【種別】
魔術

【初出】
新約二十二巻

【元ネタ】
「クロウリーの対応表」における、上位セフィラを守護する燃える剣の関門。

【解説】
コロンゾンが使用する術式。
クロウリーが広めたMagick式魔術の一つであり、ホルスの時代の術式。

レイピアを構えるような動作を取りながら詠唱を行い、腕を突き出すことであらゆるモノを断ち切る不可視の力の塊を放出し、相手を粉々に分解する。

その威力は「主神の槍」に匹敵し、幻想殺しに打ち消されてもそのまま出力差で上条を粉々にするほど。

クロウリーの777の書における、上位3セフィラを守るために聖四文字とともに配置され、分断して繋がりを断つ燃える剣の具現。
クロウリーは「その本質は標的を確実に断ち切るエネルギーの塊。記号としては何度も左右に折り返しながら標的へ突き進む雷が近い」と評した。

あらゆる理の結合を妨げてバラバラにするコロンゾンにとって、使い勝手のよい魔術といえる。

【詠唱】
「あらゆる数は等価。我が右の手に蘇生のヌイト、有限の域を越えて広がる数価(かのうせい)を見よ。我が左の手に復讐のハディト、極小点はあらゆる力を収斂・収束して一つの意味を作り出す。すなわちここにラ=ホール=クイトの円にて無限の加速から解放されし一撃を現世の表層に顕さん。
 『Magick:FLAMING_SWORD』。セフィラの下降により顕現せし力を浴びよ」
短縮版
「我が右の手に蘇生のヌイト、我が左の手に復讐のハディト、すなわちここにラ=ホール=クイトの円にて〜


最終更新:2023年03月19日 00:14