〈3〉進学実績飛躍的上昇の田園調布高校


創立60年を迎えた大田区に所在する都立田園調布高校。近年、飛躍的な進学実績の伸びをみせて注目を浴びています。

2011年は、東京大学に1名の合格者を出しました。昨年に引き続く東京大学への合格です。ほかに、東京外国語大などの難関国立大にも合格者を輩出しています。私立大学では、早慶上智に2桁の合格を出しました。いわゆるマーチと呼ばれる大学群の合格者数も過去最高です。

田園調布高校の大学進学実績や現役進学率は、同じレベルの私立高校と比較した場合、格段の差をつけています。

アドバンストクラスの設置で更なる躍進を目指す

「ぽろにあ祭」や、一昨年に新たに始まった合唱祭、大部分が加入する部活動など、盛んな特別活動で充実の毎日を送る田園調布高校生だからこそ、現役での志望大学合格は非常に重要。田園調布高校では、夏期や冬期、放課後、土曜日等の進学対策講習や補習、小論文指導、面接対策など、一人ひとりの非常にきめ細かな指導を実現しています。

田園調布高校の改革の目玉の一つが、「アドバンストクラス」と呼ばれる特進クラスの設置です。アドバンストクラスでは、通常授業でよりハイレベルな内容を扱うほか、通常授業後に「マルチ演習」という大学入試演習授業が必修です。

マルチ演習の内容は以下のようなものです。一部だけですが紹介します。

国語:私大入試問題(現代文) センター型問題演習(現代文) 古典文法の発展的内容 漢文の発展的内容 模試の過去問演習(現代文古文 漢文) 数学:私大入試問題 センター型問題演習(数Ⅰ&数A) 場合の数・確率の発展的問題演習模試等の過去問演習   英語:私大入試問題 センター型問題演習 模試の過去問演習 長文読解法等  

マルチ演習授業では、個々の学力に応じてきめ細かな学習指導をおこないます。さらに、高校2年のときには勉強合宿も実施しています。

成績不振者は、補講の受講が必須となっています。「落ちこぼれ」をつくらないように、分かるまで指導します。また、学力差の開きやすい数学は、3段階ものレベル別授業なので、得意の人は発展的内容を扱う授業を、苦手な人は、基礎力重視の授業を受けることができます。

高い評判で塾からも支持集まる

このような面倒見の良い学校を目指した校内改革が進んだ結果、田園調布高校の評判が高まっています。特に、近隣の塾からの評判が高まっているようです。

来年度は、いよいよアドバンストクラスの一期生が卒業します。田園調布高校の進学実績は、急上昇の一途をたどるでしょう。

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最終更新:2011年06月23日 13:07