にまで侵攻しており、この地域で戦線を作っていた。
日本
解説:山と海ばっかり。水陸両用MSがあれば楽。航空機の補給線が確保しにくく、また陸地が狭いため戦車を上陸させるのも難しく、連邦第1部では戦術面での相性が非常に悪い地域。ほうっておこうかちゃんととろうか悩ましい地域である。ハワイから援軍が来ると面倒なので攻略はハワイのあと、援軍がこれなくなってからがよいか(それでもカムチャツカ経由で援軍がくることがあるのだが)。
背景:アムロの故郷という設定もあるのだが、現在では北米設定がメイン。これはファーストTV版のWB隊が通ったルートの、太平洋渡海中の具体的なルート設定があいまいだったためで、公式百科でも2通りのルートを紹介している。
ニューヤーク
解説:重要拠点。西側に山があり、中央に平地を擁する。海洋拠点があるのが面倒な点で、潜水艦対策を。海が使えるなら海を使うとよいが、その際は殲滅狙いで短期狙い。正直言って拠点としては重要度がそれほどでもなかったりする。
背景:ガルマとイセリナのロマンスの舞台。イセリナの父親はここの前市長である。おかげで新生ジオンは全勢力で唯一ここを本拠地としているため、とても具合が悪い。

は行


ハワイ
解説:太平洋上の重要拠点。重要拠点であるキャリフォルニアと接しており、重要拠点同士が接しているのは、地上ではここだけ。小さい陸地にあちこちに散らばる拠点、さらに海と、航空機メインか水陸両用MSメインでないと攻めにくい。連邦では航空機で押し切るか、ガンダムの投入を。ジオンは水陸両用MSがタイミング的に難しく、やはり航空機で押し切ることになりかねない。
背景:ハワイ地域は海の重要拠点であった。このあたりのミリタリーバランスはミッドウェイ海戦で大きくジオン側に傾いていたが、この海戦はハワイを占領したジオンに対する連邦の奪還作戦によって生起したものである。ジオンはこの戦いで水陸両用MSを本格投入、連邦の海洋部隊を壊滅に追い込んでいる。ジオンはこれにつぐ掃討作戦で太平洋の制海権を確固たるものとした。
ペキン
解説:重要地域。ペキン周辺だが海が結構広く、海洋拠点もある。連邦では最初の重要拠点戦となる。どの地域から攻めても補給ルートの確保が困難なので、弾切れにはくれぐれも注意。防衛するさいは航空機で海に逃げるか海にもぐってしまえば時間稼ぎになる。
背景:このゲームではジオンに対する最初の奪還拠点となっているが、公式設定でもこの地域は連邦に後に奪還されている。ただし実はマドラスは最後までジオン領だったりする。
ベルファスト
解説:大西洋の一番上にある重要拠点。マップ範囲はアイルランド島とブリテン島。島が東西に分かれているが基本的に敵は小さいアイルランド島のほうにすし詰めになっているというトリッキーな地域。侵攻は基本大西洋からで、ヨーロッパからだとかなり遠い。上陸するのがそもそも大変な拠点なので、大西洋から攻める場合は足の速い航空機を数部隊連れて行き、先手の利点を生かして陸地の上においてしまえばこちらも楽に上陸できる。このゲームでは攻略を後回しにすると溜まりすぎたりするため、外伝勢力では早めに片をつけておいたほうがいいのかもしれない。
背景:イギリスといわれることもあるが北アイルランドの都市であり、ファーストでもしっかりそう言っている。アイルランド島はなぜかよくガンダムに登場しており、ファーストではこのベルファストにWB隊が寄航しているし、ZZではダブリンにコロニーを落とされるという災難にあっている(このゲームでも再現。余談だがこのコロニー落とし、理由がいまひとつはっきりしていなかったりする。そのため後付でいろいろな理由が作られている)。極めつけとしてVガンダムではロンドンデリー(北アイルランド)から援軍が来た。劇場版ターンエーのコラムでも北アイルランドに触れていることから、御大は何らかの思い入れがあるのかもしれない。ちなみにこのゲームで部隊が固まっているのは、実はベルファストではなくダブリンの位置。

北極圏
解説:スカンジナビア、アラスカ、カムチャツカ、グリーンランド。いずれも重要拠点と接しておらず、場所としてもほとんど重要ではないためまとめて説明。どこも水と山と雪がメイン。何より潜水艦に居座られるととても面倒なのだが、それほど大きな部隊がいることはまず無い。グリーンランドの隣接地域にだけは注意。見た目と違い、カナダ2とは接しておらず、接しているのは1のほう。
背景:極地は戦略的価値の面から一年戦争でも大きな戦いは無かった。ただしキャリフォルニア攻略戦では連邦部隊の一部はアラスカから侵攻している。この地域では、寒さでMSは機器に不具合が出るため、両軍とも寒冷地タイプが作られている。

ま行


マドラス
解説:南インドの重要拠点。北に山があるほか全体が森と山で覆われている。北の陸上移動はかなり大変だが海側は中心まではやや遠い。水で戦えるようなら南から、陸がメインなら北側から侵攻すると良い。
背景:実はこの地域、公式百科によれば一年戦争では最後までジオンが保持した地域のひとつだったりする。逆に北京は連邦が後期に奪還している。つまり公式設定とこのゲームでは、占領地域がそっくり入れ替わっていたりする。
メキシコ
解説:北米と南米をつなぐ地。連邦編やジオン編、さらにほかの勢力でもなかなか面倒くさい重要な地だったりする。連邦ではここを放っておくと南米に攻め込まれて最悪ジャブローに肉薄され、ジオンでは逆にキャリフォルニアに攻め込まれる上、ジャブローは最後まで取れないのでとても面倒。防衛は、最悪の場合北東の島(キューバ)に居座れば、SFSのない第1部では結構なんとかなったりする。
背景:史実でも南米と北米をつなぐ要衝として戦線が張られていた。オリジンではWBがここを通っているためより重要度を増している。

ヨーロッパ
解説:3地域。山があったり平地ばっかりだったりと、なかなか攻めにくい地域。ベルファストとオデッサをつなぐ要衝。小さい地域でありながらコマ割りが3つもあり、なかなか面倒な場所となっている。なお、どちらから攻めた場合でもヨーロッパは2を通ったほうが攻めやすい。
背景:宇宙世紀においても経済的な要衝であったが、一年戦争では東欧と南欧を押さえたジオンと、北欧と西欧を押さえた連邦とで市街戦が展開されている。陸戦用ジムは主にこの地域で活躍したという設定の機体。

ロシア
解説。ユーラシア北部を横断する3地域。どこも隣接地域が多い。ペキンやオデッサとの侵攻に加え、カムチャツカやヨーロッパとつながっている。押さえておくと便利なのだが、侵攻するにはほかのルートもあるという、なかなか難しい地域。平地が多いのが救いだが、各地とも少しずつ水がある。潜水艦がいると意外なイレギュラーになってしまうかも。
背景:冷涼な地域であったこともあり、ジオンもカザフスタンからさらに北上はしていない。

宇宙

地上よりもわかりやすい。ただし地形適正がほとんどないため、機体性能と数が勝敗を分けるといえる。通常の宇宙については要衝のみを、重要拠点にとそれ以外の宇宙についてはそれぞれ解説

空間


地球上空
解説:7地域。それぞれ対応した降下ポイントを持つ。地上かこちらのどちらかが敵の領地だと、打ち上げられたり降下されたりするため、気を使いたい。特に高難易度で注意。
背景:地球と宇宙をつなぐ地域。ファーストだけでなく、多くの攻防があった地域でもある。シャアが大気圏突入直前にWB隊を襲ったのは余りにも有名。

サイド7
解説:サイドの中では唯一重要拠点でない(重要拠点に昇格しない)。今作ではルナツーしか進入拠点がないため戦闘はまずありえない。意図的にやらない限りここで戦闘がおきることはないはず。
背景:作りかけコロニーが1基だけあるサイド。移民用ではなく連邦軍が軍事拠点にするために作ったという背景があるのだが、建設者向けの移民が行われた後に軍が拠点をおいてその土地を接収するという、きわめて横暴なことをやっている。1バンチのみがぽつんとあったのだが戦後になってサイド3から1基持ってきている。これがグリーン・ノア2で、後に改造されグリプス2になっている。なお、このゲームでは下につながっていないルートがあるが、これはサイド7とグリプスが両立するシナリオが無いため。系譜のころは両立するシナリオが存在していたため、ここも多少重要度が高かった。

拠点

アクシズ
解説:アクシズの本拠地にして収入も多い、今作品では一番重要な拠点。侵入路が下と右しかない反面、拠点が上に張り巡らされているため補給を断つのが難しい。下から攻め込んで補給線の無い地域におびき出して戦うのが得策か。シナリオによっては地上に落ちて消滅するが、意図的にやらない限りまず見られない。
背景:ジオン残党軍最大の拠点で、もともとは火星と木星の間にあった。グリプス戦役~シャアの反乱までいろいろと重要な地域。ア・バオア・クーとぶつかってもほとんど崩壊しなかった、堅固な地盤をもつ小惑星だが、シャアの反乱ではロンド・ベルの工作で真っ二つになった。
ア・バオア・クー
解説:宇宙左側の上下をつなぐ重要拠点。場所が結構重要で、ここを攻め落とすことがアクシズやサイド3、グラナダに進軍するための足がかりである。グリプス戦役後半以降のシナリオでは重要拠点ではなく粉々になっている。これはアクシズがぶつかったためだが、なぜか空白地になっていることが多い。収入は据え置きなので必ず押さえておきたい。
背景:アステロイドベルトから引っ張ってきた小惑星。奇妙な形だが2つの惑星がくっついているため。一年戦争最後の戦いがあった場所だが、実は連邦は数日間この付近に停泊してア・バオア・クーとグラナダが通り過ぎるまでまち、ここと同じ軌道上にあるサイド3が近づいて来たら一気に本土決戦に持ち込むというパッシング作戦を取る予定だったらしいのだが、ソーラ・レイで大損害を被ったため手近にあったここを攻め落としたというのが設定上の裏話。
イバラノソノ
解説:連邦とデラーズフリート編だけに出てくる重要拠点。場所がとにかくすさまじく、連邦編では重要拠点2箇所と接している。侵攻ルートはどこも変わらない感じだが、しいて言えばサイド1からが攻めやすいか。本拠地の場合は攻められないように注意。なお、つながっていそうに見えるがウチュウ7とはつながっていない。
背景:茨の園。ルウム戦役の残骸と不法投棄でできた暗礁宙域。残骸だらけのため航海が難しい難所であったが、そのことからジオン残党の拠点として使われていた。この場所はデラーズフリートが根拠地とした場所で、生産拠点までこさえてあった(資源は浮かんでるゴミや不法投棄された隕石)。連邦は残党を過小評価していたこともあって徹底した掃討を行わなかったこともあり、各地の暗礁宙域に似たような残党がいたらしい。

グラナダ
解説:今作最重要拠点のひとつ。あちこちの勢力で本拠地になるのだが、問題は宇宙一つはさんでとなりにあるサイド3も本拠地になっていることが多いこと。そのためここを本拠地で持つ勢力はソワソワすることが多い。また、隣のフォン・ブラウンがシナリオによっては中立地帯になっているのも面倒な点。攻める場合はサイド3側からが一番場所がいいのだが、前述した理由から使えないことが多く、結局は上側からとなることが多い。
背景:サイド3建設のために作られた月都市で、フォン・ブラウンに次ぐ工業力を持つ。もともと親ジオンの月都市で、開戦前から小規模のジオン軍が駐留していた。一年戦争では多くの都市が中立宣言をした中、ジオン軍の駐留を許し、サイド3防衛の重要拠点となっている。また、一年戦争の終戦条約が調印されたのもココ。その後のグリプス戦役ではエゥーゴよりの姿勢をとり、いろいろ協力していた。
グリプス2
解説:ティターンズの本拠地となっている重要拠点。攻め込めるのはウチュウ2からのみ。拠点の位置はまずまず。攻める場合は一番下の拠点をとってそこで腰をすえて戦うとよい。砲撃もありか。とにかく援軍がイベント以外ではない拠点なので数勝負か砲撃勝負になる。なお、カオスでここを保持しているとシナリオによってはコロニーレーザーが使用できるほか、イベントではコロニーレーザーが発射されることがある。このイベントが控えている場合は1機侵攻などでやり過ごすのが吉。
背景:ティターンズがサイド7グリーンノア2を改造してコロニーレーザーとしたもの。グリプス戦役ではここの付近で死闘が演じられた末にエゥーゴが奪取、ティターンズ艦隊に向けて発射し壊滅させた。
サイド1

解説:最大で3つの重要拠点と接し、さらにネオジオンの本拠地となる。一年戦争期のシナリオとデラーズ編ではゴミだらけの残骸になっている。
背景:最初に建設が始まったサイドで、愛称はザーン。場所はラグランジェ(リアルの物理学ではラグランジュと書かれることが多いが、ガンダムではジェ)ポイント5番(L5)で、同軌道にサイド4がある。一年戦争ではサイド4ともどもジオンの核攻撃で壊滅している。その中で壊滅しなかった一つがシャングリラコロニーで、ここはZZ序盤の舞台。また、ネオジオンはここのスィート・ウォーターを本拠地としていた。
サイド2
解説:下側のコロニー。周りをウチュウに囲まれているハブ地域でもあるが、それほど重要でもない。拠点配置が微妙。ウチュウ3と4は中央からやや遠い。左側は中央と近く、手近なところに拠点もあるためこちらほうが楽か。一年戦争期のシナリオとデラーズ編ではやはり残骸。
背景:L4にあるサイドで愛称はハッテ。同軌道にはサイド6がある。一年戦争では一週間戦争時に壊滅、そのうち一つ(アイランド・イフィッシュ)がコロニー落としに使われている。
サイド3
解説:ジオン本土。収入が大きい宇宙の金庫である。グラナダ側から攻めると拠点なしでいきなり総力戦に、上からだと中央と遠いため拠点を確保して相手を迎え撃つ形になる。最悪、双方から交互に攻めて戦闘状態を維持しつつ疲弊させ、後方で補充と生産をしつつ順次投入という形でも何とかならなくはない。連邦第1部で詰まったときなどに。
背景:ジオンの本土で愛称はムンゾ。月の裏側L2にある。一年戦争の当事者であった。ジオンがあそこまで戦えたのは、思想賛同者を積極的に受け入れたことにより10億人を超える人口を擁していたというのも大きい。一年戦争後はジオン共和国として連邦の傀儡政権化、宇宙世紀0100年にはそれも消滅している。
サイド4
解説:ソロモンの真横にあるサイドで重要拠点が重なる。攻め手にとってラインの形が悪く、一番使う可能性が高い宇宙1側では補給ラインを通ると中央まで大周りになり、ほかも直進すると補給ラインから外れてしまう。一年戦争期のシナリオとデラーズ編で残骸なのは他と同じ。
背景:L5にあるサイドで愛称はムーア。サイド1の反対側にあるのだが、おそらくガンダム世界では一番出てこないサイドである。イグルーで残骸が砲台にされていたのと、0083のコロニー落としでここのコロニーが使われたくらいである。しかし最近はサンダーボルトの舞台として有名になった。
サイド5
解説:宇宙マップのちょうど真ん中あたりにあるサイドで、交通の要衝。とにかく隣接地が多いため争奪戦になると面倒。宇宙7からを除いては攻め手に有利なマップ。補給線を確保しつつ堅実に。
背景:愛称はルウムでL1にある。一年戦争のルウム戦役を皮きりに、テキサスコロニーの戦いがファーストでは描かれた。オリジンでもシャアとセイラが暮らしていたりとネタは多い。おまけにZの月への、ZZのダブリンへのコロニー落としはいずれもここから持ってきている。さらにはF91の舞台になっているなど、戦いの臭いが強い。
サイド6
宇宙の右下をつなぐ位置にある。作りは拠点がやや遠い以外は平凡。中央拠点への橋頭保も作りやすい。資金収入が大きいが1年戦争のシナリオでは中立地帯となっていて占領するとアライメントが下がるので注意。第2部では重要拠点で敵が制圧しているにもかかわらず、なので大変面倒。
背景:サイド3と並んで一年戦争の被害が少なかった地。初戦で壊滅を免れたのち中立宣言を行っている。ランク政権は親ジオン政権でこそあるが連邦との敵対は避けている。戦闘行為の禁止を明言しているもののサイド内には連邦、ジオン双方の秘密研究施設があるなど、コウモリ的。なお、このゲームでは一番下のルートは使われていないが、これは系譜のころにエゥーゴの本拠地であったラビアンローズが削除されたため。
ソロモン
解説:2つの重要拠点に隣接し、宇宙上側の右と左をつなぐ要衝でもある。どこから攻めても拠点の確保はしやすいが、中央へは遠回りするかルートを無視して突っ込むかとなる。突っ込む場合は要塞の防御補正を頭に入れておくこと。
背景:もともとはコロニー建造のためにアステロイドベルトから引っ張ってきた小惑星の一つである。建設後は放棄されていたが一年戦争時に備えて公国軍が接収、要塞化した。ただし要塞としては宇宙港がほとんど一方向に向いていて狙い撃ちされる、しかもそれが敵の攻撃が予想される方向に向いているといった、要塞として致命的欠陥がある。一年戦争末期のソロモンの戦いが有名。占領後はコンペイトウと改称されたが、連邦以外は使ってない。
ルナツー
解説:宇宙の右上の端にある、どちらかといえば守りやすい拠点。防衛側は攻めて来た側の拠点を最初に取ってしまえば敵をじり貧に追い込める。攻めるならそれだけは避けたいところ。2方面から攻めるのもありだが、防衛側にとってはルートを守りやすく、戦力分散が裏目に出ないように注意。
背景:ほかの宇宙要塞と同様アステロイドベルトから引っ張ってきたものであるが、直径180kmはソロモンの9倍とケタ違いに大きい。一年戦争では地球連邦最後の拠点であったが実際にはほとんど機能していなかった。一方サイド3から最も離れたところにあったため公国軍もこれを落とす余力が無く、結果反攻作戦を有利に進められてしまうことになった。シャアの反乱時には貯蔵されていた大量の核兵器が強奪され、アクシズに積まれて地球に落とされることになった。

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最終更新:2018年10月01日 16:36