目覚めた力を隠す影
善嗤う虚言と気付いた
夜に舞う影 欲しがる手
「加速する」悲鳴の旋律
掻き乱れた楽園ね
宛も無く彷徨う現実
今、鎖は外された
相容れぬこの絆(いと)を 切る
ねえ、“混乱だ”(バベル)
甘い言葉並べた七年間(ぼくら)を消して
ねえ？“神の門へ”(バベル)
繋ぎ止めたその手を離してくれよ。
迫る闇 天国への階段
踏み入れる
いま
壊れる言葉 生の終曲
鳴り響く雷鳴
倒れる「王」を 見届けた結末
ああ 君の望む 「世界」飛び込み
その頸(ぬけがら)を抱きしめ この世の果てに
「さよなら」を遺した
生気のノイズで 目が覚めた
交差する狂気と歓声
儚い“娘”(ひめ)喰い荒らし
吐き棄てて この血を笑う
ねえ？“混乱を”(バベル)
変わり果てた貴方へ 捧げる刃
ねえ、“神の門へ”(バベル)
最期に振る痛みで いい声あげて
時は来た 愛しき殺意を込め
振りかざす
いま
崩れる世界 “永遠”(せい)の終演
艶やかに舞う夢 貫く“白金”(ひかり)
天界の崩壊
折れ朽つ翼 滲む鮮血
いつまでも抱きしめ
最期の夜に 朽ちる手を翳した
零れる記憶 よぎる優しさ
彼方へ突き放す
飛び散る肉体(からだ) 鮮やかに広がる
飛び立つ“永遠”(いのち) 道は続いた、歩き出す
またひとつ 雄大な星へ
「さよなら」を遺して
旅立つ
最終更新：2014年11月08日 18:35
