【名前】マージョリー=オルムステッド
【性別】女性
【所属】魔術
【能力】黒山羊にまつわる魔術
【説明】
「邪なる左」
悪魔は左手に武器を持った状態で描かれる事が多く、故に左手は邪悪と不浄の象徴とされる。
そして、悪魔のタロットカードに描かれている黒山羊もまた、左手に柄の無い剣を持っている。
この黒山羊は、十字教布教以前の西洋で信仰されていた牧神パーンの零落した姿であると彼女は解釈。
牧神パーンは、月の女神ディアナと同様に、地元の巫女達が祭っていた代表的な神である。
この宗教的事実から、巫女として牧神に帰依することで、悪魔と左手が象徴する邪悪な力を限定的に借りれる。
牧神は生命と豊穣を司るため、この術式を使用するにはワインやパンを食べるなどして大地の恵みを補充する必要がある。
土の属性を蓄えた状態で、黒山羊を模した不気味な仮面を被れば、左腕が漆黒と深緑の禍々しい鎧に包まれる。
この鎧は膨大な量の「世界の力」の塊。異常な耐久力を誇り、刀剣と打ち合っても傷一つ付かない。
鎧の力を植物に流し込む事で、植物を異常なほど成長させたり、武器として強化させることができる。
この効果は種子や欠片にも適応される。力を供給された物体は黒く染まり、深緑色の血管のようなものが浮かび上がる。
「魔宴の黒山羊(バフォメット)」
黒ミサの総帥であるバフォメットを模した魔術的存在を召喚・使役する魔術。
牡山羊の頭部と下半身、黒色の、巨大な体躯と翼。三本の角のうち中央の角が炯々と燃えている。
局部から二匹の蛇が上昇し、腹部で医神の杖(カドゥケウス)を形作っている。眉間にはペンタグラム。
SOLVEと書かれた右手には、接触した物を瞬時に灼熱の液体金属へと変換する能力が備わっている。
更に右手を基点として液体を自在に操作可能。人間や霊装を液体にする事は出来ない。つまり劣化版の瞬間錬金。
COAGULAと書かれた左手には、物を結合・圧縮させる力場を発生させる能力が備わっている。
用途は世界の力の圧縮による凶器の形成など。具体例として、鋼鉄を破壊する柄のない剣や魔弾の形成が挙げられる。
召喚には結構な規模の下準備と大量の魔力を必要とし、これを使役している間は「邪なる左」を使用できない。
儀式場が現存している限り何度でも再生する。儀式場も簡単に破壊されないよう、隠蔽・防護の結界が展開されている。
【概要】
いずれの組織にも属していないフリーの魔術師。
魔女狩りが横行していた時代、狩人達から逃れる為に現代まで隠居を続けていた魔女一族の一人。
彼女達はひっそりと、しかし幸せに暮らしていたが、突如襲って来た十字教徒の集団によって虐殺される。
マージョリーだけは魔女狩りから逃げ延びる事が出来たが、残ったのは狩人達に対する深い憎悪と憤怒の感情のみ。
そのあと彼女は、仲間と故郷を全て奪い去った狩人達に復讐するため、十年以上の歳月を掛けて魔術の腕を磨く。
制裁の対象はあの時の魔女狩りに関わった人間だけなので、それ以外の人間には出来るだけ危害を加えたくない。
どうしても立ち塞がると言うのなら諦めて戦うのだが、やはり非情には成り切れないため、命までは奪えない。
復讐の愚かさと生産性の無さは自覚済みなので、自身の行いを真っ向から批判されても逆上しない程度には理性的。
報復を終えるまで死ぬつもりも捕まるつもりも無いが、報復を終えた後は大人しく罰を受ける覚悟ができている。
魔法名は「Ultrix427(汝の罪を悔い改めよ)」。読みはウルトリクス。復讐者の女性形。
【特徴】
34歳。身長174cm。体重57kg。
絶世の美女としか言い様がない美貌の持ち主。世の男性を魅了する官能的な雰囲気を放つ。
艶やかで濃い紫色の長髪。復讐に燃える緋色の瞳。右目の下に泣き黒子がある。
黒いレオタードの上から紫色の外套を羽織り、ガーターベルト、ハイヒール、とんがり帽子を装備。
【台詞】
「地獄で詫びなさい」
「御免なさいね。私、こんな所で捕まるつもりは無いの」
「大丈夫よ。私の愚かさは、私自身がよく分かっているつもりだから」
「出来る事なら、貴方とは敵対したくないのだけれど、仕方がないわよね」
「負けない、負けられない、負ける訳にはいかない。復讐を成し遂げなければ、私は、何の為に魔術を学んだの」
【SS使用条件】死んでも良い

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最終更新:2012年08月27日 17:12