夜9時から始まる電脳歌姫の学園都市レイディオ~


電脳歌姫(以下、歌姫)「みんナ~!こんばんワ!みんなの架空のアイドル!電脳歌姫だヨ!今日も学園都市レイディオを聞いてくれてありがとウ!」

??「フム、うぬが電脳歌姫…デアルカ。まこと興味深いな」

歌姫「チョ、チョット、チョットー!何勝手に入って来ちゃってるンですかァーー!私の紹介待ってくださいヨー!しかも何ベタベタ触ってンノー!」

??「我は我の命しか聞かぬっ!ゲスト紹介までの、うぬの時間稼ぎトークを省いてやったまでよ」

歌姫「余計なお世話ですヨーだ!じゃあ自分でとっとと自己紹介してくださイー!」

第六天魔王(以下、魔王)「よかろう。ひれ伏せい愚民ども!我こそは第六天魔王ぞ!」

歌姫「エー、というわけで今日のゲストは第六天魔王さんデース。それにしてもよく出演してくれましたネー。ありがとうございまス」(棒読み)

歌姫「(まーたあの戦争野郎ばりにメンドクセーゲストだヨー。スタッフもどういう基準で選んでやがるんですかネー)」

魔王「なに、ただの我のきまぐれよ。たまには愚民どものくだらぬ願いを叶えてやるも一興と思ったまでよ」

歌姫「って何勝手に机に変なモノおいてるやがるンですかァ?」

魔王「我が魔術・天魔波旬……ゲフンゲフン……に必要ゆえによ」

歌姫「いや、ゲフンゲフンで隠せてねーカラ!しかも、机の中心に置いたのが金ピカドクロの赤い液体が入った器ッテ!」

魔王「我が愚民どものくだらぬ願いを叶えてやるための下準備と言ったであろう。今回はこの程度の単純な様式でよかろう」

歌姫「訳わかんねエ。でも愚民とか言っちゃってますけど、ホントはいい人かツンデレさんなんですかネー」

魔王「フハハ、電脳めが!面白きことを申すわ!さっそく願いを叶えて欲しいと申す者を呼べ」

歌姫「そこは歌姫でいきましょうヨ!表示も歌姫なんですシ~!それジャ、リスナーの中から抽選で選ばれたラッキーな方をさっそく呼びましょウ!まず最初は、このラジオ常連のペンネーム『世紀末モヒカンヘッド』さんこと喪火漢太郎さんでス!」

喪火漢太郎(以下、喪火)「ヒャッハー!今日も汚物は俺様の炎で消毒だ!喪火漢太郎様のお出ましだ!」

歌姫「みんな何か決め台詞つけなきゃいけネーッて決まりでもあるんですかネ。ようこそ、喪火さン。いつもラジオ聞いてくれてありがとウ!」

喪火「どもども。俺、放送開始当初から聞いてるッス!生歌姫さんに会えて嬉しいッス!」

歌姫「いやー面と向かって言われるト、照れちゃいますネ!でもウレシー!」

魔王「ほう、モヒカンの。うぬの願いはこれで叶ったということか?」

喪火「まだまだぁ!俺には叶えたい野望がある!」

魔王「うぬの望み、そこの金ピカドクロに触りながら申してみよ」

喪火「決まってるッス!全人類モヒカンになれっ!!」

歌姫「ウワー!魔王さんの頭がモヒカンにーー!!スタッフの頭もみんなモヒカンにーーー!!」

魔王「………クックックッ、それがうぬの望みか」

喪火「ス、スゲー!何だか知らねえがとにかくスゲー!よーしこの調子で全世界みんなモヒカンになれ!」

歌姫「それはイヤーーーー!!」

魔王「………くだらぬな。夢の時は終わりよ。消えよ」

喪火「ごっ、がああああああああああああああああああああああああ!」

歌姫「イヤ、何か凄い騒動みたいに聞こえるケド、興奮して机の上に上がって火を出そうとしたモヒカンがスタッフにつまみ出されてるだけデスヨー」

魔王「解説ご苦労」

歌姫「今のウチに早くCM入ってくださイー」


――――――――――CM中――――――――――

『あの名門お嬢様学校のエースも使ってる!電撃使いの電撃でも壊れない!新型ゲコ太携帯、好評発売中!』

―――――――――――――――――――――――


歌姫「あれからモヒカン追い出したラ、魔王さんもスタッフの髪型も元に戻りましタ。それでは気を取り直して、次のゲストを呼んでみましょウ」

魔王「うむ状況説明ご苦労」

歌姫「ペンネーム『せくしーれでぃー』さんと『赤いメガネ』さんでス」

魔王「嫌な予感しかしない」

歌姫「魔王さんにとってはある意味嫌な予感は正解みたいですヨ。実は2人とも風紀委員の方々デース!では自己紹介お願いしまスー!」

抵部莢奈(以下、抵部)「はなざかり学園高等部1年!風紀委員・はなざかり支部の準エース!『せくしーれでぃー』こと抵部莢奈でーす!」

歌姫・魔王「……………高等部1年?せくしー?」

抵部「あー!!なんだその目はー!しかも頭ナデナデするなーー!」

魔王「むう………手が勝手にこやつの頭をナデナデしておったわ」

抵部「子供扱いはダメなんだぞー!」

歌姫「えー、まあ、その、頑張ってくださイ。では次の方お願いしまス」

葉原ゆかり(以下葉原)「小川原高校付属中学2年生。風紀委員・176支部でオペレーターを担当している『赤いメガネ』こと葉原ゆかりです。今日はよろしくお願いします」

歌姫「ありがとうございまス。このごろアレなゲストばっかだから、葉原さんのまともっぷりにすごく癒されますヨー」

葉原「そうですか、歌姫さんも大変なんですね。ウチの支部にも常識が通用しねえ人、いますよ」

魔王「フン、ゲストならばここにもおるではないか」

歌姫「アンタは今までで一番まともじゃネーーゲストですヨーーー!!」

魔王「愚民ごときの常識に我が当てはまるはずもなかろう」

抵部「それよりも!今日はおねがいが叶うって聞いてきたんですけどー!」

魔王「フムよかろう。ではさっそくうぬらが願い、そこの金ピカドクロに触りながら我に申してみよ」

抵部「うわー、このドクロきもいですね!でも願いを叶えるためです!私がりっぱなレディーだと認めてもらうために!」

葉原「私の願いはもちろん、この学園都市が誰もが笑って暮らせる場所であることです!」

歌姫「ワー、風紀委員の鑑ですネ!すばらしいッ!魔王さん、是非叶えてあげましょうヨ!」

魔王「フン是非もなし。冥途の土産にうぬらが願い、叶えてしんぜよう」

歌姫「何かさりげなく物騒なコト抜かしやがっターー!」

抵部「うわー、だんだん目線が高くなってきました!」

葉原「あ、あれ?何だかだんだん目線が高く、胸も重くなってきました!」

歌姫「抵部さんと葉原さんの背が大きくなってルー!葉原さんは胸も大きくなってまスー!」

魔王「我が天魔波旬はうぬらの『真の願い』を聞き入れる。フハハ、実に俗な願いでよいことではないか」

抵部「はばらさん、まじめそうなのにそんなに胸大きくしたいだなんて、ひわいですねー!いんらんですねー!××ですねー!」

葉原「い、いえ、これはその………」

歌姫「チョット、抵部さん!放送禁止用語ひらがなで連発しないデー!でもドーシテ2人の願いは同じなのに効果が違ったンでしょうカ?」

魔王「支部の身内にでも現出しておるきゃつらの体型に似た者がおって、無意識に意識しておったのやもしれぬな」

抵部「ってことは、はばらさんが意識してたのは………あのバケモノかーーー!!」

葉原「た、確かにあの娘は同級生、いや、人間かどうかも怪しいことは少し………けっこうありますけど」

抵部「くっそーー!そらひめ先輩じゃなく159支部のはばら先輩意識しとくんだったーー!!そしたら私もドドーン!だったのにー!」

葉原「後で閨秀先輩に怒られても知りませんよ。あと私も『はばら』です」

抵部「はばらさんこそ、このほうそう聞かれたらあのバケモノに食われちゃいますよー!」

葉原「ウチの同僚を何だと思ってるんですかー!バケモノっぷりならそっちの閨秀先輩の方がずっと上ですよ!」

歌姫「まあまあ2人とも落ち着いて下さイ。帰ったら該当すル人からの制裁確定でしょウかラ」

抵部「ええー、これってそのまま放送されてるのー!?」

葉原「カ、カットとかってできませんかね」

歌姫「学園都市レイディオは開始時から随時生放送でお送りしておりマース」

葉原「カット自在なご都合主義バンザイのカオス番組じゃなかったんですか!?」

魔王「その方が面白いであろう?」

抵部「何ドヤ顔で言ってんのこのおっさん!くっそー!バレたら、じゃっじめんとしてやりますよー!」

魔王「この際だから本音を全てぶっちゃけてしまえばよいのではないか?」

歌姫「生放送だけどプライバシーはきちんと守りますヨ。まあご都合主義バンザイのカオス番組ですしネ」

葉原「そうですね……たまには本音をぶつけてみるのも、いいかもしれませんね」

抵部「私はいつでも自分に正直に生きてますけどね!」

歌姫「ソーデスネ。って葉原さん何机に胸乗っけてるンですかァ!?なンですかァ?なンなンですかァ?自慢なンですかァ?アア!?」

葉原「い、いえ違います!思ったよりこれ重たくて……」

歌姫「クッソー!一度でいいから言ってみたイーーーー!」

魔王「まあ今のうちにじっくり堪能しておくとよい。永続ではないゆえにな」

歌姫・抵部・葉原「「「ええっ!?」」」

魔王「七夕にて織姫と彦星が出会えるのは一夜限り。ゆえにその願いも持って一夜限りよ」

抵部「ええっ、限定なんですかーー!?せっかく支部の人にじまんしようと思ったのにー!私もりっぱなレディーだって証明できたのにー!」

魔王「つーか、この金ピカドクロ片づけるかここから出ると解除されるヨー」

歌姫「さりげなく私の声マネしてんじゃネーー!!つーか七夕まだまだ先デスヨー!」

魔王「時系列とか気にしたら負けかなと思ってる」

歌姫「何かムカツクーーーーー!!」

魔王「我はこのままでも面白いからよいのだが、中毒性が強いゆえに継続はお勧めはできぬな」

歌姫「そういえば何だか2人の目がトローンとしてますヨ!ヤバい能力なんですカー!」

魔王「このまま続ければ胸部破裂による真っ赤な血で彩られた綺麗な花火が見れるやもしれぬな。フハハハハハ!」

抵部・葉原「「ゲッ、そ、それはいやですーーー!!」」

歌姫「アッ、元に戻っタ。マア人間あるがままが1番ってコトですネ。ウンウン。というわけでCMでス」


――――――――――CM中――――――――――

『今この焼肉屋が熱い!その名は『根焼』!今なら高級ステーキ3キロを10分以内に完食で無料キャンペーン実施中!集え!猛者どもよ!』

―――――――――――――――――――――――


歌姫「さてCMも明けて、魔王さんの提案で急きょ始まったコーナー『日頃のうっぷんブチ撒けボックス』ー!」

抵部「よーし、それじゃーいっくぞーー!」

歌姫「『ブチ撒けボックス』の中に顔を突っ込んで本音をブチ撒けてくださいネ。ご都合主義で特定名は伏せてくれるスグレモノでス」

抵部『私のうっぷんはただ1つ!私を子どもあつかいするなー!1人前のレディーとして見ろやあああああ!!』

歌姫・魔王・葉原「「「ちょっと無理かもしんない」」」

歌姫「そして特定名伏せ機能の意味まったくネー!」

抵部「ちくしょーーーーーーーーーーー!!」

歌姫「それジャ、気を取り直して葉原さん!『ブチ撒けボックス』にうっぷんをブチ撒けちゃってくださイ!」

葉原「わかりました。いきます」

歌姫「なぜメガネをはずしたんでしょうカ……」

抵部「わかりません!」

葉原『K賀美!仕事中にゲームで遊ぶ癖やめろ!そして私に仕事押し付けてんじゃねえ!
  K谷!お前風紀委員の規則にうるさいくせに、始末書と苦情多すぎなんだよ!人のふり見てわがふり直せ!
  !性格丸くなったのはいいけど、エリートエリートって意味もなく連発してんじゃねーよ!
  K星!イケメン見かけたら仕事ほっぽり出してんじゃねーよ!そして犯人がイケメンだからって普通に逃がすな!
  H火!戦闘が激しくなったら制服脱ぎ捨ててタンクトップと短パンだけになる癖やめろ!お前が一番風紀乱してんだよ!この化け乳!
  I色!このド変態があああああああああ!女性陣みんないつお前ジャッジメントしようか審議中だかんな!
  えーっと、他には誰かいたっけか?そうだT羽H空M折!お前らには特に何も文句ない!以上!!』

歌姫「うわァ……」

抵部「はばらさんェ……」

魔王「普段おとなしい者ほど、うっぷんが激しいのやもしれぬなァ……」

葉原「ふぅ…スッキリしました!これで明日の仕事も乗り切れそうです!」

魔王「ウーム、仕事場が残っていればいいがなぁ……」

歌姫「最新技術で名前部分は伏字にしてありまスから大丈夫ですヨ。たぶんネ……」

抵部「はばらさん、あなたも大変なんですねー!支部員のぼうそうストッパー役としてお互いがんばりましょー!」

歌姫「いや、アナタ明らかにトラブルメーカー側でショー!……アッ、今スタッフからカンペが出てまス。エッ?『急いで巻いて』?ヤベー!」

魔王「むう、もうそんな時間か」

抵部「むー、そういえばねむくなってきましたねー。面白く騒いでいると時間がたつのは早いですね」

葉原「いろいろカオスな事もありましたが、楽しかったです。また呼んでくださいね」

歌姫「エエ、いつでも遊びに来てくださいネ!魔王さん以外」

魔王「オイイィィ!」

歌姫「みんナ~!もうお別れの時間になっちゃいましタ~!またどこかの作者の脳に怪電波が届いた時にまたお会いしましょウ!じゃあネ~!」


――――――――――放送終了後――――――――――


歌姫「ところで、抵部さんたちを成長させたときドウシテ私の胸大きくならなかったんでしょうカ?まさかあの魔王が嫌がらせデ……」

魔王「それはない」

歌姫「エエッ?」

魔王「うぬは最初から我が対象に入っておるはずだ。だが発動せぬとはな……電脳生命には効かぬのか?いや、うぬも天魔波旬によって生じた現象を見ているはず……うぬの望みだけを感知しなかっただけなのか……ますます興味深いぞ!フハハハハ!」

歌姫「ソンナーーーーーー!!」

魔王「あるいはこの天魔波旬も未完成ということか………何なら我が術式の研究として連れて行ってやっても……」

歌姫「お断りデスーーー!!」

魔王「チッ、残念」

歌姫「(ハァ~~~~何か今日メッチャ疲れたヨ~~~~~)」


おわれ☆



【本日の出演者】
  • DJ

  • ゲスト

  • 会話内のみ登場
そらひめ先輩
バケモノ
はばら先輩
一七六支部の皆さん

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最終更新:2020年10月06日 02:04