【名前】劉史代(りゅう しだい)
【性別】男
【所属】魔術/無所属
【能力】『気功術』
【能力説明】
中国で古くから普及している気功法を体系化し、『抱朴子』に基づいて魔術的に解釈。
自身の内外に流れる気を生命エネルギーを経て魔力として捉え、その還元や変換、操作方法を確立した。
以下にその主な種類を記述する。また厳密には魔術師でないため魔法名を持たない。

『内気功』
体内の気を循環させ、その質を操作する。超能力で言えば肉体系能力の一種。
練功を積んで一年が経過すると良好な健康状態と病気の自然治癒といった形で顕在化する。
更に練功を積めば身体能力が飛躍的に向上していき、怪我からの即時回復や反応速度の上昇等に繋がる。
気の一点集中により回復力だけは聖人やワルキューレのそれに近付けるが、
腕力や脚力といった攻撃面の身体能力では特に『内気功』の達人であっても聖人には及ばない。
他には気の循環を抑制することで本人の存在、現在位置を気取られるのを防ぐことも可能。
また気の巡りによって心身を常に安定させられるため、洗脳に対しても有効である。
『外気功』
体内に存在する悪い気を体外に排出し、その分だけ体外に存在する質の良い気を体内に供給する。
前者は超能力で言えば念動力の一種で、物体を手を用いずに動かす原動力となる。
念動力として捉えるならば科学サイドでの強度は大能力者に匹敵するが、高い応用性は得難い。
排出した気を操作することも可能であり、例えば球状に展開して、侵入者を焼く結界にもなる。
後者では外界の生命エネルギーを自身に還元し、気の排出に伴う疲労の蓄積と集中力の低下を抑える。
気の排出量と供給量のバランスの維持が肝心で、練功を五十年以上積んだ者でなければ会得出来ない。
気は少なすぎると本人の寿命が減り、多すぎると逆に災難が降りかかるという言い伝えもある。
殊に練功を積まずに『外気功』を無意識に扱う天才もいるが、その場合短命になる確率の方が高い。
自身の気を相手に移動させることも可能であり、移動させ過ぎると本人は絶命する。
また元々気は伝わる性質を持ち、『外気功』を極めた者同士では約4000㎞も離れた位置から
気を介しての意思の疎通が可能である。一方だけが極めていた場合の限界距離は約1000㎞とされる。

この他にも気功術を扱う者同士で、練功法を応用した実戦のイメージトレーニングや
気の読み取りを介した相手の特性や能力の観測、気を纏って波動として放つ攻撃方法等が存在する。
【概要】
齢百歳近くになる気功術の達人。欣龍鳳の師匠でもあり、彼に中国武術の真髄を教えた人物。
代々一族に伝わる練功法を11歳で実戦。14歳で諸派に伝わる気功法を統一し、気功術として体系化。
二十歳を過ぎてから中国武術にも触れ始め、拳法家を目指す者の目標になる程の成果を残している。
八十歳で『外気功』を会得。現在は日が沈むと同時に面壁を行い、自然との対話に没頭している。
この間の約六十年間は誰も消息を掴めず、『外気功』会得後に初めて欣龍鳳が劉史代を見付けた。
実は劉史代は『内気功』で気配を完全に絶ち、一般人でも会得できる練功法について密かに研究していた。
その成果と自身の会得した『外気功』は弟子の欣龍鳳と彼の子孫に伝えるために今も尚研究を続けている。
若い頃より儒教や道教、仏教に精通し、仙人が行う煉丹術に関する知識も豊富である。
また同時期に抑えようのない欲求に駆られ、顔も碌に覚えていない女性との間に娘も儲けている。
その娘の孫娘が現在彼の元に修行目的で訪れていることに数奇な運命を感じ、仕方なく面倒を見ている。
普段は恐ろしく自然体で、まるで雲を掴むようにその正体が知れない。
襲い来る獣と何時の間にか仲良くなったり、面壁中に鳥達が彼のもとに集まってきたりする。
曾孫の娘には基本優しい。しかし彼女が弟子の欣龍鳳を好いていることから欣龍鳳には冷たい。
【特徴】
身長は推定で170㎝。ビール腹のお手本と言えるような体型だが、体重は見た目より随分軽い。
白い髪は歌舞伎役者を想起させるまでに長く、腰まで届いている。
服装は身内を除いて人目につくようなことが無いため、ボロ切れで適当に繕った感じ。
【台詞】
「己の内に神や仏を見出すことに非ず。己が内に眠れる才能を見出すことと覚えよ」
「会話は要らぬ。言葉は後の世に伝えるためにこそある。会話は言葉を廃れさせる主因であろう」
「私に過去は無い。…私の過去を知る者は、もはや誰もいないのだから」
【SS使用条件】
特に無し

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最終更新:2013年10月05日 15:53