【名前】奇矯杏喜(ききょう あんき) 本名:清廉止水(せいれん しすい)
【性別】男
【所属】科学
【能力】能力開発を受けていない
【概要】
最近安くて旨いと評判になっている焼肉屋『根焼』の店長。年齢不詳だが、見た目は30代後半~40代の怪しいオッサン。
何時もサングラスを掛けている。住まいも『根焼』である。何かと「怪しい○○」を主張する気色悪い変人。
その被害は主に少女中心であり、自店で働く店員(アルバイト含む)も例外では無い。時々セクハラ紛いのこともする。
そんな店長の趣味を反映しているせいか店員は全員女性である。『根焼』で働く女性達は、店長の性格や突拍子も無い提案の数々に振り回されるのが常でいつも辟易している。
そのためか、今では店長であるにも関わらず店員から容赦無い(暴力的)ツッコミを受ける毎日。しかし、全然へこたれないので店員達の憂鬱は何時までも続いている。
その代わりと言ってはなんだが、気前自体はすこぶる良い。店員達に仕入れた良質な肉をタダで振舞ったり、怪しげな発明品をプレゼントしたりしている。給料も良い。
発明品に関しては、『根焼』の常連客にも時々プレゼントしたりしている。但し、常連客とは言っても店長の眼鏡に叶った者のみにしか贈られない。
サングラスの奥にある瞳を店員でさえ見たことは無く、最近ではどういう瞳をしているのかが店員達の間で噂になっている。



その正体は、かつて『抄訳演算計画』及び『武装能力計画』に携わっていた科学者の1人。彼を知る者達からは、既に死亡したものとされている。年齢は28歳。
性格は冷静沈着。言葉遣いも丁寧で、その柔和な微笑みは数々の女性を振り向かせる程であった。
以前は学園都市の『Hsシリーズ』開発に深く関わっており、その才能と技術力は学園都市でも最高ランクに位置する天才的発明家でもあった。
ある時、『抄訳演算計画』の関係者から『抄訳演算計画』及び『武装能力計画』への参加を打診され、
『Hsシリーズ』開発に若干の飽きを感じていた彼は計画への参加を承諾する。
『抄訳演算計画』の際は、この計画が手探り状態であったこと、また後期の『武装能力計画』の前段階的計画であったことから、
被験者である子供達の惨状を黙認していた。
全ては科学の発展のため。犠牲になった子供達のためにも。そんな思いで『武装能力計画』にも携わったが、
研究者達は非道な行いを幾度も繰り返し、その結果として被験者の行く末は悲惨という他無かった。
そして、彼は決断する。『武装能力計画』が終了した後は、二度とこのような計画に携わらないことを。
しかし、そんな彼の決断を他の研究者達が許す筈も無く、刺客を差し向けられた彼は瀕死の重傷を負う。
そんな彼を秘密裏に救ったのは、偶然そこに居合わせたカエル顔の医者であった。
その医者の手によって回復した彼は、学園都市の最新技術をつぎ込んだ変装を自身に施し、偽名を用いて生活することを決めた。
元々は死んでいる身。ならば、自分の好きなように生きてやるという思いから、科学者になる前の夢であった焼肉屋を開くことにした。
学園都市に身を置くリスクは彼もわかっているが、それでも科学が人を救う可能性を信じて、今日も彼は変人店長を演じる。
他者にプレゼントという名の科学の結晶を託すのも、その思いが根幹に根付いているからである。発明品の材料や設備は、彼独自のルートから調達している。
余談ではあるが、ネーミングセンスはグダグダである。小さいお子様達が好むような(=大きな人達が恥ずかしくなるような)名前を、躊躇無く付ける。
そのためか、『Hsシリーズ』に携わっていた頃は兵器の名付け親にだけはなれなかったため、
他人に自作の発明品を譲渡する際は遠慮無しにこっ恥ずかしい名前を付けている。そして、その行為に内心ワクワクしている。
【特徴】
身長180cm、体重70kg。サングラス常備。藍色の長髪で、余った髪を一纏めに後ろに結んでいる。
ポジティブな性格で自分に都合の悪いことはすぐに忘れる。しかも、とことんへこたれない。総じて、厄介で始末が悪い
肌はオッサンらしくゴツゴツしており、焼肉屋特有の匂いを撒き散らしているせいか、女性達からは疎遠にされている。
奇想天外な発想で色んなサービスを発案したり、賞金を掛けた大会を急に開催することもザラで、そんな彼の振る舞いが『根焼』が流行した1つの要因でもあったりする。



本性を表す時はサングラスを外す。その瞳は清廉そのもの。柔和で落ち着いた雰囲気を醸し出し、相対する者が抱く感情や本性を正確に見定める。
自分が作った発明品を、『彼女(達)』と呼ぶ。理由は、「繊細な彼女達を僕達は女性のように優しく扱ってあげないといけないから」。
科学のためなら、命すら惜しく無い。それは、自身でも他者でも。ある意味どこか狂っているが、彼にとってはそうでは無い。
『必要な犠牲無くして進化無し』というのが彼の持論。計画から手を引いたのも、『必要の無い犠牲』を生み出していると判断したからである。
【台詞】
○変人店長である奇矯杏喜の場合:基本ハイテンション。言葉の所々を伸ばしながら言葉を発する。
「お金が無いというのなら仕方ありません。その体~で稼いで頂っっきましょう」
「つまりで~す!!私と怪しい親交を深めることでこの『根焼』に利益を齎すのでグヘッ!!」
「私は~、怪しい者で~はあ~りません!!『怪しい関係』、『怪しい親交』、『怪しいお付き合い』バッチカ~モンな変人店長で~す!!!」

○科学者である清廉止水の場合:基本ローテンション。穏やかながらも、厳しい言葉を放つ。
「<ダークナイト>の調子はどうだい、界刺君?僕の作った発明品の中でも、彼女は気品溢れる娘だからね。不機嫌にならないように、できるだけ優しく扱ってくれよ?」
「自分を偽ることにも、すっかり慣れたよ。奇矯杏喜を演じるのも、最近では苦じゃ無くなったし。
今じゃあ、奇矯杏喜(かれ)のおかげで清廉止水(ぼく)も随分明るくなったよ」
「君は、僕にこれ以上深入りするべきじゃ無いね。科学が生み出した『闇』に、君みたいな前途有望な子供を巻き込むわけには行かないよ?」
【SS使用条件】
特に無し

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最終更新:2012年06月14日 20:17