――かつて世界には
柱の男(かみ)より遣わされし
石造りの仮面が在った
古の戦士が
その仮面もろとも
氷の悪魔を
封じた伝説は
伝承の詩となったが
今や...その悪魔の行方は...
杳として知れぬまま……
西進する事幾十日…
果てしなき流浪の旅路…
今は前進こそ肝要...
さぁ、先へ進もうじゃあないか…
承太郎…
……やれやれだぜ…
花京院…
はい、ジョースターさん
ポルナレフ…
あぁ、分ってるぜ……
俺は人間をやめるぞ！
Dios
運命よ！
Castiga Castiga Castiga
誅殺 ⇒ 誅殺 ⇒ 誅殺せよ！
Adios
お別れだ...
Castiga Castiga Castiga
誅殺 ⇒ 誅殺 ⇒ 誅殺せよ！
Ah...Dios
嗚呼...運命よ！
Castiga Castiga Castiga
誅殺 ⇒ 誅殺 ⇒ 誅殺せよ！
A d i o s
此処でお別れだ...
Castiga Castiga Castiga
誅殺 ⇒ 誅殺 ⇒ 誅殺せよ！
A h . . . D i o s
嗚呼...奇妙な運命よ！
Castiga Castiga C a s t i g a
誅殺 ⇒ 誅殺 ⇒ 宿敵を誅殺せよ！
【詩ハ物語ル】
The old testtament's story
運命(かみ)は泥水から
初めにディオ(貧民)を作り
星(その対極)から
ジョナサン(貴族)を作った
悪の甘言...
人間追われ...
彼はやめる...
人生を...
義兄(あに)は優と希望を
義弟(おとうと)は死と絶望
因縁の歴史は
此処から始まった
神より祝福...
順風の...
穏やかな日々...
侵略者...
怒り憎しみ...
芽生えた殺意...
即ち...
義兄弟(きょうだい)殺し...
以来...何故...人は
断ち切れないのだろう？
争いを繰り返す
負の因縁を
弱い私は
貴方を想うだけで
嗚呼...何て悲しい……
『因縁の運命は、駆け巡る――』
The fate of connection runs about――
星を受け継ぎし希望の十字軍
Stardust Crusaders which advances to the west
全てを呑み込む暗黒にとり憑かれし忌み子
Vanilla which was possessed by CLEAM which destroyed all
幸せな時とは
悪夢にも勝る虚無
まやかしなどは要らぬ
地獄ことが≪本当の世界(げんじつ)≫
不幸せな時とは
そう成長への試練
乗り越えられるならば
向かう先は≪本当の世界(てんごく)≫
彼は忘我で駆け出した
スラム(貧民街)包む紅い月明かり
何もかも憎らしい
自分さえ憎らしい
傍らに分身を
暗黒へバラ撒こう
『憎悪が迸る――』
怒りと憎しみの街を
彼は駆け抜け
全てを呑んだ
化け物ッ……！！
亜空間が支配する貧民窟
The slums of the death.
唯一人佇む者
A man who stands still.
遠方から訪れた彼は
He who came from the distant place
忌まれた彼を大層気に入った
so liked him who was avoided.
男は青年に問うた
He asked the man. 「Your name?」
青年は≪甘く冷たい≫名で答えた
He reply was "Vanilla". 「Mi nombre es Vanilla.」
青年も男に問うた
He returned the question. 「Cua'l ed su nombre?」
答えは馴染みの無い異国の響き
His reply was cryptic. 「…DIO」
青年は男を≪神≫と呼ぶ事にした
He called caim to a man 'God'. 「Dios…！」
男は妖艶に笑った
He laughed bewitchingly.
青年は全てを捧げるべき相手に
Vanilla was impressed by
今ようやく出会った……
an encounter with God...
『私は逃げません――』
怒りと憎しみの過去を
私は捨てて
神に仕える
安息の『永遠』という甘い時を
喰らう覚悟が在るならば、
私の元へ…
...あの御方が
本当は神ではないとしても…
…それでも…私は――
最終更新：2008年06月18日 18:01
