645 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 22:50:01 ID:gVTnBMv60
急に路線の違う質問が来たので少し戸惑ったが、先ほどの感覚を思い出し
「あぁ、そう言えばそんな感じしたけど」と答える。
するといとこは満足そうに笑い
「△△のしか挿れてないし、△△にしか触らせてない」
と、ゆっくり目に告げてきた。
不覚にも胸がキュンとなる。
照れ隠しに「クモの巣張るんじゃねぇ?(笑)」と言ってみるものの
「指で払ってるから大丈夫。あとローター(笑)」と、エロガッパに斬り返された。
(思えばいきなりヤル気モードだったのも、そういうストレスが溜まってたからなのかな?
 まぁ、お互い様だけど)
「大丈夫だから、心配せんでいいよ?」と、もう一度念を押され
「うん…」と素直に返事をするしかなかった。
会話が一旦とぎれたところで、いとこから
「…そろそろ向こうの部屋行こうか」
という声がかけられ、揃って和室に移動する事になった。


646 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 22:50:53 ID:gVTnBMv60
和室に入って引き戸を閉めると、そこには二人分の布団と夏掛け。
引き戸の向こう、電気を消したホールは既に暗黒に支配されており、
束の間世界がここだけになったかのような錯覚を覚える。
既に寝転がり、橙色の豆球のみに照らされたいとこの体は…艶っぽく美しい。
私も隣に寝転び、いとこを抱き寄せるようにする。
そして、唇を触れ合わせるだけのキスをすると『くりくり』とブラの上から乳首を弄び始めた。
いとこも特に抵抗はせず、されるがまま。
続いてブラの上から乳首を甘噛み。
そっと歯を当てて『くっくっ』とごく軽く歯で挟むようにすると
「んんっ…」といとこの漏らす吐息が聞こえた。
さらに布越しに『ちゅうちゅう』と吸うと、「ふぅ~…」と吐息が深くなる。
と、不意に吸い付いていた布地がずらされ『ぶるん』とおっぱいが現れた。
感じ始めたいとこの催促。
もちろん裏切る事はせず、強めに吸い付いては『ちゅぱっ ちゅぱっ』と音を立てて舐めしゃぶった。



647 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 22:51:40 ID:gVTnBMv60
吸われるのが好みのいとこに耳からも淫音の刺激、これはやはり効果的だったらしく
「あ~…ん~…ふぁ…」
と声が漏れ始めるのに時間はかからなかった。
しかし、思い返してみるとこの和室での流れはまるで二人の"初夜"だ。
(あの時もこんな感じでおっぱい吸ってたっけ…)
思えばよくこんな関係になったものだと妙な感慨すら覚えてしまう。
しかしもちろん悪い気分ではなく、嬉しさと興奮の入り混じった思いで乳首を吸う舌と口に熱を込めていく。
「あう~…ん~…」と耳に心地よい声も手伝っておっぱいに夢中になりかかっていると
「ねぇ、ちょっと△△」と、肩を掴まれた。
「ん?」口を離さずに返事をしてみる。
「あんたさ…できるの?」と来た。
なるほど、既に2度の射精を経ている私のモノが今またちゃんと役に立つのか不安になったらしい。
ここは、腕の見せ所だ。


648 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 22:52:41 ID:gVTnBMv60
胸から口を離し、きっちり顔の向きをいとこと向かい合うようにした後
「できるよ、○○可愛いから」
微笑を加えたできるだけ優しい声で告げた。
「…ん…」
何か言おうとして言葉にならず、僅かに口をパクパクさせるいとこ。
お世辞でなく、こういう正面攻撃に弱い所は本当に可愛い。
「触ってみて」と、いとこの手を取ってトランクスの中に導く。
指先が触れると、あとは自分から手を開いて『きゅっ』と握ってくれた。
さすがにまだ半勃ちの状態だが完全勃起の見込みありと踏んだのだろう、
激しくは動かさず『もみもみ』と動かしだす。
柔らかな刺激にうっとりとしつつ私もいとこのパンツをずり下げ、淫裂に指を這わせた。
『ぬるっ』と指先に触れる粘液の感覚。
(…お?)
そのまま淫裂に指を潜らせると『にゅるんっ』と、いとも簡単に内部に入れてしまう。
次いで『ぎゅぎゅっ』と指を締め付ける感触。


649 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 22:53:23 ID:gVTnBMv60
(うわぁ…手ぇ気持ちいい…)
温かさとヌメリと締め付けの同居、これぞ"女"といった器官の躍動に見事に心奪われる。
(あぁ、早く挿れたい…)
湧き上がる思いに鼻息を荒くしつつも、焦りは禁物と膣内に侵入させた指を折り曲げ、
手前のザラついた場所を『こりこり』と刺激する。
「んんんんぁぁぁぁ…」という声と共に体を反らせ、膣も『ぐぎゅうっ』と締め付けてくるいとこ。
(おおっ強烈。さっきのフェラでもう燃えてたんかな?)
楽しくなってきた私はさらに指を遊ばせ、奥のプルプルとした所、その手前の窪み、
そして最初に刺激した手前のザラついた部分、とどんどん指を這わせていく。
その度に「おおんっ」「ああっあっ」「はーあぁー」と嬌声を上げては『ぎゅるぎゅる』と収縮し、
ヌメリを帯びた内壁で指をしゃぶりあげてくれるいとこの"女"。
挿れているのが指でなくペニスであればとっくに果てていると思わせる程のうねりと締め付けに挿入欲を高めつつ、
再び胸に吸い付き『ちゅっちゅっ』とこちらも愛撫を開始する。



651 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 22:55:02 ID:gVTnBMv60
「ふう~…あああぁ~…」
懸命な愛撫に感じてくれたらしく、首まで反らせて声を上げ続けているいとこ。
今や指は膣の入り口で『ギチギチ』に締め上げられており、内部での動きはともかく出し入れは
困難と思えるほどにきっちりロックされていた。
加えて指でかきまわす隙間から愛液が溢れ出て、手の平にまで伝ってくる。
(この感じだと、もうイキそうなのかな?)
少なくとも、技巧を凝らすだけの余裕が無くなった事はトランクスの中で私のモノを乱暴に
『ゴシゴシ』と扱くだけになった手の動きが教えてくれる。
(それなら…)
と、膣に入れた指はそのままに大きく体をずらしてむせかえるような淫臭を立ち上らせている
オマ○コの前に顔を近づけ、『ぺろり』とクリトリスを一舐め。
直後に「うううっ あああー!」
と全身をビクつかせて喜ぶいとこ。
この様子にさらに陰心を燃え上がらせた私は、クリトリスの周囲を口で覆うようにしゃぶりつき『べろべろ』
と舐め回す刺激も追加した。



652 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 22:55:57 ID:gVTnBMv60
指は内部に留まって『クチュクチュ』と音を立ててかき回し、
また舌と唇で『じゅるじゅる』と別の音を立てながら淫核を蹂躙する。
男の私には想像もできないレベルの快楽なのだろう、震えるどころかグイグイと
腰を上下させて指と口から与えられる刺激を目一杯味わうようにすると
「あーっ あーダメっ イクッ あーイクイクっ!」
と嬌声を高らかに放っていとこは果てた。
瞬間、指が『ぎゅううぅぅぅ』と締め付けられ、
それが済むと『ビクビクビクッ』と細かい痙攣が何度か襲った。
これでイキきったのだろう。
私はゆっくり体を離すと、『ピクッ ピクッ』と可愛く痙攣を繰り返す性器から指を引き抜き、
最後に愛液にまみれた手で『クリクリッ』とクリトリスを撫でた。
目を閉じて「はーっ はーっ」と荒い息を吐いていたいとこが
「あうっ ふっ」と小さく応じる。
(へっへっへ お風呂で抜いてくれたお返しだ(笑))


653 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 22:56:44 ID:gVTnBMv60
密かにそんな事を思いながら数分、激しい起伏を繰り返す胸や、
未だテラテラと愛液に濡れ光る陰部を見て愉しんでいると、ようやく落ち着いたらしいいとこが
ゆっくりと体を起こした。
「どう?良かった?」と声をかけてみると
「よかったけど…」と、やや歯切れの悪い答えが返ってきた。
「ん?」
これが気になった私がさらに顔を覗き込むようにすると、けだるげな表情で
「指ぃ…」と一言。
理解しきれなかった私の顔が「?」になっていると、
トランクスを内側から大きく持ち上げたままのモノが『むんず』と掴まれた。
「これはっ?」
と、睨むような気迫でもって聞いてくるいとこ。
強く掴まれるピリピリとした快感に、さらに興奮の度を深めつつ
「あいや、あのままイケそうだったからイカせちゃえと思って…」
と答えるも
「む~」とご不満の様子。


655 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 23:01:57 ID:gVTnBMv60
「…」何秒間か無言で見つめられ(睨まれ?)た後、目の奥にぶっそうな光を宿したいとこに
「上向いて寝転がって」と指示を出される。
言われた通り仰向けに寝ようとすると
「パンツ脱ぐ!」と追加命令。
「はい…」
盛り上がった股間とは裏腹に萎縮した返事で命令に従う私。
仰向けに寝転んだ体の中で、股間の逸物のみ天を仰ぐといった状況だ。
そして、足に引っかかっていたパンツを抜き取り、
剥き出しの股間も艶かしく私を跨いで仁王立ちになるいとこ。
もしこの状況を見ている人間が居るとしたら、100人が100人ともこの後に起こる事を
「腰を降ろして騎上位」と言い当てる事ができただろう。
もちろん正解なのだが、それは想像したのとは若干異なる形で実現された。
いとこは仁王立ちのまま私の股間を見下ろして舌なめずりするような表情をすると、
自分の股間に手をやって、2、3度『くちゅくちゅ』とウォーミングアップ(?)をし
「犯しちゃる(笑)」
の宣言一発、私の顔に『ぽすん』とパンツを投げつけてきた。


656 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 23:03:30 ID:gVTnBMv60
ふわっと香る雌の臭いに煩悩を刺激されつついとこを見つめていると…
おもむろに体を半回転させて私を跨ぎなおし、先ほどまでとは逆、
ボリューム万点の白くて大きいお尻がこちらを向く格好で立った。
その体勢のまますいっと腰を降ろして片手で私のモノを握ると、
ピタリと膣口にあてがい一気に尻とそけい部を密着させるようにして
『ずぶずぶずぶっ』と呑み込んだ。
一瞬にしてペニスを信じられない快感が襲う。
数分前、私自身の手と舌によってこね回され絶頂を迎えたいとこの膣は、
今煮立つような熱と内部に溜め込んだ大量の淫蜜をもって私のモノを溶かしにかかっていた。
深く繋がったまま『くいっくいっ』と腰を揺すられるだけで
「おおっ うあっ あっ」と声を漏らしてしまう。
この反応に満足したか、肩越しにこちらを見つめてニヤリと笑ういとこ。
膝を立てて和式の便器に跨るような体勢になり、『だんっ だんっ』と大きな尻を揺らしにかかった。


657 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/14(木) 23:04:30 ID:gVTnBMv60
情けない事に、私は事ここに至ってやっと先刻の「犯しちゃる(笑)」
という言葉の意味とこの体位の凄まじさを理解した。
繋がったまま「パンッ パンッ」と大きく音を立てて打ち振られる尻、
挿れているだけでも射精してしまいそうな魔物と化した膣のうねりにこれが加わる事で
どれほどの破壊力が生まれるか。
煮えたぎる温度と手で握るような圧力、それでいながら比べる物の無い柔らかさと
表面を滑るようなヌメリを備え、何より恐ろしいのはこの凶悪な肉壷がペニスを呑み込み吐き出しする
タイミングの全てがいとこに委ねられている事だ。
当然、男の快感など知る由も無いいとこは遠慮なくバンバンと尻を振り上げ打ち下ろし、

そのうち自分の快楽も増してきたのか
「ふっ あっ ああっ あっ あっ」と愛らしい声も出し始めた。
肉体に直接訴えかける快楽だけでこれほど危ないのに、この声は反則だ。



663 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/15(金) 00:19:22 ID:suK+bxyK0
さらに言うなら視覚的な刺激においてもこの体位は隙が無く
元々が尻フェチな私は目の前でいとこの巨尻が『ぶるんっ ぶるんっ』と揺れているだけでもたまらないのに、
その下の陰部に私のモノが突き刺さり、いとこの性器を引きつらせながら
『ぐっちょ ぐっちょ』と出入りしているのが克明に観察できてしまう。
この場に童貞の中学生でも連れてくれば、この"現場"を目撃しただけで泣きながら精液を迸らせる事間違いなしだ。
もちろん、童貞でもなければ中学生でもない私にしてもこれらの複合した刺激は強烈すぎて、
瞬く間に射精感がこみ上げてくる。
(えええっ うわっ ヤバイっ)
焦った私は『ガシッ』と爪を立てんばかりに両手でいとこの尻を捕まえ
「まっ、待って。○○、お願い、ちょっと待って」
と顔をゆがめて射精をこらえながら願い出た。


664 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/15(金) 00:20:10 ID:suK+bxyK0
「ふぅ~ あっ…うん?」
と喘ぎ喘ぎ応じるいとこ。
が、私がしっかり捕まえているため尻の動きは封じられている。
振り返って私の状態に気づくと、にんまりと笑みを深め
「出そう?」
と聞いてきた。
当然、もう抜き差しなら無いところまできていた私は一も二も無く
「うん。だから、ちょい待って。ね?」
と尻を抑えたまま哀願するが、半眼になって考えるような表情になったいとこに…
『ぎゅうっ ぎゅるっ』と蠢く膣の動きで返事をされた。
「うおあっ!」
駆け上がる快感をすんでの所でこらえるが、もう危ない。
「ちょっ もうホントダメだから、ちょっと休ませてって」
「いいじゃん、出しちゃいなよ」とあっさり言われてしまった。


665 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/15(金) 00:20:57 ID:suK+bxyK0
まだ挿れてから何分も経っていないのに出してしまうという決断を下しかねた私が
「え…でも…」
と言いよどむと
「アタシも気持ちいいからさ、遠慮すること無いって。
 ほら、ね?」言いながらまた『ぎゅうっ』と締め付ける。
「んんっ…うん、解った。じゃあ…」
決意して尻を捕まえなおし、下から突き上げようとすると
「あー、ちょっと待って」と待ったがかかった。
「うん?」
「△△はそのまま。アタシが出させてあげる」
嫣然とした笑みを浮かべてのこの台詞に、もはや抗う意味は無く
「わかった。お願い」
私も微笑んで応じた。


666 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/15(金) 00:22:16 ID:suK+bxyK0
すると、いとこは今までよりも気持ち高くお尻を掲げ
亀頭部のみを自分の内部に収めるようにして『くいっ くいっ』と小刻みな出し入れを開始した。
敏感な亀頭部への集中した刺激に私は声を詰まらせてのけぞるが
敏感すぎる部分への快感のため射精には至らない。
とは言え、ちょうど目の前で『ヌポッ ヌポッ ヌポッ ヌポッ』と連続してセックスそのものの
動作が繰り返されるのは淫猥極まる眺めであり
このまま幹まで包まれずに発射という事態も十分に考えられた。
(早く出したいけど、それはちょっともったいないな…)
そうぼんやり思っているとそれがいとこに伝わったのか、亀頭のみ『ぬちゃぬちゃ』と
弄んでいたストロークが次第に『ぬうっ』と根元まで呑み込む大きなものへと変わり
最後には「パンッ! パンッ!」と派手な音を響かせながら打ち付けるスタイルになっていた。



668 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/15(金) 00:23:01 ID:suK+bxyK0
出し入れする度に聞こえる
「あーっ あっ あっ あっ」
という夢心地の喘ぎを耳にしながら、いよいよ高まる射精感。
大きく揺れる尻、ペニスを呑みこんでは抜き出すその度に中身を引きずられて引きつる膣
そしてその上に位置して『ヒクヒク』と切なげに収縮を繰り返す肛門までも目に焼き付けながら、
私は最後の瞬間に向けて尻の肉を鷲づかみにした。
(ダメだっ もう出るっ)
我慢の限界が伝わったのか、振り返って一言
「ん?もうイク?」
と訊ねると、いとこも出し入れは中止してビタッと一番深い所での結合を維持したまま
『ぐ~りぐ~り』前後に擦りつけるように腰を動かしてくれる。
その包み込まれ揉みくちゃにされるような快感に、急激に射精感がペニスの中を駆け上り
『どびゅうっ!』『びゅんっ!』『びゅんっ!』『びゅびゅっ!』『びゅくんっ!』
と、三度目にしてまた大量の精液をいとこの膣内に放った。




669 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/15(金) 00:24:02 ID:suK+bxyK0
実際には、その日3度目という事もありどのくらいの量が出たのかは解らない。
が、少なくとも私が射精の感覚を持って『ビクンッ』と内部でペニスを跳ね上げさせる度
「はあ~っ…あんっ…ああっ…はあっ…」
と、女の喜びを滲ませた声と、ほのかに幸せそうな表情で、いとこはそれを受けきってくれていた。
やがて射精の律動もおさまり、ペニスが萎縮するのも感覚で解ってはいたが、
すっかり脱力した私は寝転がったまま目を閉じて休息を取る事にした。
そのうちに下半身に覆い被さっていたいとこがゴソゴソと動き出し私の隣まで来ると、
広げた腕に『とんっ』と頭を乗せて枕代わりにし
同じように休眠を取り始める。
ぼんやりとした意識でいとこの頭を撫でながら愛にまみれた幸せを実感する、が…
(このまま寝入ってしまって朝股間がガビガビになってるのはちょっとなぁ…)
と思ってしまい、いとこの頬をつついて
「○○、お風呂場行こう」と声をかけた。


670 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/15(金) 00:25:09 ID:suK+bxyK0
「ん~?…うん」
さすがにいとこも疲れていたのか生返事だが、後始末の面倒さに思い至ったのだろう
「…行こっ」と短く言い、二人してのろのろと風呂場へと歩いていった。
かなりの疲労感に支配されていたためか風呂場に入って以降は二人ともほぼ無言。
シャワーとボディーソープで互いの体、特にベトベトになった性器を入念に洗い流すと
一度だけ抱き合って『ちゅっ』と短いキスをした後
またフラフラと下着だけを身に着けて脱衣所を後にする。
幸いな事に、時計はまだ2時をまわるかどうかの所。
(けっこうまともに眠れるな)
和室に戻って乱れた夏掛けを直すと、そのまま吸い込まれるようにダウン。
仰向けに寝る私の肩に頭を乗せて枕にすると、いとこも隣で休眠体勢に入った。
目を閉じていとこの髪をいじりながら
(あー、おやすみ言ってないなぁ)
という、どうでもいい事を思いつつ私も眠りに落ちた。


671 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/15(金) 00:26:04 ID:suK+bxyK0
おまけ
翌日午後、市街のカラオケルームにて。
「DYNAMITE! DYNAMITE! DYNAMITE! 
EXPLOSION ONCE AGAIN!
DYNAMITE! DYNAMITE!…♪」
FIRE BOMBERよろしく声を張り上げる阿呆な男と、妙にノリノリな女が一組。
「…はぁ、はぁ。FIRE BOMBER連続で入れるとか、アホかお前…」
「えー、ちゃんと声出てんじゃん(笑) あ、懐かしい! 次これー(笑)」
ピッ
「はぁっ!?ソルジャードリーム!?
 キー高ぇっつってんだろっ!…くッ…空っ!高くっ!かっかげよっ!…♪」

「はぁっ はぁっ FIRE BOMBER→影山ヒロノブは流れがおかしいだろ…
 お前も何かきついの歌…」


673 130 ◆REqI9JYv16 sage 2008/08/15(金) 00:27:14 ID:suK+bxyK0
「あーなーたーが、おーっしゃる通りの林檎でーす…♪」
「何しっとりしたの歌ってんの!? 馬鹿なの!?
 俺はアニソンキングでお前は椎名林檎かよっ」
「えー、いい歌じゃーん」
「いや、いい歌だけどね…つーかこっちも好きなの歌わせろよ」
「FIRE BOMBER嫌いだっけ?」
「好きだけどっ!!」

その後2時間あまり。
某カラオケルームの一室には喉が爆発するようなシャウトと裏声が響き渡り
帰り際、一方的に消耗した様子の男と機嫌良さそうな女がそれでも腕を絡ませて仲良さそうに帰っていくのを
店員が首を傾げながら見送ったらしい。

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最終更新:2008年08月18日 06:40