【名前】ディエロ=ド=ベルトリーニ
【性別】男
【所属】魔術
【能力】『心魂(コル・アニムス)』 /  『番人(ムルタ・クストース)』 /  『住居(セプルクレートゥム)』
【能力説明】
『心魂』
心臓を模した鋼の塊、その中心部にある赤い結晶。
半永久的に駆動する魔術のエンジンのようなもので、人形を動かす原動力である。

基本骨子に存在するのは錬金術の終着点とも言われる賢者の石。
人の魂をより高度な領域に到達させると言われるこの魔石に歴史上辿り着いた魔術師は数えるほどだが、
その殆どがホムンクルスや不老不死など生命の新しい形へと到達していた。
しかるに賢者の石には魂、生命を操作する物であると考えられる。

この『神魂駆動』はそんな賢者の石の失敗作であり、
100を超える人間の血肉を数十の工程によって純度を高めて結晶化したものである。
所謂魔力の貯蔵庫のような役割を果たすが、所詮は貯蔵庫であり、
生命のように「新たに魔力を生み出す」という事が出来ない。
容量こそ多いが定期的な魔力の補充を必要とする為、
新たな生命=独立した存在を生み出す物としては失敗作である。

『番人』
『心魂』を用いて作られた自動人形。但し素体は人間の死体。
自動制御されるゴーレム等と基本的には同じ術式で動くが、
『心魂』と普通とは比べ物にならない複雑な術式により普通の人間と遜色がない行動を見せる。
皆どれも肉体の一部分が兵装、霊装に置き換えられており、人間としての形状を保っている存在は一つもない。
その何れもが幼い少女の姿であるのは、ディエロの趣味である。
こうした方が他人の感情を強く揺り動かす事が出来ると理解しているからだ。

『住居』
小型の棺の形をした霊装である。筆箱程度の大きさで、ディエロの腰にぶら下がっている。
霊装としての能力は単純明快、あらゆる宗教において用いられる用途、
『死体を収める』事に特化しており、死体であるならば大体ゾウ程度をすっぽりと納めてしまうことが可能。
『番人』達との相性の良さは言うまでもなく、これによりディエロは簡易な軍隊と呼べる戦力を常に有する。
【概要】
「新たな生命の形」を追求し続ける錬金術師。魔法名は『叡智を以って宿命を退ける(fatum022)』。
多くの人間の血肉、死体を用いて研究をつづけるが、死霊術師と呼ばれることを最も嫌う。
狂人。冷酷無比にして残虐非道。老若男女構わず、悲鳴を聞こうがなんだろうが眉一つ動かさずに解体出来る。
快楽ではなく、己の目的の為にのみそれを行う為、ある意味『飽きたら終わり』の快楽殺人者より数倍質が悪い。
世界の出来事全てを実験に利用できないかと観察する辺りは、何処ぞの「20世紀最悪の魔術師」にも似ている。
イルミナティとの繋がりがあり、技術的、物資的な相互援助を行っている。
また、学園都市の生命関係の研究機関とも(魔術師という事は隠蔽しているが)パイプを持つ。
基本的に一般人を狙うことはなく、各国を飛び回っては人身売買のブローカーから、
「居なくなっても誰も困らない人間」を研究材料として買い付けている。
その為必要悪の教会からも必要以上の追求をされた事はない。
【特徴】
右目の部分を仮面で隠した、長身の中年男性。うっすらとヒゲを生やした、渋みのある顔つきをしている。
普段はスーツの上にインバネス・コートを着用し、腰に装着した『住居』を隠している。常に白手袋を欠かさない。
【台詞】
「この仮面の下? なるほど、他人の傷を抉ることの楽しみは私も良く分かるぞ。貴様もその快楽に酔いしれてみるのかね?」
「私に買われようが買われまいが、こいつらの末路に変わりは無い。
 豚どもの慰み者になってからバラバラになるか、私の研究の為にバラバラになるか。それだけの違いなのだ」
「死んでいる人形を壊す事に躊躇いがあるのかね? 生きている私を散々殺そうというのに。
 命に色をつけるなよ。それは私の特権だぞ?」
【SS使用条件】
悪役

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最終更新:2012年12月12日 00:36