サンモリッツ あのホテルにカーズがいる
当然のこと 奴を追い詰めろ
俺は嫌だ 策も弄せず罠にはまるのは
馬鹿のすることなんだぜ
先祖の因縁だとか
くだらねぇ理由は持ち出すなよ
そんなことでは
何回やっても
あのカーズは倒せないぜ
祖父の代から続く因縁の戦い
ジョセフお前なら俺の気持ちが
わかるはずだと思ってた
誇り高き血統馬鹿にするのは
誰が相手でも許せない
だからカーズ絶対倒すため
俺は最後に見損なったぜと言って行く
「アイツまるで駄々っ子だぜ
急にムキになりやがって」
「ジョジョ…あなたは彼の秘められた過去に
触れてしまったのよ」
気がついたら 奇妙な現象が起こってる
ホテルから「風」が吹き出していた
昼間だから逆に罠が張られてるだとか
俺は百も承知だぜ
シャボン・カッター飛ばして
風のプロテクター切り裂くけど
何回切っても
何回切っても
あのワムウは倒れないよ
怪物にしてコイツは「戦闘の天才」
思い切りのけぞり距離もとらずに
逆に左腕折られる
シャボン・レンズで追い詰めたけれど
神砂嵐は避けれない
だからジョジョは絶対勝つために
俺は解毒のピアスだけは取っておく
「父さんはこの俺を息子と知らなくても
自分の命を犠牲にして救ってくれた…
じいさんもジョジョの祖父ジョナサンのために
波紋の力を与えて死んでいったと言うぜ…
だから俺だって何かしなくっちゃあな…
カッコ悪くてあの世に行けねーぜ…」
未来に俺が託すのは 先祖代々受け継ぐ魂
最後の波紋だ 鮮血のシャボン
ジョジョお前が受け取ってくれ…
あの咆哮 確かにシーザーの声だ
赤いシャボンから伝わる痺れは
俺に現実突きつける
冷徹に動揺隠しているけど
リサリサ煙草逆さだぜ
人の気持ちを思いやるなんて
俺も少しは成長したかな
「ジョジョは叫んだ…シーザーの名を！
リサリサは流した…悲しみの涙を！
けれども返ってくるのは残酷な静寂だけ…」
最終更新：2008年07月08日 16:12
