kairakunoza @ ウィキ

みさおとBK

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匿名ユーザー

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 ぎっぎっ……
 あ……やん……もっ……ふぅんっ……

 ……寝れねー……
 アタシはむっくり起き上がるとガシガシ頭を掻きながらじろっと隣の部屋の方を見やる。
 ……ま、確かにさ? 今日は父さんも母さんもいねーし、ハメはずす気はわかるよ。
 でもさ、いくらなんでもやりすぎぢゃね?
 いちおーアレ的にはアタシんちに泊まる=>アタシの部屋に泊まるって流れのはずなのにサ。
 夜中に起き出してトイレ行ったのかナー? なんて思ってたら一向に帰ってこねーし。
 で、ギシギシー、あんあんー。
 もうね。アホかと。馬鹿かと。アタシが居るって絶対わかってないってヴぁ。あのバカップル。
 ふうっとため息をついてごろっとまたねっころがる。
 一向に止む気配のないぎしぎしー、あんあんーな声と音。
 ……なんか、ヘンな気分になって来た。
 い、いかんいかん。負けるわけにはいけないぜ。ぱこっと携帯を取り出してメール。
   to ひいらぎ   件名 バカップル 本文 あいつら酷いんだって。コレじゃ寝れねー
 ぶぶっとすぐにメールが帰ってくる。こんな時のためにマナーモード。お勧めだゼ。
   from ひいらぎ   件名 re:バカップル 本文 あー……心中察してやるが、私にはどうにもならん。
 ……だよなぁ。ってか、あやのもあやのだゼ。普段はあんなにしっかりしてるのに。
 こんなにスケベだなんて……
 ……う、また、股が湿ってきた。
 トイレ行かなきゃ……
 くちゅっ
 ――!? な、う。なんだ、今のっ!?
 びりって、体がしびれたぞ!?
 ……くちゅっ、くちゅっ
「くっ……ふっ……!」
 あ、ヘンだ、ヘンだこれ……頭、ぼーっとして――
 くちゅっ、ぬちっ、くちゅっくちゅくちゅ……
 腰がひくひく震えて言う事を聞いてくれない。
 ぼーっとする頭の中にあやののすがたがフラッシュバックする。
 あやの、おっぱい大きいんだよなぁ。
 今頃、アニキに――
 それどころか、お尻だって触られて――
 きっと、きっと、エッチな顔になってるんだ。
 まるで漏らしたかのようにどんどんどんどん股が濡れていく。
 もう、ぱんつじゃ抑えきれなくなったみたいだ。
 パジャマが冷たい。
 キモチイイ。
 走ってるとき、カーーっとなって気持ちよくなる時がある。
 ケド、そんなの目じゃないくらいにキモチイイ。
 いつの間にか枕に顔を突っ込んで、お尻を上げて股を弄繰り回すのに熱中しているアタシ。
 腰がくねくねと自分のものじゃないみたいに動いて、胸がきゅうっと締め付けられる。
 きっと、あやのも今こうやって――
 あやのとアニキが裸でえっちなコトをしている。
 その光景とアタシの動きがリンクして……
「ふ、くきゅっ……! ぁゃのぉっ……!!」
 あやのの名前を呼びながら、今までにない電撃に体を震わせてアタシハ力尽きた。

 まるでマラソンをした後みたいなダルさ。
 ぐちゃぐちゃになった手をズボンから抜き取ってじっと見る。
 ……恥ずかしい毛が付いてるぐしょぐしょになった手を見て、なんか凄く悪いことをした気がした。
「……あやの……アニキ……ゴメン……」
 泣きそうになりながら、布団からのろのろ立ち上がる。体が妙に重い。
 手を洗って、顔を洗って、ジュースを飲んで、それで寝よう。
 それで……明日には元のアタシにもどろう。
 アタシは音を立てずに洗面所へ向かった。

 手を洗って、顔を洗って、ポカリを一杯飲んで。ついでにちょっとポテチも食べた。
 これで、もう大丈夫。もう、いつも通りのアタシに戻ったはず。
 部屋に戻る途中、アニキの部屋から光が零れていた。
 不意に、気になってしまった。
 二人が何をしているのか。
 ――あ、アタシだって女なんだってヴぁ。その、恋人が何してるのか、知りたいっていうのは嘘じゃねーぜ。
 そーっと、ドアの隙間から中を覗く。
 そこには――

「ダーリン、タップ? タップ?」
「ぐっ! ノー! まだやれる!」
「いいの? 私の本気のスピニングトゥホールドでダーリンの足、壊しちゃうよ!?」
 ……学校の水着を着てタイツを履いたアニキの足を極めるあやのの姿。
「ぐっ、や、やられるかっ!」
「きゃっ!」
 一瞬の隙を突いて体制を入れ替え、逆にアニキが技を仕掛ける。
「ホウッ!」
「あぐっ!? こ、これは……オ、オクトパスホールド……っ!」
 それは闘魂の必殺技。通称卍固め。
「フンハッ! どうだあやの!? ギブか!?」
「くっ……ううっ……ッ!!」
 みるみるあやのの顔が赤くなっていく。
 完璧に決まったあの技は抜けることが出来ない!
「なにっ!? 抜けた!?」
 が、あやのはその驚くべき柔軟性を駆使して見事に技を解いて見せた。
「はいっ! ハイッ! はいっ!!」 
「はごっ!? くはっ! げはっ!?」
 鋭い左右のエルボーがアニキの顔面を正確に射抜く。
 ふらついたアニキのボディに強烈なボディブローが突き刺さるとアニキは体をくの字にし、苦悶の表情を浮かべた。
「はぁっ……はぁっ……これで……決めますっ!」
 正面からアニキの背中に覆いかぶさってしっかり両手をホールドし、そのままアニキを持ち上げた。
 それは、正面から見れば間違いなく墓石。そう、それはデッドマンと呼ばれた男の切り札。
「――あやの式……」
 軽くあやのの体が宙に浮く。
「ツームストンッ! パイルドライバーーーッ!」
 ずどん! とベッドに突き刺さるアニキ。ぎしぎし揺れるベッド。
「……見事だ……デッドマンあやの……」
「……ダーリン……」
 なんか見詰め合う二人。
 ……え? これって、えーと……ぷろ、れす?
「ね、ダーリン。今度はね……私、ザ・ロック役がいいな♪」
「……そろそろ、首折れそうなんだけど」
「やーん……ね? もっと。もっとしよ……」
「ヴァーーーーーーーーー!!」
「みさお!?」 「みさちゃん!?」
「なっとくいかねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」




















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  • はぁ・・・あやののキャラソンはいつんなったらでるのかなぁ・・・
    絶対いい曲になると思うのに・・・ -- 名無しさん (2009-02-25 21:14:01)
  • 夜中にプロレスしちゃ周りに迷惑だってなんでわかんないかな、あやの・・・ -- 名有りさん (2009-02-25 20:01:37)
  • 何しとるw -- 名無しさん (2009-02-25 07:46:46)
  • 本当にレスリングしてるとはwwwwww -- 名無しさん (2008-07-10 01:12:44)
  • あやのがそんなに強者だったとはwww
    そしてみさおは俺の代弁者www -- 名無しさん (2008-07-09 23:08:35)

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