まずは自己紹介と、プバアバについて振り返ってみてください。
※プバアバ:稲穂スタジオがアスクギア以前に制作したフリーゲームRPG、
Princess Saviour(略称プバー)とAnother Saviour(略称アバー)のこと。
未プレイの方は是非プレイ!
トミー
【年齢】小生
【身長】大体エスティア
【好きなUMA】ひらがなだ&カタカナダ
【嫌いな野菜】なす
稲穂スタジオwikiの管理人。
最近はテストプレイやPV制作等を真面目にこなしている。
ミイナの可愛さを周知させたいと常々思っている。
どうも、wiki管理人にテストプレイとPVの報酬を人質に取られた形でインタビューに答えていきたいと思います。
(それでなくても凄く感謝していますヨ)
※取材者は別に脅していないヨ!
なすー
【年齢】メモリア
【身長】大体パイク
【好きなUMA】カットリオン
【嫌いな野菜】キノコ
プバアバはいろいろな面で敷居を高くしてしまったなぁと思っています。
それでも楽しんでいただけた方がいたのは嬉しいのですが、癖の強さは大きな反省点でした。
プバーの時点からそこは思っていたのでアバーでは敷居を下げようと試みました。
言うほど下がりませんでした。
テストプレイもPVも、面白い場面や美味しい場面にたくさん遭遇できました。
それが一番の報酬だと思っております。
※遭遇した「面白い場面」の例。
折角なので、アスクギアPVに対して一言下さい!
私なら恥ずかしくてできないことを平然とやってのけたので凄い良かったです!
※アスクギアPV。
では、最新作『アスクギア』の紹介をお願いします。
とりあえず、アスクギアで目指したものとしては「敷居を下げる」でした。
有料作品化に伴って触りやすさを第一に考えて、シナリオもシステムもそこを意識して作りました。
プバーの頃と比べるとプレイヤーに触れてもらうことをより意識したと思います。
その上でこだわりを出すようにしました。
というか、立派な稲穂風味になっちゃってると思います。
なので、日和ったみたいなことは言われない、はず。
軽い気持ちで触ってずぶずぶとめり込んでいただければ、計算通りかなーと思ったり思わなかったりです。
登場人物への好感を示す反応は、過去作よりも多い印象です。
一方FC時には、エスティアの台詞が独特で校閲泣かせという話もありました。
※アスクギアFC:デジゲー博2016にて頒布された先行試遊版。前半要素のほとんどが収録されている。
なすーさんから見て、特に魅力的だと感じるキャラは誰でしょうか?
今回は騎士王みたいに露骨にハブったキャラはいないのでみんなお気に入りです。
騎士王みたいに冷遇されているキャラもいませんしね。
騎士王の反省点が活かされているとも言えます。
ありがとう、騎士王。
※騎士王:活躍の機会に恵まれなかったが、バグには愛された。
あ、キャラの掘り下げで一番頑張ったのはウィータなので特に思い入れがあります。
パッケージを見たときに「誰だこの美少女ッ!?」となる方も多そうなウィータですが、
ウィータの水着実装予定は?
水着に限らず、ウィータ関連のアップデート要素があれば嬉しいプレイヤーは私だけではないはずです!
要望の寄せられている、ユアの水着実装についてはどうお考えでしょう?
ウィータに水着を着せたい気持ちはありますが、水着実装の予定は残念ながらありません。
自然な形で披露できるイベントがありませんので……
でも、今後の表情差分実装の第一候補となっております。
お待ちくださいませ。
ユアの水着実装はやりたいなぁと思っています。
男として終わりますが。
ユアの役の紅葉美兎さんも、ユアの水着実装を望んでいたことが印象深いです。
数百の撮り下ろしボイスが使用されているのもアスクギアの魅力ですが、
219名ものボイス応募者から選考するのは、やはり大変でしたか?
声優さんの選考は全員がそうですが特にメモリア役の方を探すのに苦心しました。
あの絶妙さというか、珍妙さの表現は私も上手く募集要項で表現できなかったのもあって、なかなかハマり役が見つかりませんでした。
結果、僅かな最終候補に挙がった東愛さんは見事すぎて大満足です。
メモリアの珍妙要素として、年不相応な服装や言動が描かれています。
※32歳の命名。
「【年齢】メモリア」のなすーさんとしては、どのような心持ちで描かれたのでしょう?
あと少し早いですが、お誕生日おめでとうございます!
※なすーさんの誕生日:1月29日。
それはもうメモリアになりきって書きました。
小生、メモリアなり。
ある意味、素の私がもっとも反映されているキャラです。多分。
誕生日を迎えるとメモリアより年上になるので別人になります。
特別面白かったバグを挙げるなら?
バグというか誤字ですが「オレは女だッ!」という誤字を報告された時は思わずガッツポーズを取りました。
そうか……女だったのか……
プバアバから大きく変化したバトルシステムに込めた意図は?
プバアバからさらに乱数、というよりも不確定要素を減らすことを意識しました。
行動順番表示に行動後の状況が表示されるようにしたのもその一環です。
乱数殺すべし。慈悲はない。
一方でリソースを厳しめにしてより計画的なプレイが必要になるようにしました。
パーティ人数が6人と決定し、そこから各種システムが設計されたようですが、
どうして6人になったのでしょうか?
私がやったゲームは控えメンバーがいても別に交代の必要がないものが多かったので、
ちゃんと意味のあるシステムを作りたいなぁと思い6人パーティをやろうと決めました。
これは一番最初に決めていたので企画の最初期から6人パーティになっていました。
アスクギアはデジゲー博2017やコミケ93で頒布されました。
イベント参加の感想をお聞かせください。
普段、ネット上でしか付き合いのない方と出逢えたのが楽しかったです。
……コミュ障なので気の利いた返しはできませんでしたが。
あとは今まではネット上での数字の動きでしか作品の流れを感じることができなかったのですが、
即売会では生の需要を感じ取れたのがとにかく嬉しかったです。
モチベーションの大きなプラスになりました。
また何らかの形で参加したいと思います。
どんなやり取りがあったのでしょうか?
握手はしましたか?
※「アスクギアPV_デジゲー博2017会場ver」のラストシーン。
思い返せば握手はしていませんでした。
握った拳を解くことを知らなかったのかもしれません。
いろいろなやり取りをしましたが、印象に残っているのはコミケで買った後に連れの方にプリンセスセイバーが~と説明していた人ですね。
何かその流れで買っていただけたのは本当に嬉しかったです。
あとエスティアのサークルカットをデカデカと印刷していた人も妙に覚えています。
くっ殺せ。
※くっ殺せ。
後日プレイヤーから寄せられた反応で印象的なものは?
9年くらい前から動画を見続けていた方がプレイしていたことですね!
本当ビックリしました。
嬉しいやら申し訳ないやら。
4年前には既に開発の始まっていたアスクギアですが、その経緯は?
企画そのものは2014年の始め辺りにできていて、4月くらいには実作業を開始、システムの構築を始めた記憶があります。
実はアバーの最終アップデートと並行する形で作業していました。
アバーの次は完全新作と決めていたので企画の動き出しは速かったと思います。
まぁ、そこから試行錯誤の連発でリリースまでかなり時間がかかりましたが……
制作で特に大変だったのはどの部分でしょうか?
一番作り直したのはマップなのでそこになるかなぁと思います。
当初はマップにそこまで凝るつもりはなかったのですが、
ねくらFMCと出逢ってからマップチップのクオリティに対抗するために改良に改良を加えることになりました。
新しい技法を見つけてはそれを以前作ったマップにも適用してを繰り返したのでかなりの時間がかかりました。
レトフュ素材もギリギリで組み込むことになったのでその点でもハードでした。
おかげで見た目のクオリティを相当上げることができたと思うので満足しています。
というわけで皆さんもねくらマップチップ素材買ってくださいね!
マップチップ作者さんお墨付きのマップが楽しめるアスクギアも買ってくださいね!
完成前にパイロットver、FCとして公開しようと思ったのは何故でしょう?
※アスクギアパイロットver:稲穂スタジオ設立10周年記念に配布された。収録範囲はChapter1終了まで。
パイロットverは……何か作品を出していない時間が長引いて寂しくなったからですね。
FCはデジゲー博とウディオフが被った結果、せっかく半分できているんだから出そうと思って販売にこぎ着けました。
初のイベント参加ができたので非常に有意義な経験だったと思います。
おかげでスペースの豪華さが大分上げることができました。
FCクオリティのスペースで完成版を出していたと思うとゾッとしてしまいます。
※過去に参加した3イベントを振り返る、写真付き記事リンク。
パイロットverとFCの合間に公開された、pixiv掲載の小説2作についても一言お願いします。
※「ノブレス・オブシーン」と「いけないコト」。詳細は「なふー
pixiv」で検索ッ!!(R-18)
最初の一つはアスクギアの旧システムを全て破棄、練り直した時の1ヶ月くらいの時に書きました。
何か書きたかったので……
お気に入りだったのでアスクギアにもゲスト出演させました。扱いも地味にいいです。
※サブイベントを用意する厚遇っぷり。
次のも単純に書きたかったので……
こちらは舞台が現代なのでゲスト出演ならずです。
彼女はバグにも恵まれていました。
次回作にはR-18作品も検討されているとのことですが?
とりあえず、また姫は出したいです。
姫大好きなので。
あとまた同じ世界観でやりたいなとは思っています。
「別の没企画にも姫騎士がいた」と設定画集にて言及されていますが、
その没企画について教えてください。
※アスクギア設定画集:安さ爆発、値段は100円ポッキリ。
プバーのマリスの前日譚の舞台となった国の話でした。
落ちぶれた姫と国の解放を目指すストーリーを予定していました。
でも、何か今ひとつで代打として作られたアスクギアに取って代わられました。
一応、設定のリサイクルはされていてカデンツァやウィータの名前なんかはこの時点でありました。
あと三十路の女性も。
アップデート等の今後の予定について、どのような構想をお持ちでしょうか?
とりあえず、水着イベントと温泉イベントはやります。
温泉差分の実装をお楽しみに!
あとは本編で語ると蛇足な部分をもっと掘り下げたいです。
ダンジョンもやり応えのあるものを追加したい心持ちです。
最後に、ここまで読んでくださった皆さんへメッセージを!
2018年2月14日まで早期購入特典で水着差分のコードが入手可能です。
買ってね!
※アスクギアはとらのあなにて販売中ッ!
あとスバルイチ先生の漫画、勇者が死んだ!
村人の俺が掘った落とし穴に勇者が落ちた結果。も買ってください!