あの日目覚めて泣きだしそうな 君の笑顔を見た
ふやけて 紫色の手を覚えてる
ディオを抱き 僕は君残し 船とともに消える
夢に見た君との旅路は かなわない
きみと僕は 導かれるままには
歩き続けられない 二度と これからは
船が爆発をする前に もう一度誓ってほしい
君の気持ちはうれしいけど
僕とともに死ぬと言わないで
触れ合う度に恋に落ちて 君に見とれていた
かたまりになって 坂道を下ってく
追い求めた影も光も 消え去り今はただ
君の耳と鼻の形が 愛しい
忘れないで 二人重ねた日々は
この世に生きた意味を 越えていたことを
子供をかばって死んでいる 僕の母親のような
彼女の代わりにあの子供
守るようにどうか生き延びて
（この唇のぬくもりの中には・・ああなんてこと死の実感がある）
（でも・・・二人一緒ならずっとこうしていたい）
（船が爆発し・・・なにもかも燃えてしまうまで・・・）
（なにもかも消えてしまうまで・・・）
船が爆発をする前に もう一度誓ってほしい
泣いて くれたっていいから あの子供をつれて逃げる事
僕が思い出になる前に 最期に笑ってみせる
僕はここで消えてゆくけど
しあわせに エリナ いつまでも
最終更新：2008年03月14日 19:52
