【名前】ヴァージニア=リチャードソン
【性別】女
【所属】魔術サイド?
【能力】魔術的な特殊能力の持ち主。
【能力説明】
一部の魔術効果を受け付けない特殊な力を持っている(本人は自覚無し)。
はっきりとした原理は分かっていないが、魔術サイドで言う『加護』のようなものが作用しており、それが結界のように呪術などを弾いているようだ。
それが先天的なものなのかは不明。魔術サイドに属する何者かが何らかの術式を彼女に施したという可能性も無いわけではない。
以下、所持する霊装の一例。
•『泣く少年の絵』
キャンバスいっぱいに目に涙を溜めた少年が描かれている、呪われた絵画。
この絵が置かれている場所で頻繁に火災が起こり、家が全焼してもこの絵画だけは焦げることさえなく焼け跡から発見されるという。
魔術的観点から見れば分かるが、絵の至る所に魔術的記号が散りばめられており、絵画自体が小型の魔法陣のようになって『呪い』を形作っている。
•『死を招く椅子(ザ・バズビー・ストゥープ・チェア)』
イギリスの死刑囚が生前愛用していたと言われる椅子。
座れば死ぬと言われており、三〇〇年の間で椅子に座った六一人が謎の死を遂げている呪われた代物。
実は王室派の人間が霊装職人の魔術師に作成を依頼したものらしい。
政争に利用されるはずだったが、何かの手違いで別の人間の手に渡り、その後長らく行方知れずになっていたという。
【概要】
イギリス有数の資産家の娘で、オカルト愛好家の一四歳の少女。
天真爛漫で好奇心旺盛な、良い所のお嬢様にしては少しお転婆すぎる性格。
蝶よ花よとチヤホヤされて育ったため人の悪意に鈍感で、何事も好意的に解釈してしまう。家の中で空き巣と遭遇しても客人と勘違いしておもてなししてしまうレベル。
オカルト好きが高じて親の金を使って世界中のオカルトグッズを収集しているが、もちろんヴァージニア自身は魔術サイドとは無縁の一般人。
しかしヴァージニアが趣味で収集したアイテムの中には、金に物を言わせて博物館から家が一軒建つほどの額で買い取った『死を招く椅子(ザ・バズビー・ストゥープ・チェア)』だとか闇市まがいの露店で見つけた『泣く少年の絵』の現物などの『洒落にならない世界屈指のオカルトアイテム』、いわゆる霊装がいくつか潜んでおり、一歩間違えれば魔術サイドの人間に命を狙われかねないという危険な境界線をフラフラしている。
実際にイギリス清教から危険視されているらしいが当の本人が気付く由も無く、大豪邸の地下に保管されている彼女のコレクションの数は増加する一方。
ちなみにイギリス清教はヴァージニアの所有する霊装を押収して『大英博物館(アーセナル)』の展示品に加えようと企てているらしい。
ただ、コレクションの中には『持ち主に呪いをもたらす』類の霊装が何個もあるにも関わらず、不思議な事にヴァージニアには何の効果も及ぼしていない。
これはヴァージニア自身が呪術などの一部の魔術を受け付けない特殊な力を秘めているためなのだが、本人は気付いていない様子。
【特徴】
十代半ば位の庇護欲をかき立てる感じの守ってあげたい系美少女。
毛先を切り揃えた背中辺りまでの金髪に灰色の瞳といった風貌で、お嬢様然とした上品な衣服を着ている。
逆十字(ペトロクロス)や勾玉、ウサギの足、梵字の札、小さなヴードゥー人形(ポクポン)、ファリックチャーム、七惑星の護符(タリスマン)、神社のお守りなどを一本の紐に通して作った宗教・思想・地理がごちゃ混ぜのカオスな首飾りをかけているのが特徴的。
【台詞】~わ、~よ、といった女の子口調。生粋のお嬢様だが言葉遣いに関してはお嬢様成分薄め。人称は「私、あなた、あの人」など。
「アレを買ってくれたら今度のお父様の出張の時にちゃんと家で良い子にしてるわ! 約束する! ねえいいでしょ? お願いよお父様ー!」
「これは日本のホッカイドーから取り寄せた民芸品で、『ニポポ』っていう木彫りのお守りよ。『小さな木の子供』って言う意味らしいわ。あ、それとね、こっちのガラス細工もお守りの一種なの。綺麗な青色でしょ? トルコに伝わる『ナザール=ボンジュウ』っていうものらしくて、邪視除けの効果があるんですって」
「ねえ、どこに連れて行く気なの? もしかしてあなたのお家に招待してくれるつもりなのかしら? えっと、そのお誘いはとっても嬉しいんだけど、私、お父様に知らない人の家には行っちゃいけないって言い付けられてて……」
【SS使用条件】
ご自由に。

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最終更新:2014年02月24日 16:43