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5月28日、あんらっきーでい(かがみ編)

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数分後。
こなたが意識を取り戻すと、そこにはかがみがいた。
ゆたかやみなみはどこに行ったのだろうか───見渡すと、端の方に全裸でまぐわう二人の姿が見える。
いつの間にここは乱交パーティの会場になったのだろうか。
そんな疑問はともかく、こなたはかがみの方へ視線を戻した。

「ふん、いいザマね。従姉妹にイかされちゃうなんて、とんだ変態じゃない」
「かがみ……」

優越感に満ちた瞳でこなたを見下ろすかがみ。

「さて、ようやく私の番が回ってきたんだし、前振りなしで好き勝手やらせてもらうわよ。
 てかげんなんかしてやらないんだからね?」

口の端を少し吊り上げて笑う。
その手で、小さな機械が鈍い唸り声を上げていた。



『5月28日、あんらっきーでい(かがみ編)』



「んっ、んぁっ、ふぁあっ、んぅっ……!」
「ほら、どうしたのよこなた。ちゃんと歩きなさい」

十数分後。こなたは両手の鎖を外されていた。
だが、だからといって自由が得られたわけではない。
足の鎖は未だ健在であり、その鎖は手綱代わりとなってかがみの手に握られている。
今のこなたはまさしくかがみの犬であり、そして犬らしく、
四つ足でパーティ会場を周回する、いわゆる"お散歩"を余儀なくされていた。

「も、もう無理だよかがみぃ……お願いだから取って……」
「そんな言葉に私が従うって、本気で思ってる?」
「そ、そんなぁ………」

ただ犬プレイを強要されただけなら、辱められ、
弱気になっていたこなたにも反抗する気力が残っていただろう。
しかし、かがみはそうはしなかった。
こなたの秘所へとローターを埋め込み、彼女が再び快楽に屈した後でプレイを要求したのだ。
かがみの企みは成功した。
こなたは絶望の表情を露わにしこそすれ、反抗の態度を見せることはなかった。

(牙をもいでおいて正解だったわね)

ほくそ笑むかがみ。
歩いていくと、やがて一つの集団にぶつかった。

「あ、こなたちゃん」
「なんや泉、今度は犬プレイかー?」

そこにいたのはいわゆるひとつの大人コンビ。
ゆいとななこである。

「せんせぇ……ゆい姉さん……」
「なんや、お楽しみはまだこれからっちゅーのにもうバテとるんか?
 根性のないやっちゃなぁ……」
「こなたちゃんすっかりしおらしくなっちゃったねー、姉さんびっくりだ」

茶化すだけ茶化して、こなたに近寄る。

「でもさ、せっかくの犬プレイなんだから、もうちょっとアクセサリが欲しいよねー」
「せやなー、これ使ってみよかー」

パーティセットの袋を取り寄せるななこ。
出てきたのは犬耳のカチューシャ、そして尻尾である。

「う、あぁ……」
「へぇ、いい考えですね。付けちゃって下さいよ」
「言われなくてもそうするよーん、と」
「おー、意外と似合っとるやないか、犬耳」
「今のこなたにはお似合いの格好ですね」
「こなたちゃーん、お手ー」

次々と浴びせられる言葉。
未だ空気を振るわせて無機質に唸り続けるローター。
快楽、絶頂、絶望。そして再び始まる快楽。
終わりの見えないエンドレスワルツに、こなたの心は萎れていく。

「うっ、ひっく、ぐすっ、ひっ……」
「あれー、こなたちゃん泣いちゃった」
「情けないわね。ほら、尻尾も付けるのよ」

潤滑液で濡れに濡れたこなたの肉壁に、犬の尻尾がねじ込まれる。
挿入にも似た感覚は直ちに全身へと伝播、僅かな間のみを置いて官能へと転じた。

「う、あぁぁ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」

涙を散らせて絶頂を叫ぶこなた。
その声色は上擦り、とろけそうな表情であらぬ方向を見ている。
誰がどう見ても、悦楽に酔いしれているのは確かであった。

「はは、こりゃ参ったね。まさかこなたちゃんがこんな淫乱になっちゃうなんて」
「本当、人間なんてわからんもんや。
 ウチはこいつが一番こういう方面とかけ離れてると思うてたけどなぁ」

口々に感想を述べる大人ふたり。
かがみはそれを耳に通しながら、倒れ伏したこなたの後ろに回り、挿されたバイブに手を掛けた。
ゆいたちはその行動に驚き、目を見張ったが、かがみはある種の自信を持って引き抜く。
こなたはすぐに反応した。


「あ、か、かがみぃ」
「どうしたのこなた。バイブ、取ってあげたわよ。こうして欲しかったんじゃないの?」

濡れたバイブを手で弄びながら、かがみ。

「そ、それ返して……」

呂律の回らない口調で言うこなた。
我慢が効かないのか、その右手はもう股間を弄り始めている。
だが、刺激が足りないらしく切なげな瞳で"飼い主"かがみを見上げてくる。

(───ふふ、可愛いじゃない)

かがみの口が思わず笑みの形を作る。
いつも飄々として、つかみ所のないこなた。
それが今、快楽を求めて自分に必死に嘆願を続けている。
たまらない愉悦に、体の奧がじんと疼くのが解った。

「これ、もともと私のものなんだけど」

半脱ぎのセーラー服。涙に濡れた顔。快楽を求めて動くだけの心。
心身ともに堕落したこなたへ向けて、かがみは非情の一言を送る。

「それ、それ欲しいの……」

食い下がるこなた。
そんなこなたに向けて、かがみは少し思案する様子を見せる。

「───そうだ。今から言う言葉、ちゃんと言えたら貸してあげてもいいわ」
「ほ、本当……?」
「嘘は言わないわ。本当よ。でも、ちゃんと言えるの?」
「うん、言うぅ……」

魂の抜けたような顔に笑顔が戻る。それは満面の笑みだ。
無垢な童女にしか出来ない、裏のない笑顔。童顔幼女体型のこなたにはある意味似合っている。
素直になったわもんだわ、とかがみは内心思った。

「じゃあ、言うわよ。私はえっちな女の子です」
「わ、わたしはえっちな女の子ですぅ……」
「私は虐められると感じちゃう生粋のマゾです」
「わたしはいじめられると、か、かんじちゃうきっすいのまぞ、です……」

自慰を続けながら、たどたどしくかがみの言葉をなぞるこなた。
その姿にかがみは打ち震え、興奮は強まる。
下着から愛液が染み出て、床に滴っても気にもならない。

「淫乱でマゾなどうしようもない私は」
「い、いんらんでまぞのどうしようもないわたしは……」
「今、我慢できずに自分の指でオナニーをしています」
「がまんできなくておなにーをしていますぅ……」

普段、こなたに弄ばれてしまう立場の自分が、逆にこなたを弄ぶ。
これほどに気分の良いことはない。
辱めの末に、性欲の虜になったこなたがたまらなく可愛い。

「だから───」
「だからぁ……」

かがみは一拍置いて、

「もう、バイブなんていりません」
「も、もう、ばいぶなんていりませ───え?」
「……そう、いらないんだ」

そう言ってポケットにバイブをしまうかがみ。
こなたは信じられないと言う顔でかがみに泣きつく。

「そんなぁ……かがみぃ、ひどいよ、ひどいよぉ……」
「嘘はついてないでしょ? 自分で誓ったんだから、いらないのよね」
「あうぅ、うぅぅ……」

泣き崩れるこなた。
それでも自慰は続けているが、快感を得ている様子はない。
もはや誰かにされることでしか、絶頂を感じることは出来ないということなのかもしれない。

「安心しなさい、こなた」

かがみの予想外に優しい声が、こなたの背中に降りかかる。
思わぬ展開にこなたはかがみの姿を再び見上げた。

「全部私がやってあげる」

取り出したのはペニスバンド。
スカートを降ろし、下着も半脱ぎにして装着する。
それを見たこなたは、再び目を輝かせるのだった。


   ■   ■   ■


最高───。
かがみの中の恍惚は、そのたった一言に尽きる感覚だった。
今、自分はこなたの中に挿入している。
こなたの中を感じることは出来ないが、特殊な構造が連動してかがみの膣に刺激を与えてくれる。
それを疑似的な挿入の快感に据えて、かがみはこなたを蹂躙する。

「はぁっ、あ、かがみぃっ、いいっ、いいよぉっ!」
「ふん、本当に変態ね、こなた。あんた売春婦にでもなった方がいいんじゃないの?」

口調に反して、その口の端は笑みの形に吊り上がっている。
だが、座位の形で挿入しているかがみの姿はこなたには見えない。
かがみはなおも続ける。


「ほら、見なさいこなた───みんなあんたを見てるわ」

かがみの言葉に、こなたは視線を前方へ向ける。
そこには先程まで自分とまぐわっていたみゆき、つかさ、みなみやゆたか達がいる。
別の方角には面識の薄い者達や、まだ自分と行為を済ませていない者達。
極めつけは、コロシアムの観客のように全ての方角から中央にいる自身を観賞するギャラリーたち。

「みんなに見せつけてあげなさいよ。あんたのはしたない姿を」

かがみは挿入を続けながら、こなたの耳にそう囁く。
漏れる嬌声、卑猥な表情、破廉恥な水音───今この会場にいる全ての人間が、
こなたの痴態を知っているのだ。
それに気づいた瞬間、こなたに未だかつてないほどの官能が走った。

「かがみぃ、わたし、わたしぃ───」
「イッちゃいなさいよ、こなた」

悪魔の囁きを続けるかがみ。

「みんなに見られながら絶頂を迎えて、それでまた興奮するといいわ。
 できるでしょ? 淫乱なあんたなら」

それはあまりに効果的な言葉攻め。
興奮という言葉には到底収まりきらないほどの熱狂の嵐がこなたの体を駆け抜けていく。

「ほら、ちゃんと見なさい! あんたがよがる姿を見て興奮してる人達を!」

かがみは快楽で身の自由も利かないこなたの顎を捕らえ、前を向かせる。
そしてもう片方の手で胸の上の幼い花を掴み、

「ああぁ、らめぇ、らめぇかがみ、そこぁめぇぇ……!」
「───」

思い切り捻った。

「あぁぁぁあああっ、もうらめぇぇええぇぇっ! かがみぃ、わたしいっちゃうぅぅ!」
「遠慮してないでイッちゃいなさい! 淫乱こなた!」
「うああぁぁああぁぁぁあああぁあぁぁあああぁああぁああぁあぁぁぁっ!!!」

空気を震わす絶叫。
絶頂を迎えた自身を興奮した様子で見つめる者達を見ながら、こなたは果てた。


   ■   ■   ■


「はぁ、はぁ……」
「好きよ、こなたぁ……」

全てが終わり、こなたの青髪を慈しむように撫でるかがみ。
静かな表情は女神のようにも、また悪魔のようにも見える。
そこに二つの影が差した。片方はブロンドヘアーの優しげな風貌。
もう片方は黒髪短髪のアウトドア系。

「みさおにあやの……」
「よっすちびっ子、元気してたー?」
「次は私たちの番だから。変わって、柊ちゃん」
「いいわよ。まだ時間はたっぷりあるし、あと二三回ぐらいは回ってくるわよね」

またね、こなた。
そう声を掛けて、かがみは休息をとるべく去っていく。
後に残されたのは、こなた、みさお、あやの。

「じゃ、さっさと始めちゃおうか」

おもむろに宣言して、スカートを降ろすみさお。
そこにはグロテスクなモノがその頭を天へ向けて屹立している。

「本物……?」
「結構溜まっててさー、そろそろ出しちゃわないとまずいしなぁ」
「みさちゃんのは凶悪よ? 壊れちゃわないように頑張ってね、泉ちゃん」

みさおのモノを前にしたこなたの目に、再び被虐の色が宿る。
悦楽の宴は未だ終わらず、こなたの受難もまた、始まったばかりだった。

<終わり>



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コメント:
  • GJ!! -- 名無しさん (2023-01-12 18:49:03)
  • ゆいのこなたの呼称、アニメではこなたちゃんじゃなくてこなただったと思うけれど -- 名無しさん (2009-02-12 12:21:23)

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