Arrow

T:トリッシュ　　D:ディアボロ　（DD:ドッピオ）

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D:彼女こそ私のＫ（Klotho／クロート）なのだろうか…

T/D:箱庭を騙（かた）る街の中で
　禁断の大罪に手を染めて
　驕れる全能の支配者（おう）にでも
　成ったつもりなの…
　Glory wish to the "Arrow"

D【故郷　其れは疎み続けた過去
　六月のサルディニア
　父（Pater／パテル）の記憶（ゆめ）】

D:人々を恐怖へと　導ける邪悪は
　哀れなる母親を　地の底に縛りつけ
　救いを教える貴方に　業火を与えよう
　『悪魔と呼ばれた男』（それ）は炎を受けて
　妖しげに微笑んだ…
　想い出すら隠したい　優しい言葉の雨
　偶然出会った二人　やがて
　暴かれてく前に…

T:「ねぇ...何故　私は生まれたの？
　一度でも愛し合ったのでしょう…？」

D:涙を剣に換え詰め寄る
　『悪魔と呼ばれた男』（かれら）に向って
　...愛憎の血縁（アーク）

D【さぁ…いい子に待っていなさい…
　母様と永遠に…】

T【因果　其れは先の見えぬ糸
　三月のヴェネツィア
　娘（Fillia／フィーリア）の記憶（ゆめ）】

　信じてた愛情に　裏切られた少女
　共に行く騎士団は　信頼という正義
　新しい世界へと　羽ばたく為の儀式
　澄み渡る覚醒は　『成長』という意志
　最初の接触（とき）に感じた　歪な愛の記憶
　脆弱な精神（こころ）は崩れ落ち
　あの日覚悟決めた

　近づけば近づくほど強く
　赦されぬ行い　焼かれる胸
　あの女（ひと）の血が　深く叫ぶ
　まだ愛を信じて…
　...背徳の血縁（アーク）

T【さぁ…母様の元へ参りましょう…
　お父様…】

T【AD1986　イスキアにて出生
　時を経た　AD2001
　父ソリッドの命により拉致】

　<闇の男たちは言う>
　あの娘は栄光を掴むうえで
　唯一の手立て
　即ち
　『帝王の娘』（キー）

D:限りなく同一に近づける
（DD:人格は背中合わせの幻想）

　求めるほどに　瞳すら見えぬまま
（DD:少しずつ　絶頂を手放してく）

　違う解離精神（ペルソナ）被っては
（DD:応え合う）

　けれどそれ　（DD:以上には）

T:箱庭を騙（かた）る街の中で
　禁断の大罪に手を染めて
　驕れる全能の支配者（おう）にでも
　成ったつもりなの…
　か…

T
【もう既に理解しているもの
　私はどうしても知りたい
　自分が何者から生まれたのかを
　あたしも乗り越えるわ
　あんたから受け継いだ運命に
　ビクついて逃げたりもしない
　それが邪魔なら尚更登りきってやる】

D
【恐怖というものは
　思いもよらぬ過去からやってくる
　血の繋がりだ　それさえ消せば
　俺は絶頂のままでいられる
　逃げるわけにはいかない
　誇りが消える
　俺は帝王だ
　「帝王」はこのディアボロだッ！
　依然変わりなくッ！】

T/D:在りし日に咲き始めた未来
　　太陽に散りゆく
　　神に似た少年の声色が囁く
　　「終わり無き終焉」
　　Glory wish to the "Arrow"

T【娘（フィーリア）は天を仰ぎ
　深いため息を吐いて
　失うに早い『優しき奴隷』（ひと）に
　虚しさを感じた
「何故？」
　彼女が現実（まちなみ）へ
　視線を戻せば　嗚呼...
　いつの間にか彼女の背後を
　黄金の旋風（かぜ）が
　吹きぬけていった...

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元曲：SoundHorizon【Ark】