これまでの、長くも短くもない人生において、歌を愛したことはなかった。

 歌うことが下手で幼年期に恥をかいただとかそういうお定まりの理由からではない。
 オレの人生において、歌は必要がなかったからだ。

 国の重鎮を護るという職務には、冷静さ、洞察力、そして忍耐力が求められた。
 一度として失敗を犯すことが許されない、華やかさとは無縁の世界。
 日々の重責を労う言葉も、人々の賞賛もない。
 同世代の人間と比ぶべくもなく老いた護衛官は、その職を勤め上げた末に、初めて功労を認められるのだ。

 生きる目的もすでになく与太話に花を咲かせる老人たち、色恋事に酔い本人たちは青春を謳歌していると思っている若者たち、行き場のない少年少女、彼らを見るたび疑問に思ったものだ。
 彼らには命を懸けられるものがあるのだろうかと。

 オレは、いつでも命を懸けていた。
 楽しみもないその日々こそが、我が誇りと信じて疑わなかった。

 結論として──現時点でオレの置かれている現状を鑑みるに──オレは彼らと変わらなかった。
 利口ぶり、自分が『わかっている』人間だと思い込んでいたのだ。
 彼らが自分自身の居場所に相応の誇りを持つに等しく。
 優越感すら感じていた過去の自分がいかに愚かだったのかと、今ならわかる。

 地位と財産が保証された結婚は当人たちを幸せにすると、かつてオレは思っていた。
 ゆえに、仕事上の友人と妹を引き合わせたのだ。
 7つ年の離れた妹は、それまで海を見たことのない、世間知らずでとても心の優しい子だった。

『お兄さまが紹介する人が、悪い人であるはずがありませんわ』

 妹は、まだ見ぬ婚約者を愛していた。愛そうとしていた。
 だが彼女が家を出て、半年も経つ頃にこの結婚が失敗だったと、実感させられた。。
 オレが引き合わせた夫は、仕事をこなす能力に関しては申し分なかったが、妹を愛する気持ちのない暴力を振るうだけの人間だったのだ。
 膨れ上がり痣だらけの顔、視力を失った瞳、それでも妹は一言もオレを責めなかった。

『原因はわたしにあるのです』
『どうか。あの人は悪くないのです』

 妹はオレを庇おうとしていたのだ。
 自分が不満を言えば、オレの職務にまで影響が及ぶ。家の栄光も傷つけられる。
 兄の失敗をその身で受け止め、それを気取られないようにと、妹はひとりで屈辱に耐えてきたのだ。
 おとなしく優しいばかりだと思っていた妹は、兄が思う以上に『大人』になっていた。

 婚約を無効とするため、教会と法王に掛け合ったときにも、オレは、それが最善の策だと信じた。
 すべては自分の過ち。妹を救うためならば、どんなことにでも耐える覚悟だった。

 笑わずにはいられない。
 『地位と財産が保証された』名家の御曹司に楯突けばどうなることか。
 取り押さえられるその瞬間にも、オレは理解できていなかった。
 オレが妹を護ろうとしたせいで、妹はさらに追い詰められ、社会的には存在を消されることとなり、
 オレ自身は、職も、地位も、居場所という居場所をすべて失い、国外追放の身となった。

 『ヤツらが間違っていたのだ』という妄執にすがりつき、泥水をすすり生きてきた。
 それすらも、逆恨みでしかなかったのかもしれない。
 オレには、正義や真理なんてものが見極められない。ゆえに、なにかを護ることでしか生きられない。
 この生き方に疑問を持ったことすらなかった。
 テロリストの意見に耳を貸すことは業務に支障を出す。それが正しい意見だったとしても。
 王族を護衛すると決めたとき、王族が正しいか否かと考えることは放棄したのだ。
 規則の権化を護り続けたオレが、規則によって追い出される。
 それが、オレのかつて住んでいた世界だった。オレの方が異端になった。それだけだった。

 アメリカ国民としての市民権と地位が保証されるはずだった任務にも失敗したといえる。
 タッグを組まされたマジェント・マジェントは死に、オレはジャイロ・ツェペリを越えることができなかった。
 慢心を捨て、着実な戦いをし通したとしても、運命の女神はどちらかにしか微笑まない。
 それをわかっていながら、ルーシー・スティールを護ってほしいという願いを聞き届けたのは、まだ巻き返すことができると、愚かしくもどこかで考えていたからだ。

 その後、なにが起きた?
 ルーシー・スティールの居場所を探るため市庁舎の周辺を張っていたところだったはずだ。
 不自然に制止していた馬車を見つけた瞬間、──暗転。
 気が付けば、護るはずだったルーシー・スティールの夫、スティーブン・スティールが『殺し合え』と、信じられないようなことを宣言していた。

 今度こそ、盾にしてきた『信条』や『正しさ』のようなものは消え失せた。
 オレはいつでも正しく思える大多数の味方であろうとし、その都度坂道を転がり落ちてきた。
 今のオレはどこにも属さず、誰にも与しない。
 かといって、強い情熱や信条もない。
 オレが護ろうとしていたものは、消え失せてしまった。
 誰が正しいのかもわからない。行き場所はない。帰る場所もない。
 オレの居場所は、もう、完全に……。


 闇雲に畑のような場所を歩いてきた途上、歌が、かすれたアルトがきこえてきたのは、そのときだった。



 * * *



 声は近くに見える小屋の方からきこえた。周囲にはばかるようにひっそりとおさえられている。
 すぐそばを通りかからなければ気付けなかっただろう。
 そっと、歩み寄る。
 薄暗い小屋の中、物音はひとつしかない。デイパックの中身を確認しているようだ。

 彼女は歌っていた。
 低くかすれたアルトが、ゆったりとした甘美な旋律を紡ぐ。
 若々しく伸びやかな声は、同時にいたいけで今にも壊れてしまいそうな儚い響きも宿していた。
 どうして自分が耳聡くも歌に引き寄せられたのか、そばできいてわかった。
 彼女の歌声には懐かしい響きがある。
 下品でやかましいアメリカ人の口調ではない、故郷ネアポリスの言葉。なめらかで暖かな響きにオレは惹かれたのだ。


──ナポリターナ──


 幻想的な情景に、郷愁の念を重ねながら漁師が海をゆく。
 彼が愛し、彼の帰りを待っているその土地は、美しい故郷ネアポリス。

 耳にしていながら、娯楽など必要ないと、頑なに興味を持たないでいた歌。
 なぜ、いままで不要なものだと決めつけていたのだろう。
 雪がいつの間にか溶け、春を実感するように、つまらない思い込みはすっかり消えていた。

 誰もが不条理の中で生きている。歌を聴いてもそれが解決されるわけではない。
 けれど人はおそらく、歌に自らの思いを託し、明日への活力とするのだろう。
 それを、今、はじめて理解した…………。


「オレの、故郷の歌なんだ……。
 なんという曲なのか、教えてもらえないだろうか?」


 一つしかない扉の方向を、少女は緊張した眼差しで見つめた。
 やがて、微笑み、彼女は手招きをする。

 戸口に佇む男の頬は、静かに濡れていた。



 * * *



 小屋にオレを招き入れた少女は、名をトリッシュといった。
 突然の来訪者に対して過剰に緊張することもなく、彼女は落ち着き払っていた。
 過去を悔い、道を見失っていたオレより、彼女は精神的にずっと年上のように感じられる。

 『なぜ危険を省みず歌っていたのか?』というオレの質問に、彼女は『少し長くなるわ』と答えた。
 それから語られた彼女の波乱に満ちた半生。
 母親の急逝、父親からの殺意、信じられる仲間たち、父親との訣別、新しい生活を始めようとした矢先の『殺し合い』。
 肉親に裏切られたというわりに、父親のことを話す彼女は淡々としており、もう過ぎたことと受け止めていることがわかった。
 かわりに、彼女の瞳が壮絶の色を帯びたのは、仲間との別れを語ったときだった。


「あたしのために彼らが死んだのだと思うと辛かった。やりきれなかった。
 なにも知らないで、あたしなりに必死だったことさえもバカバカしく思えて、すべてにやる気がなくなったの。
 あたしは護られるに値する人間だったのかしら。
 ボスの娘だというだけの、特別な力も、誰もが手をさしのべたくなるような性格でもない、ただの娘に彼らはなにを見出したのかしら。
 どうしてあたしが生き残って、彼らが死んだのかしら、って。
 彼らの葬儀がすんで、しばらくは落ち込んでいたわ。
 自分に価値があると思わなきゃいけない。でも思えない。
 そうやって鬱ぎ込んでる自分に、もっと自信がなくなっていって、どんどん悪い方に考えてしまって。

 でも、あるとき気付いたの。いいえ、気付かされたの。
 彼らはね、彼らが信じることのために命を懸けたの。
 あたしはそのきっかけにすぎなかった。
 あたしがあらわれる前から、彼ら、いいえ、彼は悩んでた。
 ずっとずっと、自分の中の正義が失われていくことに悩んでいたのよ。
 正しいと思うことを言い出せないで、心だけが死んでいくの。
 それって死ぬより辛いことだと、今では思うわ。
 あたしが哀れな娘だから護ってくれたんじゃない。
 自分の中の正義に殉じたんだって。
 あたしが護られていたのは、あたしが生き残ったのは、その結果でしかなかったのよ。

 彼が悩んでいたことを知って、彼がどうして死んだのか理解したとき、ふっと心が楽になった気がした。
 正しいことを正しいっていいたいのはあたしも同じだって。
 あたしも彼らと同じだった。誰も、特別じゃなかったのよ。
 だから……、たとえ殺し合いを命じられて、それを強要されたとしても、正しいと信じることをしたい。
 私の愛した人たちに恥ずかしくない人間でいたいから」


「羨ましいことだ……」
「え?」
「オレの周りには、君の友人たちのような人種はいなかった」

 彼女のすがすがしい瞳に、思い返すも恥ずかしいが、オレは憎しみを抱いた。
 嫉妬していたのだ。若干16歳の少女に対して。
 それからオレが吐き出した言葉は、現状を打開するための情報などではなく、後悔と恨みばかりだった。
 妹の夫を責め、ネアポリス王国を責め、アメリカ合衆国を責め、ジャイロ・ツェペリを責め、スティーブン・スティールを責めた。
 汚い感情に汚い言葉。話の繋がらない箇所も多かっただろうか、彼女はほとんど質問を挟まず、オレの話を聞いていた。


「ウェカピポさんは、これからどうするつもり?」

 しばしの沈黙の後、彼女が口を開いた。
 試しているような挑みかかるような目をしていた。

「話したとおりだ。オレには行く場所もなければ、目的もない。
 死にたくはないが、生き残れるほどの強運を自分が持ち合わせているとも思えない。
 スティーブン・スティールの真意もオレにはわからない。
 つまり、なにも展望がない。
 …………トリッシュ、君が良ければだが、君の護衛をさせてもらえないだろうか」
「そうくると思った。お断りよ」
「なぜ?
 巻き込まれた人々がみな殺し合いに積極的だとは思わないが、ひとりでいることがどれほど危険だと思う。
 オレの次に会う人間は、有無をいわさず君を殺すかもしれないんだぞ」
「あたしの問題じゃない。ウェカピポさんの問題よ。
 偉そうなこと言うと思うでしょうけど、言うわ。
 他人を傷つけてでも正しいことをしようとしたら、心から信じられることでなければ、必ず後悔すると思ったの。
 誰かを護ることも正しいことなのかもしれない。
 でも、自分が正しいと思えることを見極め続けなければ、なにを護っているのかわからなくなってしまうって、あたしはそう思うわ。
 だから迷ってるウェカピポさんには、護ってもらいたくない」

 正論を述べることは難しい。
 無知は子供の目を曇らせ、保身は大人の口を重くする。
 彼女は本当に辛い経験を乗り越え、成長してきたのだ。わがままではない意見を、必要あらば誰にでも伝えられるほどに。

「…………君は、大人、なんだな。オレなんかよりよっぽど」
「尊敬できる、いい友人に囲まれていただけよ」
「……………………」
「そうね……もし、ウェカピポさんが、年齢や性別のような差を問題に思わない人ならの話よ。
 その……、あたしが『彼ら』みたいに、あなたにとってのいい友人になれたら、嬉しく思うわ」
「…………!」

 少し照れたようにトリッシュは視線を逸らしている。
 分不相応なことをいってしまったとでも思っているのだろうか。
 オレが、どれだけ驚いているのか考えもしないで。

 彼女の言うとおり、オレはなにかを護ることで自分が正しくあろうとし、そのたびに後悔を重ねてきた。
 自分でも嫌気がさすようなこのオレに、彼女は心から信じられるものを見極めろと言った。
 主と護衛という関係ではなく、友人同士になれるのなら、嬉しいと。

「オレは…………まだ迷っている…………。
 だが、ここを脱出して妹に再び会いたい。
 そして今度こそ自分が正しいと信じられることを選び取りたい。
 そのために、君に協力したい。かまわないだろうか?」
「そういうことなら、もちろんよ」

 差し出された手は小さいが、温かかった。

「……なぜ、歌っていたのか、って聞いたわよね?
 あたし、怖かったの。
 すべてはあのとき終わったんだと思いたかった。夢ならば醒めてほしいって願った。
 自分が育った街を思い出したら、少し勇気が湧いてきた。
 偉そうなこといってごめんなさい。
 あたしも怖くてしょうがないの。誰かに殺されることも、自分で自分の気持ちを裏切ることも。
 でも仲間がいれば平気よ」

 トリッシュが笑う。
 その表情はどこか、遙か遠い故郷の妹に似ていた。
 嫁入りの話が出る前の、海を見たことがなかった頃の彼女の微笑みに。

「それで、これからどうするつもりだ?」
「……まず、ウェカピポさんの話をきいていて疑問に思ったところを確認したいわ。
 『ネアポリス王国』ってなにかの組織名?」
「…………?
 オレの祖国、つまり国の名前ということになるな」
「ネアポリス……ナポリはイタリア、カンパニア州の県。国じゃあないわ。
 あたしはイスキアの出身だから、間違えるはずない」
「オレは、君が街の暗部の話をしているから認識がずれているのかと思っていた。
 まさかオレが離れているうちにネアポリス王国は滅亡を……?」
「ナポリ、というか両シチリア王国は1861年にイタリアに併合されたんだったわよね。
 だとしたら、ウェカピポさんはとんでもなく若作りなおじいさんか、『過去から来た人』になっちゃうわ」
「オレは1859年生まれの31歳だ」

 『両シチリア王国』『イタリア』聞き慣れない単語が並んだ。
 気色ばむトリッシュに対し、当然のことを言ったまでだったが、それをきいた瞬間彼女の表情はさらに色を失った。

「…………!?
 ちょっと待って、今年は2001年でしょう?」
「…………オレの認識では、1890年だ。
 冗談を言っている顔ではないな。どういうことだ……」
「まさか……、場所も人の命も、この世界という概念自体をも、自由に扱うことのできるスタンド……?
 それならほかのいくつか引っかかったところも、説明はつくわ。
 だけど…………それは…………」
「ああ……、人の身には過ぎる能力、と思いたいものだ。
 ひとりの人間の仕業とは考えたくない……」

 小屋内の空気が急に冷えだしたように感じた。
 口の中が乾き、嫌な汗で手がぬめる。

「あなたの知り合いのスティーブン・スティールという男が、黒幕なのかしら」
「彼についてはグレーだ。
 先ほどは彼を否定したが、彼に直接会ったことはない。
 きいていた情報と今回の件とで印象が違うのもまた事実」
「そう……、敵については未知数ってことね」

 ふぅーっとため息を吐いたトリッシュの眉間にはシワが寄っている。
 怯えだろうか。彼女のまつげの先が微かに震えて見えるのは。

「殺された3人に見覚えは?
 3人ともオレの知り合いではなかった」
「殺されたうちの1人は、あたしの友人だったジョルノ。ほかの2人は知らないわ」
「それは…………」
「大丈夫。辛くないといったら嘘になるけど。
 ……ステージ上で3人が殺されたとき、あたしは父が実は生きていたのかと思った。
 おかしいと思われるかもしれないけどね、あたしは父の『気配』のようなものを感じることができるのよ。
 さっき、ステージが見える場所にいたとき、あたしはたしかに父の『気配』を感じた。
 あのとき、父は逃げ延びていて、ジョルノやあたしたちに復讐しに来たんじゃあないかと」
「つまり裏にいるのは君のいうギャングの首領だった人物で、アメリカ合衆国との連携までして、関係者を殺し合いの舞台に立たせたと?」
「いいえ、それはないと思う。
 ついさっきあたしは、おそらく父の、『気配』が消えるのを感じた。
 つまり、父のような人種でさえ、『巻き込まれた』側に属するのよ。
 最初から父ではなく、父に類する人間だった可能性もあるけれど。
 あたしが恐れているのは、父よりももっと邪悪で、あのジョルノを軽々と拉致して殺せるような人間がいるってこと」

 トリッシュの視線が薄暗い小屋の天井を仰いだ。
 そこは濃い闇に支配され、天井の木枠はほとんど見えない。

「結局は、事情を知っているヤツを探して、できるかぎり協力関係をつくるしかないだろう。
 ジャイロ・ツェペリやジョニィ・ジョースター、ほかにもこの『殺し合い』自体について思うところのあるヤツが参加させられている可能性は高い。
 余計な消耗をしないうちに、積極的に関わっていった方がいいだろうな」
「同感よ。あたしにとって、頼りになる友人はもうひとりしか残っていないから」

 グイード・ミスタ。彼女が特別に信頼を置いている人物。
 お互い、負傷のないうちに出会うことができればいいが……。

「トリッシュ、出発前にひとついいか。
 オレには武器がない。いつも所持していたはずの鉄球は取り上げられてしまったらしい。
 紙に記されていたのも、武器にはなりえないようなものだった。
 君に銃火器があるなら貸してもらえないだろうか?」
「そうね、あたしはスタンドがあるからいいけど……。
 ごめんなさい。紙を開いてみたけれど、こんなものしか入ってなかったの」

 デイパックをごそごそさせ、トリッシュが彼女の支給品を取り出す。
 それは風変わりな模様の入った鉄球だった。

「『ジャイロ・ツェペリの鉄球』って紙には書いてあったけど、あたしにはよくわからなかったわ。
 一発勝負になるけど、なにもないよりマシかしら?」

 トリッシュはその手で鉄球をもてあそんでいる。
 彼女は知らない。ネアポリス王国に伝わる技術を。
 オレやジャイロ・ツェペリが辿った運命を。

 鉄球を受け取る手は震えていた。
 もし、一番最初に出会った人物がトリッシュでなかったのなら、オレはなにも見出せないまま、ボロ雑巾のようになって死んでいただろう。

「いや、いい。これで、十分だ。
 感謝しよう、トリッシュ…………」





【G-5 トウモロコシ畑 小屋内 / 一日目 深夜】



【トリッシュ・ウナ】
[スタンド]:『スパイス・ガール』
[時間軸]:『恥知らずのパープルヘイズ』ラジオ番組に出演する直前
[状態]: 健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いを止め、ここから脱出する。
1.ミスタ、ジャイロ、ジョニィを筆頭に協力できそうな人物を探す。
2.あのジョルノが、殺された……。
3.父が生きていた? 消えた気配は父か父の親族のものかもしれない。
4.二人の認識が違いすぎる。敵の能力が計り知れない。


【ウェカピポ】
[能力]:『レッキング・ボール』
[時間軸]: SBR16巻 スティール氏の乗った馬車を見つけた瞬間
[状態]: 健康
[装備]:ジャイロ・ツェペリの鉄球
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2(確認済)
[思考・状況]
基本行動方針:トリッシュと協力し殺し合いを止める。その中で自分が心から正しいと信じられることを見極めたい。
1.感謝する……トリッシュ……。
2.ミスタ、ジャイロ、ジョニィを筆頭に協力できそうな人物を探す。
3.スティール氏が、なぜ?
4.ネアポリス王国はすでに存在しない? どういうことだ。


【備考】
トリッシュの支給品は『ジャイロ・ツェペリの鉄球』のみでした。
ウェカピポの支給品は武器にはならないものです。





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最終更新:2012年12月29日 18:18