【名前】シャビアナ=ジャスミンジジャミーナ
【性別】女
【所属】魔術
【能力】自分自身の肉体が「魔道書」の媒体となっている。
【説明】
文字通り、シャビアナ=ジャスミンジジャミーナ自身の肉体が「魔道書」の媒体となっている。
  • 『「流浪の民(ジプシー)」のまじない』
「流浪の民(ジプシー)」という移動型民族の伝統的な魔術が数多く記されている。
恋愛や結婚に関する魔術、身体の不調や病気を取り去る魔術など、「流浪の民」の生活様式から生まれた「まじない」と呼ばれるものがほとんどを占める。
中でも性魔術の数はずば抜けており、「失った愛を取り戻す魔術」「意中の相手を振り向かせる魔術」など、何百という術式を有している。
ごく僅かだが、強力な攻撃用術式も収められている様子。
ちなみに、魔術を行使する際は、シャビアナ=ジャスミンジジャミーナ自身の魔力を用いる。
また、術式はすべて「詠唱」と「舞い」で構成されている。
  • 『魔術書としての各種機構』
魔術的な干渉を感知すると魔術書の防衛機構が発動し、自動的に迎撃術式を発動させる。
その防御力は並みではなく、ほとんどの攻撃・干渉を無力化することができる。
なお、たとえ一部が欠損しても、自己修復機構によっていくらでも復元する。
出来損ないの魔道書は短時間で崩壊してしまうが、こちらはかなり精巧に作られているらしく、現時点で既に一〇〇年以上活動を続けているという。
よほど大きなダメージを受けない限り、このまま半永久的に活動するとされている。
【概要】
自身の肉体が「魔道書」の媒体となっている、極めて特異な存在。
シャビアナ=ジャスミンジジャミーナ自身が「魔道書」と化しているようなもので、もはや彼女の本質は「人間」としての形を留めていない。
自身の魔力を使って魔術を行使するが、「魔術師」ではなく、正しくは「人間の肉体によって構成された魔術書」である。
シャビアナ=ジャスミンジジャミーナは、おそらく「流浪の民(ジプシー)」の末裔であろうとされている。
「流浪の民」とは、かつてヨーロッパや中近東などを渡り歩いて生活していたとある民族のこと。
男性は金銀細工や工芸品を作り、女性は歌と踊りや占いを行って生計を立てていたという。
さらに占いや呪術とった魔術に長けており、時にはその土地の権力者から厚遇されることもあったとか。
「流浪の民」は文字を持たなかったため、すべての術式が「詠唱」と「舞い」で構成されている。
そのため、「流浪の民」のありとあらゆる口述伝承が、シャビアナ=ジャスミンジジャミーナの「脳」に焼き付ける形で記述されている。
誰がいつ彼女を魔道書に仕立て上げたのかは不明だが、彼女の魔道書としての完成度を見るに、かなりの腕の持ち主だと思われる。
また、「自動防衛機構」「自己修復機構」などの魔術書としての各種機構を備えているほか、一般的な魔道書と同様に「自身の知識をより広める者に協力する」性質を持ち、魔術師を発見するや否や、自身に記述されているあらゆる術式を用いて取り込もうとしてくる。
特に相手が男の魔術師の場合、お得意の性魔術をガンガン使って我が物にしようとしてくるので、かなり厄介である。
現在、彼女の所有者にあたる人物はおらず、「自身の知識をより広める者」を探し求めて世界中を放浪している状態。
つまり「一般人なら触れただけで廃人確定」という危険極まりない知識を蓄えた存在がふらふら彷徨っているということなので、魔術サイドの各勢力に危険視されている。
【特徴】
踊り子風の衣装をまとったアラビアン美女。おそらく年齢は十代後半。
長い黒髪にエメラルドグリーンの瞳、健康的な褐色の肌と、中東系のエキゾチックな美貌を誇る。
金の装飾品と薄い布が胸や腰をわずかに覆っている程度という大変けしからん格好をしており、露出度と破壊力が比例してとんでもないことになっている。
ブレスレットや髪飾りなどの煌びやかな装飾品をいくつも身につけており、動く度にしゃらしゃらと金属音が鳴り響く。
感情を失っているため、常に無表情。
なお、術式を発動する際には瞳の中に魔法陣のような幾何学模様が浮かぶ。
【台詞】魔術を行使する際、「詠唱」を行う。それ以外は喋らない。
「ドゥイ・ジャ・メジェヘナ・ドゥク・ジャ・アンゲラリ・プンラ・プブ・マグラ・マングレ――我思う、汝は我がものとならん」
「ヤクハ・メ・ジャ・アンドラル・ペル・デ・ペル・デ・カスズ・カマヴ・パッロ・アッ・ンクジェメメ――先刻あらずして、我が意の如くならん」
「メハトマ・ヌェ・ロナ・デ・マハトマジェ――敵方、これより一掃せんとす――――『廻旋』――!!」
【SS使用条件】
ご自由に

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最終更新:2013年06月18日 19:26