いつだって君は 笑われ者だ
やることなすこと ツイてなくて
挙句に雨に降られ
大事な人は どこか消えてって
そこの野良は お気の毒にと
足を踏んづけてった
いつもどおり君は 嫌われ者だ
何にもせずとも 遠ざけられて
努力をしてみるけど
その理由なんて「なんとなく？」で
君は途方に暮れて 悲しんでた
でも 君の言葉で聞かせてくれ
人によっては 理解不能で
なんて下らない 理想論だって
言われるけど
きっと君の未来は変わる
だから呼吸を 止めないでいて
そう 君の
君だけの その夢を
綴って 連ねて
必ずその言葉は 届くから
描いて 理想を
その願いは誰にも 触れさせない
人間讃歌は そして響く
先へ進む 勇気讃え
目一杯に 大声を上げる
いつからか君は 人気者だ
たくさんの人に 見守られて
僕らも鼻が高い
でもいつからか 君は変わった
冷たくなって だけど寂しそうだった
もう 死人の話なんてたくさんだ
俺は 俺自身－Joseph Joestar－なんだよ
ついに君は 堪え切れなくなって
僕を恨んだ
君の後ろで誰かが言う
「亡くなったおじいさん そっくりね」
ねえ 君は
一人で 泣いてたんだね
聴こえる？ あの声
君の名－JOJO－ その名前－Joseph Joestar－を呼ぶ声が
願ってる いつの日か
君がその意味に 気付くことを
その意思を継いで 君は叫んだ
他の誰でもない 彼のために
軋んでく 限界を超えて
二人はどんなにたくさんの
言葉を思いついたことだろう
だけど今は何ひとつ 思いつかなくて
だけど何もかも分かった
「そうかきっと これは夢だ。
永遠に醒めない、君と会えた そんな夢」
「ともだち」は
幸せそうな顔をしたまま
どれだけ呼んでも もう動かない
望んだはずの結末に 君は泣き叫ぶ
嘘だろ 嘘だろって そう泣き叫ぶ
「僕は無力だ。
あなたの笑顔だって 救えやしない」
想いは 涙に
ぽつり ぽつりと
その頬を濡らす
そのとき 世界は
途端にその色を 大きく変える
悲しみ 喜び
全てを一人と ひとつは知った
呼吸は波になり この体を
再び駆けめぐる 君のために
その胸に 過去を抱いて
今 未来を照らす
最終更新：2013年10月12日 20:32
