【名前】エレオノーラ=チェルレーティ
【性別】女
【所属】魔術
【能力】青銅炉兵(ゴーレム=タロス)『ツァニス=クレスターニ』
【能力説明】
ギリシャ神話に出てくる青銅の巨人タロスの伝承を基にした自律人形型霊装。
タロスの伝承にある『胴体にある1本の血管に流れる神の血(イーコール)』を『青銅の混じった血液』と解釈。
素材となる人形の要所要所に青銅を組み込み、粉末状になった青銅の混じった血液を内部に流し込むことで完成する。
青銅炉兵は身体能力の向上と硬化能力、そして体の各所から炎熱を纏い、放出する能力を有する。
これ等の能力の使用権限はエレオノーラが掌握している。
弱点はタロスの伝承通り、踵にある栓を破壊すれば『青銅の混じった血液』は流出して、再起不能となる。
また、『メディアに眠りの魔術をかけられた』という伝承から、睡眠に誘う魔術もよく効く。

エレオノーラは『ツァニス=クレスターニの死体』を材料として、『青銅炉兵』を完成させている。
ある意味死体を材料とした『フレッシュ・ゴーレム』ともいえる。
【概要】
18歳。フリーランスの魔術師。
自身は表立っての戦闘は行わず、ゴーレムや魔術人形等に戦闘を代行させる。
現在はフリーランスとして活動しているツァニスのマネージャーをやっている。

元々はローマ正教に所属する枢機卿の一人が有している子飼いの部隊に所属している人間だった。
本人はそこで何の疑問も持つことなく、枢機卿に言われるがままに働いていた。
そんな部隊の中で反骨精神の塊のような少年、『ツァニス=クレスターニ』と出会う。
「かかわると面倒だ」と思っていた一方で世話焼きな性格から簡単に見捨てることも出来ず言葉を交わしているうちに仲良くなる。
遂には淡い恋心まで抱くようになったが、その枢機卿の策略により、ツァニスは殺されてしまう。
元々反骨精神の塊だったツァニスはいつ殺されてもおかしくなかった。むしろ今まで殺されていなかったのが不思議だった。
けど、エレオノーラは理解していた。

ツァニスはただ自由になりたかっただけだった、と。

その後、その枢機卿を殺しツァニスの遺体を担いで逃亡。どうにかして彼をよみがえらせることが出来ないかと模索した結果、行き着いたのが『タロス』に関わる術式。
その術式を基にツァニスに青銅炉兵の術式を施し、現在に至る。

愛読書はメアリー=シェリー作『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』。
普段は策士のような素振りを見せているが、チョットしたところでボロが出てしまい、その時はとても慌ただしい態度をとる。
ツァニスに対しては「あれだけ自由を渇望していた彼を束縛しているのではないか?」という気持ちと「手放したくない」という気持ちから内心複雑な気分である。
【特徴】
長い金髪に青い瞳を持つ女性。
ファーのついた紫色のパーティドレスを着ており、顔にはいつも不敵な笑みを浮かべている。
そのせいで策士や悪女のような雰囲気を醸し出しているが、実際はかなり騙されやすく、感情的な女性。
【台詞】
どこか芝居がかった様な喋り方をする。余裕がないときは普通の喋り方。
「ふふ、さぁて。その虚ろな瞳に朝の光を入れて、目を覚ましなさい。久々に家事以外の仕事を貴方に授けましょう。」
「そんなの教えるわけないよ。貴方は私の従者。従者は静かに主の後をついていけばおのずと自らの役を見つけることが出来るのよ?」
「貴方の生い立ち?さぁー、教えてあげなくもないわ。……けどその前に労働をこなしなさい。」
「ツァニスは自分の正体を知ったらどうするんだろう。私は今のままでいいの?」
「彼は、ツァニスは!!ツァニスは怪物なんかじゃない!!怪物は私だけでいい。けど、彼は絶対に怪物じゃない!!」
【SS使用条件】
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最終更新:2013年09月19日 00:49