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こなたの看病

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匿名ユーザー

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「こなちゃーん、遅れてごめんねー」
「あっ、つかさ!遅かったから心配しちゃったよ~」
学校は冬休みに入り、私たちは早速買い物に出かけることになっていた。
でも、珍しく時間通りに待ち合わせ場所に行ってみると、つかさもかがみも来ていなかった。
      • 携帯を持たない私は、それから約30分放置プレイの気分を味わった。
うう、待つことの辛さを初めて知ったよ・・・。

「そういえば、つかさは何で遅れたの?かがみは来てないみたいだし」
「うーん、それがね、お姉ちゃんが出かける直前に倒れちゃって・・・」
「ええっ、かがみが!?な、何で!?」
驚いてつかさに尋ねる。
私の嫁であるかがみの身に何かあったら、私はこれから先、どうやって生きていけばいいの!?

「実はお姉ちゃんね、今朝からずっと熱があったみたいなの。でも、こなちゃんと久しぶりに遊べるからって無理してたみたいなの」
「そうなんだ・・・」
最近テストとかで忙しかったからなあ・・・。
実際私が早く来たのも、かがみとつかさと思いっきり遊べるのが楽しみだったからだからね。

「でね、今日家に誰もいないから、私がお姉ちゃんの看病をしないといけなくて・・・」
申し訳なさそうに言うつかさ。
でも、私が携帯を持っていたらわざわざここまで来なくても伝えることは出来ただろう。
あー、今度からは携帯も持ち歩かなくちゃねー・・・。
      • よしっ!

「つかさ、私も行くよ。かがみが心配だし」
「えっ、本当?よかった~、お姉ちゃんも喜ぶよ~」
こうして私はつかさと共にかがみの看病をすることになった。
とんでもない悲劇が私を襲うとも知らずに・・・。

「おじゃましま~す。・・・ってあれ?つかさ、家族の人はどうしたの?」
柊家に行ってみると、いつも見かけていたおじさんやかがみそっくりのおばさんがいなかった。
「うん、みんな朝から出かけちゃって・・・。私一人って結構不安だったんだ~」
つかさが私に笑顔を向ける。
やっぱりつかさもかなりの萌えキャラだよね~。
かがみんがいなかったら、襲い掛かって食べちゃうとこだよ~。
「さて、それじゃあかがみんの様子でも見てきましょうかね♪」

「すう、すう・・・」
ぐっすり眠っているかがみの顔を覗き込む。
「う、んん・・・」
寝苦しいのか、少し寝返りを打ったかがみの顔は、熱のせいかうっすらと赤く染まっていた。
汗もかいているようで、髪が少し顔に張り付いている。
      • やばい。物凄く可愛い。

「すう、すう・・・」
「・・・・・」
しばらくの間かがみを見続ける私。
うう、もう我慢できない!
「ん・・・こなた?」
かがみに触れようと手を伸ばしたところで、かがみが突然目を覚ました。

「うわっ!?え、えーと、いや~、お見舞いに来たんだけど、また良い寝顔を見せて貰ったよ~」
しどろもどろになりながらも、何とかごまかすことに成功。
かがみも、
「ま、またアンタは・・・!からかいに来たんなら帰れ!」
と、顔を真っ赤にしながらいつも通りのセリフをくれた。

「ダメだよ~お姉ちゃん。こなちゃんはお姉ちゃんを心配して来てくれたんだよ?」
「えっ?こ、こなたが私のことを・・・?」
私の後ろからひょっこり顔を出してかがみをたしなめるつかさ・・・いたんだ。
うう、ずっとかがみのこと見つめてたの、気づかれちゃったかな・・・?
そう思いながらも、とりあえず私はかがみに声をかけることにした。

「そうだよ~かがみん。私の嫁に何かあったら大変だからね♪しっかり看病してあげるから、私に任せたまへ~」
「い、いつ私がアンタの嫁になったのよ!?」
「気にしない気にしない♪とりあえずかがみは寝てていいよ」
いつもはもっとかがみをからかうところだけど、熱が上がっちゃいけないからね。
「それじゃあつかさ、かがみに昼ごはんを作ってあげようか」
「うん、そうだね!おかゆとかでいいかな?」
こうして私とつかさでかがみのお昼ご飯をつくり、食べさせてあげた。
ここまでは良かったんだ、ここまでは・・・。

「あれ?つかさー、飲み物無くなってるよ?かがみ全部飲んじゃったみたい」
「えー、そうなの?冷蔵庫にも何もないし・・・。買ってこないといけないね~」
「あ、じゃあ私が行って来るよ。つかさはかがみに薬飲ませてあげてよ、熱下げるやつとか」
「うん、わかった~」
本当は私がかがみに飲ませてあげたいんだけど、そこら辺はつかさに任せることにした。
ちょっと残念だけど、あの2人は姉妹だからね~。

「ありがとうございました~」
コンビニを出て、かがみの家に戻る。
かがみんのためにアイスやプリンも買ったので少し袋が重い。
ちょっと時間かかっちゃったかな?

「ただいま~。つかさ~、買って来たよ~・・・ってあれ?」
台所には誰もいなかった。つかさも、当然かがみも。
う~ん、かがみの部屋かな?
そう思ってかがみの部屋へ向かう。
何か騒がしい気がするんだけど・・・。

勘違いじゃありませんでした。
「あはははははっ!見ろ、東方は赤く萌えている!」
「や、やめてよお姉ちゃ~ん、近所迷惑だよ~」
「つかさ、私は空を飛べる気がするわ・・・ううん、きっと飛べる!いざ行かん、イスカンダルへ!」
「む、無理だよ~」
      • かがみのキャラの壊れかたが半端じゃない。まさにカオス。
一体どうしたらこんなことに!?

「こ、こなちゃ~ん、く、薬を飲んだらお姉ちゃんが変に・・・ひゃうううっ」
「あはははははっ」
「薬ってまさか・・・これ?」
私が拾い上げたそれはまさしく・・・
「タ、タミ○ル!?しかも使用期限切れてるし!」
な、なんでこんなものが・・・。
ってゆーかつかさ、こんなとこで自分の萌え要素をアピールしなくても・・・。
かがみもこれであそこまで壊れるのはおかしくない?

「あ、こなただ~~~♪」
「うひゃああああっ!?」
色々考えてるうちにかがみに襲い掛かられた。
つかさはいつの間にか逃げ出している。
くうっ、こんな時だけ素早いなんて・・・!

「んんっ、こなた可愛い・・・」
「ちょ、ちょっとかがみ・・・。とにかく寝よう、ねっ!?」
「こ、こなた・・・。全くもう、気が早いんだから♪」
そう言うと同時にかがみのベッドに引きずり込まれる私。
「ち、違うよ!そういう意味じゃ・・・ふわあっ!?」
「こなたったら凄く可愛い声出すのね、可愛い・・・」

「んっ、ふう・・・ん、あはあっ!そ、そこはダメ・・・んひゃうっ!」
「こなた、こなたあ・・・」
体のあちこちを弄られ、私は声を抑えることが出来ない。
エロゲの達人である私がここまで翻弄されるなん、てえ・・・。
「んじゃ、こなたも準備オッケーみたいだし、いっただっきまーす♪」
「や、やめてかがみ・・・うにゃああああああああああああああああああ!?つ、つかさ、あんっ・・・た、助けて~~~!」

こうして私はかがみが正気に戻るまで攻められ続けた。
      • つかさは私の声が聞こえてたはずなのに助けてくれなかった。
うう、覚えてろよ~・・・。
かがみに抱かれたまま、私はつかさへの復讐を誓うのであった。












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  • GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-04-16 20:55:01)
  • つかさ編欲しいっすねぇ -- 名無しさん (2009-10-27 19:47:16)
  • 明らかに正気だろwwww -- 名無しさん (2008-05-18 02:36:14)
  • ホント最高だわwwww
    かがみカオスwwww
    だが、それがいい!!! -- ハルヒ@ (2008-05-05 00:35:04)
  • このシリーズは本当おもしろすぐるw -- 名無しさん (2008-04-22 01:11:05)
  • nice konakaga.wwwww -- 名無しさん (2008-04-21 20:19:37)
  • タミフルってwww -- 名無しさん (2008-04-18 02:57:58)
  • こなたの~~
    シリーズは毎回面白くていい(≡ω≡.)b -- ほむ (2008-04-14 13:10:36)
  • このシリーズはこなたがかわいくて好きです
    -- 名無しさん (2008-01-23 18:49:35)

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